４泊６日のブリュッセルとブルージュ

2015/10/18 - 2015/10/23

残っている夏休みをどうしようかと考え、（7月に行ったバルカン旅行は慶弔休暇を利用）
なんとなくベルギーに行くことにしました。
一番のお目当てはデルヴォー美術館。
しかし、飛行機、ホテルを押さえてから買った地球の歩き方によると、デルヴォー美術館は、冬季は月〜水がお休みとな。
私の旅程は日曜の夕方に着いて、木曜日の朝発つんですけど。。。。。
すでにいろいろ予約済みなので時遅し。
さて、何しに行くのか、ベルギー。。。。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 2.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 1.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

９月、１０月はよく働いたし、沢山怒られた。このタイミングでの夏休みは実はかなり嬉しい。２年振りの一人旅です。
朝４：００起きで５：００に家を出発。
始発に乗っても行けるけど、我が家から羽田空港へは電車の乗り継ぎが面倒。
せっかくの日曜日出発なので、甘えて旦那さんに車で送ってもらいました。
お別れも早々に、私にはラウンジに行くという目的が。

羽田ではチェックインでTGVのチケットまでは出してもらえず、この時点ではどこで発券できるのか分からず、まいいっか。

今回、エールフランスなのでラウンジはJALのサクララウンジ。
ワンワールド系は全く使わないので、サクララウンジ初めて。
これがちょっと楽しみだったのです。
朝早いからか、お客さん数人しかおらずガラガラ。
誰も飲んでないけど、とりあえず生ビール頂きます。

07:35発のCDG行き。
後方の二人席を指定していたら、ラッキーなことにお隣来なかった！
日本のどこかの山も、紅葉真っ盛りのようです。

映画は、エイジオブアデライン、何度も見ているけどホビットシリーズ、マッドマックスフューリーロード。これであっという間にCDGへ。
機内食は相変わらず美味しかったです。

CDGのATMでとりあえず200ユーロおろして、TGV乗り場へ。
TGVのチケットオフィスの通路はさんで反対側にエールフランスのオフィスが。エールフランスで買ったTGVのチケットはここで発券するようです。
無事発券できたついでに、ラウンジがあるか聞くと、CDG内にあるシェラトンホテルのインビテーションくれました。これがラウンジ代わりのようです。かなり助かります。偏見だけど、CDGのターミナルってなんか怖いんですよ、制限エリアの外は。。。。

シェラトンホテルのバーで一杯飲んで時間潰してからTGVに乗ります。

TGV来ました。
あれ？だいぶこ汚い。
その昔、世界最速って言われてなかったっけ？
タリスのほうが真っ赤で綺麗だった。。。。

農業大国フランスの田園風景を眺めてたら、あっという間にブリュッセル南駅へ。

ここから、ホテルのある中央駅まで電車が沢山通っていることは知っているけど、どのプラットフォームに何時に電車が来るのか分からない。。。
悩んでいると、降りたホームに、行き先全駅が書いてある時刻表が。
もうあと２分で隣の隣のホームに電車が来そう！
ダッシュでホーム移動して無事に乗れました。

今回のお宿はギャラリーサンチュベール内にあるHotel des Galeries。
スタイリッシュ過ぎて、最初見たときエントランスが画廊か何かかと思って素通りしてしまった。
お部屋はシンプルかつ清潔でとっても居心地良さそう！
今日から３泊、快適に過ごせそうです。

荷物も置いてもう日も暮れたけどちょっとウロウロしに。

まずは何はおいてもグランプラスへ。ライトアップされて綺麗！

そのまま歩いていくと、壁にタンタン。
私、タンタンの前髪がちょこっと上がっているのが嫌いで、ファンじゃない。全くもって個人的な趣味趣向の問題です。

ブリュッセル名物小便小僧。
特筆すべきことなし。

晩御飯は、EXKIで買ったクスクスサラダとチョコムース。
どこに売店があるのか分からず、アジア人がやっている怪しい売店でお水とビール購入。
ベルギービール１本目はMAES。
あまりの眠さにそのまま寝落ち。
飛行機でホビット見てないで寝ればよかった。。。。

10月19日
ホテルの朝ごはんはつけていなかったので、ギャラリーサンチュベール内にあるパンコチへ。
月曜日は美術館がお休みなので、ブルージュへ行こうと思っていたのにまさかの鉄道ストライキ！
えー、どうしよう、ブリュッセルつまらなそうだからいろいろ日帰り旅行しようと思っていたのにストは続くようです。。。。

とりあえず観光することに。
まずは朝のグランプラスを見てから、サンミッシェル大聖堂へ向かう。
紅葉がいい感じです。
もう今日は歩きまくろう。
おいしいビールを飲むために！！

サンミッシェル大聖堂のステンドグラス。
教会の中にもスリがいるので要注意というのをネットで読んだので、気を引き締めて！

ベルギー旅行に際していろいろ調べてたら、とにかくスリが多い、スリが多い、グループでやられたとか、いろいろ書いてあってびっくり。
バルセロナよりスリスリ書いてあった。

ステンドグラス。
よりもどうしてもスリがいないか気になってしまって集中できない。

あまりにキョロキョロしすぎて、自分の側には全く人がいない状態。
人がいなけりゃすられないでしょ。

漫画チックななんでしょ？

続いて、歩いてノートルダムデュサブロン教会、ルイーズ広場、トラムに乗ってLEGRANDまで行ってからカンブル大修道院、カンブルの森。
地球の歩き方には、ブリュッセルの憩いの場、みたいなことが書いてあったけど、ガチの森ですよこれ！！！
たまーにジョギングしている女性もいたけど、歩いている人がほとんどいない！
スリどころから拉致されてもいい勢い。
かーなーりーの大また早歩きで突き抜けました。
落ち着いてみればとっても自然豊かな素晴らしい森です。
でも森です。
一人で行くべき場所じゃないな。

かなり歩いたし、精神的にも疲れたので、ホテル周辺まで戻って、遅めのお昼ご飯。

ホテル前の通りはレストランが軒を連ねる、イロ・サクレ地区です。
ここも事前に調べた情報では、悪徳レストランが多いとかなんとか。ブリュッセルって落ち着いて観光できないのか？？？

とりあえず勧告客向けだけどぼったくりではなさそうなシェレオンへ。
ビールとフリットとムール貝のお試しセットを注文。
店内は見事に観光客だらけ。そりゃそうだな。

ムール貝来るまでに即効でセットのビールを飲み干してしまいました。
おいしーーーーー！！！
予想外に薄暗い森とかを大またで歩いたのでかなり喉が渇いていたのです。
さっそくおかわり。
写真は２杯目のビール。
これも美味しい。
フリッツも前評判どおりで美味しくて満足満足。

おなかもいっぱいなので、一旦ホテルに戻って休みましょう。
ホテル近くて便利だわー。

ホテルに戻って、満腹なので右を下にしてベッドに横になっていたら、気がつくと19時過ぎ。
晩御飯食べに行きますか。
お昼が遅かったのでそこまでお腹すいておらず、それじゃあということでワッフル。
ゴーフルドゥブリュッセルへ。

雰囲気にのまれて生クリームとかつけちゃいましたが、私は普段生クリーム食べられないのです。
がんばって食べたけど、やっぱり甘い！！！！
ワッフルは美味しいけど、クリームいらなかったなあ、これはお口直しが必要。

もたれた胃を消化させるために歩いてまたグランプラス。
中途半端な時期のためか思ったほど観光客おらず。

口直しと言えばビール。
グランプラスのビアカフェでビール。これもまたうまい！！！
それぞれ専用グラスでやってくるのもいいね。

それにしても、奥のメガネの男性、イケメンでした。
このイケメン見ながら飲むビール、最高に美味しかった。

10月20日。
ニュースによると、本日も国鉄はストのよう。
本日の朝ごはんは同じくギャラリーサンチュベール内のMOKAFEで。
地元のお客さんメインのようでした。

朝のギャラリーサンチュベールは通勤中の地元の人ばかり。

さーて今日はどうしようかな。
ホテルのフロントのお姉さんに聞くと、ストライキはやってはいるももの、本数が少なかったり大幅に遅れたりしてはいるけれども動いているとのこと。

あーどうしよう、ブルージュ行ったものの帰ってこれないとか困るしなあ、ということで今日もブリュッセル観光します。

まずは歩いて古典美術館へ。
10:00のオープンと同時に入ります。
ミュンヘンやウィーンと違って展示が結構雑、絵が質素。

こういうカオスな宗教画？みたいなの好きだわー。

お、これはブリューゲル！
見ているだけで寒そうな空です。

続いて世紀末美術館へ。
これは確かアンソール。

題名が確か、悪い医者かなんか。
お気に入り。

続いてマグリット美術館へ。
去年六本木でやっていたマグリット展の方が充実していたけど、ほとんどの絵画は貸し出し中？？？
結構スカスカな展示。

この一連の美術館、大きな古い建物の中に飾ってあると言うより、絵を屋根の下に集めました感があって、いまいち。
なんかブリュッセルって垢抜けないなあ。

美術館の入り口すぐにあった大きな絵。
これ素敵。

そろそろまた遅いお昼に行きますか。
ホテル側まで戻って、オーザルムドブリュッセルへ。
入るとちゃんとした格好の給仕さんが席に案内してくれる。
私が案内された席のまわりは地元のサラリーマンお一人様が多い。
結構遅い時間なのに、みんな優雅にワインとか飲みながらランチしてるけど、仕事しないのかね？

とか思いながらまずはビール。

ランチメニューから。
前菜はセロリスープ。
セロリ苦手だけど、そこそこ美味しい。
メインはビーフカルボナード。
これ、めっちゃうまい！！！なんだこれ！ビールおかわりして、ペロリ。
給仕のおじいさんに、めちゃくちゃうまいってわざわざ言っちゃうくらい美味しかった。
うちのスペシャリテですから、と満足げなおじいちゃん。
デザートにチョコムース食べて、〆のコーヒーでラテマキアートを頼んだところエスプレッソとスチームドミルクのやつか？と言われたのでウイウイと言ったら、エスプレッソとスチームドミルクが別々に出てきた。
自分で混ぜるのか？
フランス語圏ではラテマキアートって何て言うのでしょう。
カフェオレって言えば通じたのか？

とりあえず、料理うまし、給仕がビシッと決めた制服でかっこよく、満足度の高いお店でした。これでチップ込みで5000円未満だったので、サービス含めて結構コスパ良いんじゃないでしょうか？

お昼を食べた後は、お土産探しにうろうろ。
デレーズで缶ビール買ったり、なるべく日本になさそうなチョコレートショップでお土産買ったり。
おなかいっぱいなので晩御飯はいらなさそうです。
お部屋でヒューガルデン飲んでおしまい。

明日はブルージュ行けるかな？

10月21日
今日もストはやっているようですが、ブルージュ方面はスト解消しているようなので向かうことにしましょう。

ベルギー国鉄のアプリをダウンロードして、朝ごはん食べながらアプリでブルージュ往復チケット購入。なんて便利な世の中なんだ。
本日の朝ごはんはまたパンコチ。

ホテルに戻って、一旦チェックアウトします。
荷物を持って、南駅のHotel Pullman Brussels Centre Midiへ。最後に一泊するのです。
もちろんまだ部屋には入れないので、荷物だけ預かってもらってもらう。

確かにMIDI駅はウロウロしているだけの怪しい人が多いこと。
これがスリ集団だな！

ブリュッセルは晴れていたのに、ブルージュはまさかの雨。
レインコート着ていたので、フードかぶってりゃいっかって思ったけど、傘が無いと辛いレベル。
本降りで、お天気も悪いし、寒いし、テンション下がったー。

運河クルーズも雨でやっていないようなので、とにかく町を歩き回る。
やたらお客さんが入っていたお店は、可愛いキッチン雑貨などが売っており、うちの旦那さんが興奮しそうだなあと思って入ってみることに。
可愛いエプロンがあったので旦那さんのお土産に。
レジで自分用か？と聞かれたので、旦那さんへのお土産って言ったら笑われちゃったよ。でもプレゼント包装してくれました。

このあと、歩いて歩いてテンション下がって下がって、お茶もせずにブリュッセルへ帰ることに。

滞在時間2時間くらいでしょうか？
お天気良ければ綺麗だったんだろうなー。

電車は自由席ですが、チケット確認で車掌さんがやってきます。
アプリで予約したチケット見せればいいのでペーパレス。
ほんと便利です。
ベルギー旅行する方は是非アプリを入れることをオススメします。

ランチタイムも終わりで開いているお店が少ない。
どうしようかなと思って、ギャラリーサンチュベール内のタベルナドゥパッサージュへ。
ウェイターは昨日のオーザルムドブリュッセルと違ってかなり陽気。
ランチメニューがいまいちだったので、アラカルトで注文。
前菜は蟹コロッケ。
うまい！

メインは日本ではお目にかかれなくなったタルタルにしようと注文すると、ウェイターに本当にいいのか？って言われて、いいよいいよって言ったんだけど、これが何か知ってるのかって。
知ってるよって言ったら、どうもウェイターが英語があまりできず、両手でツノ作って牛の物まねをしてるんで、だから知ってるって言ってるのに、分かりもしないでなんでもYESYES言うアジア人観光客と思って心配したのか調理前のタルタル持ってきた。
私の国ではこの生肉食べるんですって言ったら、あ、日本人？みたいな反応になって納得してもらえました。
勘違いして注文して残しちゃうアジア人多いんだろうな。
時間的にもうディナー営業が始まるくらいだったんで、これ晩御飯でいいや状態。
ウェイターさんフレンドリーだったし、料理もまあまあだったけど、アラカルトだったからか昨日より高い！！
やっぱりオーザルムドブリュッセルはランチのコスパ高いと思います。

10月22日
07:10発のTGVに乗ってCDGへ向かうため、最終日はMIDI駅隣接のホテルに泊まりました。
ホテル前の喫煙所には、すごーく怪しい人々がウロウロしててかなり怖かったです。
ホテルに入ろうとしてたりして、うわーホテル内も治安悪いなって思ったけど、観光客っぽくない人が入ったらすぐに追い出されてたので、一応セキュリティーは万全ですか？

早朝チェックアウトして、エールフランスオフィスへの行き方をホテルマンに教えてもらいました。
この人も、スーツケースから目を離しちゃダメだよって言ってたんで、やっぱり治安悪いんだろうな。

早朝の間反対にあるエールフランスオフィスまで早歩きして発券して、電車がくるまでの間カフェでお茶して待つ。
待ってる間も、怪しい人たちが沢山いて、明らかにカモを探している目つきで怖かったー。スリならいいけど、いざ集団で囲まれてスーツケース奪われたら太刀打ちできないし。

TGVに無事乗れたときは本当にほっとしました。
勝手に一人でビクビクしていただけかもしれないけれど、今回は見えない敵と戦ってた感が。
だって事前に調べたらありとあらゆるスリの手口が載ってるんだもん、そりゃ身構えますよね。

雨のCDG。
ビジネスクラスアップグレードオファー来てたので6万円弱だったけど、アップグレードしちゃいました。

そうして今回の旅行もおしまい。
ブリュッセル、確かにご飯、ビールは美味しいけど、街としてはウィーンとかに比べてしまうとしょぼい。
昔、あまり栄えてなかったんでしょうねという感じがしました。

あと、見えない敵と戦ってた割には、なんの危ない目にもスリにも合わず、心配していたフランス語以外喋りません！みたいな意地悪店員にも会いませんでした。
キョロキョロし過ぎで逆に挙動不審だったかも。

再訪したいとは思わないけど、行ってよかったです。