うつくしま・福島の花の名所を巡る～二本松城編～

2016/04/15 - 2016/04/16

しばらく仕事が忙しくてどこにも行けてなかったのですが、年度が変わって少し受け持っていた仕事が減り、余裕ができたので久々に旅に出る事にしました。

目的地は２０１２年に会津地方に行って以来、人生２度目の訪問となる福島県。以前から震災被害に遭った東北地方を旅して、少しでもお金を使えたらなんて気持ちもありまして。旅当日に熊本で地震が起こったのは皮肉でしたが。

エリア 二本松(福島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

名古屋から高速バスで郡山まで行き、郡山駅から東北本線で二本松市へ向かう。

２０分少々の道のりでした。これが二本松駅。

駅前には二本松少年隊の像が。

駅からお城までは歩いて２０分位。アップダウンの激しい住宅地を抜けていくので、結構運動になりました。

途中で見つけた二本松神社。

かなり立派な神社でした。

霞ヶ城と呼ばれる二本松城。

霞がかかりやすい場所なんでしょう。

これが石垣。

さくら祭りのちょうちん。

入場料はかかりません。いくつか露店が出ていました。

油揚げを串に刺して味噌をつけて焼いたものをつまみにビールを飲みました。濃い味噌味がおつまみには最高でした。

城の入り口にある二本松少年隊の像。

戊辰戦争にて若い命を散らした１０代の少年兵たちだそうです。実は幕末の歴史に詳しくないので、名前だけで知識がないのですが。

この女性は出陣する少年のお母さん。わが子を死地に赴かせるとは、やりきれない気持だったのでしょう。

朝早いせいもあってか、人手はそこそこというところでした。

門の前にあるしだれ桜。

この門から城内へ。

二本松城は戊辰戦争でかなりのダメージを受けたらしく、昔から残っている建造物はありません。全て戦後に再建されたものです。

二本松市の天然記念物に指定されている松。

石垣の上から大きく垂れ下がってきている枝を、立木で支えている。

ここがメインの花見スポット。

ですが残念ながら、そろそろ散り始めてました。

観賞用の滝があります。

城内は公園としてよく整備されている感じです。

水面に散った花びらが多量に浮かんでます。

麓から見ている人が多かったですが、上まで登っていく事も出来ます。

自分はお城の風景を写真に撮る目的もあるので、当然登っていきます。

上に行くにつれて、まだまだ綺麗な桜を見る事が出来ました。

上から見下ろした桜は絶景でしたよ。

これは枝垂桜。

麓のよりも綺麗でしたね。

１０分位歩くと天守台に到着しました。

天守台は平成に入ってから、昔の技法を用い忠実に再現されたものです。

天守閣はありません。

しかし、天守台の石垣だけでも十分立派で見る価値があると思います。

天守台から見下ろした風景。

山の頂上にはまだ雪が残っています。

僕は天守台に裏手から回りましたが、正面から登る事も出来ます。

正面から見ると天守台に至るまでにも石垣があります。

石垣が作られた時代によって、積み方も違うようです。

正面の石垣はもっとも古いもので、築城当初のものなのだそうな。古いからか、崩れてこないように金網で補強されています。

熊本城の石垣が崩れたニュースを見たばかりだったので、ちょっと怖かったです。

桜と石垣を堪能して二本松城を後にする。

昼食は二本松駅近くの市民センターの中にある「なみえ焼きそば」のお店。B−１選手権で優勝した事もある、浪江町の名物ですが現在は原発事故の為帰宅困難区域に指定されています。避難してきた店主が知人からここを借りて店を再開したのだとか。

一見平穏な日常に見えますが、東日本大震災と原発事故の影響はまだまだ残っているようです。

なみえ焼きそばはうどんかと間違うような太い麺が特徴。濃厚な甘辛いソース味でした。

二本松には他にも桜の名所がいくつかありますが、距離が離れているので断念。当初は郡山市に戻るつもりでしたが、時間に余裕があったので一人旅の気楽さ、急遽福島市の花見山を目指す事にしました。