サイパンダイビングの旅(2)

2015/09/10 - 2015/09/14

2015年9月10日〜14日までダイビング目的でサイパンに行ってきました。
台風接近のリスクのあるシーズンにも関わらず、初日以外全て好天に恵まれましたのはラッキーだったかもしれません。
初めてのサイパンでしたが、印象としては思っていたよりも田舎(失礼)というか、のどかな雰囲気で、ありのままの自然を楽しみたい自分にとってはなかなか雰囲気の良いところでした。
サイパンダイビングの旅(1)からの続きです。

エリア サイパン(北マリアナ諸島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: デルタ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

9/13:4日目
この日も午前中はボートダイビングで始まりました。出港前に岸から見えるマニャガハ島です。

この日は朝からいい天気でした。まずは島の南側までクルーズしてナフタンというポイントに向かいました。

波に削られた海岸はいかにも南国の島ならではの光景です。

タコがいました。マダコ？茹でて寿司ネタに出来るのでしょうか？

サンゴが群がる根にチョウチョウウオが居ついていました。

外海は深みのある澄んだ青一色でした。

凄みのあるオニヒトデです。全身毒のとげだらけで刺されたら速攻病院送りになるので近づくのは厳禁です。
サンゴに完全に襲いかかっています。沖縄では時々サンゴ礁保護の為に一斉駆除して肥料の原料にするそうです。
私も道具があれば駆除したいと思いましたが、オニヒトデも生態系の一部なので理解なしに安易に手を出してしまうのも良くありません。

2本目は出発地のある島の西側まで一旦戻りアイスクリームというポイントでエントリーしました。

サンゴは広い範囲にあるのですが白化してしまっているのかやや生気が感じられません。
サンゴは水温の変化に弱いので、最近の気候変動の影響はそれなりに受けているのかもしれません。

マツカサ系の魚の群れです。ポイントは広大なので魚もいるところにはいます。

またしてもウミガメ発見！カメってのんきなのか経験上人をあまり恐れず、会う度に接近していいショットが撮れています。

食事中なのか逆さまになっていて運よく腹側のショットを撮れました。

クマノミとにらめっこ。クマノミは縄張り意識があるので近づいても早々逃げません。そのけなげなところも人気の一つなのかも(写真は撮りやすい)。

2本目が終了し港に戻る途中です。海と空の青が強い日差しで溶け合ってまぶしいほどに綺麗です。

とにかく南国の陽気で海の景色はどこを切り取っても絵になります。

最近の大型台風で倒れてしまった木です。現地の人は怖かったとか。

3本目は昼休憩を挟んでオブジャン･ビーチに行きました。島の南東にあるポイントで、ラウラウもそうでしたが、ビーチまでの道中、本道を離れるとでこぼこの砂利道で大変！車がぐらぐら揺れるのでジョギング程度の速さでしか動けません。
ビーチに入って早速小魚のお迎え。

入れ墨をされてしまった哀れなナマコ。

小魚の住処になっているようです。

真っ白な砂地と、遠くまで見通せる澄んだ青。
因みに南国ビーチの白砂の元は、多くが大きなブダイがサンゴをかじった後に排出されたフンだそうです。きめが細かいパウダー状であるほどブダイがしっかりかじって細かく砕かれた末に撒かれたということでしょう。

南洋のウツボのアップ。私はウツボが割りと好きです。写真を撮りやすく、表情も結構愛嬌があるからです。

海底の石を並べて文字が作られてました。三行目は年月日なので、毎日どなたかが日付を更新しているのでしょうか？左上が私です。

再びクマノミの正面ショット。

オブジャンビーチイグジット直後の海辺。昼下がりで太陽もやや傾いていました。

9/14:5日目
最終日は午後一に送迎車に乗る予定でした。午前中はビーチで軽く泳いだ後、乾かした機材の片付けて荷物をまとめるなどマイペースでの帰国準備でした。
空港内にあったチェジュ航空の看板です。韓国は自国の航空会社を飛ばせていますが、日本からサイパンに行くにはデルタ航空一択です。
JALやANA、LCCを飛ばしてもいいように思うのですが、アメリカに気兼ねして控えている？

搭乗ロビー内に並んでいた昔のサイパン基地についての説明資料です。この空港も元々は日本攻撃の重要基地でした。

サイパンは前月の台風によりインフラ(特に電気)の被害を受け、例えばシーショアさんはショップが停電してしまい復旧の見込みが全く未定との事でした（これを投稿した頃にはとっくに復旧しているでしょうが）。
一応アメリカ領内とはいえ本国からは端っこと言ってもいい場所で、復旧に必要なあらゆるモノが入ってくるのがどうしても遅くなる傾向があるようです。

昔は大変なことがあったサイパンですが、今の時代も必ずしもいいことばかりではなく、南国という明るいイメージの影に「離島」ならではの色々な不自由がどうしても付きまとうようです。

　成田到着は予定通りでした。サイパンの海は本当に綺麗で魚も色々いて面白い場所です。近いうちにまた行ってみたいと思える場所でした。