中部ベトナム、ホイアン・フエを巡る旅②　ミーソン遺跡へ

2016/02/11 - 2016/02/16

4泊6日でベトナムのホイアンとフエを回ってきました。

旅程は
1日目　名古屋－ハノイ－ダナン　ダナンから送迎車でホイアンへ。
2日目　ミーソン遺跡とホイアン観光
3日目　バイクツアーでホイアンからフエへ
4日目　フエ観光
5・6日目　フエ－ハノイ－名古屋
です。

2日目はツアーでミーソン遺跡へ行ってみました。
ミーソン遺跡は2世紀から19世紀まで中部ベトナムにあったチャム族のヒンドゥー王国、チャンパの聖域。
漢字で書くと美山になるようです。
チャンパは唐代までは林邑、宋代以降は占城と呼ばれた国。
世界史では頻出です。
ミーソン遺跡には7、8世紀から13世紀末の遺構が残っています。
世界遺産にも登録されていますが、その規模はアンコール遺跡とは比べ物にはならないうえ、ベトナム戦争で多くの遺跡が破壊されているとのこと。
しかし、学生のときに覚えた占城の聖域となれば、やはり行かない訳にはいきません。

エリア ホイアン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス

ツアーの出発は8時半なので、朝食後の散歩がてら来遠橋まで行ってみました。
昨夜は幻想的でしたが、川が意外と汚い・・・。

橋を渡ります。
人のことは言えないけど、もう観光客が来てます。

橋の祠。
係員がいないので勝手に入れました。

橋からみたトゥボン川。

ホテルへ戻りロビーで待っていると、時間通りバスがやってきました。

意外と空いている感じでしたが、この後いくつかのホテルを回り、最終的にはほぼ満席でした。

ホテル巡りをすること30分ほどでようやくミーソンに向けて出発。

バスからの風景。
アジアですなぁ。
バスの中では遺跡の入場料15万ドンの徴収もありました。

10時頃に到着しました。
降ろされたのは入り口からちょっと離れた土産物屋。
ここでトイレタイムです。

ここで渡された入場券。

その後歩いて入口へ。

さらに歩いて電動カート乗り場へ。
ここから電動カートに乗って移動です。
案内を見ると歩いても行けるらしいですが、2km程あるようです。

電動カートで移動中。

電動カートの終点。
休憩所になっています。
ガイドは最後にやってきたので、しばらくここで待ちます。

休憩所からさらに歩きが続きます。

10分程歩いて遺跡ゾーンへ到着です。
前方に見えるのが聖なる山マハーパルヴァタではないかと。

入口の建物ではアプサラダンスショーをやっていました。

まず向かったのはグループＥ・Ｆという遺跡群。

遺跡にあるシヴァ像。
ガイドによると頭部はフランスに持ち去られたのだとか。

聖なる牛？の像。

ベトナム戦争の際に米軍の爆弾で開いた穴なのだとか。

この辺りの遺跡は米軍の攻撃で破壊されたそうです。

遺跡の回りには男性器の彫像、リンガもありました。

イタリアにより修復中という遺跡。

かつての状態に近づけるため、煉瓦を削っているのだとか。

こちらは女性器の彫像、ヨニ。

サンスクリット語の書かれた碑文。

次に訪れたのはグループＧという遺跡。
神殿跡でしょうか。

ここにもヨニがあります。

遺跡を横から見たところ。
ここの白い煉瓦も修復した部分？

台座の彫刻。

グループＡという遺跡。
ここも米軍の爆撃で破壊された遺跡だそうです。

遺跡内の台座。

そこらに転がっている柱にもレリーフが見られます。

最後は一番大きいグループＢ・Ｃ・Ｄの遺跡へ。

こちらは彫刻展示室になっている建物。

展示室入口にあった彫像。
ガルーダとのことです。

展示室の彫像。

米軍の不発弾も発掘されるらしい。
ガイドはアメリカのリンガだと言ってました。

グループＤの建物にあった女神像。

アプサラが描かれたという像。

首のない神像。

グループＢの建物。

遺跡の内部。
図書館って言ってたような？

グループＢ・Ｃ・Ｄの全景。
これで遺跡巡りは終了。
先ほど来た道を戻って帰路につきました。
遺跡は全部見て1時間20分くらいと言ったところでしたが、この日は暑かったので少しきつかった。

入口にあったミーソン博物館。
日本の協力で作られたのだとか。
見てみたかったけど、ここはパスでした。
その後バスに戻りましたが、一人二人遅れてきたので、出発に手間取りました。

ツアーはボートでホイアンに戻る組と、バスで戻る組の混載です。
最初に申し込むか、バスの中で追加するかで参加できるようですが、1時間程戻るのが遅くなるらしいのでパス。
ミーソンからバスに乗り40分ほどでボート乗場？に到着。
7割ほどの客が降りていきました。

その後、20分程でホイアンに戻ってきました。
旅行会社の前で解散と言われたので、どこに連れて行かれるのやらと思いましたが、図らずも自分のホテルの前で助かりました。
この後はホイアンの街の観光に出かけましたが、長くなってきたので旅行記を分けます。