東南亜オフロード２５　タイ「第三回 オムコイ郡縦走記５」

2016/05/05 - 2016/05/05

北タイの山岳ダートを走っていると、よく牛の集団と出くわします。
ほったらかしですが管理された家畜です。

意地悪しないように。
どこかから、誰かがちゃんと見てますよ。

エリア その他の都市(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

5月5日、今日は Mae Tuen までダートで行きます。

Ban Om Koi のモニュメントのある四叉路、南に向いて左折で1099号線です。
Mae Tuen まで70余kmの完全舗装路、パス。

この南ゲートを直進します。

チェンマイでオフロードバイクを借りてきた諸兄、Mae Tuen へ行くなら道はコチラです。

それと縦長で申し訳ないです。

「縦走記２」で記述した「Ban Om KoiーNa Kian周回ルート」と途中まで同じ道程。

Ban Om Koi 南門から約10kmでこの分岐、左折で Sop Lan の集落を目指します。

分岐後しばらくはフラットなトラバースルート、爽快です。

稜線の真上を走ります。

この先の Sop Lan は大集落なので交通量は多め。

その為、この区間は簡易舗装が多いです。

Ban Om Koi 南門から約14km辺りの集落。

入り口にあった協会、質素です。

更に南下、朝の稜線・トラバースダートの心地よいこと。

こんな道が数十kmと続いていれば良いのに。
残念ながらほんの数kmしかありません。

大陸型地形とは異なり、山系／水系の区切りが絶対的に狭いです。
日本に似ています。

Ban Om Koi 南門から約19kmで Long Cha Kha の集落。

大きな集落です。

Sop Lan に到着したかと勘違いしました。

Ban Om Koi 南門から約620mの辺り、もう少し楽しい稜線ダートが続きます。

簡易舗装が増えてきました。

爽快な稜線・トラバースダートも最後の4km程は最近になって整備された様子。
残念、オイシイ区間なのに…。

平地に下りてきました。

Mae Hat 谷地です。

Ban Om Koi 南門から約29km、エリア最大の集落 Sop Lan 村です。

集落の入り口にある立派な協会。

カソリックが多いそうで、歴史は古く「インドシナ植民地化回避時代」に遡るらしいです。
主にフランス宣教師団の影響が強いと聞きました。

本道が集落内を通過します。

大きな村です。

周辺の衛星集落を圧倒してます。

まだ10時ですのでもう人影は疎ら、みんな働きに出ているのでしょう。

見た目は裕福で余裕な感じの Sop Lan 村でした。

集落を南にでてスグの橋。
橋脚が損壊し橋梁が中折れしています。

「でもまだ使えそうだからバイクと人は通っちゃおう。」うーん、タイだね。

ダム作っても土砂吐きしないとスグにこうなりますよね。

ここから南の山越えは少しハードになります。

道が少しづつ荒れてきました。

Ban Om Koi 南門から約38kmで小さな集落が見えてきました。

Huai Kai Pa の集落です。

この集落の分岐、左へ。

再び山越え。

S字坂の分岐、写真右奥から来て左奥へ。
坂を登りましょう。

登り終えると爽快な稜線ダート、ほんのすこしですが。

下りに入り、次の集落が見えてきました。

Ban Om Koi 南門から約40km、Mae Ra A Nok の集落です。

響きの良い村名、心の中のアンカーポイントに決定。

山間集落なので規模はそれほどでないです。

Sop Lan の１／５もありません。

Mae Ra A Nok を出て再び登って下りて、また登って。

Ban Om Koi 南門から約42kmの辺り、イイヨイイヨー。

素晴らしい、もはや造形美。

Ban Om Koi 南門から約45kmの分岐、左へ。

最近出来たらしいこの標識。

ローマ字表記付き、コレはありがたい。
ちょっぴり情報過多かな。

「来た道あってる」と確信が出来たときの安心感、見える風景も違ってきます。

このルートにもありましたね、「ふかふか砂場坂」。

フロントが流されて大きく蛇行する場合があるので対向車の有無を確認しましょう。
地元民の轍も大きく蛇行してます。

谷間に大きな集落が見えてきました。

山間集落では珍しい家屋間の密度。

Ban Om Koi 南門から約48km、Huai Yap の集落です。

谷の川で村人がのんびりバイクを洗ってました。

ダートの谷間にひっそり佇む大集落、Huai Yap 村でした。

軽く山越えし次の集落。

ここも大きな集落、Huai Khan Nun 村です。

Ban Om Koi 南門から約51kmの辺り。

狭い谷間の斜面に家屋の広がる典型的な山間集落です。

村名にもなっている谷川を越えて再び山越え。

S字の木陰で少し休憩、水分補給はこまめに。
水は持参しましょう。

山奥とはいえ、大きな集落には大抵商店が幾つかあります。
ところが、ビールはあっても水は置いてないところが多いです。
村民はミネラルウォーターなんて飲みませんから。

狼煙、じゃ無いですね。

焼いてますよ、一応政府は厳しく禁止をアナウンスしてますが黙認。

更に南下します。

Ban Om Koi 南門から約62kmの分岐、左へ。

分岐間もなく Si Blae の集落に到着、このルート最後の大集落です。

学校あります。

おや、Mapとアルファベットの綴りが違う。

Si Blae 村の遠景、反対側の丘の上から。

集落を出てスグの分岐、村民に聞くと「坂上がれ」と。

で、ココ。

どっち行ってもココに出て来るんじゃないの？

Ban Om Koi 南門から約64kmの分岐、左へ。

この辺りから Mae Tuen までは基本下り。

大きな山系をぐんぐん下って行きます。

一旦、広い谷間に下りて川筋をさらに下ります。

Ban Om Koi 南門から約69kmで Pro Phro の集落。

川を渡り再び登りに入ります。

最後の山越え。

なんかこう、優しいS字坂。

最後の稜線ダートに、間もなく終点。

Mae Tuen の広い谷地が見えてきました。

完全に平野部に入り、集落の簡易舗装が現れてきました。
Huai Lo Duk 村の入り口です。

Ban Om Koi 南門から約81kmでダートは終了。

やがて1099号線に合流。
Mae Tuen の中心街 Mae Tuen Mai の学校前から約2.5km程北の地点です。

「Ban Om KoiーMae Tuen／ダート山越えルート」全長約81km、内ダートは
約71kmでした。