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7月3日(日)、天気予報は「晴れ」と報じられているので、ロングコースとなるジデレンヒュッテ~アルバート・ハイムヒュッテを目指すことにする。

スイス・ハイキングの旅 2016夏(5)(ジデレンヒュッテ~アルバート・ハイムヒュッテ)

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2016/07/03 - 2016/07/03

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ロク69

ロク69さん

7月3日(日)、天気予報は「晴れ」と報じられているので、ロングコースとなるジデレンヒュッテ~アルバート・ハイムヒュッテを目指すことにする。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 7月3日(日)、朝のアンデルマットは上部に雲があるが青空も見えている。天気予報は「良い天気」と言っているので予定通りのハイキングを実行することにする。<br />駅前8:30発のマイリンゲン行き(FURKAPASS経由)で出発。レアルプ(Realp、1538m)を過ぎると道はヘアピンカーブを繰り返し高度をあげていく。高度が2000mを越えた辺りからガスの中へ入っていく。約30分でジデレンバッハ(Sidelenbach、2280m))で下車する。バス停付近には数台の車が駐車している、コース入り口は激しい流れの川とヒュッテの看板があり、ここから所要1時間という表示がある。9:10に歩き始める。

    7月3日(日)、朝のアンデルマットは上部に雲があるが青空も見えている。天気予報は「良い天気」と言っているので予定通りのハイキングを実行することにする。
    駅前8:30発のマイリンゲン行き(FURKAPASS経由)で出発。レアルプ(Realp、1538m)を過ぎると道はヘアピンカーブを繰り返し高度をあげていく。高度が2000mを越えた辺りからガスの中へ入っていく。約30分でジデレンバッハ(Sidelenbach、2280m))で下車する。バス停付近には数台の車が駐車している、コース入り口は激しい流れの川とヒュッテの看板があり、ここから所要1時間という表示がある。9:10に歩き始める。

  • 歩いている付近は良く見えているが、上下ともガスに包まれて眺望は全く利かない。地元の若いクライマー2人と前後して進む、上部へ登れば雲の上に出るだろうことを期待しながら。

    歩いている付近は良く見えているが、上下ともガスに包まれて眺望は全く利かない。地元の若いクライマー2人と前後して進む、上部へ登れば雲の上に出るだろうことを期待しながら。

  • 出発からちょうど1時間(10:10)でジデレンヒュッテ(Sidelenhuette、2708m)に到着する。上部へ来れば晴れ間もあるかと期待していたが、小屋の周りもガスですっぽりと包まれている。<br />中に入って、女性主人にルートの状態を確認すると「雪が多く次のヒュッテまでは2時間半〜3時間」くらいか」と教わる。後で悔やまれたのは、コースの方向(取り付き点、分岐点など)を確認しなかったことだ。

    出発からちょうど1時間(10:10)でジデレンヒュッテ(Sidelenhuette、2708m)に到着する。上部へ来れば晴れ間もあるかと期待していたが、小屋の周りもガスですっぽりと包まれている。
    中に入って、女性主人にルートの状態を確認すると「雪が多く次のヒュッテまでは2時間半〜3時間」くらいか」と教わる。後で悔やまれたのは、コースの方向(取り付き点、分岐点など)を確認しなかったことだ。

  • 行き先を示す表示板もかすんだ状態だ。表示ではアルバート・ハイムヒュッテまで2時間となっているが、先ほどの話ではもっと掛かるということらしい。10:15分に出発、取りあえず雪上の踏み跡をトレースして進む。<br />ところが、進む方向(踏み跡)はどんどん高度を上げて行き地図で見るルートとは大きく違うことに気付く。右前方に人の声が聞こえるのでそちらへと近寄るが岩の壁に突き当たってしまう。視界が利かないし、ルートを示すペンキなども全くないので、しばらく停止して地図を再度確認する。どうも本来のコースとは違うところへ来てしまったようだ。仕方なく元へ戻ろうと下りだすと、下から上がってきた2人組と遭遇してコースのことを聞いてみる。「次のヒュッテには本来、『ネパールハイウェイ』と呼ばれるルートを進むのだが、今の位置からではカメルという岩柱の右横のコルを越えていくほうが良いだろう」と教えてもらう。

    行き先を示す表示板もかすんだ状態だ。表示ではアルバート・ハイムヒュッテまで2時間となっているが、先ほどの話ではもっと掛かるということらしい。10:15分に出発、取りあえず雪上の踏み跡をトレースして進む。
    ところが、進む方向(踏み跡)はどんどん高度を上げて行き地図で見るルートとは大きく違うことに気付く。右前方に人の声が聞こえるのでそちらへと近寄るが岩の壁に突き当たってしまう。視界が利かないし、ルートを示すペンキなども全くないので、しばらく停止して地図を再度確認する。どうも本来のコースとは違うところへ来てしまったようだ。仕方なく元へ戻ろうと下りだすと、下から上がってきた2人組と遭遇してコースのことを聞いてみる。「次のヒュッテには本来、『ネパールハイウェイ』と呼ばれるルートを進むのだが、今の位置からではカメルという岩柱の右横のコルを越えていくほうが良いだろう」と教えてもらう。

  • 「引き返えそうかな」としばらく思案していると、さっとガスが切れて周りが見えてきた。視界が開けると周りの状況や自分たちの立ち位置も分かってくる。左の上部には2つの岩柱が見えているではないか。荒々しい岩稜のなかに2本の岩柱が抜き出ているのが分かる。

    「引き返えそうかな」としばらく思案していると、さっとガスが切れて周りが見えてきた。視界が開けると周りの状況や自分たちの立ち位置も分かってくる。左の上部には2つの岩柱が見えているではないか。荒々しい岩稜のなかに2本の岩柱が抜き出ているのが分かる。

  • さらにその左側、左の岩柱の後ろには大きな山容の険しい山が見えている。地図で確認すると、グロス・ビーレンホルン(Gross Bielenhorn、3210m)だと推察できる。

    さらにその左側、左の岩柱の後ろには大きな山容の険しい山が見えている。地図で確認すると、グロス・ビーレンホルン(Gross Bielenhorn、3210m)だと推察できる。

  • さらにその左にはいくつもの針峰群が連なっているのが見えてくる。中央の鋭いピークはたぶん、グロス・フルカホルン(Gross Furkahorn、3168m)だと見当を付ける。ということはこれらの山並みは、ジデレングラート(Sidelengrat)なのだろう。

    さらにその左にはいくつもの針峰群が連なっているのが見えてくる。中央の鋭いピークはたぶん、グロス・フルカホルン(Gross Furkahorn、3168m)だと見当を付ける。ということはこれらの山並みは、ジデレングラート(Sidelengrat)なのだろう。

  • さらにガスが取れて下部まで見えるようになってきた。中央下部には出発したヒュッテとその横の池まで見えている。左下の岩稜から続く雪上の踏み跡も認識できる。本来の「ネパール・ハイウェイ」はこの岩稜の向こう側を巻くように付けられているはずだ。それにしても踏み跡に釣られて、とんでもない方向へ来てしまったようだ。

    さらにガスが取れて下部まで見えるようになってきた。中央下部には出発したヒュッテとその横の池まで見えている。左下の岩稜から続く雪上の踏み跡も認識できる。本来の「ネパール・ハイウェイ」はこの岩稜の向こう側を巻くように付けられているはずだ。それにしても踏み跡に釣られて、とんでもない方向へ来てしまったようだ。

  • 歩いてきた雪上のコースを振り返る。小屋から手前へ、そして岩稜からこちらへ歩いてきた踏み跡が確認できる。こうなったら行けるところまで行ってみようと思う。

    歩いてきた雪上のコースを振り返る。小屋から手前へ、そして岩稜からこちらへ歩いてきた踏み跡が確認できる。こうなったら行けるところまで行ってみようと思う。

  • 反対の進行右手を見ると、ギザギザの尾根を多くのクライマーがいるのが見える。この稜線は、クリ・ビーレンホルン(Chli Bielenhorn、2940m)の尾根筋だ。

    反対の進行右手を見ると、ギザギザの尾根を多くのクライマーがいるのが見える。この稜線は、クリ・ビーレンホルン(Chli Bielenhorn、2940m)の尾根筋だ。

  • 右の岩稜尾根の拡大。すぐ手前の岩岩と針状のギザギザ尾根を登るクライマーの様子が間近に見て取れる。

    右の岩稜尾根の拡大。すぐ手前の岩岩と針状のギザギザ尾根を登るクライマーの様子が間近に見て取れる。

  • その岩尾根のさらなる拡大。少なくとも4人のクラマーたちが見える。さっき下部で聞いた声は彼らのものだったのだ、そしてヒュッテからトレースしてきた踏み跡も彼らの歩いた跡だったのだと分かる。

    その岩尾根のさらなる拡大。少なくとも4人のクラマーたちが見える。さっき下部で聞いた声は彼らのものだったのだ、そしてヒュッテからトレースしてきた踏み跡も彼らの歩いた跡だったのだと分かる。

  • さらにその下部の尾根の様子。ここにも数名のクライマーが密集いていてロッククライミングを続けている。<br />はるか遠方には、かなりの高峰群が見えている。このときは分からなかったが、帰ってから調べると次のような山々だと分かった。左の白い山群はモンテ・ローザ(Monte Rosa、4634m)、すぐ横のゆったりとした山はワイスミース(Weissmies、4017m)、ついでラッギンホルン(Lagginhorn、4010m)、フレッチホルン(Fletschhorn、3982m)の連なり、右奥の白い台形はアルプフーベル(Alphubel、4206m)、ついでテーシュホルン(Taeschhorn、4491m)、ドム(Dom、4545m)などとミシャベル(Mischabel)の山群が続いている。

    さらにその下部の尾根の様子。ここにも数名のクライマーが密集いていてロッククライミングを続けている。
    はるか遠方には、かなりの高峰群が見えている。このときは分からなかったが、帰ってから調べると次のような山々だと分かった。左の白い山群はモンテ・ローザ(Monte Rosa、4634m)、すぐ横のゆったりとした山はワイスミース(Weissmies、4017m)、ついでラッギンホルン(Lagginhorn、4010m)、フレッチホルン(Fletschhorn、3982m)の連なり、右奥の白い台形はアルプフーベル(Alphubel、4206m)、ついでテーシュホルン(Taeschhorn、4491m)、ドム(Dom、4545m)などとミシャベル(Mischabel)の山群が続いている。

  • はるか下になったヒュッテと池の拡大。ヒュッテの手前の黒い小さな建物はトイレ、その左側にうすく見えるのが本来の「ネパール・ハイウェイ」だろうか。我が家はトイレへの途中を左へ採って登ってきた。

    はるか下になったヒュッテと池の拡大。ヒュッテの手前の黒い小さな建物はトイレ、その左側にうすく見えるのが本来の「ネパール・ハイウェイ」だろうか。我が家はトイレへの途中を左へ採って登ってきた。

  • さらに上り続けると、左のグロス・ビーレンホルンも近づいてきた。

    さらに上り続けると、左のグロス・ビーレンホルンも近づいてきた。

  • フルカ針峰群も明瞭に見えるようになってきた。右から比較的平らなピークのジデレンホルン(Sidelenhorn、3217m)、ついで一番尖がったグロス・フルカホルン(Gross Furkahorn、3168m)、左へと続くシデレングラート(Sidelengrat、3115m)、クリ・フルカホルン(Chli Furkahorn、3026m)と続いている。それにしても先ほどまでのガスの世界は何だったのかと思うほど見通しは良くなった。

    フルカ針峰群も明瞭に見えるようになってきた。右から比較的平らなピークのジデレンホルン(Sidelenhorn、3217m)、ついで一番尖がったグロス・フルカホルン(Gross Furkahorn、3168m)、左へと続くシデレングラート(Sidelengrat、3115m)、クリ・フルカホルン(Chli Furkahorn、3026m)と続いている。それにしても先ほどまでのガスの世界は何だったのかと思うほど見通しは良くなった。

  • ついにコルに到着することができた、時刻は小屋から55分経過して11時10分だった。途中、迷ったり止まったり戻ったり、またクライマーにルートを聞いたりしてかなりの時間を要したと思っていたが、まずまずの所要時間だっただろうか。前方には始めての景観が見えている。前方の吊尾根風の山はグレッチホルン(Gletschhorn、3304m)、右はヴィンターシュトック(Winterstock、3202m)だ。先ほど出会ったクライマー2人が休憩していて、これからのルートを教えてくれる。「真っ直ぐ進むと岩稜地帯なので、左よりの雪原を降ってそれから右へと回り込むと良い」とのこと。彼らの目的地を聞くと右側のクリ・ビーレンホルンに登ってそこから尾根を降るとのことだった。お礼と健闘を祈ってグッド・バイする。ここから少ないが踏み跡もわずかに付いているので、それに従うことにする。

    ついにコルに到着することができた、時刻は小屋から55分経過して11時10分だった。途中、迷ったり止まったり戻ったり、またクライマーにルートを聞いたりしてかなりの時間を要したと思っていたが、まずまずの所要時間だっただろうか。前方には始めての景観が見えている。前方の吊尾根風の山はグレッチホルン(Gletschhorn、3304m)、右はヴィンターシュトック(Winterstock、3202m)だ。先ほど出会ったクライマー2人が休憩していて、これからのルートを教えてくれる。「真っ直ぐ進むと岩稜地帯なので、左よりの雪原を降ってそれから右へと回り込むと良い」とのこと。彼らの目的地を聞くと右側のクリ・ビーレンホルンに登ってそこから尾根を降るとのことだった。お礼と健闘を祈ってグッド・バイする。ここから少ないが踏み跡もわずかに付いているので、それに従うことにする。

  • グレッチホルンの拡大。氷河とその上に胸壁をもつ素晴らしい山容にしばらくは魅せられる。

    グレッチホルンの拡大。氷河とその上に胸壁をもつ素晴らしい山容にしばらくは魅せられる。

  • 左は先ほどから眺めてきたグロス・ビーレンホルンの偉大な横顔だ。こちらからもクライマーたちの声が聞こえてくる。あとで確認すると、現在の場所は、ウンテレ・ビーレンリュッケ(Untere Bielenluecke、2892m)ということが分かった。つまり、左右の大小のビーレンホルンに挟まれた鞍部であることが分かる。

    左は先ほどから眺めてきたグロス・ビーレンホルンの偉大な横顔だ。こちらからもクライマーたちの声が聞こえてくる。あとで確認すると、現在の場所は、ウンテレ・ビーレンリュッケ(Untere Bielenluecke、2892m)ということが分かった。つまり、左右の大小のビーレンホルンに挟まれた鞍部であることが分かる。

  • いよいよ降りに掛かる、踏み跡はわずかだがそれを忠実になぞるととても歩きやすい。空は青空、一部うすい雲もあるが快適に降ることが出来る。

    いよいよ降りに掛かる、踏み跡はわずかだがそれを忠実になぞるととても歩きやすい。空は青空、一部うすい雲もあるが快適に降ることが出来る。

  • 斜面を振り返るとカメルと呼ばれる岩柱の一つも見える。雪は深そうだがアイゼンを着けなくても問題なさそうだ。

    斜面を振り返るとカメルと呼ばれる岩柱の一つも見える。雪は深そうだがアイゼンを着けなくても問題なさそうだ。

  • 降って左へ回り込む辺りの様子。後方には超えてきたコル(リュッケ)と2本の岩柱カメルも見送ってくれているようだ。

    降って左へ回り込む辺りの様子。後方には超えてきたコル(リュッケ)と2本の岩柱カメルも見送ってくれているようだ。

  • さらに雪上を降ってきた。2本のカメルと右のグロス・ビーレンホルンが徐々に遠ざかってくる。ガスがまた少し湧き出している。<br />このあと右へ回り込むとはるか前方に次のヒュッテ、アルバート・ハイムヒュッテが小高い丘の上に見えてくる。まだまだ距離はありそうだが、目標が見えていることはとても心強いものだ。

    さらに雪上を降ってきた。2本のカメルと右のグロス・ビーレンホルンが徐々に遠ざかってくる。ガスがまた少し湧き出している。
    このあと右へ回り込むとはるか前方に次のヒュッテ、アルバート・ハイムヒュッテが小高い丘の上に見えてくる。まだまだ距離はありそうだが、目標が見えていることはとても心強いものだ。

  • このあとガスがまたまた周囲を覆い始めて、視界は限定的になってくる。救いは高所は見えなくなったが、周りの見通しは悪くなくハイムヒュッテもずっと見えていることだ。かなり降った地点の様子、一部岩場もあるがルートのほとんどは雪の上であった。

    このあとガスがまたまた周囲を覆い始めて、視界は限定的になってくる。救いは高所は見えなくなったが、周りの見通しは悪くなくハイムヒュッテもずっと見えていることだ。かなり降った地点の様子、一部岩場もあるがルートのほとんどは雪の上であった。

  • ついにアルバート・ハイムヒュッテに到着する、時刻は12時30分だった。最後の出会いの橋を渡ってからの小屋までの登りは辛かった。時間にして15分程度だろうが、降ってきてからの登り直しは堪えるものだ。ジデレンヒュッテからは2時間15分の所要時間だった、3時間近く掛かると思っていたが意外と早く着けたのには驚く。たぶんコルからの降りが順調で時間を稼げたものと思われる。

    ついにアルバート・ハイムヒュッテに到着する、時刻は12時30分だった。最後の出会いの橋を渡ってからの小屋までの登りは辛かった。時間にして15分程度だろうが、降ってきてからの登り直しは堪えるものだ。ジデレンヒュッテからは2時間15分の所要時間だった、3時間近く掛かると思っていたが意外と早く着けたのには驚く。たぶんコルからの降りが順調で時間を稼げたものと思われる。

  • ヒュッテにあったお洒落なメニューの置物。小屋のスタッフの心遣いがうかがえてほほえましく感じる。

    ヒュッテにあったお洒落なメニューの置物。小屋のスタッフの心遣いがうかがえてほほえましく感じる。

  • お決まりとなったヒュッテの日替わりスープをソーセージ付きで注文する。当然、ビールと赤ワインも忘れてはいない。持参のおにぎりで昼食もかねる。ただし、ソーセージは後でお腹に残るので1本にしとけばもっと良かったと思った。

    お決まりとなったヒュッテの日替わりスープをソーセージ付きで注文する。当然、ビールと赤ワインも忘れてはいない。持参のおにぎりで昼食もかねる。ただし、ソーセージは後でお腹に残るので1本にしとけばもっと良かったと思った。

  • 曇天の下のアルバート・ハイムヒュッテ。35分の休憩後、下山開始する(13:05)。時間的にはティーフェンバッハ(Tiefenbach、2106m)が近いが、バスの便に間に合わないのでレアルプ(Realp、1538m)まで降ることにする。レアルプの列車時刻は15:05なので、2時間以内に着きたい。

    曇天の下のアルバート・ハイムヒュッテ。35分の休憩後、下山開始する(13:05)。時間的にはティーフェンバッハ(Tiefenbach、2106m)が近いが、バスの便に間に合わないのでレアルプ(Realp、1538m)まで降ることにする。レアルプの列車時刻は15:05なので、2時間以内に着きたい。

  • 要塞のようなヒュッテの造りと周りの様子。時間の余裕が余りないので急いで降っていく。

    要塞のようなヒュッテの造りと周りの様子。時間の余裕が余りないので急いで降っていく。

  • 途中の分岐(2381m)、レアルプ方面とロッホベルクリュッケ(Lochbergluecke、2814m)への分かれ道、後者を採れば谷を詰めて峠越えでゲッシェネン湖へ行くアルペンルート(青)だ。我が家は右のレアルプへ向かう。

    途中の分岐(2381m)、レアルプ方面とロッホベルクリュッケ(Lochbergluecke、2814m)への分かれ道、後者を採れば谷を詰めて峠越えでゲッシェネン湖へ行くアルペンルート(青)だ。我が家は右のレアルプへ向かう。

  • いくつかの分岐を過ぎて、レアルプへのコースは最後になってなかなか高度が下がらない。ジグザグの折り返しが長いので勾配が緩いからだ。

    いくつかの分岐を過ぎて、レアルプへのコースは最後になってなかなか高度が下がらない。ジグザグの折り返しが長いので勾配が緩いからだ。

  • 途中からは半分くらい駆け足状態で降っていくので、景色もあまり眼に入らない。駆け足の効果でレアルプ駅には14:50分に到着することができた。15:05の列車に乗るとわずか15分でアンデルマットに着いた。

    途中からは半分くらい駆け足状態で降っていくので、景色もあまり眼に入らない。駆け足の効果でレアルプ駅には14:50分に到着することができた。15:05の列車に乗るとわずか15分でアンデルマットに着いた。

  • 今日の夕食は、日本で取寄せていた北海道の弟子屈(てしかが)ラーメン(魚介醤油スープ味)、チャーハン、野菜サラダ、ビール、赤ワインだった。ロングコースのタフな1日だったが無事帰還できたことを祝って乾杯をする。

    今日の夕食は、日本で取寄せていた北海道の弟子屈(てしかが)ラーメン(魚介醤油スープ味)、チャーハン、野菜サラダ、ビール、赤ワインだった。ロングコースのタフな1日だったが無事帰還できたことを祝って乾杯をする。

  • 本日歩いたコース(赤)と歩く予定だった「ネパールハイウェイ」(橙)の地図を載せておこう。本来、小ビーレンホルンの右側を巻いて行くコースだったが、我が家の歩いたルートはその小ビーレンホルンの左斜面を登ってリュッケを越えていくものだった。お陰でヒュッテから200m近くを登ることになった。雪原の登りは辛かったが、コルを越えてからの降りは快適だった。天候の悪いときは、ルートや表示が見えにくい、自分のいる位置が分からないなどとても危険な状況になることを改めて認識できた。途中のクライマーのアドバイスとガスの晴れ間がなかったら、断念していたであろうハイキングだったと思う。いずれにしても幸運に恵まれた1日だったと考えている。<br />本日の全行動時間5時間40分、うち休憩40分、実動5時間、登り7000m、降り1400mだった。

    本日歩いたコース(赤)と歩く予定だった「ネパールハイウェイ」(橙)の地図を載せておこう。本来、小ビーレンホルンの右側を巻いて行くコースだったが、我が家の歩いたルートはその小ビーレンホルンの左斜面を登ってリュッケを越えていくものだった。お陰でヒュッテから200m近くを登ることになった。雪原の登りは辛かったが、コルを越えてからの降りは快適だった。天候の悪いときは、ルートや表示が見えにくい、自分のいる位置が分からないなどとても危険な状況になることを改めて認識できた。途中のクライマーのアドバイスとガスの晴れ間がなかったら、断念していたであろうハイキングだったと思う。いずれにしても幸運に恵まれた1日だったと考えている。
    本日の全行動時間5時間40分、うち休憩40分、実動5時間、登り7000m、降り1400mだった。

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