2016/06/12 - 2016/06/13
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Takashiさん
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幻想的な景色で人気が急上昇したアンテロープキャニオンは今回の旅でぜひ訪れたいところだった。アンテロープキャニオンでは水によって深く峡谷がえぐられ、その幅があまりに狭いため太陽の光が届きにくく、わずかに差し込む光が岩肌を赤や紫の色に彩るのである。
アンテロープキャニオンはアッパーとロワーの2つに分かれている。さらに、近くにはシークレットキャニオンなどもある。どこに行くべきか、検討した。アッパー・アンテロープキャニオンが一番有名であるが、その代わり混んでいるという。そこで、少人数グループでキャニオンを独占できるシークレットキャニオンにまず行った。期待は裏切られず、静かなキャニオンを歩き、気の向いた所で写真を撮ることができた。そして、やはり本命に行かなければとアッパー・アンテロープキャニオンのフォトグラファーズ・ツアーにも参加した。撮影のポイントを教えてくれるので、忙しくはあるが、納得のいく写真が撮れた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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6月12日。朝10時にSlot Canyon Hummer Adventureのオフィスに行った。ページの町中にあるから分かりやすい。これからシークレットキャニオンのツアーに参加する
ツアーは10時半に出発し、約3時間である。このうちシークレットキャニオンにいる時間は1時間半である。フォトグラファーツアーで定員は6名。キャニオンの中にはこのほかにガイドしかいないという、凄い待遇である。一応、一眼レフと三脚持参となっていたが、規則は緩かった。
費用は1人150ドル。90ドルのツアーもあったが、こちらが観察のための条件が良い、折角だからと奮発し、5か月前に料金を払い込んだ。そんなに急ぐ必要はなかったかもしれないが。
オフィスにはシークレットキャニオンの見事な写真が貼ってある。この会社はさらにキャニオンXのツアーも扱っている。 -
予定通りに出発。6人が乗り込んだのはエアコンの効いたオフロード車。
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砂漠地帯を行って眺めがいい。
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時には4駆の威力を発揮する。
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そして狭い峡谷を歩いていく。
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道はさらに狭くなる。
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光のビームが現れた。太陽光がわずかの隙間から差し込むと光のビームになる。アッパーアンテロープキャニオンの売りであり、太陽の高度が高い時、すなわち夏至を中心とした何か月かの正午ごろがいいとされる。ビームはシークレットキャニオンでも見られるのだ。しかし、空気中のゴミが少ないと、ビーム自体ははっきりせず、光が降り注いだ壁面が輝くだけだ。
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見事なビームがあったのでガイドが砂を投げてくれた。ビームははっきり分かるが砂の動きも写り、いまいちである。
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上を見上げる。
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自然のビームが見られる。
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光の具合では壁が赤く見える。
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ほんの少し場所と時間が変わると色が変わる。
写真にすると、肉眼より明るくできるので、この変化がよりはっきりする。
ホワイトバランスの設定はほとんど「オート」。推奨される「曇り」ではなかった。「曇り」に比べると赤っぽい岩の色は出しにくく、射し込む光が強いと茶色になる。しかし青い光も赤と同じように良く捕える利点もある。 -
この色は良く見られ、肉眼でも同様だ。
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綺麗な色、不思議な造形。
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見事な景色だ。
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イチオシ
位置を変え、そして少し明るくした。
私たちは自由に歩き回って、ゆっくりと周囲を眺めた。私は三脚を持って行ったが、移動するのには不便で、結局、使わなかった。
不思議な景色を静かに受け止めるにはこのツアーは最適だった。 -
6月13日。Adventurous Antelope Canyon Photo Toursのフォトグラファーズ・ツアーに参加した。アッパーアンテロープキャニオンだけに行くのを選択していた。他のキャニオンに行くのと組にすることもできる。
10時15分発で、1時間前に来て支払いを済ますようにとのことだった。1月にメールで予約をお願いしたら、支払なしで受けてくれたのである。ただし現金払い。1人88ドルである。
集合場所はページの郊外。説明が詳しいので迷わず着けた。
このフォトグラファーズ・ツアーは装備にうるさい。必ずしっかりしたカメラと三脚を持つようにと書いてあった。そこで、妻の三脚も買い込んで持ってきた。私も今日は三脚を使うつもりである。昨日の写真をパソコンに移してみると、甘い部分がいくつかあった。シャッタースピードを遅くして絞る必要を感じたのだ。
ツアーの所要時間は2時間。そのうち、キャニオンの中にいるのは1時間半である。 -
今日の予定が貼ってある。いい時間のツアーは全て売り切れ。
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イチオシ
トラックにシートと簡単な屋根を付けた車に乗り、10分あまり走った。
アッパーアンテロープキャニオンに到着すると、交通整理がされていた。やはり混んでいるのである。私たちは特別待遇で、すぐに入ることができ、ガイドがてきぱきと撮影ポイントに案内してくれた。そして他の人たちが入れないように、交通を遮断してしまった。フォトグラファーたちが撮影中だと説明していた。なるほど、装備がしっかりしていなければいけない理由が分かった。
それにしても、最初から良いポイントだ。きちんと三脚を据えて撮影した。アンテロープキャニオン 山・渓谷
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次の場所へ。面白い形だ。そして光が白く当たっている。
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一通り写真が撮れると次の場所に移動する。忙しいが能率的だ。
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イチオシ
同じ場所でも、すぐに様子が変わる。幻想的だ。
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また面白い形。
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滑らかな筋がきれいだ。
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ポイントを移っての撮影の後は、ビームの撮影となった。まず横広の光。
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ハート形の光が当たる場所が本命である。ガイドが砂を投げまくる。空気中に砂埃が満ちてきたのか、砂を投げ終わって、しばらくしてもビームがはっきりするようになった。
この写真だけはRAW現像の時、曇りを選択している。 -
いい状況だ。
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場所を替わる時にもビームが見えた。
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はっきりした長いビーム。交通制限されていない通路だったので、多くの人が歓声を上げて、様々なカメラや携帯で撮影した。
こうしてフォトグラファーズ・ツアーは終わった。前日に、ゆっくりシークレットキャニオンを見ていたので、写真に集中するのも良かった。これだけだったら、何だかあわただしかった、ということになろう。
なお、混んでいないキャニオンを見学する他の方法として、アッパーアンテロープキャニオンのフォトグラファーズ・ツアーで複数のキャニオンに行ったり、ロワーアンテロープキャニオンに比較的すいた時間に行く方法もあるようだ。 -
午後6時15分からのアンテロープキャニオン・サンセットクルーズに参加した。
1人44ドル。夕方のレイクパウェルを船で行くのは気持ちがいい。 -
アンテロープキャニオンに通ずる狭い水路を行く。崖が夕日に照らされている。
滞りなくアンテロープキャニオンが終わった。明日はモニュメントバレーである。
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この旅行記へのコメント (10)
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- じゃが♪さん 2016/08/20 23:59:02
- 懐かしいです
- Takashiさん、こんばんはー。
自分も数年前に、アンテロープキャニオンとレインボーブリッジへ訪れ、
Takashiさんの旅行記を、楽しくみさせていただきました。
アンテロープキャニオンは、薄暗い中、ビームが差し込むと、本当に幻想的ですよね。
撮影では、低い位置に三脚を置いたり、カメラの調整を微妙に変えながら連射したりして、撮影に集中していたことを思い出しました。
撮影後は、カメラのレンズが砂だらけでびっくりしましたが、どうでした??
アンテロープキャニオンのサンセットクルーズが、気になりました。
レイクパウエルの湖面からみる夕日と夕焼け空は、相当、素晴らしかったのでは。
じゃが♪
- Takashiさん からの返信 2016/08/21 18:41:06
- RE: 懐かしいです
- じゃが♪さん
こんばんは
お便り大変ありがとうございます。じゃが♪さんの旅行記を楽しませて頂きました。アンテロープキャニオンでは細いビームのお写真が見事ですね。本当にわずかの時間のチャンスだと思います。
私も砂には悩まされました。ブローを持って行かなかったので、そっとレンズに息を吹きかけたりと悲惨でした。
アンテロープキャニオンのサンセットクルーズは私も夕映えを期待したのですが残念な結果でした。広く開けたところで見るべきだったのかもしれませんね。
Takashi
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- 旅するうさぎさん 2016/08/19 15:27:08
- こんにちは。
- アンテロープキャニオンとシークレットキャニオンの
旅行記を拝見しました。
三脚を持って、2日間に渡って眺め、撮影されたのですね。
光の具合で、岩がまるでベルベットのお洋服みたいに見えます。
その表面をなでてみたいような気がしますが、
岩に触れてもよいのでしょうか?
自然の作り出す造形は不思議。
水と太陽の光が、このような造形を作り出したのですね。
それで、その水はどこに行ってしまったのかな?と
思いましたら、最後のお写真に水路が出てきたので
今は水のないベルベッドの岩も、
かつてはこんな感じで周囲に水があったのかなと思いました。
長い年月が生み出した芸術。
なんとも綺麗で神秘的なものですね。
旅するうさぎ
- Takashiさん からの返信 2016/08/21 18:01:21
- RE: こんにちは。
- 旅するうさぎさん
こんにちは
お便り大変ありがとうございます。ご返事が遅れて失礼しました。暑い町を離れようと、信州に出かけていました。ロープウェイを利用して木曽駒に行ったりでした。
岩に触れても大丈夫です。でも、ザラザラした岩で現実に引き戻されます。
大雨が降って水路をあふれ出した水が不思議な光景を作り出したようですが、あんなにきれいに作り上げるから愉快です。
旅するうさぎさんの今回の旅行記も楽しませて頂きました。アユがとてもおいしそうでアユを食べに行きたくなりました(笑)
Takashi
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- ドロミティさん 2016/08/13 01:27:15
- 自然の驚異☆
- Takashiさん、こんばんは^^
正に自然が作り出した驚異ですね♪
息を呑んで拝見しました。
絶景もお写真も芸術です。
今回も素晴らしい景観をご紹介してくださりありがとうございました。
続きも楽しみにいたしております。ドロミティ
- Takashiさん からの返信 2016/08/13 10:22:04
- RE: 自然の驚異☆
- ドロミティさん
おはようございます
コメントを大変ありがとうございます。写真と景色、気に入っていただいて嬉しいです。
たしかに、大自然の驚異ですね。形といい、色といい。自然はどうして、かくも美しいものを作り出せるのか。鍵は時でしょうか。
アンテロープキャニオンは時期とともにお天気が大事です。雨が降ったりしますと、鉄砲水を恐れて中止になりますし、曇っていても光が弱く具合が悪そうです。2日とも快晴だったのは幸運でした。
Takashi
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- sanaboさん 2016/08/12 23:57:34
- 素晴らしいの一語に尽きます!
- Takashiさん、こんばんは
タイトルに「素晴らしいの一語に尽きる」と書きましたが、「素晴らしいと凄いの二語」に訂正します(笑)
Takashiさんだからこその素晴らしいお写真の数々、本当に凄すぎです!
ツアーの内容や時間帯を吟味され、さらにTakashiさんのお写真の腕前があってこそのものですね。
美しいお写真の1枚1枚を丁寧に拝見させていただきました。
いつか私もアンテロープキャニオンに行きたいと思っていたのですが、きっとこのような素晴らしい写真は撮れなくてガッカリしてしまいそうで、自分で行くのは躊躇してしまいそうです・・・。
今しばらくは、Takashiさんの素晴らしいお写真を拝見して楽しませていただこうと思います。
クルーズも楽しめるとは知りませんでした。
モニュメントバレー編も楽しみにしております^^
sanabo
- Takashiさん からの返信 2016/08/13 10:03:42
- RE: 素晴らしいの一語に尽きます!
- sanabo さん
おはようございます
コメント、大変ありがとうございます。おほめ頂き、励みになります。
グランドサークルはいいところですね。景色を眺めるにも、写真を撮るのにも。私たちはアーチーズとキャニオンランズには行きませんでしたが、ぐるっと回る、あるいはソートレイクシティーに抜ける旅も楽しいだろうなと思っていました。
アンテロープキャニオンは不思議な所です。目で見た方がきれいな所も多いのですが、光が薄くなると、明るく撮れるカメラの方が、きれいになるところもあり、びっくりします。光の一瞬の変化もドラマティックです。私もどんな写真が撮れるやらと思っていました。sanaboさんですと、ご自分でも予想されなかった写真をお撮りになると思います。
Takashi
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- きなこさん 2016/08/12 22:20:55
- 凄いビーム!
- こんにちは〜(^o^)/
凄い!凄い!素晴らしいです
射し込んでくる光が こんなに変化して行くんですね
うっとり(*^◯^*)
こんなアンテロープキャニオン見たのは初めてです
きなこ
- Takashiさん からの返信 2016/08/13 09:37:28
- RE: 凄いビーム!
- きなこさん
おはようございます
コメントを大変ありがとうございます。
写真を気に入って下さりありがとうございます。キャニオン全体がきれいなのですが、歩いていて、これは凄いなというところは、限られます。そして、時とともに変わり、面白い世界です。どんな写真が撮れるかは、その時次第。一年のうちで、太陽の高度がごく高いころで、雲一つない晴天と、条件も良かったです。
Takashi
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