2016/03/08 - 2016/03/08
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chiaki-kさん
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台北の名刹「龍山寺」は平日でもあり、さほどの混雑でもなかった。受付で線香を3本もらい、お参り後、それぞれの香炉に納めた後、建物などの写真を撮影していたときズボン(作業ズボンです)の左ポケットに違和感が。
触ってみると留めておいたはずのボタンがはずれ、あるはずの財布が無い! すぐに、やられた! と気がつき振り返ると50代の青いヤッケを着た、やせ男が私の財布を持っている!
思わず出た言葉(日本語です)は「なんなんだ、あんた!」「返せ!」もし、ここで抵抗したり、財布を握ったまま逃げようとしたら「スリだ! ピック・ポケット!」と大声で叫ぼうと瞬間的に考えたが、なんと男はあっさりと財布を返し、コソコソと人混みに消えていった。
あまりにも無抵抗だったので、もしかして落とした財布を拾ってくれたのかなどと余計なことを考えてしまったため、それ以上のアクションはしなかったが、心臓にはかなり悪い出来事だった。
運が良かっただけかもしれないが、今までにスリと出会ったことは一度も無い。海外で行動するとき貴重品は常に内ポケットへ納め、場合によってはひもを付けたりしている。Tシャツの場合はカバンの奥にしまい、たすき掛けのうえ体の前方に維持、最も危険なパリの観光地などの場合は用心のためファスナーのチャックを南京錠や安全ピンなどで固定するなどしている。
その私がついにやられてしまったのだ。すぐに財布が戻ったのはラッキーだったが、「龍山寺はスリの名所」だったことを忘れていたことが最大の原因である。
写真は龍山寺の本堂。本堂前にあるテーブルはお供え物を並べる台だが、私の空財布もあやうく並べられる?ところだった。
2024/03/05 一部修正
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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今朝の朝食は洋食系でまとめてみた。東土皮肉(トンポーロ・土と皮は一文字)が1枚紛れ込んでいるけどね。
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朝食後は台北駅前を通り過ぎ、台北府城・北門までウォーキング。15分ほど歩くと大きな交差点の真ん中にポツンと古い門が取り残されていた。
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右向こう側にある建物は台湾鉄路局。
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こちらは台北北門郵便局。どちらも日本統治時代に建てられたもの。
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朝の通勤ラッシュのため交差点は車やバイクで大混雑。
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WAO・・・・
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延平南路方面。突き当たりの建物は中山堂。
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隣は博愛路。カメラ屋さん通り。
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駅方面へ戻る途中の交差点から南側(館前路)を見ると、国立台湾博物館が見える。ちょっと見はパリにあるアンヴァリッド又はアメリカ国会・州議会議事堂に似ている。
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台北駅(台北車立占:立と占は一文字)はどうかというと、なんと化粧直し中。駅の西側では桃園国際空港と台北駅を直結するMRT新駅を建設中で、新駅開業に合わせたのかも知れない。なお、○○の歩き方によると最速35分で空港と駅を結ぶ予定だそうだ。
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8:30 台北駅から淡水・信義線に乗り淡水を目指す。来た電車に乗ったが北投駅で後続の電車に乗り換えさせられてしまう。どうやらこの先に電車基地があるらしい。写真は北投駅構内。大きな駅だった。
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9:30 淡水駅到着。駅舎はレンガ風でしゃれた造り。
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紅毛城は徒歩30分くらいなのだが軟弱な我々は紅26のバスに乗り込む。
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紅毛城バス停で下車すると目の前に紅毛城入り口が。
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ダラダラ坂を登るとすぐに紅毛城が現れるのだが目下大修復中。
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仕方がないので紅毛城は通り過ぎ、隣の旧英国領事館に入る。ここで紅毛城及び旧英国領事館についてスタディ。
紅毛城は台湾新北市淡水区に残る古跡。1628年、当時台湾北部を拠点としていたスペイン人により建設され、スペイン勢力撤退後はオランダ人が台湾進出の砦として利用する。1662年、漢人と日本人の間に生まれた鄭成功がオランダを追い出すが、鄭成功の死後台湾は清朝に帰順、200年ほど清の時代が続く。 -
1851年、弱体化した清から英国が淡水などを開港させ領事館を設置する。1895年、日清戦争後、台湾は日本の統治下に入るがこの英国領事館は日本政府との間に租借協定を締結し存続した。WW2が始まると日本軍に一時接収されるが、日本の敗戦により再び英国に戻る。
写真は旧英国領事館玄関。入場無料。 -
1972年、英国は中華人民共和国を承認、台湾と国交を断絶、しばらくオーストラリア大使館やアメリカ大使館が管理するが、どちらの国もやがて台湾と断交してしまい、1980年台湾政府に返還され現在にいたる。
写真は館内の客間。英国式の応接セットが並んでいる。
(Wikipedia参照) -
つまり、スペイン→オランダ→鄭氏台湾→清→英国→日本→英国→オーストラリア→アメリカ→中華民国と所有者がめまぐるしく替わった史跡でもある。
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領事の机。後方にエリザベス女王の紋章がある。
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昔の紅毛城はこんな感じだったのね。
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2階の一室にこんなものあり。
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トップ画像にしようか迷った一枚。
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旧英国領事館から見た紅毛城。主な修理は屋根の漏水防止のよう。
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ベランダから眺めた淡水河方面の眺めなのだが・・・
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英国時代に収集された大砲が並べてあった。
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旧英国領事館の裏側は真理大学という名のミッションスクールがあるが、境の門が開いていたのでついでに見学。
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こんなイラストが大学の壁に描かれていた。Wikipediaによると、
真理大学(Aletheia University)は、台湾台北県にある私立大学。真理大学は、西洋人が北部台湾の拠点とした土地、淡水にある。キリスト教長老教会派の大学で、総合大学化したのは1999年であるが、カナダ人宣教師マッケイ博士が1882年に開いた、台湾で最も古い西洋式教育施設「牛津學堂」(Oxford College)を起源としている。 -
最も古い建物はこの理学堂大書院。最初の校舎。内部は学校の歴史などが展示されていたが撮影は禁止。
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ホールか
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真理大学から急な下り坂を降り、バス道を横断して淡水河口に赴く。
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あれ、
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むむむ・・・
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11時近くになるというのにナンタルチア。台湾のヴェネチアが、霧のロンドンになっていた・・・
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11:30 天気が良ければ河口周辺を散歩する予定だったが、こんな状況だったので紅26のバスで淡水駅まで戻り、MRTで淡水を後にする。停車中の電車からはうっすらと対岸の山が見えた。
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12:30 中山駅でMRTを降りて、かねてGoogleで予習したコースをたどってリージェントホテル裏にある「一番屋」という名のお茶屋さんへ寄る。ここでパイナップルケーキやお茶を購入するが詳細は次の旅行記で。
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中山でもう一軒寄ったのはオークラプレステージ台北。こちらの売店でもパイナップルケーキを購入。その後ホテルへ戻る。
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ホテルの部屋から外を見るといつも行列が絶えない添好運(ティムホーワン)の待ち人がわずか数人。これは行くっきゃない。(写真は食後、店を出てから撮影)なお、添好運は香港発祥のミシュラン一つ星に輝いたレストランで、最近台湾に上陸したばかりの人気店。
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最初に頼んだ青菜炒め。キャベツっぽい。
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ニラ・エビ入り腸粉。
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そしてメインのメロンパン風チャーシュー点心。右側は湯葉と牛肉団子の点心。
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メロンパンの中には甘辛味のチャーシューが隠れています。どの料理も上品な味付けでおいしかったです。
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添好運を堪能した後、台北駅から西門駅までMRTで移動して、向かったのは龍山寺。いよいよ始まる未知との遭遇?もといスリとの遭遇(^^;;
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龍山寺は福建普江安海龍山寺の分霊として創建された。台北市内で最古の寺院で、台北101、故宮博物院、中正紀念堂と並ぶ台北市の「四大外国人観光地」とされる。本尊は観世音菩薩であるが、現在では道教や儒教など様々な宗教と習合しており、孔子や関帝、媽祖など、祀られている神は大小合わせて100以上に及ぶ。人々は様々な神が祀られた7つの香炉を順に廻りながら、それぞれの神に参拝する。
(Wikipedia参照)
写真は山門。門の上には真っ赤な電光掲示板が・・・ -
青いブルゾンの男がいるが、この人では無いと思う。
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道教や儒教などの神様も祭られている。
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まるで造花のような鮮やかさだが、全て生花だそうだ。
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香港と似ている周囲の建物を撮影しているときにやられたかも。
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龍山寺を後に国父紀念館へ移動。国父紀念館は中国革命の父である孫文を記念して建てられた建物。
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TAIPEI101がよく見える。夕方から象山に登って台北の夜景撮影を試みる計画なのだが、お天気が冴えない。
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時間は15:00を過ぎたところ、ということでまたまた始まる衛兵交代式。
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式の進め方は中正紀念堂とほぼ同じ。
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孫文(孫中山)さん。
孫文は、中国の政治家・革命家。初代中華民国臨時大総統。中国国民党総理。辛亥革命を起こし、「中国革命の父」、中華民国では国父(国家の父)と呼ばれる。また、中華人民共和国でも「近代革命先行者」として近年「国父」と呼ばれる。海峡両岸で尊敬される数少ない人物である。
(Wikipedia参照) -
MRTで西門へ移動。行ったり来たりだ。写真はカルフールへ向かう途中にあった西本願寺。戦後は廃寺となり、本堂は1975年に焼失。
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鐘楼は修復され、現在は史跡公園とされている。
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こんなカーディーラー発見。左からフェラーリ458、599、458。後ろに458スピチアーレが・・・ いったい誰がこんな車を買うんだろう。ボンビー人にはわからない。
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西門駅から歩くこと10分。やっと家楽福(カルフール)桂林店に到着。ここで安いお茶、菓子、ラーメン、ビール、缶詰など購入。買い物を終えて西門駅まで歩いて帰ろうかと店を出たところ、本格的に雨が降り出す。思わず目の前に停車したトヨタ・アルティスのタクシーに飛び乗る。(ホテルまで120元)
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象山からの夜景撮影は諦め、一度も行っていない夜市に行くことをカミさんに提案するが「一人で行って」とのご託宣により、雨でも大丈夫な曉河街観光夜市(曉の左側は食のような字)へ一人で赴く。写真はMRT松山駅からでて目の前にあるお寺(慈祐宮)と、
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曉河街観光夜市。
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お寺では何か賑やかな行事をやっていた。爆竹がうるさい。
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夜市の門をくぐると行列が。何の行列かすぐにわかった。
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TV番組でもおなじみの福州胡椒餅の屋台。10分ほど並んで2個購入するが、前にいたオヤジさん一人で20個買っていったので、さらに待たされるのではとヒヤヒヤした。
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これが購入した胡椒餅。バッグに入れてホテルまで持ち帰ったが、少し油がしみ出てしまいカメラが少々胡椒臭くなってしまった。
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そしてMRT地下通路の持ち帰り専門店で購入した寿司パックと、
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持参したチリワイン、コンビニで購入した台湾ビールで最後の晩餐。胡椒餅が結構ボリュームがあり、おいなりさんは翌日(最終日)にまわした。
と、いうことで今回の旅行中最大のイベント?があった一日は無事終了。今、この記事を書きながらあれこれ考えてみるが、油断した原因は台湾の心地よい雰囲気だったかも知れない。
1.台湾人の話し方は、普通に話していても喧嘩をしているような大陸人とは違いとても静か。日本と同様、島国であることが関係しているのかも。
2.電車や混雑する店などでは、キチンと列をつくり、間違っても横入りなどしない。
3.電車の中でも日本と同様、静かにスマフォを眺めている。大声で電話したり、会話をしたりする人はいない。
4.交通ルールはよく守られており、旅行中、交通事故らしいものは一度も見なかった。(定期バスの運転だけは荒かったが)
5.空港、ホテル、お店などで日本語がよく使える。また、片言でも日本語を使おうと努力してくれるのが嬉しい。
6.町中、日本製品があふれ、漢字も大陸よりは分かり易く、言葉を聞かなければ、まるで日本にいるような錯覚を覚える。
ちょっと褒めすぎかも知れないが、台湾リピーターが増加する理由が解ったような気がする。
これで「2016年 台北旅行記3:龍山寺でスリと遭遇」は終了です。本日も最後までご覧いただきありがとうございます。
2024/03/05 一部修正
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Salaamさん 2016/09/01 01:39:13
- スリ...怖い...
- Chiaki-kさん
はじめまして。そして拙旅行記に投票ありがとうございます。
台湾は夫婦共々大好きで何度か訪れましたし、龍山寺ももちろん行ったのですが、スリの名所だったとは知らず。幸いにも我々は何も被害にあいませんでしたが、Chiaki-kさんも危うい所でしたね。
次回の訪台時には一番屋のパイナップルケーキにチャレンジしたいと思います!
Salaam
- chiaki-kさん からの返信 2016/09/02 11:25:36
- ビザの必要な国って・・・
- ・
Salaamさん、こんにちは。私の旅行記に
たくさんの”いいね”を、ありがとうございます。
ある統計によると、スリの被害に遭う旅行者は、
海外旅行初心者より、何度も海外へ行ったことの
あるベテラン旅行者の方が多いそうです。
「油断大敵」という諺がありますが、龍山寺の場合は
まさにそれでしたので、これからは初心に戻って
旅行を続けたいと思っています。
「日本に一番近いヨーロッパ、ウラジオストクの旅
Part 1 - ロシアのビザを取得せよ!」拝見しました。
ロシア、ミャンマー、カンボジアなど、ビザを必要
とする国はまだまだ多いのですが、ほんと面倒ですね。
初公開ですが、実は今月10日からミャンマーに出かけ
ます。ツアー参加ということもあり、ビザ取得は旅行
会社と提携した代行会社にお願いしましたが、ビザ代
が4000円、代行手数料が5400円かかりました。
e-VISAもあることは承知していますが、2014年の
カンボジアe-VISA取得でトラぶったことがあり、
赤坂のカンボジア大使館まで2往復するはめになって
しまったので今回はおとなしく代行取得しました。
http://4travel.jp/travelogue/10955861
発展途上国にとっては、ビザ収入が貴重な外貨獲得で
あることは理解出来るんですが、大国ロシアとあろう
ものが・・ですよね。(無料コースもあるようですが)
> 次回の訪台時には一番屋のパイナップルケーキに
チャレンジしたいと思います!
一番屋さんの場所はMRT中山駅を東へ、大きな交差点
を渡って左へ、ルイビトンの店の前を右へ曲がった
リージェント台北ホテルの裏にあります。
大きな交差点角にはオークラホテルもありますので、
これでTOP2確保です。微熱山丘は解りにくい場所
にあるのでTAXI利用か、あとで知ったのですが桃園
空港にもあるようです。(要確認)
では、頑張ってTOP3、ゲットしてくださいね。
chiaki-k
-
- fuzzさん 2016/06/06 19:16:03
- ほんと、心臓に悪いですね。
- chiaki-kさん、こんばんは。
台北でのスリ体験、読んでいてドキドキして心臓に悪い出来事というのも
本当でしたね。それにしてもすぐに気が付いて、財布を返してもらえて本当に
ラッキーとしか言いようがないですよね。私は海外旅行で一度もスリにあった事は
ありません。もしあったらショックだろうな〜。
その国が嫌いになるかもしれないですね。台湾は日本人と分かると話しかけて
くれる人たちも結構いますよね。それですっかり気を良くして台湾にハマりました。
最近はナカナカ行けないでおりますが、こうしてフォートラで台北旅行記を拝見
していると、行きたい気持ちがウズウズしてきます。
ただ、本当に馴れた台湾でもスリには気を付けようとchiaki-kさんの体験で
あらためて思いました。
fuzz
- chiaki-kさん からの返信 2016/06/09 10:06:32
- お返事遅くなりました。
- ・
fuzzさん、お久しぶりです。
台北旅行記にたくさんの”いいね”をありがとうございます。
返信が遅れましたが、実は昨日(6/8)バルト3国&ポーランドの
旅から帰ってきたばかりで、、まだバタバタしています。
台北で遭遇してしまったスリですが、記事に記載したとおり
結果オーライとなり本当にラッキーでした。
台湾はとても良いところなのですが悪いヤツは何処にでもいる
ということを改めて認識しました。
後でブログに載せるつもりですが、チェンストホーバの修道院で
ちょっとヤバそうな体験をしましたが、台北での経験が生きて
無事に観光できました。
落ち着いたところでブログをUPしますので、また見てやって
ください。では、また。
chiaki-k
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