2016/07/10 - 2016/07/10
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koumeさん
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今年の京の夏の旅では藤田家住宅が公開されています。
室町時代の守護大名山名宗全は将軍足利義政の後継をめぐり花の御所(現在の同志社寒梅館)あたりに陣を敷く細川勝元と対立し、堀川を境に東西両陣営が11年におよぶ応仁の乱を繰り広げました。
堀川の西、上京区堀川通上立売近くにあった山名氏邸宅に西軍の陣が置かれ、その邸跡近く、まさに西陣の中心にある藤田家住宅をメインに堀川今出川界隈を歩いてきました。
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まず晴明神社立ち寄りました。
晴明神社 寺・神社・教会
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おなじみの五芒星が鳥居に掲げられています。
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桔梗が見頃。
鳥居下に花がたくさん咲いていました。 -
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一条戻橋。一条戻橋は神社の南、一条通に今も架けられていますが、現在のものは平成7年に架け替えられ、こちらには旧橋の欄干の親柱を境内に移しかつての風情で再現されているようです。
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旧一條戻橋と式神の石像が置かれています。
晴明がこの地に住んでいたころ式神は橋の下に封じ込められていたとのことです。 -
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境内の公認記念品販売所の名前も“桔梗”屋。
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以前に比べ桔梗が多いような。神社の境内にあふれています。
桔梗を図案化した桔梗紋⇒五芒星ということでしょう。 -
桔梗の花はちょうど見頃でした。
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「桔梗 開花しました」。
案内を観なくても境内に入ればすぐわかります。見事に開花中。
桔梗のお守りも期間限定で販売中のようです。 -
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桔梗を堪能します。
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安倍晴明の傍らにも。
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五芒星と桔梗紋の晴明神社を後にします。
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次に向かったのは堀川。
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堀川今出川を少し下がったところから、堀川が堀川通と東堀川通に通りを分けて流れて行きます。
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10年近く前に整備され、以降毎年8月上旬に開催されている“京の七夕”という催しの会場となっています。
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帰宅して気がついたのですが、現在の一条戻橋の写真を撮り忘れ。
中立売橋まで来ております。 -
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次に向かったのは西陣織会館。
西陣織会館 美術館・博物館
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きものショー開演中。
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観客は9分9厘中国の方。
ということは日本人はわれわれだけ?かしら…。 -
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次々と和服の似合う美しい女性が登場。
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最後にモデルの皆さんが勢ぞろい。
夏の時期に堀川今出川界隈を歩くのであれば西陣織会館の存在は欠かせません。
会館内の冷房はいつも寒いくらいに強めで、歩き回って熱くなった体も、中に入れば一気にクールダウンできます。 -
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西陣織会館でクールダウンしてから千両ヶ辻界隈を歩きました。
今出川大宮から大宮通を南に、西陣織の商家が立ち並び、江戸時代には一日千両の商があったことから、千両ヶ辻と呼ばれるようになった一帯には、織物業が衰退し、町屋がマンションなどに建て替えられつつあるものの、今でも昔の風情を残す建物が飲食店等に改装され独特の雰囲気の街並みとなっています。
こちらは、明治18年に千両ヶ辻に建てられた西陣織の大店冨田屋さんです。現在、この建物は国の登録有形文化財に指定され、事前予約で内部を見学でき、その他西陣暮らしの美術館としていろいろな体験ができる施設となっているようです。 -
こちらはおなじみラインベック。
午前10時ごろ。自転車はたくさん止まっていましたが、店の外に並ぶ方はいませんでした。カフェ ラインベック グルメ・レストラン
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京そめ塾。
友禅染の体験ができるようですね。 -
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こちらはカフェ“focalpoint”。
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静家 西陣店。
ゆば料理のお店のようです。 -
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着物でチャリンコ。さすが西陣。
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大宮通の一本東にある自転車も行きかうことができないくらいに細い黒門通。
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この路地のような通りにある美齢(メイリン)。
評判の中華料理店です。
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まだ10時。お店はランチの準備中でした。
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最後に今出川通を渡って藤田家住宅にやってきました。
今年の京の夏の旅で一般公開されています。 -
藤田家住宅(国登録有形文化財)は帯製造業を営んでいた藤田家の風情ある町家で、伝統的な町屋構造の明治期以前に建てられた東棟と昭和10年に建てられた暖炉のある洋室や数寄屋風座敷、三階まで吹き抜けの天窓付きの廊下など当時としてはハイカラな趣向の西棟に分かれています。(建物は一体のものとなっていますが)
玄関に入るとすぐにあるこののれんの向こうは東棟ですが、ごく一部だけ公開されています。 -
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西棟に向かいまず一番奥の庭に面した8畳座敷に座りました。
ここでガイドの方から私たちだけで建物に関して解説していただきました。
この8畳の座敷はヒノキの角柱を用い、床、地袋、付書院を構えて書院風の意匠となっているということでした。 -
庭の向こうにあるのは「養心」と名付けられた茶室です。
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茶室の隣には蔵がありました。
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西棟の表は庭に面して大きな窓がある洋間となっており、中央には暖炉が設えてあります。
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大きな窓には波形のガラス板が使われているようです。
京都の町屋で表に庭があることは珍しいとのことですが、これらの意匠は、この洋間が帯の出来栄えをお客さんに見てもらう部屋で、明かりを十分部屋に取り込むためのものだといわれているようです。 -
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こちらが三層吹き抜けの板敷の廊下。天窓が見えます。
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廊下から庭を眺めます。
私たちの後に来られた皆さんが8畳座敷でガイドの方の話を聞いておられます。 -
手前の6畳の座敷は、床柱に杉の絞り丸太、柱に杉丸太を用い、長押のない数寄屋風意匠となっており、板敷の廊下に水屋を置いて茶室としても使用されたということです。
また、洋間の大きな窓や廊下の天窓は外に面していないこの6畳間の採光を考慮したものともいわれているようです。 -
2階に上がりました。
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2階には主人やご家族が使われていたであろう調度品が展示されていました。
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ベートーベン交響曲第5番 ハ短調 作品67。
上の写真の蓄音機から流れる“運命”。
この西棟が建てられた昭和10年、最盛期を迎えていた西陣の織物産業に携わる人々にはその後の和装織物産業の運命を想像だにしなかったことでしょう。 -
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帰り際に外から見たこちらが西棟。
塀の向こうが先ほどの暖炉のある洋間です。
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