2016/07/12 - 2016/07/13
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jokaさん
久々の登山旅行記です。
3月以降は週一のペースで登っているためネタはいくらでもあるのですが、めんどくさいのでほったらかし状態。
それでも百名山への初登山とか節目節目の山行はそのうち記事にしようと思っています。たぶん………
そんなわけで富士登山!
そもそもわたしが本格的に山登りを始めたきっかけが、会社の先輩Hさんと出かけた昨年9月の磐梯山登山。
Hさんが仕事の得意先の方と計画した富士登山が流れたため、ちょこちょこ旅に出てるらしいわたしにどこか山に連れてってくれと声をかけてきたのがきっかけでした。
以来10ヶ月。Hさんとの山行も10回を超え、今に至ります。
得意先の方から今年こそよろしくとお願いされたHさん。その方と一面識もないわたしに声をかけ、さらに登山初心者の会社の後輩も誘って、計5名で富士山を目指すことに。
が、悪天候の予報に言い出しっぺの得意先2名が脱落。巻き込まれた3人だけで出かけることに相成りました。
仕事終わりの強行軍であることと、登る対象としてあまり興味が湧かない山であることから正直わたしは気乗り薄。
でも、裏を返せばこんな機会でもなければ絶対に登る機会はないということ。
貴重な経験をさせていただいてありがとう♪の感謝の気持ちを込めて登りましょう(^^♪
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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仕事終わりに会社から出発予定だったため登山装備で出社するも、忘れ物をしたため一旦帰宅する羽目に。
あらためて初台駅にて22時に待ち合わせ。
当然のように30分遅刻してしまい、早めに到着した二人を1時間も待たせてしまいました……
後輩のK君が気を利かせて用意してくれた90年代ヒットメドレーを聴きながら楽しいドライブ♪
はよかったのですが、けっきょく一睡もできず… -
出発は遅れたものの、ほぼ予定通り0時30分過ぎに水ヶ塚公園の駐車場に到着。
富士山の五合目登山口は、最長の御殿場ルートを除き7月上旬からマイカー規制がかかります。そのため手前の駐車場に車を止めて、そこからシャトルバスかタクシーで移動しなくてはいけません。
ただしこの時間はバスは動いていませんから、必然的にタクシーになります。
1時ちょうど、予約しておいたタクシーに乗って富士宮口五合目に向かいます。
平日なことに加えて雨の予報だったこともあり駐車場はがらがら。客待ちのタクシーも数台とまっていました。水ヶ塚公園 公園・植物園
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30分ほどで富士宮口に着き、そのまま出発!
進め、青レンジャー!
負けるな、緑レンジャー!
高度順応!?
なんだそれ??? -
1時32分、登山開始。
富士登山の主要ルートは吉田ルート、須走ルート、富士宮ルート、御殿場ルートの四つ。
今回採用したのは、近年五番目の選択肢として徐々に定着しつつあるプリンスルートです。
富士宮ルートの六合目まで登り、そこから山腹をぐるっとトラバースして御殿場ルートの6合目へ合流、そのまま御殿場ルートで登頂という眺望と登りやすさを兼ね備えたおススメルートになります。表富士宮口登山道 公園・植物園
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登り始めから雨がぱらついていたので二人はレインウェアの上下を着用。
暑がり&めんどくさがりのわたしは半袖TシャツのままでGO!
Hさん、Kくんともレインウェアの下は長袖の速乾性Tシャツです。 -
プリンスルートという名称は、平成20年に皇太子殿下が富士登山を行った際、このルートをご利用になったことから定着しました。
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ふつうの山と違ってひたすらガレた斜面にうっすら踏み跡がついている状態なので、暗闇の中で道筋を見失うことしばし。
いつものように先頭を驀進するHさんが宝永第一火口縁の分岐でさっそく道を間違えます。
まだ経験が浅いのに脚力があるので、普通の人ならためらうような道でもガンガン登れてしまいルートロスに気づくのが遅れる、というパターンです。
この日も火口縁沿いの急斜面をぐいぐい登っていき、あやうく新ルートを開拓するところでした… -
登り始めからしばらく降っていた雨もいつしか止んで、休憩中にヘッデンを消すと頭上には満天の星空♪
写メには映らないのが残念です。
時おり迷いながらもなんとか御殿場ルートの六合目付近までたどり着きました。御殿場口登山道 公園・植物園
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3時59分、標高3000m地点を通過。
まだまだ半袖Tシャツで十分です。 -
4時5分、七合目過ぎてすぐの日の出館。休業中です。
ちなみにここまで一人の登山者とも遭遇せず。
一人で登ってたら心細かっただろうな。 -
空も明るんできました。
このあたりでHさんに異変が!
もともと胃腸の弱いHさん。休憩中に食べたカレーパンが胃に合わなかったようで顔色が真っ青です。
少しスピードを落としてだましだまし歩きますが、それでも先頭を突き進むのがHさんのHさんたる所以。 -
薄明の中たなびく日の丸
絵になるな〜♪ -
出発前はすっかり諦めていましたが、もしかすると日の出が見られるかも。
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4時23分、標高3050mのわらじ館を通過。
ここで初めて他の登山者を見かけました。 -
手を伸ばせば掴めそうなほどはっきりとした雲。
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山頂方面はガスってますね。
風も強くなってきたのでこの辺りでペラペラのソフトシェルを羽織ってみました。 -
この日の日の出時刻は4時40分前後。
この写メを撮ったのが4時42分です。 -
まだ八合目にも達していないにもかかわらず眼下の風景は雲の下。
さすがのスケールです。 -
4時57分、砂走館に到着。
標高3090mです。 -
砂走館前に移動してしばし鑑賞タイム。
このくらいの時間の朝日が一番きれいでした。 -
ひたすら神々しい…
浄土寺の阿弥陀三尊像が頭に浮かびました。
チンダル現象なんて名前はどうでもいいですね。 -
朝日を20分ほど満喫してから登山再開。
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いざ聖域へ!
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この写メを撮った10分後には
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この状態…
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七合九勺を過ぎて
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ここからが長かった………
ガレたつづら折れの道が延々と続きます。 -
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雪渓発見。
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時おり青空。
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人もだいぶ増えてきました。
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ゴール間近。
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6時34分、山頂到着。
大風が吹き荒れてめちゃくちゃ寒い!!!
たまらずソフトシェルの上にレインウェアを着用。
それでも下はそのまま。富士山頂上 浅間大社奥宮 寺・神社・教会
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御鉢巡りスタート。
まずは最高峰を目指します。
いまだ顔面蒼白のHさんですが、まだまだ先頭を切るだけの根性は残っているようです。 -
最後の急斜面を登ってズンズン。
写メには写っていませんが、雪混じりの強風が吹きつけてとにかく寒い!
それでもフリースは着用せず。
だって取り出すのがめんどーなんだもの… -
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7時5分、剣ヶ峰に立つ。
標高3776mの日本最高点。
ということは……この瞬間、日本で誰よりも高い場所に立っていることになるわけですね。
ちょっぴり感無量(^^♪
“○○と煙は高い所を………” -
HさんとK君
恰好がおそろいです… -
ところどころ雪が残ってます。
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風はビュービュー、みぞれバチバチ。
それでも御鉢巡りは続行です。さすがに歩いている人もまばら。 -
富士登山のメインルート、吉田口山頂に着きました。
こんな天候でも山小屋は元気よく営業中。観光客もそれなりに増えてきました。 -
ちょうどいい岩陰を見つけたのでカロリー補給をすることにしました。
“どん兵衛”あるいは“赤いきつね”の安定感が最近のお気に入り。
リフィルのカップ麺シリーズで“どん兵衛”だけいつも品薄なのも納得です。 -
休憩中に雨がやんで、ガスも晴れてきました。
ここから先は半袖Tシャツに戻ってサクサク行きます! -
ついさっきまで白一色の世界だったのに、いきなり火口がお出ましです。
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ド迫力!!
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8時49分、御殿場ルート山頂に戻ってきました。
なんだかんだで2時間以上山頂に滞在したことになります。
目の前の小屋に富士山頂郵便局があります。富士山頂郵便局 名所・史跡
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8時53分、下山開始。
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苦労して登った道も下りではあっという間。
ちょっともったいない気が……
写メ中央左に爆走するHさん。食当たりもほぼ回復したみたい。
ちょっと目を離すと見えなくなってしまいそうな勢いです。 -
体力には自信のあるK君も下りの技術はまだまだ。
そんなんだと置いてかれちゃうよ! -
山頂付近はこのような滑りやすく単調な道がひたすら続きます。
これが一番登りやすい道だっていうんだから、みなさん大したものです。 -
一休み。
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大砂走をGO!
いやーっ、これは楽しい♪
この感覚は実際に走ってみないとわからないな。
ひとりローカットのトレランシューズのわたしだけ靴の中が砂まみれになったことは言うまでもなし。 -
若干雲は多めながらも快晴です。
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昨晩はスルーした宝永山山頂へ寄り道。
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山頂到着。標高2693m。
ここからでもあたり一面を見下ろす雄大な景色が広がります。宝永山 自然・景勝地
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富士山のスケールは山頂付近を歩いているときにはかえってわかりづらく、この6〜7合目付近において一番よく感じられる気がします。
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遠近感が狂う。
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相変わらず驀進中のHさんと追いかけるK君。
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下りてきた道を振り返ってみる。
この宝永火口近辺のスケール感はほんとに凄かった(+_+)
この風景を見るだけでもここに来る価値があると思います。 -
宝永火口の入り口付近から多数の学生とすれ違い始めます。
中学生数百人と小学生数百人。
この時間から山頂まで登ると戻ってくるのは日暮れ時だと思うけど大丈夫なのかな?
プロのガイドっぽい人もいるから勝算はあるはずなので、宝永山往復なのかもしれません。
いずれにせよ引率の先生も大変ですね。 -
“こんにちは”の嵐を通り抜けてふと下を見ると一面の緑。
樹海、なのかな? -
10時48分、富士宮五合目登山口に無事帰還。
登山口手前で雨がぽつぽつ降り始めました。
御鉢巡りや宝永山への寄り道をしたため時間がかかりましたが、山頂への往復だけならサクサク歩けば6時間というところでしょうか。表富士宮口登山道 公園・植物園
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五合目からシャトルバスに乗って水ヶ塚公園駐車場まで30分の移動。
水ヶ塚駐車場に着いた途端に雨が激しくなりました。
ギリギリセーフ♪ -
高速に乗って足柄インターに立ち寄ります。
エクスパーサ足柄 (上り線) 道の駅
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お目当てはこちら。
山登り+温泉でワンセットですから。
こちらのインターには小ぎれいなホテルも完備。
いい時代になりました。金時湯 温泉
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徹夜の疲れをきれいさっぱり落としたあとは、鬼の遺伝子を引き継ぐこちらのお店でお食事です。
創彩麺家 野の実 東名足柄SA(上り) グルメ・レストラン
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焦がし香味GYU塩らぁ麺+名古屋コーチンチャーシュー丼セット
サービスエリアということを考えればさすがの出来栄え。
美味しくいただきました。 -
デザートにソフトクリームを食べて、いざ東京へ。
高速途中から爆睡した模様。
行き帰りの運転を引き受けてくれたK君に感謝です。
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