2016.8　ﾌﾗﾝｽ・ﾄﾞｲﾂ・ｵｰｽﾄﾘｱ　一人旅④　～第2のルーブル・ルーブルランス～

2016/08/01 - 2016/08/12

今年の夏は数年間貯めたマイルを使って、特典航空券でヨーロッパを一人旅。初めてのビジネスクラス、ラウンジに大興奮！
パリは、いつものようにアパルトマンを借りて美術館を堪能しました。そして前回とは違う町にショートトリップ！

今回もパリを拠点として、日帰りでヴェズレー・シャブリ・ルーブルランス・リール・ルーアンに行ってきました。ヨーロッパの情勢が不安な中の観光で心配な面も多かったのですが、人の温かさを感じる場面も多くほっとした瞬間も多々ありました。

その後パリからTGVでフランクフルトに渡り、ライン川・リューデスハイム・ハイデルベルク・ローテンブルク・ギーンゲンと南下してミュンヘンへ。そこから、ノイシュバンシュタイン城・フュッセン・ヴィース教会と回りました。ドイツの地方都市の美しさ、自然豊かな風景に感動！

そして最後に訪れたのは、ミュンヘンからは日帰りで行けるザルツブルク。モーツァルトの町！午前に市根井観光して、午後からはザルツカンマーグトを回ってきました。あわただしい日程でしたが、素晴らしい時間でした。



～旅行日程～

8月1日(月)　 成田→パリ
8月2日(火)　 ヴェズレー・シャブリ日帰り旅行
8月3日(水)　 パリ観光(美術館めぐり)
8月4日(木)　 ランス(ルーブルランス)・リール日帰り旅行
8月5日(金) 　ルーアン日帰り旅行
8月6日(土)　 パリ東駅→フランクフルト　～フランクフルト市内観光～
8月7日(日)　 リューデスハイム・ライン川クルーズ・ハイデルベルク日帰り旅行
8月8日(月)　 フランクフルト→ローテンブルク→ギーンゲン→ミュンヘン着
8月9日(火)　 ノイシュバンシュタイン城・フュッセン・ヴィース教会日帰り旅行
8月10日(水)　ザルツブルク・ザルツカンマーグト日帰り旅行
8月11日(木)　ミュンヘン市内観光　ミュンヘン→フランクフルト空港
8月12日(金)　成田着

エリア ランス (ノールパドカレー地方)(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

３日目はランスとリールに日帰り旅行です。フランスにはランスという街が２つあります。有名なのはシャンパーニュの方ですが、今回行くのはノールピカルディー地方のランスです。ここへ行く目的は１つ。ルーブルの別館である、ルーブルランスへ行くこと！

アパートから北駅までのバスがあったので乗ってみました。凱旋門からプラスドクリシーまではきれいな街並みでしたが、ここを過ぎると怪しげなお店がいっぱい！ムーランルージュのある大通りを通っていく路線なので、子供が見ちゃいけないようなお店がずらーっと並んでいます。特に治安が悪いわけではないですが、北駅に行くにつれて雑多な感じはありました。朝７時５０分発のＴＧＶに乗り込み向かいます。乗客はほとんどいませんでした。

９時過ぎにランスへ到着。ルーブルランスの開館は１０時なのでもう一本遅い電車がよかったのですが、値段が倍になってしまうのでこの時間にしました。

観光地ではないので人もまばらで少し殺風景な感じ。

駅の横にバスターミナルがあります。ルーブルへのシャトルバスもありますが、時間が余っているので、歩いて向かうことにします。

このような並木道を５００メートルほど進んでいくと公園に突き当たります。そこから案内板出ています。左に曲がってトンネルをくぐります。

するとまた看板がたっているので、右側に進んでいきます。こちらは歩行者と自転車専用のサイクリングコースになっています。誰もいない道をひたすら進んでいきます。

林を抜けたところで橋が見えてきました。

橋からはランスの街が！奥に見えるのはボタ山。

橋の先はまた木々に覆われています。少々不安になりつつ進んでいくと…。

またまた表紙が！どうやらあっているようです。

またまた橋が登場！

看板も出ていました。

少し開けた道になりました。ジョギングしている人や犬の散歩をしている人など地元の方と何度がすれ違いました。あいさつしながら進んでいきます。

奥のほうに建物が見えてきました！

でもまだまだ歩きます。この遊歩道沿いには様々な木々が植えられていて、木々の説明看板もたっていました。

そしてルーブルランスに到着です。駅からの所要時間は２０分ほどです。まだ９時３５分なので、一回りしてみます。

裏に行くとさらに遊歩道が進んでいました。ハイキングしている方サイクリングの方たくさんいらっしゃいました。周りは自然に囲まれていて本当に何もありません。

開館時間に入口に戻ってくると、地元の幼稚園児が先生に引率されながら見学に来ていました。

〜ルーブルランス〜

この美術館いまだに無料でした！企画展は１４ユーロでしたが、あまり興味のない内容だったためパスしました。

こちらが時の回廊。この長い空間に時代順に作品が展示されています。時代とともに移り変わっていく様子がわかります。

〜ルーブルランス〜

展示品は１年ごとに差し替えされるようで、５年で全く違う内容に変わります。

〜ルーブルランス〜

紀元前３００年頃の壁画

〜ルーブルランス〜

同時期の石絵

〜ルーブルランス〜

猫の彫刻。このあと作品をどんどん進んでいくとわかるのですが、時代が変わると使われている石の変わってきています。

〜ルーブルランス〜

立派な彫刻です。近くで見ると筋肉が見事にあらわされていました。

〜ルーブルランス〜

木のように見えるのも彫刻です。これで支えているようです。

〜ルーブルランス〜

作品数は２５０点ほどなので、一つ一つじっくり見ていきました。

〜ルーブルランス〜

時代が進んできて色彩がついてきました。

〜ルーブルランス〜

当時の生活風景でしょうか？

〜ルーブルランス〜

この彫刻ものすごく小さいんです。それなのに見事な出来栄えでした。

〜ルーブルランス〜

ちょうど半分くらい来ました。３０００年程進みました！

〜ルーブルランス〜

レリーフの一部

〜ルーブルランス〜

４，５０００年たつと、このような作品も出てきました。

〜ルーブルランス〜

絵画も登場しますが、まだ天使など宗教的なものがほとんどです。

〜ルーブルランス〜

音楽を奏でるワンシーン。

〜ルーブルランス〜

ドクロを抱える女性

〜ルーブルランス〜

この彫刻折り重なった服のしわがリアルに再現されていました。技術に圧倒されました。

〜ルーブルランス〜

絵画も少しずつ変わってきます。人物の何気ない一コマも表現されるようになってきました。

〜ルーブルランス〜

最後に飾られていたのはこちらの絵画でした。

〜ルーブルランス〜

ここが時の回廊の終着点です。

〜ルーブルランス〜

１時間半かけてゆっくり鑑賞しました。ミュージアムショップも充実しています。館内にはカフェもありました。また、館外には有名なレストランも併設されています。

ゆっくり堪能したところで、ランス駅に戻ります。帰りも来た道を歩いて帰りました。

ここからは、ベルギー国境に近いリールに向かいます。