阿波池田・つるぎ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
剣山系・塔の丸(1713m)北方に源を発する貞光川は、旧一宇村では一宇川という名(自治体合併後は貞光川になっているかも)で所々に断崖の渓谷を形成し、旧貞光町に入ると貞光川となって川幅が広がり、吉野川に注ぐ。流路延長は約25.3km。<br /><br />旧貞光町と旧一宇村との境界からやや下流、貞光川支流の成谷に大まかに見ると三段、仔細に見ると七段になって落ちる「公認の」徳島県一の滝、落差85mを誇る鳴滝が懸かる。徳島藩主・蜂須賀公が三度も訪れたことから、阿波の名所となった。<br /><br />この滝の鑑賞地は三ヶ所ほどあって遊歩道も整備され、全景から近景まで存分に鑑賞することができる。<br />因みに非公認の徳島県一の滝は、三好市山城町にある豊年の滝。別名・大師の滝とも言い、三段になって落ち、落差は山城谷村時代の文献では約130m、山城町時代の郷土書では150mとなっている。しかし香川県一の稚児ヶ滝同様、大雨が続かないと出現しない。<br /><br />鳴滝へはつるぎ町貞光と一宇との境界にある国道438号の土釜トンネル北口から南西に折れ、土釜橋を渡って行かなければならないが、その土釜橋の上流側には耳をつんざく轟音を轟かす、連続甌穴群「土釜(どがま)」がある。<br /><br />貞光川(一宇川)本流の川床に形成された巨大な連続する三個のポットホールで、それらは「一の釜」から「三の釜」と呼ばれ、それぞれ落差7mほどの滝で連結されている。釜によっては、滝の上流部が渦を巻いている場所もあり、見応えは抜群で、私が訪れた時は複数の外人観光客の姿もあった。<br /><br />尚、かつてあった土釜の駐車場はなくなっているので、土釜トンネル北口付近に駐車することになる。土釜橋を渡ると鳴滝の道標が出ている。鳴滝には駐車場が整備されている。<br /><br />旧一宇村の中心地の1kmほど手前、国道438号の岩戸橋バス停横には岩戸橋が架かっているが、この上流部は両岸が断崖となって狭まっており、「岩戸」という景勝地となっている。その両岸の断崖の景観を岩の戸に見立てたものだろう。<br /><br />岩戸橋のやや上流には、赤い鉄製の歩行者橋が架かっており、対岸の岩盤には高越大権現一宇岩戸分霊所が張り付くように建っている。但し、分霊所からの展望はない。<br /><br />つるぎ町の南端、国道沿いの標高1446m地点には、国道を挟んで二つの池があり、東側の水を湛えた池を雄池、西側の干上がった池を雌池と言い、夫婦池と総称している。雄池は6,400 平方メートル、雌池は1,100平方メートルで、辺りは開けて景観が良く、宿泊施設やキャンプ場もある。<br />因みにこの夫婦池は邪馬台国四国山上説では、古代人が造成した溜池ということになっている。<br /><br />今回の山旅は二泊三日で、宿は剣山登山口である見ノ越の「民宿まつうら」に取った。見ノ越の旅館や民宿はどこも一泊二食で6,500円程度だったと思うが、まつうらはホームページもあって宿泊料金を明示しており、お盆の三日位前でも予約を取ることができた。当然弁当も用意してくれる。<br /><br />やはり剣山は石鎚山と比べると登山者が少ない、ということだろう。国道が一車線で狭いことも影響しているかも知れない。<br />尚、記憶ではまつうらは部屋にエアコンや扇風機がなかったように思う。風呂上り等は暑いので、電池式のミニ扇風機でも持参した方が良い。<br /><br />夏休み期間はつるぎ町中心部から見ノ越までバスが出ていたと思うが、現在でも運行されているかどうかは自治体に確認を。<br />鳴滝や土釜探訪の際のバス停「土釜」は年中路線バスが運行されている。

徳島県一の滝と渦巻く激流甌穴群(貞光川水系と剣山山系の景勝・一日目)

9いいね!

2011/08/13 - 2011/08/15

80位(同エリア135件中)

0

21

マローズ

マローズさん

剣山系・塔の丸(1713m)北方に源を発する貞光川は、旧一宇村では一宇川という名(自治体合併後は貞光川になっているかも)で所々に断崖の渓谷を形成し、旧貞光町に入ると貞光川となって川幅が広がり、吉野川に注ぐ。流路延長は約25.3km。

旧貞光町と旧一宇村との境界からやや下流、貞光川支流の成谷に大まかに見ると三段、仔細に見ると七段になって落ちる「公認の」徳島県一の滝、落差85mを誇る鳴滝が懸かる。徳島藩主・蜂須賀公が三度も訪れたことから、阿波の名所となった。

この滝の鑑賞地は三ヶ所ほどあって遊歩道も整備され、全景から近景まで存分に鑑賞することができる。
因みに非公認の徳島県一の滝は、三好市山城町にある豊年の滝。別名・大師の滝とも言い、三段になって落ち、落差は山城谷村時代の文献では約130m、山城町時代の郷土書では150mとなっている。しかし香川県一の稚児ヶ滝同様、大雨が続かないと出現しない。

鳴滝へはつるぎ町貞光と一宇との境界にある国道438号の土釜トンネル北口から南西に折れ、土釜橋を渡って行かなければならないが、その土釜橋の上流側には耳をつんざく轟音を轟かす、連続甌穴群「土釜(どがま)」がある。

貞光川(一宇川)本流の川床に形成された巨大な連続する三個のポットホールで、それらは「一の釜」から「三の釜」と呼ばれ、それぞれ落差7mほどの滝で連結されている。釜によっては、滝の上流部が渦を巻いている場所もあり、見応えは抜群で、私が訪れた時は複数の外人観光客の姿もあった。

尚、かつてあった土釜の駐車場はなくなっているので、土釜トンネル北口付近に駐車することになる。土釜橋を渡ると鳴滝の道標が出ている。鳴滝には駐車場が整備されている。

旧一宇村の中心地の1kmほど手前、国道438号の岩戸橋バス停横には岩戸橋が架かっているが、この上流部は両岸が断崖となって狭まっており、「岩戸」という景勝地となっている。その両岸の断崖の景観を岩の戸に見立てたものだろう。

岩戸橋のやや上流には、赤い鉄製の歩行者橋が架かっており、対岸の岩盤には高越大権現一宇岩戸分霊所が張り付くように建っている。但し、分霊所からの展望はない。

つるぎ町の南端、国道沿いの標高1446m地点には、国道を挟んで二つの池があり、東側の水を湛えた池を雄池、西側の干上がった池を雌池と言い、夫婦池と総称している。雄池は6,400 平方メートル、雌池は1,100平方メートルで、辺りは開けて景観が良く、宿泊施設やキャンプ場もある。
因みにこの夫婦池は邪馬台国四国山上説では、古代人が造成した溜池ということになっている。

今回の山旅は二泊三日で、宿は剣山登山口である見ノ越の「民宿まつうら」に取った。見ノ越の旅館や民宿はどこも一泊二食で6,500円程度だったと思うが、まつうらはホームページもあって宿泊料金を明示しており、お盆の三日位前でも予約を取ることができた。当然弁当も用意してくれる。

やはり剣山は石鎚山と比べると登山者が少ない、ということだろう。国道が一車線で狭いことも影響しているかも知れない。
尚、記憶ではまつうらは部屋にエアコンや扇風機がなかったように思う。風呂上り等は暑いので、電池式のミニ扇風機でも持参した方が良い。

夏休み期間はつるぎ町中心部から見ノ越までバスが出ていたと思うが、現在でも運行されているかどうかは自治体に確認を。
鳴滝や土釜探訪の際のバス停「土釜」は年中路線バスが運行されている。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
3.5
交通
3.0
交通手段
自家用車
  • 鳴滝展望台(鳴滝バス停の箇所)から見下ろす貞光川

    鳴滝展望台(鳴滝バス停の箇所)から見下ろす貞光川

  • 鳴滝展望台から見た成谷と鳴滝

    鳴滝展望台から見た成谷と鳴滝

  • 鳴滝展望台から鳴滝をズームで

    鳴滝展望台から鳴滝をズームで

  • 鳴滝の上部側の滝

    鳴滝の上部側の滝

    鳴滝 自然・景勝地

    徳島県一の滝 by マローズさん
  • 鳴滝

    鳴滝

  • 鳴滝駐車場の先の橋近くから見た鳴滝

    鳴滝駐車場の先の橋近くから見た鳴滝

  • 鳴滝の滝壺

    鳴滝の滝壺

  • 鳴滝上部をズームで

    鳴滝上部をズームで

  • 土釜橋下の遊歩道

    土釜橋下の遊歩道

  • 豪快な土釜

    豪快な土釜

  • 外人も驚く

    外人も驚く

  • 釜と釜を繋ぐ滝

    釜と釜を繋ぐ滝

  • 釜の上流では渦を巻く

    釜の上流では渦を巻く

  • 岩戸

    岩戸

  • 絶壁に建つ高越大権現分霊所

    絶壁に建つ高越大権現分霊所

  • 高越大権現入口の橋

    高越大権現入口の橋

  • 岩戸の一宇峡

    岩戸の一宇峡

  • 剣山を遠望。剣山にお盆期間に行くのは、その時期に咲くある花を見るため。

    剣山を遠望。剣山にお盆期間に行くのは、その時期に咲くある花を見るため。

  • 夫婦池雄池

    夫婦池雄池

    夫婦池 自然・景勝地

    古代溜池説もある高所の神秘の池 by マローズさん
  • 夫婦池雌池

    夫婦池雌池

  • 雌池池底のウマスギゴケの絨毯は、石鎚山系の高所湿原・笹倉(さぞう)湿原を彷彿させる。

    雌池池底のウマスギゴケの絨毯は、石鎚山系の高所湿原・笹倉(さぞう)湿原を彷彿させる。

この旅行記のタグ

9いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP