東南亜オフロード２６　タイ「第三回 オムコイ郡縦走記６」

2016/05/06 - 2016/05/06

王名を頂いたかつての東洋最大のダム。

その巨大な貯水池の上流部にオムコイ郡から山越えダートでアクセスできます。
これは行かずには居れません。

エリア その他の都市(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

Mae Tuen地区の中心街 Ban Mae Tuen Mai ( Ban Mai ) から各方面へのダートの分岐があります。

西・西南方向の分岐は分かり易いのですが南・東南方面の分岐が分かり辛いようです。
せっかくMae Tuenまで南下したのに分岐が分からずとんぼ返りでは勿体無い。

5月6日、晴れ。

Mae Tuen Mai ( Ban Mai ) に到着すると必ず目に入るピンクのATM。

…のスグ奥、学校の正門をスタート地点としましょう。

Ban Mai の学校の正門から約200mでこの分岐、スグですよ左折します。

コレが目印、初見ではまず見落とします。

行き過ぎても慌てない。
心穏やかに後方確認しUターンしましょう。

スグに現れる村内の四叉路、右へ。

一旦停止が吉でしょう。
後述の三つの新橋の完成で新たに集落内に本道が通過するようになった模様。

地元民も優先方向に戸惑っている感じです。

更に道なりにゆっくり左カーブで新設の橋。

最近になって完成したばかりのようです。広くて安全、歩道付き。

今は雨期の終わりの頃です。

今年は異常な渇水状態らしく、Tuen 川の水も枯れてしまいそうです。

橋を渡ってゲートを潜ったら丁字路を右折。

Ban Mai の学校の正門から約2kmの分岐。

左右の薮が茂っておりいきなり現れます、左折で丘を越えます。

丘を越えたら集落内の丁字路を右折。

更に道なりにゆっくり左にカーブして行きます。

二本目の新設橋、Ban Mai の学校の正門から約3km。

渡ったら Pa Kha の集落、丁字路右折。

村名と同じ名の寺院、Wat Pa Kha です。

Mae Tuen 地区で一番きれいなお寺さんじゃないかな。

門前を左折、直進でかつての本道（橋の普請中の仮道？）ですが今は荒れてます。

Ban Mai の学校の正門から約3.3km。

Pa Kha 村を出ると景色が一気に広がります。

そして三本目の新橋。

渡って Sen Ton Maeng の集落。

道は大きく左に曲がってスグこの丁字路、右折。

再び田園風景に。

Ban Mai の学校の正門から約5.4kmで Huai Nam Khao の集落。

Ban Mai からこちら側で最大の村。
変則四叉路、直進。

アスファルトが左折して行き本道っぽいです。
左折しても行けますが、分かり易い直進のコンクリート舗装の方へ。

またまた田園風景。

ここです、この分岐。
Ban Mai の学校の正門から約6.3km。

この分岐を左折でプーミポンダム貯水池の湖畔の村へのダートです。

分岐侵入即ダート、最高。

しかもこの分岐、更に南方面へ抜けるダートの入り口でもあります。
Mae Tuen川沿いをしばらく並走するダートなので「Tuen川進入路」と命名します。

プーミポンダムまではざっとこんな感じ。

ダートの軌跡はやや適当。

道幅は然程広くなく、路面も荒れ気味。
アップダウンも多く激坂もちらほら、砂場坂もあります。

交通量は割と多めです。

分岐しばらくは割と平坦なダート。

この辺りはTuen川と並走してますが、小高い山と灌木で川は見えません。

更に山裾がせり出している区間では迂回の山越えになっています。

更に森の中のダートを行くと…。

やっとTuen川の川縁に出てきました。

Tuen川進入路から約9km、河川敷に近い区間も。

ここ、増水期は危ないんじゃないかな。

Tuen川進入路から約10kmの辺りから川縁を離れ、山越えに入ります。

少し台地の様な地形ですがTuen川の支流の谷です。

小さな河川が蛇行しながら何度も道を横切ります。
橋を付けずズボラな感じですね。

これ増水期は何気に難儀しますよ。

さてTuen川進入路から約16km辺りから本格的な山越え、急勾配が増えてきます。

荒れた箇所も増えてきます。

前半のハイライトはココ。
Tuen川谷地から最初の山越えの懸かりのパートが最難関。

然程ハードでないです。

このルートは登坂区間や難所は少ないようです。

間もなく森の中のトラバースダートに。
見通しは非常に悪いです。

衛星写真に写ってない訳ですね。

Tuen川進入路から約23kmでこの分岐、右へ。

分岐にあった標識。

この分岐左でUm Huam村まで約7.5km。
行って見ましたが行き止まり集落で道はかなりハード。

ただでさえ写真が多いのでこちらは割愛。

往復15km無駄足、エヘ迷っちゃたの。

分岐に戻り右折しなおし、更に山奥へ進みます。

Tuen川進入路から約24kmの分岐、ここも右へ。

分岐左の先にあった集落が恐らくChan Di 村。
ここもしっかり迷いましたよ。

稜線部に出てきても見晴らしが良くありません。

深い森の中のダートが続きます。

Tuen川進入路から約33kmでこの重要な分岐。
プーミポンダム貯水池方面は左折。

右折でMae Ra Mat 方面へ。
コチラは後日に。

ここから湖畔の集落へ一気に下ります。

ちょいと険しい谷筋を下って行きます。

やがて風景が広がってきます。

湖畔はもうすぐ。

湖畔の台地に出てきました。
湖はまだ先。

少しイメージと違う、「谷間の風景が開けるとドーンと湖」だと思ってました。
湖畔の台地、平野部が広い様子。

Tuen川進入路から約43kmでこの四叉路と商店。
ガソリン（ペットボトル）ミネラルウォーター等、補給可。

分岐左折、この辺りから簡易舗装です。

Tuen川進入路から約44kmで Na Hai の集落です。

水辺の村かと思ってましたが丘の上にあります。

大きな集落です。
集落内は簡易舗装が行き届いています。

さっきの商店のある四叉路手前からずっと簡易舗装、真新しいです。
この１〜２年の敷設でしょう。

このエリアも道の整備が進んでいます。

とにかく、湖を探します。
全くもってイメージと違います。

Na Hai 村を出ると700m程でダートに戻ります。

おお、ダム湖の上流っぽい。

はい、お待たせプーミポンダム貯水池。
水、少なーーい。

ただしこのエリアは本流のピン川の湛水池でなく支流のTuen川の湛水池。
ダム湖自体元々細くなってる箇所。

それにしてもこの水位、ガッカリだよ！

Tuen川進入路から約46kmでプーミポンダム湖畔に到着。

湖畔に簡易舗装が多かったのでフルダートとは呼べないですね。
少しウロウロしたので距離測に誤差あり。

しつこいですが残念な貯水量、逆方向見たらほぼ「川」。

さて、このカブ道の奥にUm Wapの集落が広がっている筈なんですが…。

ピン川水系とTuen川水系の合流地点は遥か先、多分道は無いでしょう。

ですが既に午後三時を回っています。
ここでタイムアーップ。

Ban Om Koi 村まで125kmを帰らんといかんのです。
日没までに宿に戻るのが鉄則。

ちょっぴり期待外れだった「プーミポンダム湖畔ルート」でした。

この旅行記へのコメント （2）

• somtamさん 2016/06/12 15:23:30

  プミポンダム

  Om Koiさん、こんにちは。
  
  今まで、プミポンダムの名前は、もちろん知っていましたが、
  じっくりと、検索をすることはありませんでした。
  
  それなりに、イメージしていましたが、
  今年は渇水のせいか、イメージとは、違っていました。
  
  プミポンダムへの走行の発想はおもしろいです。
  
  午後３時を回り、ＢＡＮN　ＯＭ　ＫＯＩまでの
  約１２５ｋｍは、大変でしたね。
  
  続きも、ゆっくりと、味わいながら、
  読みますね☆
  
  　　　　　　　　　somtam

  ゆっくりOm Koiさん からの返信 2016/06/14 14:36:29

  今回は９冊書きました。

  メッセージ有り難うございました。
  
  プーミポンダムの貯水池ですが、私がダートで辿り着いた
  湖畔はメインの湛水湖からはかなり奥でした。
  
  衛星写真で確認できる最奥部の集落 Um Wap へ辿り着け
  なかったのが心残りです。
  
  この周辺の衛星写真は解像度が悪く、事前にルートの確認が
  とり辛かったです。
  その分、現場での発見もあり「嬉しい誤算」もありました。
  
  Um Wap 村へのカブ道がまさにそれでした。
  今回はタイムアップで引き返しましたが、この衛星写真に
  無かった道に密かに期待しています。
  
  ひょっとしたら本流のピン川湛水池まで、更にまさかの
  ダム湖全体ぐるりのカブ道ダートが存在するのでは…と最近
  妄想しています。
  
  
  毎度丁寧に読んで頂いて有り難うございます。
  本当に書いたかいがあります。
  
  少々冗長になりまして、そのせいか過疎化に拍車の掛かった
  旅行記ですが「来年も書いてみよう」との原動力になります。
  
  来年も似た様な旅と旅行記になると思います。
  宜しくお願いします。
  
  
  Om Koi