2016/01/27 - 2016/01/28
8位(同エリア36件中)
かっちんさん
出湯(でゆ)温泉は、弘法大師開湯と伝わる歴史があり、古くから湯治湯として親しまれている新潟県最古の温泉地です。
開業300年の歴史を持つ旅館「清廣館(せいこうかん)」は、昭和3年に現在の木造3階建て温泉宿が建てられ、平成27年に国登録有形文化財に登録されました。
良質の木材を求め、当時の館主が宮大工の棟梁と共にあちこち巡って築いた建物です。
五頭(ごず)温泉郷の1つ「出湯温泉」は、全国でも珍しいラジウム泉の温泉で、肌に優しく源泉かけ流しです。
清廣館は「日本秘湯を守る会」の宿になっています。
暖かい部屋の窓から雪国の景色を眺め、時々屋根からドサッと落ちる雪の音にびっくりし、温泉と新潟の地の物をいただく夕食、それは贅沢そのものです。
平日だったせいか宿泊客はかっちん夫婦だけ。宿のご家族の手厚いおもてなしを受けることができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
出湯温泉の位置
五頭山の麓に五頭温泉郷(出湯温泉、今坂温泉、村杉温泉)があります。
交通機関は、水原(すいばら)駅から阿賀野市営バスが瓢湖を経由し、五頭温泉郷まで走っています。 -
瓢湖バス停
瓢湖(ひょうこ)に飛来しているハクチョウを見て楽しんだ後、ここからバスに乗ります。 -
五頭温泉郷のバス路線図
バスは3つの温泉地をまわってくれます。 -
出湯温泉に到着
五頭温泉郷にある最初の温泉地が出湯温泉です。 -
ようこそ五頭温泉郷へ
読んでみると・・・
五頭温泉郷は空気中にラドンが多く飛散する温泉で、吸引によって血液循環に入り、「病気になりにくい、老化に立ち向かう、元気を取り戻す」効果が出るとのこと。
まだまだ長生きできそうです。 -
出湯温泉の案内
今日の宿「秘湯の清廣館(せいこうかん)」は、一番奥にあります。 -
イチオシ
昭和の面影が残る「清廣館」
昭和3年に建てられた和風木造建築です。
ガラス戸で取り巻く外観は、昭和の風情がある旅館そのものです。 -
L字形の木造3階建て旅館
庇には3日前まで降り続いた雪が積もり、少しせり出しています。 -
玄関ロビー
玄関を入ると、若女将と女将があたたかい言葉で迎えてくれます。
1階のロビーと食堂は、2012年にリフォームされ綺麗な空間になっています。 -
客室のある2階へ
チェックインを済ませ、2階の部屋に案内されます。 -
踏込
部屋の扉を開けると、2畳ほどの踏込があります。 -
壁には富士山を眺めるカワウの装飾
竹と枯れ木で表現しています。 -
イチオシ
数寄屋造りの部屋
襖を開けると立派な部屋が目に入ります。
青く映る明かり窓が部屋のアクセントになっています。 -
数寄屋造りの部屋
厚手のケヤキ一枚の床の間、その横に組子の書院があります。 -
床脇
黒ずんた襖に古びた味わいがあります。 -
イチオシ
床脇の明かり窓
青く澄んだ情景に山が浮かび、素晴らしいデザインです。 -
床の間の明かり窓
明かりが床の間を飾る花を引き立てています。 -
書院の組子
宮大工の技と個性がにじみ出ています。 -
壁の装飾
竹と枯れ木を組合せ、欄間のような感じです。 -
珍しい熱風こたつ
石油ストーブの熱風を取り入れたコタツです。
初めて見たのですが、電気こたつより格段に温まります。 -
3階の大広間
宿の人のご厚意で、館内の部屋を見学させてもらいました。
床脇には桃の形をした明かり窓があります。 -
鷹の飾皿
鷹が今にも飛んで行きそうです。 -
透かし彫りの欄間
-
3階のガラス戸と手すり
昭和の旅館らしさを感じます。 -
窓際の広縁(ひろえん)
ここに椅子を置き、冬の雪景色をゆっくり眺めたいですね。 -
横から突き出た部分
-
6畳の和室
-
ガラス戸が並ぶ旅館建築
-
落ち着いた雰囲気の部屋
書院組子のデザインが先ほどと違います。
宮大工の技が一つひとつ違う味わいを作り出しています。 -
2階の廊下
-
イチオシ
原木のままの床柱
この床柱には驚きました。 -
三角だるまの置物
新潟の民芸品を代表する水原の土人形です。
三角だるまは「七転び八起」「無病息災」「家内安全」「厄除け」の願いをかけた縁起物です。 -
源泉かけ流しの風呂
湯が冷めないように蓋がかかっています。
湯舟に入ると足元から湯が湧いており、柔らかな肌ざわりの泉質で温まります。
源泉は近くの華報寺(けほうじ)境内から湧き出し、そこから湯を引いています。
戦時中は、出湯温泉の各宿が陸軍の病院として役割を果たし、アルカリ泉が負傷した傷を癒しました。 -
いよいよ夕食
食前酒、刺身こんにゃく、地物の刺身、白子、海老、氷頭、山菜、海老と野菜のホイル焼き、岩魚の塩焼き、コシヒカリ五分つきご飯、その他いろいろ並びます。
山の恵み、海の恵みを美味しくいただきました。 -
地元の食材を使った朝食
朝食後、近くの華報寺へ散歩に出かけます。 -
漲泉屈(ちょうせんくつ)
華報寺境内にある共同浴場は、明治時代に住民・宿屋・華報寺にて株式会社「漲泉屈」が設立され、今でも続いています。 -
共同浴場
今日はお休みでした。 -
華報寺(けほうじ)
空海上人が開いたと伝えられている寺です。 -
我慢大会中のお地蔵さん
-
華報寺の門
こじんまりした出湯温泉街が見えます。 -
雪国の清廣館
華報寺からの眺めです。 -
怪しげな看板
小屋の壁に矢のような模様があります。
何かを意味していると思います。 -
漆喰の蔵
-
イチオシ
雪帽子をかぶった燈籠
竹下夢二ゆかりの宿だった旧石水亭です。
ご主人が高齢になり、今は廃業しています。 -
水原(すいばら)行きのバス
温泉帰り客のためか、朝方にバスが多く出ています。
これから水原に出て、京ヶ瀬、月岡へ向かいます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
かっちんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
45