旅仲間と南インド旅行２／３（アウランガバード）

2015/12/28 - 2016/01/04

２０１６年の元旦はアウランガバードで迎えました。
前日は旅仲間とガラディナーでカウントダウンまで飲んでましたが，元旦は５人揃って早速世界遺産であるアジャンタ石窟寺院群の観光に向かいました。
１月２日は，こちらも世界遺産のエローラ石窟寺院群と，ミニ・タージマハールと言われるビービー・カ・マクバラーの観光です。
エローラ観光終了後ムンバイへ移動してムンバイに宿泊します。

仲間１名は元々ムンバイ到着後，そのまま国内線ターミナル→国際線ターミナルに移動して帰国する計画でした。
しかし，アウランガバード→ムンバイの移動で予約したエアインディアの大幅スケジュール変更（３時間半の遅延）により，乗り継ぎが難しくなってしまいました。この為，１月２日早朝に１名でムンバイへ移動して貰い帰国の途に。従って，エローラ観光以後は４名です。
それにしても，フライトスケジュールを大きく変更されてしまうと，旅行計画も滅茶苦茶になり大変です。一人で先に帰った友人には，本当に同情してしまいました。

写真はエローラ石窟寺院群に向かう観光客の流れです。

エリア アウランガバード(インド)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: エアインディア
• 旅行の手配内容: 個別手配

アジャンタ石窟寺院群はアウランガバードから北東１０６ｋｍの位置に有ります。
でも，ホテル出発の車で直接寺院群に行けるわけではありません。石窟寺院群の近くまで行って，このシャトルバスに乗り換えます。

運転席を見たら，「本当に走るんだろうか？」と心配になってしまった。

でも無事に石窟寺院群に到着。

アジャンタ石窟寺院は，２０００年以上前から，約６００年間を掛けて３０の寺院が作られた場所です。
未完成のまま放置された寺院も有りますが，中にはこの様に綺麗な壁画が残っている寺院も有ります。

壁画だけではなく，仏像の彫刻も有ります。

だいぶ破損してますが，天井も完成時は綺麗だったでしょうね。

こんな曼荼羅模様の天井も。

３０全ての寺院に入ったわけではありません。それよりも時間の経過とともに，写真見直しても第何窟だったかもうろ覚えに。
写真の順番からしてこの入り口は次の石窟。

６００年に渡って作られ続けていますから，内部も寺院によって変化していきます。
それにしても，木槌とノミだけでよくこれだけ岩を掘り進んだものです。

熱いし，歩くの疲れたらこんな移動手段も。
私達のグループには利用者居ないので，料金は分かりません。

寺院でお坊さんが生活していますからベッドも有ります。
硬くて寝難いのもさることながら，幅が狭くて寝相が悪いと転げ落ちそう。

中には修理中の場所も有ります。

こちらは未完成で放棄されてしまった寺院の内部です。

先ほどのストゥーパよりも立派になっています。時代と共により豪華になった感じ。

この寺院の回廊奥の部分には涅槃仏も彫られていました。

更に豪華になってきました。
天井が船底のような感じも面白いです。

アジャンタ石窟の観光が終わり，昼食後にアウランガバードへ戻ってから，ショッピングモールを紹介してもらいました。

内部ではミニバスも走っている大きなモールでした。

夕食までにはチョット時間が有ったので，少しホテル内を散策してみました。
高層ホテルではありませんが，ナカナカ綺麗なホテルです。

ホテル裏手に回ったら，チョットした菜園が有りました。ホテルの使用量を賄えるとはとても思えませんが。

このホテルは館内全面禁煙。
タバコを吸う為にこの入り口を何往復したことか。
タバコ吸う程度ならフリーパスですが，最初に到着した時などは荷物を全てＸ線装置を通し，金属探知機のゲートを通過しなければなりません。
白い看板の所に女性が立っていますが，看板右側の衝立内で女性客のボディチェックをするオバサンです。
寝る前にタバコ吸いに出てきても，男性２名女性１名が必ずいましたが，２４時間体制だったのかは不明。

１月２日はアウランガバードから約３０ｋｍ離れた，エローラ石窟寺院群の観光です。アジャンタと同じく，遺跡の近くまで行ってからこのバスに乗り換えて遺跡へ向かいます。アジャンタのバスよりはだいぶ立派でした。
エアインディアの大幅スケジュール変更で，友人一名は早朝５時前にホテル出発しているので，ここからは４名での観光です。

遺跡群に到着。

エローラ石窟寺院群は６〜１０世紀に掛けて作られた寺院群です。全部で３４窟有ります。
第　１〜１２窟＝仏教窟
第１３〜２９窟＝ヒンドゥ窟
第３０〜３４窟＝ジャイナ教窟
に分かれるらしいのですが，アジャンタと同じで写真見返しても，どれがどれだか・・・・・。年のせいなら悲しいけど，整理が悪いだけです。
これは間違いなく仏教窟ですね。

アジャンタは壁画が綺麗でしたが，エローラは壁画よりも彫刻が多くて素晴らしいです。

天井の彫刻も凄い。

さらにアップで。

柱や壁にも沢山の彫刻が有ります。

エローラには，このように第何窟との表示がしてありました。後で写真の順番と見比べれば第何窟か分かると思ったのですがチョット甘かった。もう何が何番だかゴチャゴチャ状態。

アジャンタ石窟群は壁画と彫刻の素晴らしさ。エローラは建築物としての素晴らしさと言われるらしいです。これなどまさに，現在の集合住宅みたいです。

そして今回の旅行で一番見たかった，第１６窟カイラーサナータ寺院にやってきました。

この寺院，８世紀後半にギリシャのパルテノンより大きな一枚岩を彫り込んで造られたと言われています。ただ驚くばかり。

周囲の回廊部分は一部壊れているが，信仰心の強さは本当に凄いものだと感心してしまう。

中央部に，渡り廊下で繋がった本殿が有ります。

裏山に登れば掘り進んだという全貌が見れたのだろうけど，時間が無くて残念。

でも周囲の回廊は一周してきました。

回廊から本殿を見たところ。
鼻が捥げてしまった象さんが本殿を支えています。

そして壁の彫刻も見事です。
まさにヒンドゥーの世界。

カイラーサナータ寺院を堪能した後，空港行く前にミニタージマハールと言われる，ビービー・カ・マクバラーに寄ってきました。
確かに本家よりは小振りみたいだし，純白じゃないような。

でも入り口ドーム部分の彫刻はナカナカ豪華です。

エローラ・アジャンタの観光も終了して，アウランガバード空港からムンバイに向かいます。
これが搭乗待合室。
国内線だから喫煙場所は無いだろうと思い，ターミナル入る前に一服してきて正解。何処にも喫煙ルーム無い。
それどころか，ライターの持ち込みができなくて，セキュリティーの所でライター没収されてしまった。
中国・キューバと，ライター没収空港増えてきたみたいで困ってしまう。