2016/01/27 - 2016/01/27
31位(同エリア135件中)
かっちんさん
新潟県の安田瓦は江戸時代から続く歴史を持ち、雪国の厳しい気候に適応した高品質な瓦として知られています。
安田瓦は天然の褐鉄鉱や赤鉄鉱の生釉を施釉し、1200度で還元をかけ焼成するため、光沢のある銀鼠色を帯び、鉄色瓦の異称で親しまれています。
「やすだ瓦ロード」は、瓦や鬼瓦の工場が並び、瓦のオブジェを楽しみながら散策ができます。
春先になると風小僧がぷぅ〜と「だしの風」を吹き荒らします。
阿賀野市にある安田へは、羽越本線水原(すいばら)から阿賀野市営バスで訪ねます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新潟地区の車両たち
新潟駅から信越本線で新津に向かうと、新潟車両センターを通ります。
奥には常磐線から移籍してきたE653系のいなほ号、その手前が新潟地区の在来線電車115系と昨年登場したE129系です。 -
羽越本線水原駅
新津で羽越本線に乗り換え、水原(すいばら)駅に到着します。
水原は白鳥が飛来する瓢湖があり、その様子は次の旅行記で紹介します。 -
阿賀野市の地図(下が北方向)
越後平野の東部に阿賀野市があり、安田地区は阿賀野川と五頭山(ごずさん)に挟まれたところです。
水原駅の近くに瓢湖、遠くに五頭山、その麓に今晩宿泊予定の出湯温泉があります。
これから訪ねる瓦アートのある安田は、水原駅から国道49号を進み、横道に入ったところにあります。 -
五頭タクシー前
水原駅前のバス停は、行先により分散して設置されています。
このバス停は五頭タクシー会社の前にあります。 -
阿賀野市営バス 寺社方面
寺社線の安田支所行きが、瓦アートを通ります。
バスは平日3本、休日1本のみの運行なので、訪れるときは要注意です。 -
五頭タクシー本社
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クラ〜ゲ
バスが通り過ぎた後、道の上にこんな油模様が・・・ -
阿賀野市営バスの「ごずっちょ」
「ごずっちょ」は、阿賀野市イメージキャラクターで、五頭温泉郷のお風呂でくつろいでいます。 -
やすだ瓦ロード入口
バスに乗るといくつかの集落をまわり、国道49号線寺社付近に瓦ロード入口の看板があります。 -
「丸三(まるみ)安田瓦工業前」バス停に到着
バス停の正式名称は、「庵地小路(あんちこうじ)」です。
元々庵地と呼ばれるこの地域で良質の粘土が発見され、瓦の製造が始まりました。 -
瓦飾りのバス待合所
冬なので瓦のベンチに座るとちょっと冷たいです。 -
丸三安田瓦工業
ここは安田瓦の製造工場です。 -
瓦工場
ちょうど12時の昼休みになり、従業員が工場から出て来ました。
みんな近くに住んでいるようで、家に帰って行きます。 -
カフェ&ギャラリー「粘土工房ものがたり」
工場に併設されている「粘土工房ものがたり」でギャラリーを見学し、昼食をいただきます。 -
瓦工芸品「ごずっちょ」
玄関でお出迎えしてくれます。 -
瓦陶器の燈籠
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ボールを狙う瓦ネコ
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かわらびとの里−阿賀野市保田
ここの現在の地名は保田で、「やすだ」と読みます。
瓦は安田瓦、地名は保田です。 -
かわらびとの里でつながる人と技
生き生きとした顔をしています。 -
鬼瓦と少女
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イチオシ
ねこ物語
新潟の冬は雪のため屋根瓦を葺くことができないため、冬場の仕事に鬼やねこなどの置物を作っています。 -
風小僧
五頭山と阿賀野川に挟まれた安田地区は、「だしの風」と呼ばれる強い風が春先に吹きます。
その風を吹かせているのが、鬼の子供「風小僧」なんです。 -
カフェの日替わり定食
今日のメニューは、ひれかつ丼と女池菜(めいけな)のおひたし。
女池菜は冬菜の一種で、明治中期より新潟で作られ続けている郷土野菜。ほんのり甘みがあります。
ワンコイン(\500)の昼食を地元の人たちも食べに来ており、美味しくいただきました。 -
やすだ瓦ロード案内図
では、安田瓦工場の周辺を散策します。 -
瓦庭園の土塀
春先に南から強い風が吹く「だしの風」を土塀に現しています。 -
家を守る鬼
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イチオシ
雪に埋もれてもめげない大きな鬼
瓦庭園にある鬼瓦です。 -
会津鶴ヶ城に復元された赤瓦
鶴ヶ城の瓦葺き替えに安田の赤瓦が使われました。 -
「さんかく広場」に到着
三角形のエリアに、瓦のオブジェが並んでいます。 -
何枚も重ねた瓦と家紋瓦
カエルも便乗して家紋の真似をしています(笑) -
鯱瓦(しゃちがわら)
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瓦のタワー
瓦の柱が微妙な曲線を描いて積まれています。 -
ワッハッハと笑顔の鬼
タワーの上に鬼瓦が飾られています。 -
「ゆめひろば」に到着
丸三安田瓦工業の向かいが「ゆめひろば」です。
元工場のような建物の壁に、絵付け体験した瓦が貼られています。 -
狛犬と絵付けした瓦(ゆめひろば)
手形の絵付けが多いですね。 -
イチオシ
瓦を組合せた美しい模様のオブジェ
丸三安田瓦工業に飾られています。 -
雨宿りしながら手を振るカメ
今日は雨が降っています。 -
家紋の入る瓦
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魔除けの鬼瓦
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波が押し寄せるオブジェ
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瓦工場の煉瓦煙突
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イチオシ
冬景色にそびえたつ煉瓦煙突
瓦ロードを歩いています。 -
鉄色と緋色の壁瓦
雪国の厳しい気候・風土に適応するために、瓦の強度を極限まで高める「還元焼成法」を用いた安田瓦です。
還元焼成法を使用すると、粘土中の鉄分や石などが表面に噴出してくるので瓦の肌がザラザラとなり、屋根に積もった大量の雪が一度に軒下に落下する危険性を少なくしています。 -
跳ね上がる鯉
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笑いこける鬼
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壁飾りの擁壁
安田瓦協同組合の前にあります。 -
向き合う風小僧
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イチオシ
ぷぅ〜と「だしの風」を吹く風小僧
瓦の材料で作られた鬼の子供です。 -
粘土瓦の産地
粘土瓦は、日本全国の45ヶ所で生産されています。
日本三大瓦の産地は、「三州(愛知県)」、「淡路(兵庫県)」、「石州(島根県)」で、安田瓦はその次の生産量があります。
淡路瓦の津井を2年前に訪れたことがあるので参考にしてください。
旅行記「銀色に輝く淡路瓦の「津井」を訪ねて(兵庫)」
http://4travel.jp/travelogue/10965465 -
とても大きな鬼瓦
80年前に製造された鬼瓦が、安田に戻ってきました。
女鬼なんです。
耐圧性・耐寒性に優れた安田瓦は、積雪量の多い日本海側の住宅や寺社の屋根に適し発展してきたことがわかりました。
ちょっと交通が不便な安田からの帰りは、タクシーで水原の瓢湖へ向かいました。
新潟の冬の旅は続きます。
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