下田_Shimoda　黒船来襲！開国浪漫と自然（ジオパーク、など）が溢れる町

2015/12/06 - 2015/12/06

静岡県東部、伊豆半島南東部の市である下田を訪れました。江戸時代末期、アメリカのペリー提督が黒船艦隊を引き連れて寄港、日本で最初の開港場となったことはあまりにも有名です。
★開国の歴史の名残が残る「ペリーロード」を歩く。
★伊豆ジオパークにも指定される、海岸沿いの変わった地形を探訪。

エリア 下田(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

東伊豆を南下し、下田港に着きました。

美しい円錐形の「下田富士」、本物の富士山との姉妹伝説があるそうです。

下田と言えばやはりペリーですね。こちらは港に建つ「ペリー艦隊来航記念碑」。

1853年に黒船を率いて来航し、圧倒的な武力を背景に日本を開国に追い込みました。

続いては、「ペリーロード」と呼ばれる小道に沿って、下田の古い町並みを歩きます

ペリーが歩いたとされる弥治川沿いの小道には、レトロな建物が並んでいます。

この家の壁の格子は、この地域独特の様式である「なまこ壁」。

レトロ建物群のうちの一軒、カフェとして営業していたこちらで一休み。

古民家カフェ「草画房（そうがぼう）」。築は大正3年とのこと。

川を眺めながら...

ケーキセット。

散歩再開。

弥治川が狭くなってくるところで...

参道らしきものと....

お寺の門が見えてきました。

あてもなく歩いていたわけではなく、目指していたのはこの「了仙寺」。

嘉永7年（1854年）、下田の開港細則を定めた下田条約締結の場所として知られています。

寺そのものは、寛文12年（1635年）に下田奉行の今村正長によって創建されたそうです。

本堂の傍にある小山。紅葉がきれい。

ここは、「ジャスミンの寺」としても知られているそうです。これがジャスミンの鉢かな？

ペリーロードを後にして、伊豆ジオパークの一部である「爪木崎」へ。下田市中心の南東部に突き出た須崎半島の先端にあります。

爪木崎公園として整備されており、駐車場傍には植物園がありました。

良く手入れされてますね。

温室のバナナ。

公園の花々。

12月とは思えない咲き誇り様です。さすが伊豆。

そろそろ岬の方へ。

岬の方へ歩いていくと、柱状節理による奇岩が広がります。

まさに伊豆ジオパークとしての一つの見どころ。

北アイルランドのジャイアンツコーズウエイほどではありませんが、思ったよりスケールがありここでも充分、奇岩ウォッチが味わえます。

見事な柱状節理。

水がきれいな海岸。夏に来てシュノーケリングしてみたい...（が、夏はあの渋滞が...）

海岸近くには、たくさんの水仙が咲き乱れていました。これも爪木崎の名物だそう。

さて、爪木崎を後にして最後に向かったのが、市の南担にある「竜宮窟」。

田牛（とうじ）海水浴場の横にあります。

このように洞窟を下りていくと...

海食洞の天井が一部崩れ落ちてできた、天窓のある洞窟に出ます。

これを天窓の上から見るとハート形。...なので、ラブパワースポットになっているらしい。

洞窟の傍らには、「サンドスキー場」なるものもありました。（この季節はやっていない模様）

伊豆の温暖な気候に恵まれた草花の自然と、ジオパークと称される地形が織りなす自然、そして日本最初の開港の歴史が残る町並みと、伊豆の中でもバラエティに富んだ町でした。

この旅行記へのコメント （2）

• andさん 2016/09/10 06:51:10

  はじめまして

  RAINDANCEさんの表紙の写真を見てびっくり！訪問させていただきました。
  実は、私今年ジャイアンツコーズウェイに行ってきたのですが、下田の存在を知らなかった…
  しかも県内在住です(+_+)
  思ったよりスケールありそうだし、近いうちにぜひ見に行ってみたいと思います。
  

  RAINDANCEさん からの返信 2016/09/11 22:06:08

  RE: はじめまして

  andさん
  
  はじめまして。
  ご訪問ありがとうございます。
  
  私も首都圏在住ですが、伊豆のジオパークがこれほど多彩でスケールがあるとは、現地を訪れて観光案内所に立ち寄るまでは知りませんでした。
  
  andさんも北アイルランドのジャイアンツコーズウエイやキャリックアリードの吊り橋などを訪れられたのですね。アイルランドは、モハーの断崖などを含め再訪してみたい場所です。
  
  　RAINDANCE