2016年7月　クロアチア・スロベニア8日間(3)　シベニク・トロギール・スプリット編

2016/07/13 - 2016/07/13

クロアチア・スロベニア旅行記☆3冊目はシベニク・トロギール・スプリット編。

クロアチアといえば「アドリア海の真珠」と呼ばれるドブロブニクがあまりにも有名だけど、他にもアドリア海沿岸には魅力的な古い街並が魅力の都市がいくつも点在しているの。
この日は一日で世界遺産に登録されている物件を3か所も観光、パッケージツアーだけに効率よく観光できたよ(^^♪

それにしても前日のイストラ半島に続きダルマチア地方のこの日も35℃を超える猛暑。
夏のクロアチアはお天気がよければ本当に暑い！暑い！暑い！

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前々からずっと行きたかったクロアチア☆

青いアドリア海に面して城壁に囲まれオレンジ色の屋根が並ぶ光景が浮かぶドブロブニクに、エメラルドグリーンに輝くプリトヴィツェ、それにヨーロッパ最大級の鍾乳洞にも足を伸ばしたい！！

そんな観光地はクロアチアから隣国スロベニアに点在していて、中５日間のタイトな日程で周るにはやっぱりパッケージツアーが効率的よね。
いつものようにもっと滞在したかったな〜と感じるんだろうけど、そうなったら改めてじっくり再訪すればいいじゃない！ということで、今回はＪＴＢ旅物語さん企画のツアーに参加することに。

旅行は晴天に恵まれて幸先よくスタートしたものの、クロアチア観光ハイライトの後半は強風のせいで旅程の一部が変更・短縮されるなど少し残念な結果に。
天候は誰のせいでもないんだけどね、色々な意味で忘れられない旅になってしまった。
こうなったら、また機会をみつけていつかリベンジしたいな。

【旅行日程】
☆１日目☆
　昼　成田発 空路オーストリア航空にてウィーン乗継ぎグラーツへ　ブレッド泊
☆２日目☆
　午前 ブレッド湖観光 午後 ポストイナ鍾乳洞観光 オパティア泊
☆３日目☆
　午前 プーラ観光 ロヴィニ散策 午後 ポレッチ歴史地区観光 トロギール泊
★４日目★
　午前 シベニク観光 午後 トロギール旧市街散策 スプリット観光 ドブロブニク泊
☆５日目☆
　午前 ドブロブニク旧市街観光 午後 モスタル観光 ドブロブニク泊
☆６日目☆
　午前 プリトビチェへ 夕方 プリトビチェ湖群国立公園観光 プリトビチェ泊
☆７日目☆
　午前 ザグレブ旧市街観光 午後 ザグレブ発 オーストリア航空にてウィーン乗継ぎ
☆８日目☆
　昼 成田着 お疲れさまでした

【旅の情報】
形態：添乗員同行のツアー
旅行会社：ＪＴＢ旅物語
ツアー名：スーペリアゆったりバスで巡るクロアチア・スロベニア８日間
航空会社：オーストリア航空
ホテル：〈ブレッド〉クリム
　　　　〈オパティア〉オパティア
　　　　〈トロギール〉メディーナ
　　　　〈ドブロブニク〉シェラトン ドブロブニク リビエラ
　　　　〈プリトビチェ〉イェゼロ
ツアー代金：259,800円
成田空港使用料・保安サービス：2,610円
現地空港諸税：10,240円
レート：10,000円≒87ユーロ(1ユーロ≒115円)
10,000円≒628クーナ(1クーナ≒15.9円)

エリア トロギール(クロアチア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

旅行4日目の朝、ホテルのバルコニーからの眺め

昨夜到着したときは暗くてわからなかったけど、オーシャンビューだったのね♪
またまた朝から暑くなる予感…

ホテル メデナ ホテル

アドリア海を眺めながらのシーサイドドライブ(^^♪

この日の観光はシベニク→トロギール→スプリットと、アドリア海沿岸を南下するもの。
でも宿泊先が中間のトロギールだったので、一旦シベニクまで北上するとこからスタート。
おかげで左側のバスの座席でも、朝は美しいアドリア海を楽しむことができたわ(^^♪

最初の目的地シベニクに到着

シベニクはクルカ川の河口に開けた歴史ある街。
写真の左のずっと先の方からクルカ川が流れ込んでいる。

シベニク 散歩・街歩き

港沿いを歩き進むと街のシンボル聖ヤコブ聖堂が見えてきた！

世界遺産に登録されている聖ヤコブ大聖堂☆
石材だけを使用して建てられた教会としては世界最大のものなんだそう。

シベニクの聖ヤコブ大聖堂 寺院・教会

大聖堂に面して建つ名建築家ダルマティナッツの像。

聖堂建築に関わった多くの建築家の中でも、地元ダルマチア地方出身のこの人物が石造彫刻による装飾を付け加えたとかで、その功績を讃えて建てられたという。

大聖堂の中の洗礼室の装飾が見事なんだとか！
シベニクでの最大のみどころなんだけど、フリータイムが短くて外観のみの観光になってしまったのが心残り。。。

外観だけでもじっくりみましょうか。

こちらが大聖堂の正面

聖堂入口のアーチに沿って付けられた装飾

中央にイエスキリストが、左右両サイドに12人の使徒の像が彫られている。

旧市街の中心となるレプブリカ広場に面した北側の入口

下にはライオンの彫刻があり、ライオンのドアと呼ばれている。
ライオンの上部には左にアダム、右にイブの彫像。

神聖な彫刻なんだろうけど、ライオンといいアダム＆イブといい、マンガチックな表情でちょっと可笑しいの。

聖ヤコブ大聖堂の外観で特に印象的なのは、聖堂の壁面に取り付けられた７１人もの頭部の彫刻。
当時の市民のお偉いさんをモデルにしたんだとか。

聖ヤコブ大聖堂のあるレプブリカ広場から通りに入ってすぐにあるのが聖バルバラ教会。

こちら側の壁面には、時計や窓が不規則に並んでいる。
この時計は深夜の0時が真下に表示される24時間時計、パッと見では何時なのかわかりにくいね。

聖バルバラ教会 寺院・教会

思わず通ってみたくなるような魅力的な路地があちこちに。

古い建物にひっそりとある小さな円形の囲い
実はこれワンちゃんの水飲み場なんだって！

店先にあったこの彫り物

左右に彫られている×印、当時の商取引の単位で、主に布地の売買に使われたメジャーのようなものなんだそう。

路地の奥にニャンコ発見！

もっと近くで撮ろうと近づいたら逃げられちゃった。。。

聖フランシスコ教会

ここでシベニク観光はおしまい。
バスで朝やってきた道をそのまま戻り、トロギールに向かう。

1時間ほどバスに揺られてトロギールに到着。

トロギールは周囲を城壁に囲まれた小さな島で、本土からはこの右側の橋で結ばれている。
トロギールで最初に向かったのは。。。

昼食レストラン☆彡

午前中の観光お疲れさま〜の乾杯！！

メインはダルマチアの煮込み料理

イカと鯖を煮込んだブイヤベースっぽいスープ。
しっかりした味付けで、発汗後の体には嬉しかったな(^^♪

もう暑くて暑くて暑くて！！
トイレのこと気にしてられない！
ビール大飲んじゃえ(^^♪

ちなみにここのビールは30クーナ（≒477円）
前日のイストラ半島では18クーナだったからその1.7倍！？
ここで驚くのはまだ早く、翌日のドブロブニクでは45クーナでイストラ半島の2.5倍にもなったのよ〜
高くても飲んじゃうんだけど、観光地料金にびっくりだ。

ランチのあとはトロギールの街を散策(^^♪

トロギールは元々は半島の一部だったのが、敵の侵入を防ぐため周囲に水路を設けて人為的に島とし、城壁をめぐらせた歴史をもつ都市で、世界遺産に登録されている。

古都トロギール 旧市街・古い町並み

カメルンゴの砦から真っ直ぐのびるプロムナード

気もちよさそうでしょう？
でも、遮るものがなくて強い陽射しが容赦ないの。。。
ほろ酔い気分の身には堪えたわ。

南門から城壁内の旧市街へ

南門の外側すぐ右側にある建物

かつて敵の侵入を防ぐために夜中には門は固く閉ざされており、その閉門時刻に間に合わなかった人々が一夜を明かす場所だったんだそう。
厳しい門限だったのね。

旧市街の中心の広場に建つ聖ロブロ大聖堂☆

この大聖堂は完成までになんと4世紀にわたって建築が続けられてきたので、ルネサンス様式、ゴシック様式、ロマネスク様式など様々な建築様式が混在しているという。
サグラダファミリアが完成までに長期間かかっているとは知っていたけれど、それが特別なことではなく、昔から教会建築には長い年月がかかるのが当たり前だったのね。

詳しいことはよくわからないけれど、鐘楼の窓の様式が各階層で異なっているなということは理解できたわ。

聖ロヴロ大聖堂 寺院・教会

聖ロブロ教会の南側に建つ時計塔

聖ロブロ大聖堂を真下から見上げて

アダムとイブの像が両端に彫られている重厚感のある大聖堂の門

内側にあるイエスの生誕、生涯など表現された緻密な彫刻を見ようと、世界中からやってきた観光客が門の前に集まり、写真を撮るのも一苦労。

北門を出たところでツアーはしばしのフリータイムに

城壁を出て橋を渡ったすぐ先にある青空市場を冷やかそう(^^♪

市場には新鮮な果物や名産の蜂蜜にオリーブオイル、高級品のトリュフなど様々なお店がずらり。
買わなくても見ているだけでわくわくしちゃう(^^♪

トロギールの青空市場を楽しんだあとは、アドリア海沿岸最大の港町スプリットにやってきた。

ローマ皇帝ディオクレティアヌスが退位後に移り住んだ宮殿がそのまま旧市街になった街スプリットは世界遺産に登録されている。

これでこの日一日で3つ目の世界遺産制覇(^^♪

スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿 史跡・遺跡

旧市街に入る前に街の模型でその構造をお勉強。

かつて海だった城壁の南側部分、現在は埋め立てられ道路になっている。

真っ直ぐのびるプロムナード

暑いのでテントの下でぷはりたいんだけどな〜

南側の城壁にある青銅の門

建物と建物の間にひっそりとあるので、ぼんやり歩いていたら見過ごしてしまいそう。
ここから宮殿に入ります。

青銅の門 城・宮殿

青銅の門から入ったところは宮殿の地下で、この先にあるペリスティルという広場に繋がる真っ直ぐのびる通路になっている。

本来は薄暗いはずのここ、両脇には煌びやかなショップが立ち並び、あちこちにライトが点灯されてとっても幻想的な雰囲気♪

地下の通路から一旦東側の通路から地上に出てみると、ブーゲンビリアが咲き誇っている広場に。

振り返って見えたのが旧市街の中で一際高くそびえる大聖堂☆

続いて天井がぽっかり円形に開いた前庭にやってきた。

かつてはモザイクで装飾されたドームで覆われていたという。

そんな前庭で男声合唱のコーラス、クラッパが美しい歌声を聴かせてくれた。

ツアー仲間の間でＣＤが飛ぶように売れていたっけ。

前庭を抜けた先にあるのがペリスティルという広場で、ここに面して建つのがスプリットのランドマーク、大聖堂☆

４トラベラーの皆さんの写真を拝見して、鐘楼からの眺めが素晴らしいこと知っていたんだけど、この暑さでへばってしまって、上れなかったよ。
元気なツアー仲間さんは上られてただけに残念。

聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会

大聖堂の入口付近には、エジプトで作られたものといわれている黒大理石製のスフィンクス☆

ペリスティルを更に北に進んで、城壁北側の金の門にやってきた。

かつては宮殿の正門だったというだけあって、入場してきた青銅の門に比べると規模がかなり大きくて、宮殿にとって重要な門だったということがうかがい知れる場所だね。

金の門 城・宮殿

金の門を出た正面に建つのがグルグール・ニンスキの像。

グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑

この像の左足の親指に触ると幸運が訪れる♪
といわれているそうで、世界中の観光客に触られてるんだろうな、指先は金ぴか！

あちっ！
炎天下にさらされた金属なもんだから火傷しそうなくらい熱いの。

幸運が訪れますように(^^♪

宮殿の外周をぐるっと周ってナロドゥニ広場までやってきた。

暑くて暑くて、もうへとへと。
せっかくのガイドの説明が入ってこない。
この広場に面しているのが宮殿の西側の入り口、鉄の門だったのに。。。

この日二つ目の24時間時計☆

時計塔の下が正に鉄の門だったのに、暑さにやられて歩くのに精一杯で肝心の門の写真を撮るの失念しちゃった。

鉄の門 城・宮殿

この狭い路地を抜けた先にあるのが

洗礼室。。。だったと思う。
もはや立っているのがやっと状態。

ネクタイの形をしたドアノブ☆

クロアチアはネクタイ発祥の地、そのネクタイの専門店「クロアタ」さんはドアノブもネクタイの形という凝りよう！
思わず入ってみたくなるよね(^^♪

ペリスティル広場に面したこのお店の前でフリータイムに。
もう喉がカラカラ、暑くてのぼせてしまいそう。。。
身体の中から冷やしたい！！

思わず買ってしまったのがレモン味のスムージー(^^♪

いつでもどこでもビールぷっは〜のダンナがスムージーって、よっぽどの暑さだったんだってわかってもらえるかな？

旅行前は翌日の5日目午後のモスタル観光は興味ないので、かねてから楽しみにしていたドブロブニクで一日過ごそうと、ツアーを離団する気満々だったの。

ところがこの炎天下でしょう！
一日中散策はとてもムリと、この時点で当初の予定通り涼しいバス移動を決めてしまったヘタレゆみずでした。

爽やかスムージーを買ったのは東側の城壁、この銀の門を出てすぐのところ。

宮殿にとっては金の門に次ぐ重要な門だったという銀の門、門の上部にはアーチ状の開口部が残っていて、保存状態がいいね。

振り返ると南側の青銅の門から宮殿に入り、北側の金の門、東側の銀の門を見学できたのだから、最後に西側の鉄の門もきちんと写真に残しておけばよかったなぁ。
いつもなら征服欲にかられて間違いなく撮ったはずなのに、ほんと、暑さでそれどころではなかったのよ。

銀の門 建造物

スプリットの観光のあとは宿泊先のドブロブニクまで230?のバスの旅。

アドリア海沿岸がずっとクロアチアというわけではなく、途中7?くらいボスニアヘルツェゴビナの領土になるので、国境を通過。
その領土内のこちらのドライブインでトイレ休憩。

地下にはスーパーマーケットがあって、物価の高いクロアチアよりもお得にお買物ができるの。
翌日の行程でもこちらに立ち寄るということで、この日は下見だけ。

スーパーマーケット (ネウム) スーパー・コンビニ

アドリア海にキラキラ輝く夕陽☆彡

買い物しなくても、ドライブインからはこんな景色も楽しめたよ(^^♪

ツアーの4,5泊目、嬉しい連泊となる五つ星のシェラトンドブロブニクリビエラに到着。

ドブロブニクの旧市街からは空港方面に車で15分程の距離。
路線バスは通っているのかな？
個人旅行で利用するには微妙な立地かも。

シェラトン ドゥブロヴニク リヴィエラ ホテル ホテル

フロントには大きなドブロブニクのパネル☆
う〜ん！明日が楽しみだ(^^♪

これまで泊まったホテルに比べると格段に高級な内装の客室。

これでオーシャンビューだったら最高なんだけど、そこはお値打ちツアーだもの、ほとんどの参加者が山側のお部屋だったみたい。

水回りはこちら
あまりに広くて全体を写しきれない！

シャワーブースとバスタブが独立していて、気もちよく利用できるね。

そして写っていないけどダブルシンク。
自宅では時間差で洗面を使うので二人で一緒に使うことに慣れていないから、せっかくのダブルシンクも同時に使うことなかったわ。
こういうところにも貧乏性って現れるのね。

猛暑の中の観光お疲れさま〜の乾杯(^^♪

今回の旅行で飲み友になってくれたＫ夫妻の奥様Ｍさん☆
旅行記の登場に快諾してくださいました！

お酒好きのＫ夫妻とはツアー中5回の夕食のうち4回もお隣でご一緒しちゃいました。
ツアーメンバーが少ないときは広く浅く参加者全員とお食事しようと思うけど、さすがに今回は33人の大所帯なのでムリよね。
元々内向的なので仲良くしてもらえてありがたかったな。

この場を借りてお礼を。
おかげで楽しい旅になりました！ありがとうございました♪

そしてこちらがご主人のＴさん☆
お酒を飲んで満面の笑みはダンナと一緒だね(^^♪

ここは高級ホテルなだけにビールもワインもそこそこいいお値段。
そろそろクーナも残り少なくなってきたけれど、ここではカード払いできるから安心してオーダーできたわ。

ちなみにビール330mlで28クーナ、一番お値打ちワイン720mlが180クーナ。

Ｋ夫妻のオーダーした赤ワインをちゃっかり握りしめての乾杯ショット(^^♪

おかげで白も赤も楽しめて大満足な晩餐でした！
すっかりいい気分になったところでおやすみなさい。

このあとはクロアチア・スロベニア旅行記4冊目につづく。