シンガポールで世界を旅しよう 2日目 ～ プラナカンからイスラーム 華麗なる文化のコラボレーション ～

2014/03/07 - 2014/03/11

1月に入ってやってきたJALさんからのメール。
ふと見るとディスカウントマイルのお知らせが…

どっか行きたいな。
いつもの香港も良いけれど、せっかくだからほんのちょっと遠くへ行きたい。
どうせなら行ったことのないところ。
日程短いし、サクッと周れそうなところ…

ということで、シンガポールに決定。
地下鉄もあるし、バスも充実しているようなのでビギナーの短期滞在にも優しそう。

今回は中2泊、往復機中泊と軽く弾丸な日程。

多民族国家で小さな土地にいろいろな文化がひしめきあう国、そんなシンガポールであっちゃこっちゃの国に行った気分になってしまおう。

シンガポールで世界中に行った気になる旅2日目はカトンへ行ってプラナカン文化を満喫し、ブギスに行ってイスラム文化に浸る。
夜は華麗なワンダーフルと上空から夜景を堪能。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 4.0

2日目の朝。

昨日は夜中、何回も起きてしまったけど、早すぎるくらい早く寝たからかすっきり。
今日も天気が良くて、プールも気持ち良さそう。

パーク レジス シンガポール ホテル

朝一番はシンガポール川を渡って、シティホール駅まで歩き。

一番近い駅はクラークキーなんだけど、大体どこに行くにも
隣のドービーゴートで乗り換えしないといけないので少し面倒くさい。
North South Line か East West Line に乗るならシティホールまで歩きます。
（昼間は暑くてつらいけど）

途中バクテーのお店があるけど昨日行ったからガマンガマン。

川沿いの交差点の角にあってカラフルな建物。
お気に入りですが、結局何なのかわかりませんでした。

MTRでパヤレバー駅で降りてまずはカトンへ。
駅からちょっと歩きます。
駅前はこれから開発されるのか？ただひたすら広い空地。

場所柄、中国っぽい感じもあり。

しばらく行くと色鮮やかなプラナカン建築が見えてきて

プラナカンのテラスハウスが並ぶ

パステルカラーがかわいい。

少し濃いめのみどり色もあったり

通りの両サイドにプラナカン

窓枠の赤が印象的です

でももし自分が住むならこんな落ち着いた色合いが良いかな。

よく見ると細かい細工がほどこされてます

でも黄色の家なんかもやっぱりかわいいと思う。

ウェッジウッド・ブルーの陶器みたい

イーストコーストロードまできてこれから朝ごはん。
ここはショップハウスが並んでます。

1階は雑貨屋やカフェなどなど。でもここには寄らず

朝ごはんは近くのマリン・パレード・ラクサで。

サイズはS,M,Lの3種類あったのでとりあえず試しにSサイズを注文。
すぐにやってきたちょっと辛そうなスープに麺。器のむこうにはラクサリーフとチリソース。

マリン パレード ラクサ (オリジナル カトン ラクサ) 地元の料理

麺はビータイマッという米粉の太麺を短く切ったもの。
短いのでレンゲでいただきます。

辛さ控えめココナッツミルクのクリーミーな味。辛さは添付のチリソースで調整して。
私は全部入れ。
濃厚なスープに独特のフニャットした麺…美味しかったけどちょっと足りなかったかも。
Ｍサイズにすれば良かったかな(笑)

マリン パレード ラクサ (オリジナル カトン ラクサ) 地元の料理

ラクサを食べて少しお腹も満足したところで駅に戻りましょ。

こんな住居のみのテラスハウスもおしゃれ。

のどが渇いたのでセブンイレブンでクランベリーとザクロのジュースを購入。
ラクサのスープが少し濃かったかな。

途中、プラナカンのお菓子屋さんに寄ってみたりして、帰り道もプラナカン気分。

マレー系ショッピングセンターのジョー・チアット・コンプレックスに寄ってクールダウン

ジョー チアット コンプレックス ショッピングセンター

きれいな生地がたくさん

カーテンだったり

レースの布地とか

繊維関係のお店が集まっていました。

外にはクッションのお店

サテン地とかキラキラ多し(笑)

MTRでブギスに移動。
カトンで思いのほか歩いて疲れたので少し休憩したい。
暑いから冷たいものがいいな。

ということで、近くの阿秋甜品で楊枝甘露(Mango Sago with Pomelo)

おいしい〜。香港で食べるのと同じ味。
思わずシンガポールにいるということを忘れてしまいそう。

阿秋甜品 スイーツ

エネルギーをチャージして歩くとひと際高い建物、パークビュースクエアが見えてきた。
普通のオフィスビルだそうですが、周りにあまり高い建物がないので目立ちます。

1Fにバーがあるらしいので今度来たときにはのぞいてみたい。

いよいよ到着。
アラブストリートの入口

アラブストリートの中心、サルタンモスク

1824年にシンガポールの最初の君主サルタン・フセイン・シャーによって建てられた
シンガポールで一番大きくて古いモスクです。
金のドームに白い壁で存在感があって美しい。

サルタン モスク 寺院・教会

内部の見学が出来るのでさっそく。

モスクなので肌の露出は厳禁。
半袖や短パン、スカートの方は入口で長いマントのような羽織りものを貸してもらえます。
私は半袖に日よけのアームカバーをしていたのでそれでOKということでそのまま靴を脱いで…お邪魔します。

こちら入ってすぐの正面。

サルタン モスク 寺院・教会

礼拝所の中には入れませんが、コの字型になっている廊下から見学出来ます。

ミフラーブとミンバル

奥のミフラーブが見えずらいですが…装飾が美しいです。

反対側からの方が良く見えたかな。

みなさんここにきれいに並んでお祈りするんですよね。

2階はおそらく女性用の礼拝所。残念ながら見学はできません。

照明もステキ

ちょうどシンガポール在住の日本人の方にお会いしていろいろお話してきました。
ご自身もムスリムで時々ボランティアでガイドをしているそうです。

きれいな色のアバヤが印象的なご婦人でした。

細かいタイルを貼った柱

私、ムスリムじゃないのですがモスクの中はやっぱりなぜか落ち着く

中でだいぶのんびりしたので今度は少し離れて外観を。

正面のブッソーラ・ストリートにはイスラム色の強い雑貨屋やレストランが並んでます。

ブッソーラ・ストリートを散策。

ブッソーラ・ストリートからの景色。

１本脇の道に行くと、壁一面に絵が描いてある建物や

インプレッサの輪切りのディスプレイがあったり、と個性的なお店が並んでます。

ぐるっと回ってサルタンモスクに戻る(笑)

のどが渇いたのでモスク前のお店でココナッツジュースをいただきました。

目の前でナタのような包丁？包丁のようなナタ？でココナッツを切って

ストローを指して出来上がり

果肉用にスプーンもつけてくれています

さすが天然のスポーツドリンク、汗をかいた後の乾いた身体に浸みていく感じ。

とはいえさすがに一人で飲み切るの結構キツイです。
お腹たぽたぽ(笑)
果肉もほんのり甘めでおいしかった。
たまにはずれるとイマイチなことが多々あり…でもここのはおいしい。

そろそろ失礼しますか…えーっとお支払は…

と…おじさんがいない！

どこに行っちゃったんだろうとキョロキョロしていたら近く座ってた別のおじさんが教えてくれた。

「モスクに行ったよ」って…

え、もしかして礼拝ですか？

確かにモスクは目の前だけど(笑)

おじさんが戻ってくるまで待ってないとダメか、なんて考えているとお店の商品を手に取ってお菓子の蓋の上にお金を置いていく方がいるではないですか。

なるほど！

では、私も…
お金おいたよ！と先ほどのおじさんを見ると力強くうなずいてくれました。

しかしいくら近所のおっちゃんがいるとはいえ、治安の良さがあってのことですよね。

サルタンモスクに向かう道。
歩道と車道の堺にある壁画のようなガードレール。

ジャンビアや砂漠の城など。歩道側と車道側で絵柄が違って楽しい。

モスクの絵

サルタンモスクを後にしバスで一度ホテルに戻ろう

ホテルに戻ったらプールでクールダウン

午後は建物の陰になって日が当たらないので少し涼しいかも。
でも焼けないので助かる。

ホテルで休憩後は夕飯へ。文東記に行ってチキンライス。

タクシーで着いたら、人がいっぱい待ってる。
どうやら半数ほどはテイクアウト待ちのようですがそれでも店内の席はいっぱい。
店の前の歩道にもテーブル出しちゃってます。
その歩道のテーブルならすぐ座れるよ、と…
テーブルの右はすぐ車道、もちろんガードレールがありますが(笑)

ま、すぐ食べ終わっちゃうだろうし、いっか。

文東記 ブントンキー (リバーバレー店) 地元の料理

ビールを飲みながらしばらく待つとチキンライス到着

チキンはしっとりやわらか、味付けもあっさりで美味しいです。

文東記 ブントンキー (リバーバレー店) 地元の料理

チキンスープで炊いたピラミッドライスはほんのり出汁が効いてます。

チキンもライスも飽きの来ない味でまた食べたくなりますね。
次回は別のお店との食べ比べもしたいですね。

文東記 ブントンキー (リバーバレー店) 地元の料理

行きはタクシー帰りは歩き

食後の運動は川沿いをのんびり歩いて

クラークキーまで歩いて
（ずいぶん歩いたな…(笑)）

リバータクシーで川くだり

プチクルーズのスタート

クラークキーの対岸、ちょうど昨日行ったブリュワークスのあるあたりです。

クラークキーのサインもライトアップされて

横には逆バンジーのジーマックス・リバース・バンジー。
ライトアップされていて深夜までやっているらしいです。
時折悲鳴が聞こえてきます。

朝通った交差点も川からだと目線が変わるので新鮮。

橋を通って

高層ビル群もライトアップ

水上から見るフラートンホテル。

川面にホテル明かりが映ってきれい。

船はマーライオンの正面を横切っていきます。

水上からだといつもより近いので迫力あります

（私の写真の腕ではそれを表現するのは無理ですが）

向かいにはマリーナベイサンズとアートサイエンスミュージアム。

シンガポールフライヤーもキラキラ

マーライオンパークの近くに着岸。

リバークルーズは時間も値段もかかるけど、リバータクシーならお手軽。
EZLinkを使えば$3でリーズナブルにクルージングを楽しめます(笑)

しばし時間をつぶしてワンダーフルの開始を待ちます。

ワンダーフルはサンズ側からだと噴水ショーが見られるそうです。
今回は反対側からサンズのレーザーショーを鑑賞。

緑のレーザーが照射されショーの始まり。

マリーナベイ サンズ ライト & ウォーターショー (SPECTRA) 劇場・ホール・ショー

上空にサーチライトがくるくる回ったり

レーザーだけでなくまわりの色も変わります。
今はむらさき。

アートサイエンスミュージアムの逆ドームも青になったり緑になったり

クルーズ船もライトアップしながら通過。

レーザーもくるくる回って最後にばばばっ！と出て

おしまい。

ワンダーフル、終わってすっかりいつものベイサイドにもどりました。

シンガポールに来たら話のタネに一度は見ておいても良いのではないでしょうか。
サンズ側からの噴水ショーも気になりますが今日はもう終わりで明日は時間がないので残念です。

マーライオンパーク近くで…
にぎわっているアイスサンドの屋台を見つけたので寄って行ってみました。
1度は食べたいと思いっていたので。

アイスは選べます。私はベリー系アイス。
カラフルなパンにアイスクリームを挟んだだけ。でも素朴な味で思ったよりおいしかった。
でも、夜よりも暑い昼間の方がもっとおいしく感じるかも。

次は本日最後の目的地、1-altitudeへ

海抜282メートル、ビルの63階にあるループトップバーでシンガポールで
一番海抜高度の高いところにあるバー。

ここで上空からの夜景を見るのです。

ワン アルティテュード ギャラリー & バー バー

1階の入り口で支払を済ませると専用のエレベータであっという間に上階まで。

下の2フロアーもレストランなんかが入っているそうですが、私の目的は屋上のみ。

店内(?)は薄暗く音楽がガンガンかかってます。

落ち着いてゆっくり話をしながら飲むという雰囲気ではなさそう。
グループのお客さんも結構多かったし。

私はただただ高いところからの景色を見たかっただけ。

周りは360度のパノラマビュー。
夜風に吹かれながらビール片手にシンガポールの夜景を見る。

サンズを眼下に見下ろす高さで、まさに上空からの眺めは最高。

高いところ好きとしては昼間の景色も気になるところですが残念ながら営業は夕方から。
オープン早々に来れば暮れゆく街が見られるかも。

そろそろ終電の時間だというのに店内は逆に人が増えてきてる。
電車で帰るつもりなので私はぼちぼち失礼しようかしら。

ワンドリンク付で$30は少々お高い気もしましたが上からの景色を見れば納得。

MTRに乗って帰るつもりが途中の乗り換え駅で電車が終わってしまいました。
仕方がないのでそこからタクシー。
それだったら最初からタクシーにすればよかった(笑)

クラークキーではまだ飲んでる人がいますね。
日曜の夜だからなのか、いつもなのか、ここの夜はまだまだ続きそうです。

私はもちろんホテルに帰って寝ます。
明日の夜は飛行機の中なのであまり寝不足はできません…おやすみなさい。