哀愁のタンゴ,情熱の都アルゼンチンとCopa América vol4 Buenos Aires Palermo編

2011/07/18 - 2011/07/20

憧れのArgentinaとCopa América！観戦の旅vol4 はBuenos Aires観光です！

ここだけは絶対行きたい！と思っていたレストラン『Pan y Teatro』、そして
オシャレな街Palermo地区の観光や『Juana de Arco』でのショッピング♪

『Pan y Teatro』は、本当に素晴らしいレストランでした。おばあちゃんがこれまたすっごく優しくてお店の雰囲気もとにかくアットホーム！言葉がまったく通じないけど、それでも心が通じるひと時でした。

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0

• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

7月18日
今朝も鶏の声で目が覚めました。笑　朝はちょっとゆっくり。で、ここでの最後の朝食です。

今日もフルーツ、チーズ、ドライフルーツたっぷりの健康的な朝食でした。毎朝マテ茶を用意してもらうのですが、これがまあ美味しくて美味しくて。なんかすごく体にいい感じがします。

外はひんやりしてるのでタイツ、チノパン、ブラウスにカーディガンでパッキングして出発。TonyとRoxanaと一緒に記念撮影をして、Tonyの車でサルタまで送ってもらいました。最後まで”困ったりしたらメールしろ”と親切でした。

空港では大きなラップでぐるぐる巻きにしてもらったので、スーツケースもなんとか使えそう。Mendozaよりは大きな空港って感じでした。そしてLANで Buenos Airesへ。

今回はLANの周遊パスみたいなのを利用してるので、国内はすべてLANで移動してるのだけれど、とにかく何時の便にのっても出てくる機内食がみ〜〜んな同じ。笑　まったく代わり映えしなくてチョコクッキー、チーズクラッカー、そして Argentinaの代表的なお菓子『Alfajores』。Alfajoresは好きだけれど、毎回この組み合わせはさすがに飽きる。笑

機内からは美しいアンデス山脈が見えました♪

Buenos Airesについたら大雨！！！しかも台風級の大嵐！なんじゃこりゃ！
しかもこっちは一気に冬！寒いです〜。空港内でタクシーを手配してまっすぐホテルへ。

今日のホテルはまたしてもPalermo地区にしたのですが、お洒落なB&Bのはずだったのに、ど〜もイメージが違う。建物は古いとは聞いてましたが、外観はお洒落っぽいんだけれど、内部は部屋も含めて古いではなくてぼろい、ですな。笑

『Rugantino Hotel Boutique』
Uriarte 1844, Buenos Aires C1414, Argentina

こうやって写真でみるとおしゃれにみえるんですけどねえ・・・。お部屋は三階だったんだけれどエレベーターは当然なし。笑　でもって自分たちで運ぶという。この階段は屋外になるので雨の時はここを雨に濡れながら部屋まで荷物を運ばないといけないわけです。

テラスはかわいいけれど、たぶん寒くてここで過ごすことはなさそう。笑

お部屋はベッドルームとバスルームのみ。こじんまりとしたお部屋です。で、部屋のドアはそのまま屋外の廊下につながってるので、部屋に入ったら床は雨が入り込んで水浸し。笑　

しかもとにかく寒い！！ガラスの入った古い木のドア一枚で外とつながってるので、冷気がそのまんま部屋にはいってきます。外は息が真っ白になるほど寒い！零下にはなってないと思うけど、たぶん５℃以下。エアコンはついてるけれど、天井がすっごく高いので部屋が暖まらない・・・。

おまけにトイレに取り付けてある芳香剤が部屋中に匂いをまき散らしていて臭いなんてもんじゃなく息ができない臭さ。た、耐えられない・・・。外して部屋の外においてみたけれど、匂いはとれず。こりゃいかん。

布団にもぐりこんであったまっていたのですが、どうにもお腹がすいてきたので外にでてみることに。嵐ですけど。笑

美味しいイタリアンのお店があるとフロントで紹介してもらったのだけれど、外に出たらも〜とんでもない横殴りの大雨。イタリアンのお店は８時にならないとあかないというので、すぐ近くにあったカフェで時間をつぶすことに。カフェにたどりつくだけでびしょ濡れ。しかし６時半なのに夕食食べられないってのは辛いですな・・笑

８時までお茶して今後の予定をたてようとしてたんだけれど、とりあえず入ったわりには思いのほか可愛らしいカフェで、お客さんもけっこう多く、おまけに雨はどんどんひどくなるのでそのままここで食事にすることに。

こちらは頼んだサラダ。焼いたリンゴがのってる斬新なサラダではあったけれど、ドレッシングも甘くて・・・。甘いサラダってのもね。

『El Ultimo Beso』
Nicaragua, 4880 | Barrio Palermo, Buenos Aires

お次はリゾット。これはなんとも微妙。チーズ好きな人にはたまらないのかもしれないけれど、普段そんなにチーズを食べない人間からしたらこれはかなりヘビーです。
リゾットというより、チーズの中にお米が少し入ってるって感じでとにかく濃厚！
むむ〜・・・。

メインに頼んだラムは、なんとこれまたあっま〜いソースがかかっていて。
なぜゆえこんなに甘いのか？！

うーむ。

満足できないまま今日のディナーは終了。部屋に帰ってきても相変わらず芳香剤の匂いはとれないし、部屋は寒いし・・・。

実は、アルゼンチンに到着して荷物が三日も届かなかったストレスからか、アレルギーが悪化していてまったく治る気配がなく、特に指先が重症化しててもう限界。
明日はやっぱり病院にいくことにします。そしてホテルも変更しよう！

７月19日
さ、寒い・・・。部屋がまじで寒い！外はもっと寒い！！やっぱり Buenos Airesは冬だった。タイツにジーンズにヒートテックにニットアンサンブル。もちろんダウンも着ないとやってけない。ホテルで遅い朝食を食べて、日本語の通じる病院を調べてから出発。

外はし〜んとした冷たさ。空もどんよりしてるから余計に寒く感じます。今日は地下鉄に初めて乗ってみました。

ここの地下鉄は、東京に地下鉄が建設される際、日本から視察団が派遣されて銀座線のモデルになったといわれてるそうだけれど、とにかく古いですねえ・・。
レトロといえば聞こえはいいけれど車体はボロボロ。

地下鉄のエスカレーター。ゆっくりゆっくりと動いてます。

なんと木！！ですよ！！こんなエスカレーター初めてみました！なんともいい味をだしてます。まずはサンテルモまでいって今日からの宿を物色。狭いけれどなかなか快適で交通に便利なところをみつけられたのでとりあえずそこに決定！

それから地下鉄をのりついで目当ての病院へ。ガイドブックに載っていた日本語オッケーの病院にいったのですが、ドクターは日系の先生でした。
すごく親切な先生で、とっても優しかった♪注射はきくよ〜注射がいいよ〜と勧めるので（笑）注射を一本！アレルギーの即効性があるそうです。

”これは辛かったでしょう。”と痛みを理解してもらえてなんだか涙でてくるくらいうれしかったです。精神的に救われました。日本語はまったく問題なかったのだけれど、処方箋に書いてくれた日本語がちょっとおぼつかなくてかわいかったです。ローションがロショーンになってたり。笑

気持ち的にもものすごく落ち着いて、気分爽快！さ〜お昼だ♪ってことで、フィガロにのっていた美食レストランへいってみることに。すでに3時近かったのであいてないかも・・・と思いながらタクシーでいったのですが、なんとか間に合いました！

ここは、かつてはカルチャーセンターとしてお芝居や音楽会を行っていたそうです。だからレストランの名前にTeatroというのが入ってるのね！

『Pan y Teatro』
Las Casas 4095, 1238 Buenos Aires
Tel: [phone]

外観はツタが絡んでほんと劇場のようでなんとも素敵な空間。夏場は入り口前のテラス席で食事したら気持ちよさそう♪

店内はフランスの片田舎みたいな（行ったことはないですけど。）のどかなイメージで、暖かみのある家具に囲まれた素敵な空間。

この暖炉がとってもかわいかった！しっかり現役！！！今日みたいな日は暖かくていいですね〜猫ちゃんも一番暖かいところを知ってます！！この猫はすっごく人懐っこくて、ご飯食べ終わったら膝の上にのってきました。食事中はこなかったのに！おりこう♪

店員さんもすごく感じのいい人ばっかり♪オーナー家族はMendoza地方の出身で、フィガロで取材されてたシェフのおばあちゃんも現役でお店にでてて、雑誌の切り抜きを持っていってあげたらすっごく喜ばれました。

元気いっぱいのおばあちゃん。記念撮影もしてもらいました♪スペイン語しか話さないおばあちゃんだけれど、いっぱい話しかけてくれました。その気持ちがなんかうれしい！しかしスペイン語がんばって勉強したんだけどなあ・・笑

自家製というレモネードで乾杯！柔らかい甘みがちょうどよくて美味しい！強い注射を打ってるので、今日はアルコール禁止なのです。笑

Mendoza地方の家庭料理を中心にだしているそうで、こちらはおすすめの前菜盛り合わせ。みてください、この美しい色合い！

アーティチョーク、野菜のマリネ、ハム、サラミ、チーズ、そして卵やパプリカなんかを巻いたテリーヌ？みたいなの。もうどれも絶品！！く〜〜〜〜・・っと泣きたくなるような美味しさです。

エンパナーダはアツアツ！とってもジューシーだし孜然もきいてて焼きたてで美味！はまるなあ・・・

こちらはおばあちゃんが12歳の時から作っているという自慢のライス詰めパプリカのトマト煮。中のごはんはた〜っぷり詰まってます♪これがもう本当に最高に美味しい！

こんな美味しい料理たべたことないってくらい美味しくて感激でした。何時間も煮込んでいるからこの美味しさがでるのかしら？完全にノックアウトです！！パプリカの柔らかさも絶妙。

お店のお兄さんがイチオシだったのはこちらミラネーゼ。カツです！！ボリュームたっぷり！そのうえにたっぷりの玉ねぎとチーズがのってます。濃厚！美味しかったけれど、さすがにかなりがんばって食べました！笑

食後のデザートはプリン。これはやっぱり甘かった・・。こちらではデザートはとことん甘くするのが流儀なんだろうか。どっしりと甘い。

最後、サービスにとおばあちゃんがもってきてくれたのがぶどうをリキュール漬けにしたもの。お酒はだめよ！とドクターに言われていたけれど、これはまあいいかな？と思って食べたら一粒で酔いそうなくらい濃い味わいでした！いかんいかん！！笑

それにしても最高に幸せ気分にひたれるランチでした。

明日にはホテルも引き払うので、芳香剤の臭い部屋にもどっても苦にならない！！笑　夜はとってもご飯を食べる気にならなかったので、もってきたお菓子や機内でもらったお菓子とかで軽くすませ、ウルグアイVSペルー戦をテレビで観戦。

三位決定戦のチケットを持っていたので、予想ではここでウルグアイが負けて三位決定戦で生フォルランを見る！という作戦でいたのだけれど、まさかここで勝っちゃうとはなあ・・。どうしましょ。

7月20日

今日も寒いです〜。息は真っ白。空はどんよりして余計に寒く感じます。朝ご飯はゆっくりめにして荷物をまとめて、Palermoのホテルをチェックアウト。やはり注射の威力は強く、アレルギー症状はかなり緩和されてます。心理的なものもあるのかもしれませんが。でもラクラク、すごい楽！

ここPalermoは、PalermoソーホーとPalermoハリウッドにおおまかに分けられるんだけれど、それでもその中心地はすごく賑わってますがちょっと離れるとさみし〜感じ。落書きが多いのがなんともイメージが悪いかなあ。アートでオシャレなエリアなんだけど、季節的に暗いからなのかもしれませんが、私はあんまり惹かれなかったです。

第一Copa Américaをまったく感じない！！開催国なのに！！！ま、すでに負けちゃってますけどね。笑

ここはこのエリアで一番気に入ったお店、ペーパー＆ステーショナリー専門店の『ＴＩＮＴHＡ（ティンタ）』。

『ＴＩＮＴHＡ』
Costa Rica 4902　Palermo, Buenos Aires
?：[phone]

ブエノスアイレスの地図が印刷された”BUENOS AIRES MAP NOTE”、それからレターセットにラッピングセット。どれもものすごくキュート！

こちらは『Juana de Arco』。フィガロで紹介されてる記事をみて、どうしても行ってみたかったお店。

ブランド名はスペイン語で”ジャンヌ・ダルク”を意味し、自らの開放や新しい発見、喜びを導くブランドとなるよう願いが込められているんだそうです。


『Juana de Arco』
El Salvador 4762　Palermo, Buenos Aires　
?：(54 11) 4833-1621

下着がものすっごくキュートでほしいと思っていったのだけれど、いかんせん若い。ガーリーすぎて、どうみても年を考えろ！と言われそう・・・。

で、エプロンと布バッグを購入。

ぶらぶらしてるだけだったけど、それでも時間はあっという間にすぎて、すでに2時近く。元々行こうと思っていたお目当てのレストランは完全に隠れ家すぎてどうやっても見つけることができず・・・。

そしたら目の前になにやらレトロで素敵な店構えのレストランが！いいじゃない？ここ！ってことでそのままお店に入ってみました。

『Paraje Arévalo』
Arevalo 1502, Palermo, Buenos Aires
?：[phone]

そしたら大当たり！な〜んて素敵なレストラン♪店内もシンプルだけれど外観同様レトロな内装がなんとも素敵！清潔感たっぷりの真っ白なクロスがよく似合います♪建物のエレガントな雰囲気にぴったりマッチ！

店内にはなんと料理王国という日本の雑誌が！そこにはこちらのお店が、いまアルゼンチンで注目されてる新しい人気店として紹介されてました。びっくり！！
なんでもヨーロッパで修業したシェフ夫婦が開いたヨーロッパテイストのレストランなんですって。

お料理はコースのみでした。このパンがふわっふわですこぶる美味しかったのです！！

かぼちゃ？！と思われるスープ。優しくて野菜の味がしっかりするスープで、チーズがいいアクセントになってました。

くせのない白身のお魚をシンプルに焼いただけ。でも付け合わせの野菜といい、魚といいすべてがベストマッチングでこれも最高に美味しかった！！

私が頼んだのはペンネ。ブロッコリーとチーズのシンプルなペンネにしたのだけれどゆで加減がまだ絶妙で味付けもくどくなくしょっぱくなく、最高！かなりボリュームあるので一人で一皿食べるのはけっこう大変。でも食べるのやめたくないの、美味しすぎて。笑

いや〜まさか偶然にもこんな素敵なレストランと出会えるなんて思いませんでした、Buenos Airesやっぱりすばらしい！！

さ〜これでPalermoに思い残すことはなし！〆が最高♪
夜はPalermoを離れて、San telmoへ移動です。