71年前の戦場へトラック諸島でDIVE！ ～特設運送船 りおで志ゃねいろ丸(RIO-DE-JANEIRO MARU)～

2015/09/08 - 2015/09/08

8日～12日までトラック諸島で計10本潜ってきました。
8日の2本目は特設運送船 りおで志ゃねいろ丸。
排水量9627㌧ 全長146.91m 最高速力17.08ノット。
1930年(昭和5年)5月15日に竣工し、大阪商船の貨客船として南米航路に就航。
1940年(昭和15年)10月8日に海軍に徴用され特設潜水母艦に改装され太平洋戦争に突入。マレーシアのペナン、マーシャル諸島クェゼリンで補給活動に従事し1943年(昭和18年)9月15日付で特設運送船に変更され、1944年(昭和19年)2月11日にトラックに入港。
そして2月17日～18日のトラック空襲(作戦名ヘイルストーン)に参加した空母艦載機の攻撃を受け2発の爆弾が命中、17日にウマン島(旧名 冬島)の東、水深35ｍの海底に右舷を下に横転状態で沈没。
黙祷の後、潜行開始。

エリア チュック（トラック）(ミクロネシア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

特設運送船 りおで志ゃねいろ丸の艦型図。
チューク州観光局で購入したDive-Mapより。

特設運送船 りおで志ゃねいろ丸の沈没状態の図。
これもチューク州観光局で購入したDive-Mapより。

ポイント名 りおで志ゃねいろ丸。
平均水深16.1ｍ Max28.4ｍ 透明度Max15m 水温29.2℃
12?タンク背負っての46分のダイビング。
水深35ｍなので潜行を開始するとすぐに船体を視認できます。

まずは、左舷のプロペラへ。

巨大な船体のわりには意外に小さい？

船尾の船名。RIO DE Jまでははっきり視認できます。

船尾の甲板側に周り込み旧式の15cmをチラ見。
急激に視界が...。

魚に囲まれた。

そして、りお丸定番の後部船倉へ。

船倉に山積みされたビール瓶とケース。

並べられたビール瓶。

他のお客さん3名と潜行したので狭い機関室はスルーし前部船倉へ。
予備の砲身部分に見えるがどうでしょう？

そして前部倉庫にも瓶ビールが。

前部側マストを見ながら船首へ。

損傷した船首部分。
ここまで来たら少し浮上し左舷の船体に沿って後部に戻ります。

迫力のないギンガメトルネード。

ん〜イマイチ。

船橋付近。

後部へ進みます。珊瑚も少ないのでパッとしません。

NIPPONの字が読み取れるビール瓶。

さらば！りおで志ゃねいろ丸。
浮上開始。