春の奥信濃（飯山～野沢温泉）

2016/04/27 - 2016/04/28

久々の家族旅行は、母が以前から行きたいと言っていた菜の花公園と高橋まゆみ人形館を訪れ野沢温泉に宿泊。天気は今ひとつでしたが菜の花はちょうど見頃で、春らしい風景と温泉を満喫できました。

エリア 長野

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

大宮から新幹線に乗り１時間２０分程で飯山到着。開業してまだ１年と少しの新しい駅舎だが人影はまばら。午後から雨という予報が気になるが、近くでレンタカーを借りてさあ出発！

途中のそば屋で昼食をとり、まず向かったのは映画「阿弥陀堂だより」のロケで使われた阿弥陀堂の建物。菜の花公園の手前を右に折れ、棚田の広がる集落の坂道をひたすら登るが案内板らしきものがなく少々不安に。ゆっくり車を進めるとそれらしき建物がようやく見えほっとする。近くの駐車場（ただの空き地？）に車を止めると目の前にこんな景色が。

だいぶ上ってきたな～。車がないと来れないね。車でも迷ったけど(^^;)
正面に見える台形の山は斑尾山。少し晴れてきました。

こちらが阿弥陀堂。映画のロケ用に作られたものだが、撮影からすでに１０年以上経ちもともとこの地にあったかのような佇まいに。

縁側に腰掛けるとこんな風景が望めます。う～ん、のどかだ。

続いて菜の花公園に。例年５月の連休中に見頃となるそうだが、今年は暖冬のため花が早く咲き今がちょうど見頃だった。桜は完全に散ってましたが。

小高い丘一面に菜の花畑が広がり、その先にはゆったりと流れる千曲川。晴れていればなお良かったけどいかにも春らしい風景で素晴らしいです。

別の場所から。中央に見える千曲川に架かる赤い橋は大関橋。遠くの山並みの向こうは新潟県。この辺り絵を描いている方がたくさんいましたが、そりゃこの風景ですもんね。自分は残念ながら絵心がないのでひたすら写真を撮ります(^.^)

連休前とあってか観光客の数は少なく、のんびりとお花畑を散策できました。
ちなみにこの菜の花はすべて野沢菜とのこと。漬物用は11月頃に刈り取るが、そのまま一冬越すと春になって花を咲かすそうだ。花が咲いた後は菜種を収穫し秋にまた種を蒔くの繰り返し。野沢菜が地域を支えてる？

鯉のぼりも泳いでました。

菜の花公園を出て野沢温泉へ。本日の宿、村のホテル住吉屋に到着。温泉街の奥の方に位置し近くに温泉の名所麻釜があります。

早めに着いたので温泉街を散策しようと外へ出たとたんに雨が降り出す。しかも雨脚がどんどん強くなるので早々に宿へ引き上げた(+_+)
部屋からの眺めはこんな感じ。

古い旅館ですが館内はきれいに改装されていて落ち着いた雰囲気。
部屋は３階なのですが、エレベーターはなくやや急な階段を上り下りするので足腰の弱い人は大変かも。

夕食前に風呂に入る。露天風呂のある大きい浴場とついてない小さい浴場があり、夕食時間に男女を入れ替えるそう。湯はやや熱め。夕食は部屋とは別の食事処で。地元の食材を使用した郷土料理などが並び、どれもおいしく頂きました。初めて目にするおかずもあり、母が作り方を尋ねるとわざわざレシピを持ってきてくれました。あ、料理の写真食べ始めてから気付いて、部屋に戻ってカメラを持ってきてもよかったんですが、両親と一緒なので遠慮しときました。ご了承くださいましm(__)m

翌朝、相変わらずざざ降りの雨。特に急ぐわけでもないので朝風呂に浸かり、朝食で野沢菜をたんと食べ、部屋でのんびりくつろぐ。雨さえ降っていなければまた近くを散歩したかったんだけど…。出発前麻釜まで小走りしとりあえず１枚。気温が低いためか昨日より湯気の量が多い。写真右端の建物が泊まった旅館。お世話になりました。

途中道の駅でお土産を選び、向かったのは高橋まゆみ人形館。飯山の市街地にある数少ない（？）観光施設。意外と多くの方がいらしてました。館内は展示室が３つとさほど広くはないですが、表情豊かで温かみのある人形たちを眺めていると、心がほっこりと和みます。入るとき受付でチケットと一緒にポストカードとスタンプカード（４回来ると５回目が無料）をくれました。年に数回作品の入れ替えをするので、何度も足を運んでくださいということかな？

人形館と同じ敷地には土産物店やレストランもあります。

雨も小降りになってきたので、近くの寺巡り遊歩道を散策。遊歩道というより民家の間を通る路地のような細い道もあり少々迷う。こじんまりした寺が多い中、称念寺は山門を入ると参道を覆うような楓と苔庭の広がる庭園が見事。たどり着いた本堂が鉄筋コンクリート造りだったのは意外でしたが(^_^.)

木々が芽吹いたばかりで新緑が目に眩しいくらいの今の時期もいいですが、紅葉の時期はさぞかし綺麗でしょうねえ。

こちらは愛宕町雁木通り。雁木とは歩道にある雪除けの屋根のこと。通りの両側には地元の伝統工芸でもある仏壇の店が並び、仏壇通りとも呼ばれる。人通りは少ないが、花壇も置かれきれいに整備されている。

人形館の隣のレストランで昼食をとり、レンタカーを返却。走行距離は約４５Ｋｍ。乗車まで時間があるので駅舎内のカフェで休憩。駅は市街地の南端に位置し、駅前にはドラッグストアがあるくらい。観光客が増えれば周辺の様子も変わっていくのかな。

駅舎内には他に観光案内所やコンビニ、立ち食いそば屋、自転車などアウトドア用品のレンタル施設もあります。Ｗｉ-ＦｉもＯＫ！

そして新幹線に乗り帰宅の途へ。天気は今ひとつでしたが、両親にも満足してもらえましたし、違う季節にまた訪れてみたいところです。