ニコシア旅行記(ブログ) 一覧に戻る
年末年始休暇に有給を2日足してイスタンブールとクロアチアを中心に10日間の日程で旅してきました。<br />ヨーロッパの東の果て、見どころ満載のイスタンブールの雑踏と喧騒は、もはやヨーロッパではなくアジアのそれでした。<br />シリアなど紛争地域にほど近いキプロスは、事実上の分断国家にも拘わらず対立は表面化しておらず、むしろ平和で人々は普通に検問所を通って交流していました。<br />また、ヨーロッパの果てから一足飛びに飛んだクロアチア、ドブロブニクはアドリア海の真珠という別名に違わぬ美しさを見せ、初めての海外レンタカードライブでモンテネグロのコトルやボスニアヘルツェゴビナのモスタルなどこれまたすばらしい風景にも出合い、ドライブという新しい旅の形も無事遂行することができました。<br /><br />日程は以下の通りです。<br /><br />1日目(12/25)羽田発 ⇒ フランクフルト経由 ⇒ イスタンブール到着 午後~イスタン観光<br />2日目(12/26)南北キプロス日帰り観光<br />3日目(12/27)イスタンブール市内観光<br />4日目(12/28)イスタンブール市内観光 イスタンブール発 ⇒ ドブロブニク到着<br />5日目(12/29)ドブロブニク市内観光<br />6日目(12/30)(ドライブ)ドブロブニク発 ⇒ コトル市内観光 ⇒チャブリナ到着<br />7日目(12/31)(ドライブ)チャブリナ発 ⇒ モスタル市内観光 ⇒ スプリット到着市内観光<br />8日目(1/1)   スプリット発 ⇒ ザグレブ到着市内観光 ザグレブ発 ⇒ フランクフルト到着<br />9日目(1/2)   ヴュルツブルク・ローテンブルク・フランクフルト市内観光<br />10日目(1/3)  フランクフルト発 ⇒ 帰国<br /><br />今回は2日目3です。<br />

ヨーロッパとアジアの交錯、イスタンブールとキプロス&アドリア海沿岸ドライブの旅:トルコ・南北キプロス・クロアチア・モンテネグロ・ボスニアヘルツェゴビナ旅行【6】(2015~2016年末年始2日目3 キプロス三国踏破の夢)

101いいね!

2015/12/26 - 2015/12/26

4位(同エリア91件中)

0

23

とーり

とーりさん

年末年始休暇に有給を2日足してイスタンブールとクロアチアを中心に10日間の日程で旅してきました。
ヨーロッパの東の果て、見どころ満載のイスタンブールの雑踏と喧騒は、もはやヨーロッパではなくアジアのそれでした。
シリアなど紛争地域にほど近いキプロスは、事実上の分断国家にも拘わらず対立は表面化しておらず、むしろ平和で人々は普通に検問所を通って交流していました。
また、ヨーロッパの果てから一足飛びに飛んだクロアチア、ドブロブニクはアドリア海の真珠という別名に違わぬ美しさを見せ、初めての海外レンタカードライブでモンテネグロのコトルやボスニアヘルツェゴビナのモスタルなどこれまたすばらしい風景にも出合い、ドライブという新しい旅の形も無事遂行することができました。

日程は以下の通りです。

1日目(12/25)羽田発 ⇒ フランクフルト経由 ⇒ イスタンブール到着 午後~イスタン観光
2日目(12/26)南北キプロス日帰り観光
3日目(12/27)イスタンブール市内観光
4日目(12/28)イスタンブール市内観光 イスタンブール発 ⇒ ドブロブニク到着
5日目(12/29)ドブロブニク市内観光
6日目(12/30)(ドライブ)ドブロブニク発 ⇒ コトル市内観光 ⇒チャブリナ到着
7日目(12/31)(ドライブ)チャブリナ発 ⇒ モスタル市内観光 ⇒ スプリット到着市内観光
8日目(1/1) スプリット発 ⇒ ザグレブ到着市内観光 ザグレブ発 ⇒ フランクフルト到着
9日目(1/2) ヴュルツブルク・ローテンブルク・フランクフルト市内観光
10日目(1/3) フランクフルト発 ⇒ 帰国

今回は2日目3です。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • さてグリーンラインのクロスポイントを抜け、南側キプロス共和国に来ました。<br />北はトルコ系ですが、南はギリシャ系で文字標記も変わります。

    さてグリーンラインのクロスポイントを抜け、南側キプロス共和国に来ました。
    北はトルコ系ですが、南はギリシャ系で文字標記も変わります。

  • クロスポイントから続く「リドラス通り」を南下します。<br />北側に比べ垢抜けていて瀟洒な建物が多いです。人の数もかなり多いです。

    クロスポイントから続く「リドラス通り」を南下します。
    北側に比べ垢抜けていて瀟洒な建物が多いです。人の数もかなり多いです。

  • まずは街一番の高層ビルで、屋上に展望台のある「シャコラスタワー」に登るべく来ました。<br />ここから街を展望して位置確認をし、観光を始めようという算段です。

    まずは街一番の高層ビルで、屋上に展望台のある「シャコラスタワー」に登るべく来ました。
    ここから街を展望して位置確認をし、観光を始めようという算段です。

  • ところが...もう開店している時間なのですが開いていません。潰れてしまったのでしょうか。

    ところが...もう開店している時間なのですが開いていません。潰れてしまったのでしょうか。

  • やむなくまたリドラス通りを歩きます。

    やむなくまたリドラス通りを歩きます。

  • こんな観光トレインも走っています。南側は北側に比べ観光に力を入れているようです。

    こんな観光トレインも走っています。南側は北側に比べ観光に力を入れているようです。

  • てくてく歩いて南側の城壁を抜けます。<br />城壁の下は堀のようになっていて高さはかなりあります。

    てくてく歩いて南側の城壁を抜けます。
    城壁の下は堀のようになっていて高さはかなりあります。

  • バスターミナルに来ました。ここから島内各方面に向けてバスが発車しています。<br />できればキプロス島は日本と同じ右ハンドル左側通行なのでレンタカーで回りたかったのですが、土曜日で市内のレンタカー会社はお休みとなっています。<br />せめてバスでキプロス第2の都市、レメソスにければと思っていたのですが、ここへ来るまでどうしようか迷って来てしまいました。

    バスターミナルに来ました。ここから島内各方面に向けてバスが発車しています。
    できればキプロス島は日本と同じ右ハンドル左側通行なのでレンタカーで回りたかったのですが、土曜日で市内のレンタカー会社はお休みとなっています。
    せめてバスでキプロス第2の都市、レメソスにければと思っていたのですが、ここへ来るまでどうしようか迷って来てしまいました。

  • レメソスへ行きたい理由は、その近郊のアクロティリに行きたかったためです。<br />そもそもキプロス島は、キプロス共和国と北キプロストルコ共和国の分断国家ですが、もうひとつ、アクロティリとデケリアという基地を主体とした英国の海外領土があるのです。<br />つまりキプロス島は実質3か国からの領有になる珍しい島で、同様な島は他にボルネオ島(マレーシア・インドネシア・ブルネイ)くらいしかないと思います。<br />キプロス島へ来たのはその3か国に足跡を残したいというしょーもない理由で来たのですが、遠方へのバスでの往復、レメソスからの交通の不確実さなど考えると無理な日程はキツイかな?それとも何とかなるかな?と暫くターミナルに着くバスを見ながら考えあぐねました。<br />

    レメソスへ行きたい理由は、その近郊のアクロティリに行きたかったためです。
    そもそもキプロス島は、キプロス共和国と北キプロストルコ共和国の分断国家ですが、もうひとつ、アクロティリとデケリアという基地を主体とした英国の海外領土があるのです。
    つまりキプロス島は実質3か国からの領有になる珍しい島で、同様な島は他にボルネオ島(マレーシア・インドネシア・ブルネイ)くらいしかないと思います。
    キプロス島へ来たのはその3か国に足跡を残したいというしょーもない理由で来たのですが、遠方へのバスでの往復、レメソスからの交通の不確実さなど考えると無理な日程はキツイかな?それとも何とかなるかな?と暫くターミナルに着くバスを見ながら考えあぐねました。

  • 結局アクロティリは諦め、無理せず南北レフコーシャ市内を回ることとし、英領キプロス地区はいずれ訪問という形にし、キプロス三国踏破の夢は次回のお楽しみとしました。<br /><br />後で旅程を確認したところ時間を間違えていて、レメソス行きのバスに乗って行動していたらイスタンブールに戻る飛行機に間に合わないことがわかりました。この決断は正解でした。

    結局アクロティリは諦め、無理せず南北レフコーシャ市内を回ることとし、英領キプロス地区はいずれ訪問という形にし、キプロス三国踏破の夢は次回のお楽しみとしました。

    後で旅程を確認したところ時間を間違えていて、レメソス行きのバスに乗って行動していたらイスタンブールに戻る飛行機に間に合わないことがわかりました。この決断は正解でした。

  • バス停を出てとりあえず、旧市街の南北を分けるグリーンラインに沿って歩いてみることにしました。<br />ますこちらは西端の「パフォス門」です。一応こちらは南側キプロスの統治地区です。

    バス停を出てとりあえず、旧市街の南北を分けるグリーンラインに沿って歩いてみることにしました。
    ますこちらは西端の「パフォス門」です。一応こちらは南側キプロスの統治地区です。

  • そして教会があります。教会自体は出っ張る形で南側キプロス領のようですが、すぐ北キプロス領が迫っています。

    そして教会があります。教会自体は出っ張る形で南側キプロス領のようですが、すぐ北キプロス領が迫っています。

  • 「聖十字架カトリック教会」という名前のようです。

    「聖十字架カトリック教会」という名前のようです。

  • 内部はこんな感じでそれほど広くはありません。

    内部はこんな感じでそれほど広くはありません。

  • 祭壇です。

    祭壇です。

  • 教会の奥はこんな感じのドラム缶と有刺鉄線で南北が隔てられています。<br />基本隔てに利用されているのはドラム缶が多く、ベルリンや南北朝鮮などと比べると大らかです。

    教会の奥はこんな感じのドラム缶と有刺鉄線で南北が隔てられています。
    基本隔てに利用されているのはドラム缶が多く、ベルリンや南北朝鮮などと比べると大らかです。

  • ここは特に警備兵がいるわけではなく、防犯カメラもなさそうでした。

    ここは特に警備兵がいるわけではなく、防犯カメラもなさそうでした。

  • 教会のすぐ脇にボロボロの廃屋があります。

    教会のすぐ脇にボロボロの廃屋があります。

  • 壁面は剥がれ、窓も潰れています。

    壁面は剥がれ、窓も潰れています。

  • 屋根も壊れて荒れるに任せているようです。

    屋根も壊れて荒れるに任せているようです。

  • よく見ると建物内には土嚢が山と積まれています。<br />キプロス内戦の頃、ここは最前線の戦場だったのかもしれません。

    よく見ると建物内には土嚢が山と積まれています。
    キプロス内戦の頃、ここは最前線の戦場だったのかもしれません。

  • 少し行くと城壁の上にトルコと北キプロスの旗が並んで飾ってあります。<br />この向こう側は北キプロスの統治地域のようです。

    少し行くと城壁の上にトルコと北キプロスの旗が並んで飾ってあります。
    この向こう側は北キプロスの統治地域のようです。

  • それにしても両者の国旗は似ています。赤と白を反転させて、上下に赤線を引いたのが北キプロスの国旗です。貨幣鋳造をしておらずトルコリラが通貨ということも北キプロスがトルコの傀儡国家と言われても仕方のないことなのかもしれません。

    それにしても両者の国旗は似ています。赤と白を反転させて、上下に赤線を引いたのが北キプロスの国旗です。貨幣鋳造をしておらずトルコリラが通貨ということも北キプロスがトルコの傀儡国家と言われても仕方のないことなのかもしれません。

この旅行記のタグ

関連タグ

101いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

キプロスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
キプロス最安 608円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

キプロスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP