ブルージュには4泊することにした。<br />あまり居心地のよくないデザイナーズアパートメントに滞在していたが、何しろ立地が素晴らしく良かった。<br /><br />雨が多かったせいもあるが、5泊していたアムステルダムで何をしていたんだか、さっぱり記憶に残っていない。まともに快晴だったのはキングスデーだけで、冷たい雨に打たれてマーケットを歩き回り、夫はすっかり風邪をひいてしまった。アムステルダムにはまた戻って来て数日滞在するから観光はその時に…と思っていたが、それにしても5日もいて美術館ひとつ見なかったとは、今更ながらすごく後悔している。美術館なんて、雨の日にピッタリなのに。それもこれも、夫のペースに合わせてしまったからだ。ブルージュでは、この失敗を繰り返したくない。<br /><br />よって、わたしは48時間シティカードを47ユーロで購入し、夫は興味があるものだけ時々同行する、ということで合意した。あー良かった。じゃーわたし行ってくるわ。地図を片手にブルージュの街へ飛び出した。<br /><br /><br />*この旅行記はしばらく中途半端に放置していたものを、慌てて思い出しながら追記したものです。(2018年4月)

ブルージュで48時間シティカードを使いまくるぞー！

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2016/05/16 - 2016/05/20

468位(同エリア1209件中)

#街歩き

エリア

ブルージュ(ベルギー)

旅行の満足度: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: レンタカー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

到着した日、ブルージュの街はなんだかとても騒々しかった。

サッカーのことは殆んどわからないのだが、ベルギーサッカージュピラーリーグで地元チームのFCブルージュが11年振りに優勝！したらしい。
何が起こっているのか、歓声に向かってマルクト広場に着いたときは、祭りのあと。広場中ビールのプラスチックカップやゴミが散乱していた。
なんたって、ここは観光地。
明日はきっときれいな広場に戻っていることだろう。
翌日。よく晴れて気持ちいい朝。
池に見えた虹にほっこりしました。

さぁ、48時間シティカードを買いに行かなくちゃ。
ブルージュに来たたら、まずは運河クルーズ！
結構詰め混みますなー。
え？犬も…？(汗)

犬といえば、カフェとかレストランの中まで犬が入っているのは、オーストラリア的にはえええー？なんである。(日本もですね)
運河クルーズは30分。ゆったりして、なかなか良かったな。
ボートの次はバスに乗って、街の広さを確認しなくちゃね、と夫と別れてひとりマルクト広場へ向う。
運転手さんにシティカードを差し出すと「これは冬しか使えないよ」と言われてしまった。がーん(￣◇￣;) 確かに小さい字で書いてあった…でもインフォメーションセンターで「バスにも乗れるわよ！」って言われなかったっけか？

バスは20ユーロと少々高額なので、このバスに乗ることを考えると47ユーロでシティカードを購入するのはとてもお得だったのである。当然乗車はやめて、予定していた20ユーロ分を挽回すべく、本格的にシティカードを有効に…というか、元を取る算段をしなくては。
バスに乗れなかったプチショックでチョコレート屋に立ち寄ったり、
kiplingのショップを覗いたり、
あら、マックもべルージュはお洒落ね、
なんて横目で見ながら、街を散策。

ひとり作戦会議をして出直そう。
水曜日。

夫がかつて訪れたというフィッシュマーケットは、昔のような賑わいはなく、お魚屋さん2店舗のみ。
市庁舎に通じる小径を通り
いつもならマルクト広場でスタンバイしている馬車たちが
なぜか今日は、市庁舎前で整列中。
水曜日の朝は、マルクト広場でマーケットがたつのです。

今日の朝ごはんはここ。
アントワープのマーケットで3本10ユーロで買った手作りサラミがすごく美味しかった。ここでは4本で10ユーロ！買わなきゃ。

ローストチキンがあまりに美味しそうだったので、もも肉とじゃが芋とマッシュルームのローストを添えて、わたしの朝ごはんは完成。ちょっとしょっぱいけど、鶏肉が抜群に美味しい。
朝ごはんを食べて、元気になったので、よーし、鐘楼に登るぞー！

今日はちょっと曇ってて残念かな。
マルクト広場の水曜マーケットが見えて、ちょっと得した気分。

そうそう。
規模は大きくないけど、花、野菜、肉、パンと見やすく並んでいて、新鮮で安い！
観光地だから高いのかな、と思っていたけど、意外なことにアントワープより全体的に安かったし、全体がオーガナイズされていて見やすかった印象。
このらせん階段を登っていく。

366段あるんだって。
手すりとかロープとかいい具合にあって、
休み休み登ったけど、思ったより大丈夫だった。
こちらiPadで写した写真なので、しっかりフェンスつき。
やっぱり、晴れた日がいいな。
でも、３６６段。
日を改めてもう一度登る気にはならず。笑
鐘楼から降りて、下のイベントホールでやっていたアートギャラリーも覗いてみたよ。
ブルージュの中心地にチョコレートの専門店が２００以上あるといわれていますが、そのなかでも人気のデュモン（市内に3店舗あり）でチョコレートブレイク。
石畳を蹴る馬の蹄が響きます。
ブルージュ、良いね！
救世主大聖堂、聖母教会、メムリンク美術館に行き…
夫と合流して
てくてく歩き…
レースセンターに到着。

こじんまりしています。
日本語の解説があって、かなりびっくり。
有り難いわ～。
この細かい手作業を見ると、高額な値段も納得。

あぁ～気が遠くなりそう。
飽きっぽくて雑なわたしには、決してできないだろうな。
この女性は、ボビンレース編み歴25年！
ブルージュは水曜日定休日のレストランが多く、予定していたお店も休み。
雨が降っていたので、隣のチキンのお店に入ったら、大当たり！
このサラダ、本当に美味しかった！

*DE POULIN (Wijngaardstraat 11 / www.depoulin.be) はカジュアルなチキンのお店で、シーザーサラダがおすすめ！
さぁ今日でシティカードも使い納め。

ブラリアという、南米のコーヒーの美味しいカフェで軽く朝食をとり、
チョコレート物語へ。

世界中にある手頃な価格で美味しいレオニダス。
ここがチョコレートショップの一号店といわれています。

ベルギーに出張旅行中だったアメリカ人が、ベルギーの女性と恋に落ちて、ベルギーでティーハウスをはじめて、その後、甥っ子がチョコレートを外で売るようになり、成功した、というのが歴史のようですよ。
お次は、フリッツ博物館。

ベルギーでは950,000トンのフリッツ(ポテトフライ)が一ヶ月で消費されるそうですよ。みんなフリッツが大好きなんですねー。二度揚げで、カリッとして美味しいし、ディップの種類もたくさん！

第一次大戦中、フランス語を話す兵士が、アメリカ人に「キミたちもフライドポテトを食べるか？」と聞いたのが、フレンチフライの名前の由来だそうだ。フランス人のフライがフレンチフライ。いや、ほんとはベルギー人だったんだけどね。　よく言いますよね、ベルギー人はフレンチフライっていわれるのが好きじゃないって。

このフリッツミュージアムのキャラクター、可愛いからTシャツ購入。
たしかこのフリッツは、地下のフリッツカフェで入場券の半券で食べたような記憶。
マルクト広場に戻り、シティカードの締めくくりはヒストリウムへ。

日本語オーディオガイドを借りて、
15世紀のブルージュで繰り広げられるストーリーをガイドツアーで一緒に体験していきます。
なかなかおもしろかったです。
オーディオガイドツアーのあとは、マルクト広場を一望できるベランダへ。
この高さから広場を見れるだけでも、ヒストリウムに来た価値がありますよ。
ここはおすすめです！
おーあそこに登ったのか。

たぶん人生で一回の経験。笑
市庁舎
滞在したアパート近くの地元の人たちで人気のレストラン。
値段も手頃で美味しかった！

*RESTO MOJO( Schaarstraat 4 / www.restomojo.tk)はカジュアルで観光客より地元のお客さんが多い店。火曜と水曜休み。
旅行シーズンに入るちょっと前。
ベルギー屈指の観光地なので、旅行者はとても多かったけど、見所がたくさんあるせいか、すごく混んでいる感じはしなかった。乗り物を使わずに、歩ける街だったので、楽しめました。

わたしは47ユーロで買った48時間シティカードを70ユーロ分使えて大満足。
歩いた歩いた～。

＊ブルージュシティカードは48時間と７２時間の2種類のみです。