台北在住主婦の台南旅行記（１）

2016/07/15 - 2016/07/16

台湾にはもう17年も住んでいるのに、ほとんど台湾国内を旅行していない私。
子供にも少し自由時間がとれたのと、久々に旦那も仕事に余裕がありそうだったので、休みをとってもらいどこか行こうということに。
一人の予算を（宿泊、交通費、食事代、雑費等すべてで）5000元と決めました。子供は花蓮に行きたいと言ったけれど、台風の直後で道路が封鎖されている場所もあって、危険。
子供は中一男子ということもあり、史跡見学コースとして、台南を回ることに。

ネット予約大手の台湾の旅行社のサイトからパック旅行（新幹線チケットと宿泊）を予約。泊まるのは行動するのに便利な場所、値段も適正、施設もなかなか、の赤崁樓近く「富信大飯店」に決定。


さあ、そこから。ちょうど台南特集をしている旅行雑誌があって、買ってみたけれど、台湾人のはまるコースと日本人の感覚にはまるコースっていうのが違うみたい・・。っていうか、台湾人なら、台南行ったことあるのが普通だものね。史跡とか、今更あんまり見て回らないよね。そんななので、ネットで調べたり、こちらのＱ＆Ａで質問したりして、下調べしました。ご回答して下さった皆様ありがとう〜。

エリア 台南(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: その他

さあ、出発！
ネットから予約した新幹線のチケット。これは事前に買ったので長めのものですが、駅で直接買うと、カードくらいの大きさです。改札もＱＲコードをかざして通ります。
午前中ということで、ビジネスマン風の方々も多く乗っていました。

この写真、213キロって出てたんだけど。切れちゃいました。
この少し前に288キロって出てたから、ビックリして！日本の新幹線ってこんなにスピードあったっけ？調べたら、台湾新幹線は300キロまで出るそうです・・( ﾟДﾟ)

台南で下車。
周りに何もない所。台湾新幹線の地方の駅はだいたい市内からはかなり離れていますね。
出口付近にインフォメーションがあったので、そこでたくさん地図をゲット。
外に出ると、調べて置いた時間通りのシャトルバスが待っていて、それに乗り込む。早く乗ってよかった。満席で最後の方の人は断られてました。

シャトルバスの車窓から。
鄭成功をまつる、延平郡王祠。間に合わなくて、鄭成功の像しかとれなかった。

延平郡王祠 寺院・教会

バス車窓から、旧台南愛国婦人会館。

旧台南愛国婦人会館 史跡・遺跡

ホテル到着。１１：３０。ホテルの写真撮るの忘れた〜。
とりあえず、荷物置いて、繰り出す。丁度お昼だったので、近くにあったお店で鱔魚麵（田ウナギの麺）を見かけ、台湾人夫が、これは台南にしかないから、と言って、3人分注文。
うーん、なるほど〜。こういう味ですか。なんとも言いようのない食感。食べられないことはないけど、一人一皿はきつかったな・・。これ、この後1日中この田ウナギのゲップが出続けて、困った・・。

台南 阿輝 炒鱔魚 地元の料理

歩いてすぐの赤崁樓。すぐ前のバス停で台湾好行の公共バスに乗るので、まだ入館せず、外から見る。

赤崁楼 (赤嵌楼/紅毛城) 史跡・遺跡

赤崁樓の向かいにある、祀典武廟(裏から）。

公共バスのアプリを見ると、あと10分ほどで来る。暑いけど、待つ。

祀典武廟 寺院・教会

子供のリクエストにより、先に「億載金城」へ。下調べしたら、あまり何もなさそうな所。バスの本数も少ないから、私はあまり行きたくないけど、仕方なくバスに乗る。
どなたか書いていましたが、五稜郭ならぬ、四稜郭。ここで入場料50元かぁ・・。台湾的には高いんじゃないか？まぁ、きれいに手入れはしてあるけど・・。ぐるっとまわって、滞在時間10分くらいだったか・・。暑かったわぁ・・。旦那は帽子もかぶらず、Ｔシャツびっしょり・・。

億載金城 城・宮殿

要塞です。
すぐ向こうは河口になっていて、昔はそこまで海だったと分かる。子供は学校(台湾現地校)で学習したことのある場所だったので、思いもひとしおだったらしいですが、観光で来た外国人には．．。

億載金城 城・宮殿

億載金城の受け付けで、裏手に停泊している「徳陽艦」への行き方を聞く。公園らしい林の中を横切り、戦艦へ。
1945年から1977年までアメリカで使用されていた駆逐艦。その後台湾へ引き渡され、国防の役割を終えた後、ここで展示されているそうです。何かのサイトでこれの維持に大変なお金がかかると書いてあったけど、ここも50元・・。誰も入ってないよ・・。ま、せっかく来たから、入りますよ・・。

子供っぽぃ中1男子、生き生きしてました。

ディズニーランドのコインを200個近く集めている息子。またまたこんなところでもやってます。
台湾の観光地にもあちこちに増えてきました。一回50元だったかな。

戦艦を見学している途中から、私はアプリで次のバスの時間をチェック。あと15分だよ〜。早く見終わって〜。1本逃すと次は1時間後なんだから〜。

安平古堡。城郭は後から復元されたものや日本時代に建てられたものなど。
元々のオランダ時代の最古の城壁が残っているのは、実はこの右の部分だけ。
塔は展望台。結構遠くまで見渡せて、夕日が見える時間にちょうど上るのがおすすめです。今回はちょっと時間が早かったので、無理でしたが。

安平古堡 史跡・遺跡

安平地域の魔除けの獅子。至る所にありました。

郵便ポストにも。

さっき7−11のアイスコーヒー飲んだけど、暑いから氷食べたい。安平豆花を食べに入る。店内クーラーきいてない・・。そして台北で食べる豆花よりかなり甘い。暑いから糖分必要なのかな((+_+))

同記安平豆花 (安平2店) スイーツ

少し向こうにある、「徳記洋行」まで徒歩で行く。
オランダ東インド会社に属する、イギリス人貿易商の拠点だった場所。
台湾人夫：「徳記洋行はまだあるよ。」私：「！？」
現在は台湾の貿易会社として、ハイネケンビールやジレット剃刀、ネスレコーヒーなど代理輸入を行っているそうです。

徳記洋行/安平樹屋 博物館・美術館・ギャラリー

その同じ敷地内にある、安平樹屋。ここは想像以上にすごいです(; ･`д･´)
息子：「ほんとにラピュタなんだけど！」
カメラに収まり切れないので、どこをどう撮っていいか・・。上に下に、とにかく、すごい。よくここまで伸びたな、と言う感じ。

徳記洋行/安平樹屋 博物館・美術館・ギャラリー

旅行サイトで見た、「夕遊出張所」まで歩いて行く。ちょっと距離ありそうだけど・・。道端に立っていた案内板。結構ありがたい。わかりやすかったです。

建物は写真撮るほどの感動はなく、っていうか暑くて・・。
「夕遊出張所」は元々、台湾総督府の塩の専売局分室だった場所っていうことで、塩を展示と言うか・・、歴史的展示物等はなく、観光むけになっていますね。365日の色を付けた塩を販売しているのみ・・。ここまで歩いてったのにな・・。
これはお土産用。占い等で配色が決まっているのではないようで・・。観光用なのでしょうね。まあ、台南は塩との関わりが深いのでね。
台湾好行のバスをずっと乗っていくと、塩山まで行けます。でも、観光用塩山で、灰色になっているとの情報多数だったので、今回はここまでで我慢です。

安平夕遊出張所 博物館・美術館・ギャラリー

台湾の梅干し、「蜜餞」で有名なお店。

林永泰興蜜餞行 専門店

台湾在住の人間としてはおなじみですが、旅行者日本人には、どうでしょう・・。甘い、しょっぱい。甘い方が勝っているかな。
右はドライ？漬物？マンゴー（辛）です・・(*_*;。台湾人夫が買う、と言うので・・。種まで一緒に切られてて、味はねぇ、何とも言えない味ですが、旦那曰く、くせになる味だと・・。あまり辛くはなかったです。

林永泰興蜜餞行 専門店

安平老街をぶらぶらして、牡蠣の揚げ物で有名なお店へ入る。これは看板メニューの牡蠣と魚介のすり身揚げ。期待していたほど牡蠣は多くはなかったです。他に、牡蠣そのものの揚げ物等、何品か注文し、息子はおなか一杯だったようです。

陳家蚵捲 シーフード

その後、バスでホテルへ帰り、おなか一杯の息子を残し、旦那と二人で神農街へ。ホテルからもそれほど遠くなかったので、歩いて行きました。夜はお店はあまり空いていませんでしたが、雰囲気味わえます。

神農老街 旧市街・古い町並み

古っぽい感じがいいですね。ここも空いてなかったけど。

私はおなか空いてないけど、旦那は何か食べたいというので、赤崁樓まで戻り、赤崁擔仔麵へ。ご飯の写真は撮るの忘れてしまった・・。私的には、味はまぁ、こういうもんかな、って思うけど、台湾北部出身の旦那からすると、甘いそうです。
もう9時だよ〜。こんな時間に夕飯食べるの、久しぶりだな。

ということで一日目終わり・・。

赤カン擔仔麺 地元の料理