決死の覚悟で別府入り！！

2016/04/17 - 2016/04/19

母の三回忌法要を三か月前に予約した為、突発的に起こった熊本ー大分大地震の最中？何が何でも行かねば。。。と！

☆対岸の火事的呑気さでメディアの報道を見ていたが、日に日に大分への緊急事態が切迫！

危機意識を感じた弟がお寺に問い合わせると『豊後高田は震度3位じゃから何ともない。ぜひお待ちしとります。』。。。

☆わずかな親族が年に一度法事を執り行う事を是とする寺の見解ー別府〜島原断層が一層暴れそうな報道の狭間で決断を迫られ、『もしも今大分に親が生存した場合、帰郷するか？しないか!』と自問する。”行くしかないね”と決定！！

と云うわけで、テーマとなる”決死の覚悟での別府入り”を果たすことになった。〜吉と出るか，凶と出るか〜

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

☆まずは大分空港への無事到着にほっと胸なでおろす一時！

何故って、羽田空港での条件付き搭乗の際、『万一の場合は大阪伊丹空港へ引き返すことを納得の上で出発します。』と・・・

☆大分県内の高速道路は全面通行止めであるから、さぞや渋滞するだろうと覚悟していたら午後の十号線は意外にスムーズであった。

七人乗りレンタカーで日出町の親せき宅へ寄り、97才にならんとする伯母の健在ぶりを目の当たりにして益々気分が高揚する。

☆”りぞーぴあ別府”の海側窓からは懐かしい高崎山が変わらぬ姿を見せ、そこには可愛いシャルロット赤ちゃん猿がすくすくと育っている。

☆同じ『りぞーぴあ』でも鶴見山側の景色は又別府らしい蒸気をたなびかせる宿がそこここに〜間欠泉やら地獄やら〜

☆何はともあれ、親子が一堂に会す貴重な旅となる今回は、そつなく過ごせればそれで良い。

☆りぞーぴあサーヴィスその①！　黒毛和牛ステーキが付く”華やぎコース”とは？

実にきめの細かい和食懐石コースと器の妙が素晴らしい匠のなせる技なり！

来るときの緊張感もどこへやら、ノンアルコールシャンパン片手に話が弾む夕餉のひと時～

和食処”やまなみ”で今回は朝も見事な懐石仕立てのお膳が素晴らしい。

余計なひと言だが、部屋の雰囲気は並でも料理は超優秀の部類に属す。

☆部屋へ戻る前に、ちょっと外を見るとライトアップされたプール際の樹が、何ともなまめかしく感じられるのは何故？

☆生きてるってことを再認識した一瞬かもしれない。母よ有難う！

”華花会席”メニュー紹介

前菜・・・烏賊の金山寺和え、菜豆腐胡麻味噌掛け、鶏博多、杏子と貝柱

お造り・・蒲江産鯛，寒八，海老湯引き、あしらい一式、山葵、etc.

なべ物・・大分県産豚ロース鍋、彩野菜、大分県産椎茸、白菜、水彩
　　　　　だんご麩、かぼす胡椒。。。

焼物・・・じゃが芋のフラン＆緑のソース、グリンピース、花弁ユリ根

揚物・・・青菜おかき揚げ、蓮の天麩羅、紅葉降ろし、かぼす塩、だし汁

お食事・・さくら海老と生姜のご飯、赤みそ仕立て、香の物

水菓子・・かぼす果汁の白玉あんみつ、彩ベリー，ちゃーぴる？？

　　　　　料理長。。。有馬俊夫【さすが匠】

他人のレポートで、何故食べたものを次々写すかな?と疑問に思っていた自分が。。。お恥ずかしいかな！

会席料理の味わいは、誰が調理したかも大事だが、誰と食すのか？がポイント！

☆この日は日本酒党の男性陣に対抗してシャンパン”CELEBLE”を味わった！

〜誠に美味〜

果てさて、これはデザートだっけ？　いえいえ海老ちゃんが居るからお造り！

焼物である「じゃが芋のフラン」が如何にもフランス帰りの様な粋なテイストを醸す。

お皿の”花”の字もひとつひとつ手書きらしく、はね方が違う。

☆母が得意とした書道を思い出し、ここに呼んであげたかったなあ〜

☆これぞ【りぞーぴあ別府】特典の薄切り黒毛和牛ちゃんです。

〜如何にもお上品なステーキ〜唯一の特別サーヴィスがこれ！

翌朝も、ちょっと重たげな和朝食膳に、ダイエット中の私には目の毒〜

古き中にも格調高い絨毯と中二階へのスロープが小粋な雰囲気を醸しだす。

大正ロマンって感じ？

四月十八日、今回の大分入りの目的はこれですぞ！

浄土を目指して、日々精進されるお坊さんの糧となる三回忌法要〜

☆八十九歳で浄土へ旅立った母が殊にお気に入りだったらしく、お寺への寄進も度々寄せられたと大層なお褒めの言葉を頂く。「あの花立も、その〜も」と。。。

母との暫しの交流も過ぎ、またもや昼食会の席へとＵターン！

本日は雨模様でもあり、国道10号線は高速を遮断されたトラックが多い。

一時間遅れで入店となる『青海』の「えいたろう」さんお待たせ！

和食処「えいたろう」は、常ならば予約で満杯だが、本日は静かなり。

世間は食べる事よりも生きることに必死か？

別府温泉　別府ステーションホテル 宿・ホテル

☆帰京組と帰郷組に分かれ、滞在する我々はＴＶでよく見かける『地獄の釜蒸し』現場へと向かう。

ン十年前に脱大分を実施した私には初めての体験場〜

地獄の釜蒸しの前で、飲泉する親子の姿は、湯気に霞みながら、ポーズを取る。

☆一度は熱狂してみたい田舎芝居小屋『ヤング劇場』ここにあり！

ドラマで見かける万札をネックレスにして首にかけるおばちゃん達って本当に居るの？

☆かの『流し目王子』もこのヤング劇場でロング芝居を打っていたのだろうか？


上演時間とかけ離れているので次回に覗いてみたいな！

☆一番のお気に入りは「足湯」よりも手の込んだ『蒸し脚釜』だよ〜

ここで足を蒸されると水虫もびっくりでしょうね。暑くて5分と持たない。

外国人に人気が有るってのも納得！だってこれが全部無料なんだから、温泉県別府の名誉にかけても体験すべし。

今は人通りもなく、ひっそりした「鉄輪銀座通り」だけど、湯布院に負けてない位若者が殺到する銀座らしいわ〜再見〜

☆これぞ「源泉かけ流し」の本来のスタイル、藁の中を百度の湯が通り抜ける間に70度くらいまで冷やす自然冷却装置！！

自然冷却装置を最初に発明したのがここ「ヒョウタン温泉」と云われる。

一見ちんけな古い温泉なのに、なぜか外国人が次々と訪れるのはインターネットで『拡散』って例の効果らしい。

別府と云えば”温泉県”そして、温泉と云えば鉄輪の百円温泉が有名！

と云うか、地域の交流場として、市が設営するいくつもの公営温泉がユニークな佇まいである。

ここは誰でも百円ではいれるのよ！国際交流を兼ねてどうぞ！

公営施設は良いね！旅人でもホームレスでも入れる温泉！

ここは無料？《但し地元組合が清掃したり当番でやるから、きれいにね》

鉄輪（かんなわ）のもう一つの魅力は『蒸し湯』でござる。

数十年前には自分も入って、蒸気で息も絶え絶えになった覚えが〜

韓国の汗蒸幕と同じ原理だった。薬草で空気をかき回すのが熱いぞ！

この旅行記へのコメント （8）

• Decoさん 2022/05/10 20:22:28

  帰省

  salsaladyさん、こんばんは。
  
  salsaladyさんから私の旅行記に初めていただいたコメントが大分の長湯温泉に行ったときのもので、法事があるけどコロナで帰れない…と書かれていたかと思います。ふとそれを思い出して、こちらの旅行記にたどり着きました。
  
  あの地震、筑後の私の家もかなり大きく揺れました。確か熊本でも最初の地震ではそれほど大きな被害は出なかったけど、二度目でやられてしまったのですよね。
  コロナ以前のsalsaladyさんの法要、親戚が久しぶりに集まって時を過ごして…。故郷で過ごされる様子がとても良い感じに思えました。
  まだコロナは続いてはいるけど、だんだん通常モードに戻りつつあるし、また帰省できる日が遠くないことを願っています。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Deco

  salsaladyさん からの返信 2022/05/12 11:23:18

  Re: 山の彼方の空遠く～幸い住むと人は言う～

  ☆お久しぶりです。上記の詩は、母が大好きだった句で、子供心に山の向こうには幸いが有るんだ‼と期待したものです。
  
  ☆帰郷の問題は、現在(2022年)の方が、帰りづらい心境にありますが、decoさんの仰るのは2016年熊本大地震の方でしたね。
  
  ☆当時は「決死の覚悟」で帰郷したのですが、今回は親戚筋から待ったがかかって、結局三年経過しました。
  
  ☆法事ってどのくらい大切なのか？現代人には意識が薄いのですが年々連絡を取り難くなる親戚との付き合いって、こんな事でもなければ用が無いわけで❓
  
  ☆decoさんのお言葉で、やはり一度は帰らなければね～と反省してます。

• くわさん 2018/05/15 21:53:29

  ヤング劇場

  別府と言えばヤング劇場ですね。
  
  今回の引っ越し、九州最後の夜はココ、ヤング劇場で過ごすつもりでしたが、なんとその日は公演ナシとかで、結局北九州に変更してしまったのです。
  
  その時通過した北九州の某大衆劇場はもう閉鎖されていました。結構たくさんのお客さんで賑わっていたのですけどね。残念です。

  salsaladyさん からの返信 2018/05/16 09:55:41

  RE: ヤング劇場もシニアになった訳ね〜

  ☆ヤング劇場へ入ったことがお有りですか？（私はTVのドキュメントだけですが！）
  
  ☆どさ回りは20代の影絵劇団で経験しまして、若い時なら良い想い出となりますよ〜

• ohanaさん 2018/04/22 13:48:49

  とても良い感じの旅行記でした

  salsalady様
  ALOHA
  
  いつもご訪問感謝しています。
  
  法事で大分ですか。
  浄土宗ですね。
  我が家も浄土宗なのですが分骨はなぜか高野山？
  
  極楽浄土良い言葉ですね。
  きっとお母様、ご先祖様お喜びと思います。
  
  地震を心配しての大分入り、その前後の様子。
  そしてお食事、芝居、温泉と色々拝読させていただきました。
  
  とても良い旅行記でした。
  
  またお邪魔させていただきます　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　MAHALO
  
  

  salsaladyさん からの返信 2018/04/22 15:55:47

  恐れ入ります。

  　OHANA様！
  
  ☆Hawaii島以来、時々拝見しています。現役の上司？なのに、Hawaii通でもあり、ダンディー？な方とお見受けしますが。。。皆さんそう書いてられるから〜
  
  ☆少し前の記述がちと気になりまして、手直しすると一番前に来る事にある（別の並べ方もある様ですが,此は此で自分の記憶を確かめるには良いかな？と放置しています）。。。
  
  ☆九州にお墓が有る事は、良いような不便なような〜父母が決めたことなので〜自分たちは子孫も少なく,迷惑のかからない様,近場のバラ園で植樹葬を！と予約済み（蛇足）〜
  
  ☆ちなみに、親の寺は「浄土真宗」だと思いました｡違いが判らないのですが〜草々〜

• cheriko330さん 2017/02/20 01:03:10

  お隣どうしだったのですね (^^♪

  salsaladyさん、続きまして♪
  
  海外編は、殆ど読ませて頂きまして今日は国内編を
  読ませて頂いてます。
  
  昨年は、お母様の３回忌だったのですね。あの時でしたら
  本当に来れるか、ご心配でしたね。大分も、かなり何度も
  揺れてたようです。
  
  実は私は、隣の福岡なんです。東京にも２０年位住んでましたので
  地震には慣れておりましたが、福岡も揺れました。
  ２、３回だけでした。
  熊本や、大分の方には申し訳ない位でした。
  
  仲の良い、大分出身の友人が数人いますが、皆さん良い方ばかりです。
  今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。
  
  久々に別府へ行きたくなりました。
  お母様も、お元気なsalsaladyさんのお顔を見れて、
  さぞお喜びだったことでしょうね。
  
  では、また。
  
  cheriko330

  salsaladyさん からの返信 2017/02/20 11:43:20

  [お隣」と言うよりも親戚感覚ですよ〜fukuoka〜

  ☆4tra.では何方ともお友達感覚が芽生えますが、故郷が近いと、殊の外身近に思えます。
  
  ”九州は遠きにありて想うもの”でしたが、最近は九州育ちで善かった！？と思える心境！
  
  何故って、自立心の強い女性が熊本ー福岡ー大分？とたくさん掲示板に現れるから？
  
  大分時代、『しまれ、頑張れ、ねばれ、押し切れ』等と進学一本槍の高校生活に疲れ果て、お調子者は関東へ！上昇志向は関西へ？堅実派は福岡へ〜と進路を変えて大分に残る人は少なかった（ジモティーには申し訳ないけど）
  
  大学の夏休み帰路には、たびたび福岡女学院や西南学院の友人宅に寄り、学院内で片思いの君にばったり出会ったことも〜福岡って良いね〜
  
  ☆イタリアは明るくて好きだし、次回は”ベローナ in Love”に挑戦します。〜see you〜