おくのほそ道　第3回　②　尾花沢・山寺　「表札は鈴木某紅粉の花」

2016/05/24 - 2016/05/28

《尾花沢にて清風といふ者を尋ぬ。かれは富める者なれども、志卑しから　ず。都にもをりをり通ひて、さすがに旅の情けをも知りたれば、日ごろと　どめて、長途のいたはり、さまざまにもてなしはべる。　

　　　涼しさをわが宿にしてねまるなり　芭蕉　　》

尾花沢にはJRの駅も他の電車の駅もなくバスの本数も少ないので大石田からタクシ－で行きました。芭蕉清風歴史資料館はあいにく休館日でした。養泉寺からちょっと降りていったところに代田と植田が広がってました。（表紙の写真）なんとも美しい懐かしい景色でした。何組かの散歩している人たちと話しをしました。みんな尾花沢を愛していることが分かります。そのうちの一人が清風宅まで案内してくれました。表札には鈴木某とあり驚きました。300年の時間を経ていま鈴木清風の子孫がここに住んでいるのだろうかと思いわくわくしました。しかし落ち付いて考えてみると鈴木という姓は日本で一番多い姓なので、子孫ではなくたまたま同じ姓の人が住んでいたのかもしれない、とも思いました
尾花沢のあと将棋の駒の町天童に寄ってから山寺へ行き立石寺にのぼりました。新幹線ができたために山寺観光は日帰りになってしまい旅館・ホテルが次々に廃業し一軒だけ残ったという宿に泊まりました。女将の人柄もよく食事もおいしくて大満足でした。

エリア 尾花沢・大石田(山形)

• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　芭蕉清風歴史資料館　休館日です

　資料館の角に建つ芭蕉象

　養泉寺

　まゆはきを俤にして紅粉の花　芭蕉

　養泉寺

　清水を飲むための赤いカップが置いてありました

　天童

　天童

立石寺へ向かう山道

　立石寺へ向かう途中

立石寺　奥の院

　立石寺へ向かう途中

　閑かさや岩にしみ入る蝉の声　　芭蕉

　立石寺へ向かう途中

　立石寺　登山口

　立石寺へ向かう途中の展望台から見た山寺の町

この旅行記へのコメント （1）

• mesatoさん 2018/01/07 17:21:39

  行ってみたいですね

  立石寺はマチュピチュと同じぐらい行ってみたい場所です
  蝉の声が何かで、いろいろ意見が有りますが、実際に行ってみて
  如何お感じになりましたか、私は「蜩」だと思うのですが
  実踏が無いもので。