2016/04/10 - 2016/04/10
85位(同エリア306件中)
おにぎりさん
毎度おなじみ深夜テンションからの思いつき旅となってます。なので下調べほぼ0ですが、何とかなるでしょう!ってことで出発!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝6時、出来立てほやほやのバスタ新宿。ここで行き先を決めて旅をしようという考えでやってきました。発車案内板や券売機の前で考えまくった結果、高遠に決まりました。
新宿・高遠連絡きっぷを券売機で購入します。新宿から伊那市までの高速バス往復と、伊那市から高遠までの往復の路線バスがセットになったお得な乗車券です。行き&帰りの便が両方ともラス1の席でした!この高速バスの時刻に合わせて高遠での目的地を決めようと思います。 -
バスタ新宿の中を一応見てみましたが、売店もなく、さらに待合室がとにかく手狭な印象。1日最大1600便以上捌くらしいですが、本当に大丈夫でしょうか?
6時45分、C7乗り場から駒ヶ根行きの京王高速バスに乗り込み、一路伊那市を目指します。 -
途中の双葉SAで休憩を取りつつ、バスは中央道をひたすら進んでいきます。「中央道&伊那市街地が混むかも?」と運転士さんが言ってましたが、目立った混雑もなく至って順調。
双葉SAを過ぎると右手に諏訪湖が迫ってきます。諏訪湖周辺といえば、大学の入学オリエンテーションで諏訪大社に行ったことがあります。花火大会もあるし、諏訪湖周辺は改めて行ってみたいところだなぁ・・ -
ほぼ定刻に伊那市(伊那バスターミナル)に到着、ここから徒歩でJR伊那市駅前バス乗り場に向かいます。
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約40分の待ち合わせの後、JRバス高遠線で高遠駅に向かいます。高速バスからの乗客、さらに飯田線からの乗換客で車内は大混雑、続行便が出るほどでした。また、あまりの混雑に、高遠駅に着いて5分以上バスを降りられませんでした。最後列に陣取ったのはミスだったかも・・・
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高遠駅につきました。電車が来ないのに駅というのは不思議な感じ。バスターミナルを通り抜けて反対側の臨時バス停から、これまた臨時運行(桜の時期限定)の「お花見循環バス」に乗ります。
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高遠城址公園バス停で降りると、早速桜がお出迎えしてくれます。
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バス停から城址公園までの道の途中にて。桜にばかり目が行きがちですが、こちらも負けじと存在感を放っています。名前は何だろう?
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南ゲートから入場料を払って入場し、散策しながら二の丸方面に向かいます。高遠城は日本百名城の一つにも数えられる平山城で、建物こそ当時から場所を変えず現存するものはありませんが、明治時代に旧藩士が桜の馬場から桜を移植し、いまでは桜の名所となっています。
これは、「天下第一の桜」の碑です。古くからこう呼ばれた桜は園内に約1500本植えられており、品種はタカトオコヒガンザクラとなっています。色はソメイヨシノより赤みがかって色が濃い印象でした。また、高遠城址公園さくら名所100選にも選ばれているのだとか。 -
時期が良かったようで、一部に葉桜が見えるものの、桜はほぼ満開でした!満開の桜を時間をかけて見るのは久々です。東京ではもう葉桜ばかりなので、今年最後に満開の桜を見ることができて良かったと思います。
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桜雲橋を渡って本丸へ向かいます。名前のとおり橋の上に桜の雲がかかっているようで、個人的にはかなりお気に入りな場所となりました。
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桜雲橋を渡ったすぐ先に問屋門があります。ここをくぐると本丸もあと少し。
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高遠の桜を後世に残すための取組について書かれています。文章だけではよくわかりませんでしたが・・・
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曇り空だったので少々わかりづらいですが、本丸から中央アルプスを望むことができました。
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太鼓櫓です。昔はここで太鼓を鳴らして時を報せたのだとか。どことなく川越にある時の鐘を思い出します。(川越ももう1回行ってみたい)
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ここで歴史に関する話を少々。
高遠の地は諏訪から伊那への交通の要衝、また南信濃から駿河・遠江へ向かうための重要拠点でした。そのため、高遠氏が治めていたこの地は武田信玄に侵略され、以降は武田氏が治めます。
1582年、当時の城主であった仁科五郎盛信(にしなごろうもりのぶ、信玄の五男にあたる)率いる武田軍と、甲斐国侵攻を目論む織田氏が戦いました(高遠城の戦い)。織田軍の5万の軍勢に盛信の3千の兵は為す術なく敗れ、盛信は自害。その後、武田勝頼も新府にて自害してしまいます。
奮戦した盛信の流した赤き血潮は、現在でも高遠の桜の花びらの赤色に受け継がれている、とも言われているそうな。 -
長い時間が過ぎ、明治時代になると高遠城址はすっかり荒廃してしまいます。その状況を何とかしようと旧藩士達が立ち上がり、桜の移植が始まるのです。そして、その思いは現代に受け継がれ、今でも大切に桜が守られています。
盛信の流した血というと生臭いかもしれませんが、旧藩士達や高遠の民の情熱も桜の花びらに宿っているんじゃないか、って私は思います。そう考えると、1枚の花びらとは言えロマンがありますね。 -
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北ゲートを出て、徒歩で高遠駅まで向かいます。途中、高遠の景色を一望できるスポットもあります。
しかしこのルート、坂や階段などアップダウンが大きいです。バスを降りるときに「高遠駅から城址公園まで徒歩の場合は20分」と聞いていましたが、人によってはもう少しかかるのではないでしょうか? -
山道を降り、市街地に向かう入口にも桜が咲いていました。
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途中に仙醸の蔵元を発見、試飲もできるということで中に入ってみましたが、手頃なサイズが無かったため購入は断念。日本酒を克服しつつあるとは言え、やはり720ml瓶は飲みきるの大変なんですよね・・・自分でも飲むチャンスをみすみす逃していて勿体無いと思います。
「だるま市」みたいな名前のお酒が飲みやすく美味しかったので、量多くてもそれ買っておけば良かったかなぁ・・・ -
「みすゞ食堂」さんで昼食を頂きます。高遠そばや伊那のご当地グルメのローメン・ソースカツ丼、伊那名物の馬肉を使った丼など多彩なメニューから、迷いに迷って今回はローメンを注文してみました。
ローメンは伊那市で古くから愛されており、蒸した羊肉(マトン、みすゞ食堂のように豚肉など他の肉を使う店もある)やキャベツなどの具と茶色がかった色の中華麺、店独自の味付けのスープが特徴だそうです。焼きそばとラーメンの中間といった感じで、店によってスープが多かったり少なかったりします。この店のローメンは後者の焼きそば風ローメン。
なぜマトンなんだろうと思い、帰ってから調べてみると、伊那市周辺で羊毛生産のために牧羊が多く飼われていたため、その副産物のマトンをローメンに活用したそうです。長野で羊の飼育、今まで知ることのなかった長野の一面を垣間見ました。 -
ローメンがきました。甘めの味付けが大変美味しく、七味をかけると更に良い味になりました!このように卓上の調味料で自分好みの味のローメンにするのが通の食べ方だとか。
是非とも他の店のローメンも食べてみたくなりますね。 -
バスの時間まであてもなく歩いてみます。ここはかつて小学校があったところ。
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伊那市駅までバスで戻ります。
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伊那バスターミナルから新宿行き高速バスに乗車し、中央道深大寺バス停から路線バスと自転車で帰宅しました。
順調に帰れると思いきや、小仏トンネルの渋滞に引っかかり大幅に遅延、もう大変でした。おまけに双葉SA下りでお土産として目をつけていた「桔梗信玄プリン」、あれ上りの方には無いんですね・・・悔しい思いでいっぱいでした。
今回初めて高速バスを利用して旅しましたが、・・・4列シートを舐めてました。めちゃめちゃ足元がきついです。今回は通路側だったので足が多少は伸ばせましたが、窓際だったらきつかったですね。あと、尻がものすごく痛くなりました。何か対策考えないとな・・・ -
園内の桜を使った押し花の栞をお土産に買ってきました。次からこの栞と文庫本と共に旅してみたいですね(読んだ試しありませんが)
それでは。お読みいただきありがとうございました。また次の旅行記で・・・
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