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 所用で都内1泊した翌日、上野駅公園口から出、企画展案内板を見たところ、東京国立博物館表慶館で「黄金のアフガニスタン」(守り抜かれたシルクロードの秘宝)展が行われていた。(6月19日まで)<br /><br /> 昨年イランと新疆を訪れたが、その中間にある国のなかで、アフガニスタンはあきらめていた。<br /><br />ホモサピエンスの貴重な遺産を内戦中も守り抜いたアフガニスタン国立博物館の人達のビデオがあった。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /> 

「黄金のアフガニスタン」(守り抜かれたシルクロードの秘宝)展が東京国立博物館表慶館で6月19日まで。

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2016/06/12 - 2016/06/12

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地中海人

地中海人さん

 所用で都内1泊した翌日、上野駅公園口から出、企画展案内板を見たところ、東京国立博物館表慶館で「黄金のアフガニスタン」(守り抜かれたシルクロードの秘宝)展が行われていた。(6月19日まで)

 昨年イランと新疆を訪れたが、その中間にある国のなかで、アフガニスタンはあきらめていた。

ホモサピエンスの貴重な遺産を内戦中も守り抜いたアフガニスタン国立博物館の人達のビデオがあった。










 

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
新幹線
旅行の手配内容
個別手配
  • いつもながら内部撮影禁止で写真がないので、五つに分かれて展示されている出品目録を簡単に紹介しましょう。<br /><br />古代バクトリアを中心に発掘されています。<br /><br />「黄金のアフガニスタン」図録259頁 2500円<br /><br />

    いつもながら内部撮影禁止で写真がないので、五つに分かれて展示されている出品目録を簡単に紹介しましょう。

    古代バクトリアを中心に発掘されています。

    「黄金のアフガニスタン」図録259頁 2500円

  • 第1章 テぺ・フロール(メソポタミア文明とインダス文明をつなぐ謎の遺跡)  3点 前2100-2000年頃 金製杯断片<br /><br /><br />1966年農民が発掘し、斧で公平に叩き割ったため、遺跡の実態は不明。<br /><br />左側の幾何学文様杯の凸型モチーフは前5000年頃登場し3000年にわたって使用されていたものという。<br />

    第1章 テぺ・フロール(メソポタミア文明とインダス文明をつなぐ謎の遺跡)  3点 前2100-2000年頃 金製杯断片


    1966年農民が発掘し、斧で公平に叩き割ったため、遺跡の実態は不明。

    左側の幾何学文様杯の凸型モチーフは前5000年頃登場し3000年にわたって使用されていたものという。

  • 第2章 アイハヌム(アレクサンドロス大王の東征によって生まれたギリシャ都市) 32点<br /> <br />ギリシャはデルフィにあるアポロン神殿に刻まれた箴言が5000キロ離れたギリシャ都市・アイハヌムでも愛唱されたのか。刻まれた石碑台座(前3世紀)にめぐり合え感激。<br /><br />[デルフィ旅行記<br />http://4travel.jp/travelogue/10757119<br /><br />アポロン神殿は前7世紀の神殿の上に前4世紀建立。<br /><br />紀元前370年頃の遺構があり、6本の柱が復元されている。<br /><br />幅23メートル、長さ60メートルのドリス式の神殿には、「昔の英雄的な男子の言葉」約150の箴言、<br />「少年のときは礼儀正しく、<br />青年の時には情熱を制御し、<br />中年になれば義者であり、<br />老年になればよき助言者であれ<br />死ぬときは悔ゆることなかれ、」<br /> が彫られたものがあったはずですが。<br /><br />この箴言は、5000キロかなたのアムダリア河岸のアイハヌム遺跡出土の石碑にもみられ、ギリシャ文明世界のあらゆるところにギリシャ的道徳基準が浸透し、ギリシャポリスの街作りと共に、そこに住むギリシャ人の精神を際立たせています。]<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

    第2章 アイハヌム(アレクサンドロス大王の東征によって生まれたギリシャ都市) 32点
     
    ギリシャはデルフィにあるアポロン神殿に刻まれた箴言が5000キロ離れたギリシャ都市・アイハヌムでも愛唱されたのか。刻まれた石碑台座(前3世紀)にめぐり合え感激。

    [デルフィ旅行記
    http://4travel.jp/travelogue/10757119

    アポロン神殿は前7世紀の神殿の上に前4世紀建立。

    紀元前370年頃の遺構があり、6本の柱が復元されている。

    幅23メートル、長さ60メートルのドリス式の神殿には、「昔の英雄的な男子の言葉」約150の箴言、
    「少年のときは礼儀正しく、
    青年の時には情熱を制御し、
    中年になれば義者であり、
    老年になればよき助言者であれ
    死ぬときは悔ゆることなかれ、」
     が彫られたものがあったはずですが。

    この箴言は、5000キロかなたのアムダリア河岸のアイハヌム遺跡出土の石碑にもみられ、ギリシャ文明世界のあらゆるところにギリシャ的道徳基準が浸透し、ギリシャポリスの街作りと共に、そこに住むギリシャ人の精神を際立たせています。]







  • 第3章 ティリア・テぺ(遊牧民の王族が眠る黄金の丘)111点<br /><br />1978年、直径100m高さ3-4mの遺丘(テぺ)から発掘された。<br />   5人の女性、一人の男性の墓から出土した金製品(1世紀)の数々。<br />クシャーン族か、サカ族か、説がわかれるが、アーリア系遊牧民。<br /><br />今回は2万点の越える金製品の一部が展示されている。<br /><br />先史時代の彩文土器が出土し、前2千年紀中ごろ創建、前500年頃まで存続した拝火教神殿が確認されたという。

    第3章 ティリア・テぺ(遊牧民の王族が眠る黄金の丘)111点

    1978年、直径100m高さ3-4mの遺丘(テぺ)から発掘された。
       5人の女性、一人の男性の墓から出土した金製品(1世紀)の数々。
    クシャーン族か、サカ族か、説がわかれるが、アーリア系遊牧民。

    今回は2万点の越える金製品の一部が展示されている。

    先史時代の彩文土器が出土し、前2千年紀中ごろ創建、前500年頃まで存続した拝火教神殿が確認されたという。

  • ティリアテぺ 6号墓  木棺から<br /><br />被葬者は20歳程度の若い女性。<br /><br />胸の中央にアフロディ―テ飾板 1世紀第2四半期<br />金 トルコ石 5.0×2.6?

    ティリアテぺ 6号墓  木棺から

    被葬者は20歳程度の若い女性。

    胸の中央にアフロディ―テ飾板 1世紀第2四半期
    金 トルコ石 5.0×2.6?

  • 第4章 ぺグラム (シルクロードの秘宝が集まったクシャーン朝の夏の都)<br />    1世紀<br />  象牙製品(インドには古代の象牙製品は現存していないが、ぺグラムからは900点もの象牙製品が発掘されている。主になまめかしい女性像が多い。)、ガラス器(フェニキアで前1世紀後半吹ガラス法が開発され、ローマ帝国各地で生産された。120点ぺグラムにおいて発掘されている)。<br /> アラバスタ―、青銅製、石膏製メダイオン(ギリシャ・ローマの神話の場面)、陶磁器(中国製)など85点。<br /><br />イラン系遊牧民のクシャーン王朝時代1世紀に、地中海世界、インド、中国から交易により到来したものだ。

    第4章 ぺグラム (シルクロードの秘宝が集まったクシャーン朝の夏の都)
        1世紀
      象牙製品(インドには古代の象牙製品は現存していないが、ぺグラムからは900点もの象牙製品が発掘されている。主になまめかしい女性像が多い。)、ガラス器(フェニキアで前1世紀後半吹ガラス法が開発され、ローマ帝国各地で生産された。120点ぺグラムにおいて発掘されている)。
     アラバスタ―、青銅製、石膏製メダイオン(ギリシャ・ローマの神話の場面)、陶磁器(中国製)など85点。

    イラン系遊牧民のクシャーン王朝時代1世紀に、地中海世界、インド、中国から交易により到来したものだ。

  • エナメル彩色によるガラス製品。エナメル技法のガラス産地であるアレキサンドリア産かもしれない。

    エナメル彩色によるガラス製品。エナメル技法のガラス産地であるアレキサンドリア産かもしれない。

  • 第5章 アフガニスタン流出文化財(日本で保護され、母国へ帰る文化財難民)  アイハヌム出土のゼウス神像左足断片(前3世紀)など15点<br /><br /><br />特別出品として、関係の深い平山郁夫シルクロード美術館から2点。<br /><br />今回の日本での展覧会を契機として102件の流出文化財がアフガニスタンに返還されるという。<br /><br />以上の繁栄は、西洋と東洋の交易路地点の理由のほか、やはり先史時代からアフガニスタン北東部で産出したラピスラズリの賜物なのでしょう。<br /><br />

    第5章 アフガニスタン流出文化財(日本で保護され、母国へ帰る文化財難民)  アイハヌム出土のゼウス神像左足断片(前3世紀)など15点


    特別出品として、関係の深い平山郁夫シルクロード美術館から2点。

    今回の日本での展覧会を契機として102件の流出文化財がアフガニスタンに返還されるという。

    以上の繁栄は、西洋と東洋の交易路地点の理由のほか、やはり先史時代からアフガニスタン北東部で産出したラピスラズリの賜物なのでしょう。

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