2016/02/10 - 2016/02/10
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cloud9さん
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パリ7日目
今日は日本で予約しておいたマイバスの[ロワール地方の古城巡り観光1日ツアー]に参加してきました。今回はゲストが5人と少なく、ベンツのミニバンで移動したので、高速も130kmで移動できて、十分に古城観光した上で、予定より早く帰ってこれました。
シャンボール城とシュノンソー城それからダビンチの住居クロ・リュセの館を見てきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
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マイバスの最寄り駅はルーブルかピラミデです。図らずも、ホテルの最寄駅からメトロの5番に乗ると、どちらも経由します。メトロ5番は毎日使っているので、だいたい予想してピラミデで下りるとわずか100m位で到着。知りませんでしたが、マイバスは主に日本人を相手にしているようです。7時のまだ暗い時間ですが、日本人が30−40人ぐらい集まっています。どうやらJTBの系列のようです。
で、エントリーを終了後、前回サン・ロック教会に来たときに正面の写真を撮ってなかったとこを思い出して、サン・ロック教会の正面の写真を撮っておきます。まわりが真っ暗ですがこの時期のパリの日の出は8時ごろです。サン・ロック教会はマイバス社から大体100m位です。サン・ロック教会の裏にマイバス社がある感じです。 -
時間になり、最初にローワル地方古城めぐり組が招集されました。カップル1組、女性1人が2組、それに私の5人です。それと日本人ガイドと現地人ドライバーです。今回は人数が少ないから、ベンツのミニバン8人乗りで移動します。ガイドいわく、普段は大型バスで移動しますが、大型バスは高速で90kmの制限があり、ミニバンは130kmで飛ばせるのでラッキーです、ということです。物は言いようです。
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でこのガイド、ガイドが本職ではなく、フランス文化の研究を行っている研究者の方らしい。ただし、ガイドの講習教師を行うぐらいなので、フランス文化やフランス史には相当詳しくてよかったです。
シャンボール城はフランソワ一世が狩りのためだけに建てたらしい。敷地面積はパリ市内と同じくらい。東京でいえば山手線の内側と同じくらいだそうです。流石に狩猟目的の敷地らしく、敷地内には鹿とイノシシ注意の立て看板があります。
シャンボール城の正面入り口から。今日はフランスにやってきて初めて晴れました。フランス・ルネッサンスの華 シャンボール城 by cloud9さんシャンボール城 城・宮殿
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シャンボール城はユネスコの世界遺産に指定されています。
フランスにおけるルネッサンス様式の初期のお城だそうです。
中庭から -
内部は今でも暖炉が使用されていて、薪が燃えていました。世界遺産だよね。
奥がダビンチの考案とされる二重らせんの階段。
3人ずつ分かれて上ります。 -
3階のテラスに来ました。西側の庭。敷地の境界は3キロ先。
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テラスから2重らせん階段の塔部分を見たところ
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東側の庭。敷地の境界は6キロ先。
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内部の天井にはフランソワ一世のシンボル、火を噴くサラマンダーの浮彫が多数あります。ドラゴンは悪魔なので、ドラゴンではなくサラマンダーだそうです。このサラマンダー、火を噴くパターンと水を吹くパターンの2種類あり。
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それと、フランソワのFの浮彫もあります。
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フランソワ一世の胸像
身長190cm以上あったそうです。 -
扉の浮彫にもサラマンダーとFの文字が
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これもフランソワ一世
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フランソワ一世の寝室
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これもフランソワ一世
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中庭から
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残念ながら、時間の関係でシャンボール城の見学はこれで終わり。
庭園も見てないし、本当は1日かけてみて回りたいところですが。
お城自体の部屋も行っていないところが多数ありました。
なので出口にあった土産物屋さんでシャンボール城のフォトブック購入。10ユーロ。 -
次はレオナルドダビンチの居城クロ・リュセ城にむかいます。途中古代ローマの水道橋の遺構があったりします。止まって写真撮りたかったのですが。
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また、古い17世紀の橋もあります。これもちゃんと写真撮りたかった。
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橋の向こうにブロワ城が見えます。今回はツアーに入っていないので素通りです。
ブロワ城は右側の建物。左の尖塔は教会だそうです。 -
ちょうど12時になりましたので、洞窟風のレストランで食事です。もともとはワイン貯蔵庫だったそうです。ちなみに、ワイン保管の常温とは、ワイン貯蔵庫の温度のことで、決して室温のことではない。30度の部屋にワインを置いといたらすぐに味が変化すると、豆知識を教えてもらいました。
ここではサラダ、石窯で焼いたパン、豚肉のペースト、カモ足のロースト、ウインナー等が出てきます。飲みものは別精算で、私は発砲水と小さ目のカップコーヒーを頼んで4ユーロ。ワインはハーフボトルでも6ユーロだったので本当は飲みたかったが、飲んだら寝ちゃうので我慢です。
ちなみに、焼き立てパンですが、パンというより、四角いナンのような感じです。イースト菌で膨らましたりしてなさそう。 -
食事終了して、クロ・リュセの館に向かいます。ほんの5分程度でアンボワーズ城に到着。アンボワーズ城は今回のツアーに入っていないので素通りです。本当はここの教会にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの墓に行きたかったのですが。残念です。
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クロ・リュセの館にやってきました。アンオワーズ城からわずか400mです。
フランソワ一世がダヴィンチを招くときに、ダビンチが王の城に住むことに難色を示したため、フランソワ一世が子供のころに過ごした、この館をダビンチに提供したらしい。なのでお城ではなく邸宅です。
ダヴィンチに何かあってはいけないので、地下にトンネルを掘ってがあり、クロ・リュセの館とアンオワーズ城はつながっていたそうですが、現在は半分以上く崩れているらしい。フランソワ一世がダヴィンチに提供した クロ・リュセの館 by cloud9さんクロ リュセ城 城・宮殿
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とにかく、フランソワ一世はダヴィンチに来てほしくて、フランス色を排し、イタリア色で固めたようです。外観のレンガも、フランスでは過去の建築ですが、イタリアではやっていたのであえてレンガにしたそうです。
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ダヴィンチの部屋
固定の天蓋付きのベッドはイタリアでは当たり前だったらしい。 -
家具も当時イタリアから取り寄せた高級品。
黒檀に象牙の透かし彫り。 -
ちなみに、ダヴィンチのベッドで猫が寝ています。
いいのかこれで。 -
1階の床も当時のままだそうです。
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礼拝堂
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ダイアカットの家具
ちなみにトランプはフランス発祥だそうです。 -
地下にはダビンチ発明品を実際に作成した模型が展示されています。
これは戦車。これ以外にも架道橋や城門を破壊する平気、足で駆動する翼、ポンプ等です。 -
時間の関係で回れませんでしたが、広大な庭園にはダヴィンチの発明品の実物大のモデルもおかれています。
クロ・リュセ城の見学はこれでおしまい。
最後のお城のシュノンソー城に向かいます。 -
約20分でシュノンソー城に到着。
チケット売り場からお城には長い参道があります。6人の女の城 シュノンソー城 by cloud9さんシュノンソー城 城・宮殿
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お城入り口の両側にはスフィンクスが。このころエジプト趣味がはやっていたそうです。
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右がマルク家の塔。もともとあった城塞は税金対策のために取り壊されて、この塔のみが残っているようです。
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入り口にはフランソワ一世のシンボルのサラマンダーがあります。
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護衛兵の間
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やっぱりここも暖炉で薪がたかれています。
床はスペインから取り寄せた磁器タイル。すり減っていますが、端の方には当時の色や模様が残っています。 -
各部屋や廊下には必ず豪華な花が飾られています。敷地内に花畑があり、週何度か入れ替わっているらしいので、花だけを見回っても楽しい。
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ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋
ディアーヌ・ド・ポワティエはアンリ2世の教育係で妾になった人です。 -
そこに本妻のカトリーヌ・ド・メディシスの肖像
ちょっと怖そう。 -
カトリーヌ・ド・メディシスはアンリ2世の死後、ディアーヌ・ド・ポワティエを城から追い出した。その際にディアーヌ・ド・ポワティエから秘密も明らかにされた。それが、この文字で、HとCの組み合わせと思っていたが実はDとHの組み合わせだった。
Hはアンリ2世(Hanri II)
Cはカトリーヌ・ド・メディシス
Dはディアーヌ・ド・ポワティエ
王様の割にはちょっと陰湿すぎませんか。 -
カトリーヌ・ド・メディシスが橋の上に作らせた回廊。
舞踏会場に使用していた。 -
ルイーズ・ド・ロレーヌの部屋
アンリ3世の死後、部屋を喪仕様にて、引きこもったようです。
死の悲しみを象徴する羽
銀のなみだ
墓堀人のシャベル
イバラの冠
ルイーズの頭文字のラムダとアンリ3世のHを組み合わせた文様 -
ホール
フランスルネッサンス様式初期の最も美しい装飾彫刻の1つだそうです。 -
カトリーヌの庭園
時間がなくていけませんでした。 -
イチオシ
ディアーヌの庭園
一周してみました。 -
この角度から見ると、橋が城になっているのがよくわかります。
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中央に噴水があります。
時間になったのでこれで本日は終了です。出口のお土産屋さんでシュノンソー城のフォトブック購入。9ユーロ。
やっぱりツアーだと色々と制約が大きく、自分の思い通りに進めない。
ロワール地方にはまだまだ古城があり、古橋やローマ遺跡とかもあることが分かったので、今度は一人で来ようと思います。フランス郊外の交通事情もだいたいわかったので今度はレンターカー借りてこようと思います。
明日は最終日。ただ、エアーの時間が21:15で時間があるので近場を観光をしようと思います。
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