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3月も終わりになり寒さも一段落したタイミングを見計らって、今年の大河ドラマ「真田丸」の舞台の一つでもある、岩櫃城の城址にお出かけしてきた。足腰が弱い妻でも山城に行けるルートをあらかじめ選定したつもりだが、さて、どうなることやら。<br /><br />05:31 藤沢−高崎 1822E<br />青春18きっぷに当日のスタンプを捺してもらうべく、藤沢駅の有人改札に向かうが、なにやら窓口に人の列。横浜駅の信号機トラブルによって遅延が発生しているらしい。うわあ、初っぱなからどうなるのかとちょっと心配になるが、上り列車は一応定刻通り藤沢駅に入線。グリーン車に乗車、妻の手作りタマゴサンドで朝食にする。<br /><br />先ほどの信号機トラブルは、プログラムのミスが原因である旨の車内表示。ダイヤ改正当日は予期し得ないことが起こるから、いろいろ気を付けないといかんな。ということで、戸塚駅から横須賀線の線路を使って品川まで移動する(東戸塚、保土ヶ谷、新川崎、西大井は通過)。新橋駅到着がだいたい定刻から5分遅れなのでまあまあ頑張った方だろう。<br /><br />実は藤沢を出かけるときは、ちょっと小雨が顔に当たるような空模様だったのだが、熊谷を過ぎたあたりからすっきりした快晴になってくる。ぬかるんだ山道を歩かずに済みそうでちょっとほっとする。<br /><br />8時20分頃に高崎に到着。次に乗車する列車が入線してくるまでちょっと時間があるので、一旦改札の外に出て、駅ビル東側にあるカフェ「トリアノン」で珈琲を注文。朝日が店内に差し込んできて実にさわやかな感じだ。<br /><br />08:46 高崎−群馬原町 529M<br />吾妻線直通の列車は4番線から出発。3月26日のダイヤ改正で乗り継ぎがちょっと良くなったみたい。4両編成の古い列車。渋川から徐々に高度を上げてゆき、山がちな景色に変わる。吾妻線沿線には有名な温泉地もあるため、高崎から乗車する客は意外と多い(逆に、途中駅から乗り込んでくる客は少なかったと思う)。単線区間なので上り列車と何度か交換をしつつ、高崎から1時間くらいで群馬原町に到着。我々以外に観光目的で下車したと思しき乗客はいなかった。<br /><br />駅舎脇のトイレに入ってから、いよいよお出かけ。今回の岩櫃城址訪問にあたり、グーグルマップのオプションで表示される地形図を参考にすると、岩櫃城に最寄りの駅は次の郷原駅なのだが、そこからのアプローチはかなり傾斜が急なので、妻の体力ではちょっと難しいだろうと判断、北側から本丸を目指すことにする。<br /><br />北側からのアプローチも基本上り続けではあるが、車道が整備されている上、それほど急な上り坂ではないので、妻がフウフウ言いながらも歩いて行ける道のり。道の脇にはせせらぎも流れ、風がひんやりしていてなかなか気持ちいい。道幅は狭いので大軍の侵攻には適さず、緊要地をしっかり抑えておけば城本体へのアプローチは容易ではない、といったところか。<br /><br />で、かなりゆっくり目に歩くこと40分で、岩櫃山の麓にある平沢集落に到着。お城巡り以外にハイキング目的でやってくる人もそれなりにいるようで、登山道入り口のすぐ下にはわりと大きめの駐車場も整備されていた。川崎ナンバーの車なんかも置いてあったので、結構遠くから来てるんだなあ、とちょっと感心する。<br /><br />登山道入り口には、建てられたばかりの観光案内所の建物(残念ながら4月1日から運用開始だそうで、まだガラス戸は閉まってました)とトイレ。さらにちょっと行ったところに古めの観光案内所。こちらに置いてあるパンフレットなどを見つつ、傍らの自販機でミルクコーヒーを購入して、ちょっとひと休み。岩櫃城址のスタンプ&台紙が置いてあったので記念に捺してくる。<br /><br />で、改めて城址を目指す。岩櫃城周辺の地形から見て、戦闘正面は南東側と思われたので、北西方向から回り込む形で本丸を目指すことにする。当然日陰側になるため、ちょっと寒い。大きな霜柱ができていた。チェーンソーの音が響いていて、樹木の伐採が行われているようだ。適度に木漏れ日が差し込んで気持ちいい。<br /><br />水曲輪を経由して、本丸址分岐に至り、一の木戸、枡形虎口と歩いて本丸に到着。搦め手口からの接近ルートはかなり足元が狭くて大人数で攻め掛かれないうえ、右側からの横矢が厳しそうなので、比較的緩斜面といえどなかなか攻めるのは難しそう。<br /><br />・・・まあ、敵兵がいるわけでもない現在では、比較的楽に本丸址に到着。思ったよりも標高が高いところにあるのかかなり眺望がよくて、白く雪をまとった新潟県方面の山脈まで見渡すことができた。岩櫃城が維持されていた当時は、本丸周辺の樹木はなかったはずなので、眺望はさらによかったものと思われる。<br /><br />ということで、おつかれさまー 持参してきたチョコレートバーを囓りながら、ちょっとひと休みする。なんとも気持ちが良いなー 山登りを趣味にする人の気持ちがちょっと分かったような気もする。これでちょうど11時くらいだから、まあまあ想定通り。私が竪堀跡などを調べてる間に、妻は東屋に置かれていたノートになにやら書き込みをしてたみたいだ。<br /><br />妻の体力も回復したようなので、今度は尾根筋沿いに下山する。竪堀の堀底が侵攻ルートになっているのだが、木製の階段がある状態ですら登ってくる人はけっこう大変そう。こんなところを攻めてこいとか言われたらちょっと泣いてしまうわ。<br /><br />一応無事に案内所の所まで戻ってこられた。トイレに入って駅方面に向かおうかということで、トイレを使わせてもらおうとしたら、想像以上にトイレがキレイで地元の人の意気込みを感じてしまう(ウォシュレット付きの水洗トイレ)。<br /><br />で、駅前まで戻って来たらちょうど12時頃。お腹も良い感じに空いたことだしお昼御飯にしようということで、国道沿いにある「とんかつ梅乃家」に入店。カウンター席と御座敷席があるので、御座敷を使わせてもらう。きっちりとした格好のご店主は厨房で黙々と作業してる職人気質という印象。「メニュー探しに迷ったら!」と書かれていたので、せっかくなので私はヒレカツ定食、妻はロースカツ定食を注文することにする。注文してから調理を始めるのか、わりと料理が出てくるまでには時間がかかるが、そこが却って美味しい予感。<br /><br />予想に違わず美味しかった! 揚げ油がさらっとしてて胃にもたれず、衣の中の豚肉は丁寧に下ごしらえされていてとっても柔らか。これは豚カツ単品としてはかなり美味しい部類に入ると思う。<br /><br />高崎行きの列車の時間までには、まだちょっと時間があったので、群馬原町の駅前を散策する。駅前正面にある観光案内所にまずは立ち寄って見るが、大河ドラマ関係のパンフレットはたくさん並んでいるのだが、地元の商店街などの情報は手に入れられず。案内所の人の話によると、大河ドラマのオープニングに出てくる、赤備えの騎馬武者の突撃シーンの背景は(予想はしてたが)岩櫃山をイメージしたCGなのだが、山のてっぺんに天守が描かれてるなど、ちょっとなんちゃってっぽくなっているらしい。あ、そんな建物映ってたかな? 今度確認してみよ。ちなみに、岩肌もあらわになった岩櫃山のビジュアルは、群馬原町駅から一駅先の郷原駅で降りると拝むことができるそうな。<br /><br />観光案内所を出たあと、駅前の商店街を歩いて回るも、見事にシャッター通りになっていて早々に退散し、とんかつ梅乃家の隣にあった、焼きまんじゅうのお店にでも入ってお茶でも飲もうということになる。「火群庵(ほむらあん)」というお店。入り口を開けたら、民家の土間を改造したっぽい店内でちょっと意外(もうちょっとこぎれいな店内をイメージしてた)。打ちっ放しのコンクリートの床が寒いが一応ストーブが焚いてある。<br /><br />で、一本150円の焼き饅頭と、200円の中にあんこが入った焼き饅頭というお品書きが見えたので、あんこ入りのを一本ずつ注文してみる。砂糖しょう油の焼ける匂いが食欲を誘う、って、おばちゃんの焼いてる手元を見たら、なんか形(というか、サイズ)が変。んんん??? って思ってる内におばちゃんが持ってきてくれたのは、大きな竹の串に刺さった、巨大な饅頭(×3個)。<br /><br />一緒についてきた竹のフォークを使って饅頭を串から外して食べるのね。よし、一個目食べてみよ。ん、おいしい! 素朴な味付けでなかなかあんこと焦げた砂糖しょう油の相性も良さげだ。では、二個目いってみよ。うまうま、う、う、ちょっと血糖値が。。。<br /><br />・・・妻が二個目以降を食べられなかったので、私の残り一つと合わせて、お持ち帰り用の入れ物に包んでもらった。いや、しかし値段に比べて出てくる物のサイズが大きすぎるやろ、と思う(小麦粉も小豆もタダと違うんだから、500円くらいが相場と違うのかな)。<br /><br />13:36 群馬原町−高崎 534M<br />群馬原町の待合室でしばし休憩。列車がやってくる10分くらいにならないと駅業務を始めてくれない上に自動券売機も置いてないので、わりと長い行列ができていた(ちなみに、駅の窓口では青春18きっぷその他のお得な切符は扱っておらず、クレジットカードも利用できないようだ)。高崎行きの列車は3両編成。地元の高校生が多い。なんとかロングシート部に着席できた。車内は適度に暖房も効いていて、列車の規則的な振動も相まって、ついついウトウトしそうになる。<br /><br />15:14 高崎−藤沢 4837Y<br />高崎駅ナカの店舗で車内で食べる予定のお弁当や飲み物、お土産などを購入してたら、福引き補助券が5枚貯まったので、列車に乗り込む前にガラガラを回してくる。赤色の玉が出た! と思ったら、残念賞のティッシュペーパーだった。いや、普通ハズレは白色と違うか?<br /><br />我々が乗り込んだ列車は湘南新宿ライン経由の特別快速なので、熊谷あたりから結構駅を通過して、わりとスムーズに大宮まで到着。この辺から鉄道博物館帰りの小さい子どもの乗客も増えてきて、グリーン車もけっこうザワついてくる。さっき胃袋にいれた焼き饅頭がまだ消化できてないので、高崎で買ったお弁当は家でゆっくり食べることにする。<br /><br />藤沢駅に到着。上り線も同時に到着したのでホームは人であふれてる。なんとか無事に帰って来られてよかった。<br /><br /><br />と、いうことで、今年の大河ドラマにゆかりの岩櫃城巡りをしてきました。出かける前は、歴女っぽいのが大挙してやってきてたりしたらどうしよう、と思ってましたが、岩櫃城は結構マニア向けらしく、見かけたのは、半分、ハイキング目当ての健康自慢のお年寄りばかりという感じでした。出かける前の事前リサーチからは、岩櫃城に関する情報があまりネット上に見当たらず、どういうところに注目したら良いか、ちょっと情報不足な点もあったのですが、観光案内所でもらってきた資料を検討しつつ、再度訪問する際には今回の経験を活かしたいなあと思ったのでした。

青春18きっぷを利用して岩櫃城址におでかけ

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2016/03/26 - 2016/03/26

144位(同エリア211件中)

0

56

まいこさん

3月も終わりになり寒さも一段落したタイミングを見計らって、今年の大河ドラマ「真田丸」の舞台の一つでもある、岩櫃城の城址にお出かけしてきた。足腰が弱い妻でも山城に行けるルートをあらかじめ選定したつもりだが、さて、どうなることやら。

05:31 藤沢−高崎 1822E
青春18きっぷに当日のスタンプを捺してもらうべく、藤沢駅の有人改札に向かうが、なにやら窓口に人の列。横浜駅の信号機トラブルによって遅延が発生しているらしい。うわあ、初っぱなからどうなるのかとちょっと心配になるが、上り列車は一応定刻通り藤沢駅に入線。グリーン車に乗車、妻の手作りタマゴサンドで朝食にする。

先ほどの信号機トラブルは、プログラムのミスが原因である旨の車内表示。ダイヤ改正当日は予期し得ないことが起こるから、いろいろ気を付けないといかんな。ということで、戸塚駅から横須賀線の線路を使って品川まで移動する(東戸塚、保土ヶ谷、新川崎、西大井は通過)。新橋駅到着がだいたい定刻から5分遅れなのでまあまあ頑張った方だろう。

実は藤沢を出かけるときは、ちょっと小雨が顔に当たるような空模様だったのだが、熊谷を過ぎたあたりからすっきりした快晴になってくる。ぬかるんだ山道を歩かずに済みそうでちょっとほっとする。

8時20分頃に高崎に到着。次に乗車する列車が入線してくるまでちょっと時間があるので、一旦改札の外に出て、駅ビル東側にあるカフェ「トリアノン」で珈琲を注文。朝日が店内に差し込んできて実にさわやかな感じだ。

08:46 高崎−群馬原町 529M
吾妻線直通の列車は4番線から出発。3月26日のダイヤ改正で乗り継ぎがちょっと良くなったみたい。4両編成の古い列車。渋川から徐々に高度を上げてゆき、山がちな景色に変わる。吾妻線沿線には有名な温泉地もあるため、高崎から乗車する客は意外と多い(逆に、途中駅から乗り込んでくる客は少なかったと思う)。単線区間なので上り列車と何度か交換をしつつ、高崎から1時間くらいで群馬原町に到着。我々以外に観光目的で下車したと思しき乗客はいなかった。

駅舎脇のトイレに入ってから、いよいよお出かけ。今回の岩櫃城址訪問にあたり、グーグルマップのオプションで表示される地形図を参考にすると、岩櫃城に最寄りの駅は次の郷原駅なのだが、そこからのアプローチはかなり傾斜が急なので、妻の体力ではちょっと難しいだろうと判断、北側から本丸を目指すことにする。

北側からのアプローチも基本上り続けではあるが、車道が整備されている上、それほど急な上り坂ではないので、妻がフウフウ言いながらも歩いて行ける道のり。道の脇にはせせらぎも流れ、風がひんやりしていてなかなか気持ちいい。道幅は狭いので大軍の侵攻には適さず、緊要地をしっかり抑えておけば城本体へのアプローチは容易ではない、といったところか。

で、かなりゆっくり目に歩くこと40分で、岩櫃山の麓にある平沢集落に到着。お城巡り以外にハイキング目的でやってくる人もそれなりにいるようで、登山道入り口のすぐ下にはわりと大きめの駐車場も整備されていた。川崎ナンバーの車なんかも置いてあったので、結構遠くから来てるんだなあ、とちょっと感心する。

登山道入り口には、建てられたばかりの観光案内所の建物(残念ながら4月1日から運用開始だそうで、まだガラス戸は閉まってました)とトイレ。さらにちょっと行ったところに古めの観光案内所。こちらに置いてあるパンフレットなどを見つつ、傍らの自販機でミルクコーヒーを購入して、ちょっとひと休み。岩櫃城址のスタンプ&台紙が置いてあったので記念に捺してくる。

で、改めて城址を目指す。岩櫃城周辺の地形から見て、戦闘正面は南東側と思われたので、北西方向から回り込む形で本丸を目指すことにする。当然日陰側になるため、ちょっと寒い。大きな霜柱ができていた。チェーンソーの音が響いていて、樹木の伐採が行われているようだ。適度に木漏れ日が差し込んで気持ちいい。

水曲輪を経由して、本丸址分岐に至り、一の木戸、枡形虎口と歩いて本丸に到着。搦め手口からの接近ルートはかなり足元が狭くて大人数で攻め掛かれないうえ、右側からの横矢が厳しそうなので、比較的緩斜面といえどなかなか攻めるのは難しそう。

・・・まあ、敵兵がいるわけでもない現在では、比較的楽に本丸址に到着。思ったよりも標高が高いところにあるのかかなり眺望がよくて、白く雪をまとった新潟県方面の山脈まで見渡すことができた。岩櫃城が維持されていた当時は、本丸周辺の樹木はなかったはずなので、眺望はさらによかったものと思われる。

ということで、おつかれさまー 持参してきたチョコレートバーを囓りながら、ちょっとひと休みする。なんとも気持ちが良いなー 山登りを趣味にする人の気持ちがちょっと分かったような気もする。これでちょうど11時くらいだから、まあまあ想定通り。私が竪堀跡などを調べてる間に、妻は東屋に置かれていたノートになにやら書き込みをしてたみたいだ。

妻の体力も回復したようなので、今度は尾根筋沿いに下山する。竪堀の堀底が侵攻ルートになっているのだが、木製の階段がある状態ですら登ってくる人はけっこう大変そう。こんなところを攻めてこいとか言われたらちょっと泣いてしまうわ。

一応無事に案内所の所まで戻ってこられた。トイレに入って駅方面に向かおうかということで、トイレを使わせてもらおうとしたら、想像以上にトイレがキレイで地元の人の意気込みを感じてしまう(ウォシュレット付きの水洗トイレ)。

で、駅前まで戻って来たらちょうど12時頃。お腹も良い感じに空いたことだしお昼御飯にしようということで、国道沿いにある「とんかつ梅乃家」に入店。カウンター席と御座敷席があるので、御座敷を使わせてもらう。きっちりとした格好のご店主は厨房で黙々と作業してる職人気質という印象。「メニュー探しに迷ったら!」と書かれていたので、せっかくなので私はヒレカツ定食、妻はロースカツ定食を注文することにする。注文してから調理を始めるのか、わりと料理が出てくるまでには時間がかかるが、そこが却って美味しい予感。

予想に違わず美味しかった! 揚げ油がさらっとしてて胃にもたれず、衣の中の豚肉は丁寧に下ごしらえされていてとっても柔らか。これは豚カツ単品としてはかなり美味しい部類に入ると思う。

高崎行きの列車の時間までには、まだちょっと時間があったので、群馬原町の駅前を散策する。駅前正面にある観光案内所にまずは立ち寄って見るが、大河ドラマ関係のパンフレットはたくさん並んでいるのだが、地元の商店街などの情報は手に入れられず。案内所の人の話によると、大河ドラマのオープニングに出てくる、赤備えの騎馬武者の突撃シーンの背景は(予想はしてたが)岩櫃山をイメージしたCGなのだが、山のてっぺんに天守が描かれてるなど、ちょっとなんちゃってっぽくなっているらしい。あ、そんな建物映ってたかな? 今度確認してみよ。ちなみに、岩肌もあらわになった岩櫃山のビジュアルは、群馬原町駅から一駅先の郷原駅で降りると拝むことができるそうな。

観光案内所を出たあと、駅前の商店街を歩いて回るも、見事にシャッター通りになっていて早々に退散し、とんかつ梅乃家の隣にあった、焼きまんじゅうのお店にでも入ってお茶でも飲もうということになる。「火群庵(ほむらあん)」というお店。入り口を開けたら、民家の土間を改造したっぽい店内でちょっと意外(もうちょっとこぎれいな店内をイメージしてた)。打ちっ放しのコンクリートの床が寒いが一応ストーブが焚いてある。

で、一本150円の焼き饅頭と、200円の中にあんこが入った焼き饅頭というお品書きが見えたので、あんこ入りのを一本ずつ注文してみる。砂糖しょう油の焼ける匂いが食欲を誘う、って、おばちゃんの焼いてる手元を見たら、なんか形(というか、サイズ)が変。んんん??? って思ってる内におばちゃんが持ってきてくれたのは、大きな竹の串に刺さった、巨大な饅頭(×3個)。

一緒についてきた竹のフォークを使って饅頭を串から外して食べるのね。よし、一個目食べてみよ。ん、おいしい! 素朴な味付けでなかなかあんこと焦げた砂糖しょう油の相性も良さげだ。では、二個目いってみよ。うまうま、う、う、ちょっと血糖値が。。。

・・・妻が二個目以降を食べられなかったので、私の残り一つと合わせて、お持ち帰り用の入れ物に包んでもらった。いや、しかし値段に比べて出てくる物のサイズが大きすぎるやろ、と思う(小麦粉も小豆もタダと違うんだから、500円くらいが相場と違うのかな)。

13:36 群馬原町−高崎 534M
群馬原町の待合室でしばし休憩。列車がやってくる10分くらいにならないと駅業務を始めてくれない上に自動券売機も置いてないので、わりと長い行列ができていた(ちなみに、駅の窓口では青春18きっぷその他のお得な切符は扱っておらず、クレジットカードも利用できないようだ)。高崎行きの列車は3両編成。地元の高校生が多い。なんとかロングシート部に着席できた。車内は適度に暖房も効いていて、列車の規則的な振動も相まって、ついついウトウトしそうになる。

15:14 高崎−藤沢 4837Y
高崎駅ナカの店舗で車内で食べる予定のお弁当や飲み物、お土産などを購入してたら、福引き補助券が5枚貯まったので、列車に乗り込む前にガラガラを回してくる。赤色の玉が出た! と思ったら、残念賞のティッシュペーパーだった。いや、普通ハズレは白色と違うか?

我々が乗り込んだ列車は湘南新宿ライン経由の特別快速なので、熊谷あたりから結構駅を通過して、わりとスムーズに大宮まで到着。この辺から鉄道博物館帰りの小さい子どもの乗客も増えてきて、グリーン車もけっこうザワついてくる。さっき胃袋にいれた焼き饅頭がまだ消化できてないので、高崎で買ったお弁当は家でゆっくり食べることにする。

藤沢駅に到着。上り線も同時に到着したのでホームは人であふれてる。なんとか無事に帰って来られてよかった。


と、いうことで、今年の大河ドラマにゆかりの岩櫃城巡りをしてきました。出かける前は、歴女っぽいのが大挙してやってきてたりしたらどうしよう、と思ってましたが、岩櫃城は結構マニア向けらしく、見かけたのは、半分、ハイキング目当ての健康自慢のお年寄りばかりという感じでした。出かける前の事前リサーチからは、岩櫃城に関する情報があまりネット上に見当たらず、どういうところに注目したら良いか、ちょっと情報不足な点もあったのですが、観光案内所でもらってきた資料を検討しつつ、再度訪問する際には今回の経験を活かしたいなあと思ったのでした。

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
グルメ
4.5
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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