2016/06/05 - 2016/06/05
8位(同エリア44件中)
ベームさん
6月5日、12日目。
ルガーノからマッジョーレ湖北端の町ロカルノに寄り、ツェルマットまで行きます。
ロカルノはティチーノ州、人口1万6千人ほどの町。標高206mとスイスで一番低い湖に面し南欧風の風土で冬の避寒地として人気が高い。
ロカルノといえばすぐ頭に浮かぶのがロカルノ条約。
1925年10月、この町で協議されたロカルノ条約(実際の調印は12月ロンドンで)はドイツの国際連盟加盟を認め、ヴェルサイユ体制後のヨーロッパの一時的政治的安定をもたらした。しかし1929年の世界大恐慌はドイツにヒトラー政権を誕生せしめ、ヒトラーによるドイツのヴェルサイユ条約、ロカルノ条約破棄、国連脱退、再軍備と領土拡大政策によりヨーロッパの安定はもろくも潰え去った。
またロカルノには有名な聖母巡礼教会マドンナ・デル・サッソの聖所があります。サッソとは岩、岸壁と云う意味だそうで、岸壁の聖母。
写真はロカルノ、マッジョーレ湖とマドンナ・デル・サッソの聖所。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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地図下部。⑬、⑮、⑯。
ルガーノ~ロカルノ~ブリーク~ツェルマット。 -
ロカルノからツェルマットまでドモドッソーラとブリークで2回乗り換えます。
赤い線中央の上に折れているところが乗換えのドモドッソーラ。
ロカルノからブリーク間は大部分イタリア領土(白い部分)です。でもスイス・トラヴェルパスが使えます。ロカルノから下に延びているのはマッジョーレ湖。 -
朝のルガーノ駅。
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7:57発のSバーンでジウビアスコへ。
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ジウビアスコで8:34発のSバーンに乗換え。
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ブドウ畑。
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マッジョーレ湖が見えてきました。
イタリア第2の湖ですがロカルノを含む最北部はスイス、ティチーノ州です。 -
ロカルノ8:56着。
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左のホームの屋根の先にドモドッソーラへ行くチェントヴァッリ鉄道の入り口が有ります。後で乗ります。
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ロカルノ駅前。
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スタチオーネ通りを行くとすぐにマドンナ・デル・サッソの聖所へのケーブルカー乗り場がありました。
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ケーブルカーの標識。
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カッセ。
切符は車内で、スイスパスで割引になります。 -
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ケーブルカー。
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車内。
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だいぶ上ってきました。
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トンネルもあります。
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マドンナ・デル・サッソの聖所の横を通り終点まで。
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到着。
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終点フニコラーレ/ケーブルカー駅。
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少し高い方に歩くとマッジョーレ湖が一望です。
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マドンナ・デル・サッソの聖所とマッジョーレ湖。
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マドンナ・デル・サッソの聖所。
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ズーム。
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南欧風の景色です。
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サン・アントニオ教会。
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湖面からかなり高い所にあります。
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ケーブルカー駅に戻る途中岸壁をくりぬいた祠がありました。
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正にマドンナ・デル・サッソ/岩窟の聖母ですね。
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マドンナ・デル・サッソの聖所の方に石段を降ります。
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受胎告知。
石段の途中で。 -
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マドンナ・デル・サッソの聖所。
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岸壁の上に建てられています。
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かなり石段を降りていきました。
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着きました。
まず博物館の入り口です。 -
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聖書の知識に乏しいので何の場面か分かりません。皆空を見上げて何かの出現に驚いているようです。イエスの誕生を告げる星か。
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これは分かります。最後の晩餐ですね。
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ピエタ。
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不気味な磔刑像です。
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博物館を抜けて聖堂の正面に出てきました。
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マドンナ・デル・サッソの聖所です。
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1480年に聖母マリアがこの場所に出現した奇跡を記念して建てられたそうです。聖母巡礼の教会です。
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入口の前の回廊の天井。
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聖堂の中に入ります。
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今でも巡礼者がいるのでしょうか、お祈りをしている人と観光客と半々くらいです。
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鈍く光り輝くような聖堂です。
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主祭壇は聖母マリア。
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聖母マリアと幼子イエス。
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祭壇と天井。
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煌びやかと云うよりほかありません。
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天井画。
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華麗です。
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この祭壇の天井は鮮やかなブルーです。
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目の覚めるような色彩の聖堂でした。
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絵葉書です。
下手な写真ではお伝えできない、実際に目で見るとこんなのです、と言いたいばかりに絵葉書とかパンフレットを借用してしまいます。 -
パンフレットより。
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下りのケーブルカーの駅は聖堂のすぐ横にありました。上りのケーブルカーはここには停まらないようです。
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下界に降りてきました。ケーブルの乗り場から駅方面。
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少し町を歩きます。
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ラモーニャ通り。
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高台に登る路地が何本もあります。
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ゾルチ広場。
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ゾルチ広場の劇場とカジノです。
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目抜きのラルゴ・フランコ・ゾルチ通りのアーケードの下にはずらり商店が並んでいます。
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グランデ広場に出ました。
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毎年8月に開かれるロカルノ国際映画祭の会場です。
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グランデ広場。
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グランデ広場から一つの路地を登った所に教会がありました。
キエーザ・ノーヴァ教会。 -
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堂内。
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聖顔布を持つ聖女ヴェロニカ。
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教会の前のチッタ・デッラ通りを下って行くとヴィスコンティ城に出ました。
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ヴィスコンティ城。
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丁度12時からの昼の休館時間になるので中に入れてもらえませんでした。
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12世紀創建の城塞だそうです。
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14世紀ころからイタリア、ミラノの貴族ヴィスコンティ家の所有となりました。
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1925年、第1次世界大戦後のヴェルサイユ条約に続くロカルノ条約がここで協議されました。
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現在はロカルノ歴史考古学博物館となっています。
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ヴィスコンティ城。
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ツェルマットに行くべく駅に戻ります。
ツェルマットへはまだ2回、ドモドッソーラとブリークで乗換えが必要です。 -
まずドモドッソーラへ。
ロカルノ駅のホームの北側に地下に降りるエスカレーターがあります。地下のホームからドモドッソーラ行きは発車しています。
ゲートの上に「ロカルノードモドッソーラ」とあるので分かります。 -
運行はティチーノ地方鉄道(FART)のチェントヴァッリ鉄道です。大部分イタリアの国土を走りますがスイスパスで乗れます。
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時刻表ですがよく見てください。
数字の大きさ、配置が不揃いに見えます。最初これを見た時私の目が乱視になったのかなと思いました。
私が乗ったのは12:49発です。 -
幅の少し狭い車両で、全車両パノラマ仕様です。
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ところが発車してしばらくすると車掌が来て「パノラマ車両料1.5フラン払え」と言ってきた。
普通車両とパノラマ車両が選択できるのならともかく、パノラマしかないのにパノラマ料が必要とは理解に苦しみます。 -
それはそうとしてこの路線はチェントヴァッリ/100の谷と名付けるだけあって谷あり村ありの景観の良いルートでした。
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最高点標高1202mのサンタ・マリア・マッジョーレ駅。
ロカルノが200mですから1000m上っています。 -
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列車は乗客に景色を愉しませるようにゆっくり走ります。
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ドモドッソーラ駅着14:36。
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今度はスイス鉄道IC1076でブリークまで。
ドモドッソーラとブリークの間にシンプロントンネルが有ります。長さ19800m、1906年に開通し、1982年日本の大清水トンネルが出来るまでは世界最長のトンネルでした。トンネルのほぼ真ん中にスイスとイタリアの国境があります。
でもトンネルは長いほど退屈なものです。 -
イタリアの列車、なんとなく野暮ったいですね。
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トンネルを出ると間もなくブリーク到着、15:16。
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ブリーク駅。
次に乗るツェルマット行マッターホルン・ゴッタルト鉄道は駅舎の外にありました。 -
14番線となっていますが駅舎の外、道路上にあるホームです。
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マッターホルン・ゴッタルト鉄道。
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大きな道路の真ん中に線路が走っていてホームがあります。路面電車の停留所を長くしたようなものです。
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ツェルマット行。
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綺麗な車内でした。
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ブリーク15:27発、ツェルマット16.50着。
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途中駅フィスプ。
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ブリークからツェルマットまでは氷河特急と同じ路線です。
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ツェルマットにいく客のリュックは大きめです。
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ザンクト・ニクラウス駅。
標高1130m。
ここまでの景色は平凡でした。 -
ようやくアルプスらしい風景になってきました。
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ツェルマット到着。16時50分。ロカルノを出てから4時間の長旅でした。
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えっ、日本語が一番大きく書かれている。よっぽど日本人観光客が多いのか、あるいは多かったのか。
実際街で見かけたのは圧倒的に中国人の団体でした。
明日は天気がよければゴルナーグラート展望台に登ってみようと思います。
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