醤油の町【野田】を散策～キッコーマンもの知りしょうゆ館

2016/01/30 - 2016/01/30

千葉県野田市は江戸時代から現在まで醤油造りが盛んな町。
名産地である銚子に遅れて醤油造りが始まったそうですが、消費地である江戸に近いため幕末には関東第一の生産地へと発展したそうです。

醤油造りの歴史に触れながら町歩きをし、最後はキッコーマンの工場を見学しました。

エリア 野田・関宿(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

大宮駅から東武野田線に乗り換え、醤油の町野田へ。

数年ぶりに野田線に乗りましたが、新しい車両になっていました。

野田市駅の一つ手前、愛宕駅で下車。

愛宕神社へお詣り。

駅名の由来になった神社です。

野田の愛宕神社は千年以上前に創建され、現在の社殿は約２００年前に再建されたもの。

延命水

流山街道から路地に入ると古い建物が見えてきました。

キノエネ醤油

野田の多くの醸造家が共同でキッコーマンを設立した中、独立を保った唯一のメーカー。
白醤油では国内３割のシェアを誇ります。

野田の醤油発祥の地

室町時代後期に醤油造を始めた飯田家の屋敷跡。

米澤屋

お土産に醤油煎餅を購入。
おまけに千葉県のマスコットであるチーバくんのシールをもらいました。

野田市はチーバくんで言うと鼻の部分です。

野田市郷土博物館

野田市郷土博物館 美術館・博物館

博物館の設計は日本武道館や京都タワーを設計した山田守。

綺麗な梅が咲いていました。

館内には野田の醤油造りに関する様々な資料が展示されています。

こちらは店先に掲げていた額。
御本丸、西御丸とは江戸城、つまり将軍徳川家に醤油を納めていたということ。
右の御三卿に比べて豪華な額です。

江戸の昔も食品の偽装問題があったそうで、偽装防止のために樽に焼き印や封をしたそうです。

陶磁器や、ガラス、缶の容器

市民会館（旧茂木佐平治邸）

キッコーマンの創業家の一つである茂木家の屋敷。
大正１３年に建てられ、現在は市民会館として利用されています。

女性のガイドさんに案内をしてもらいました。

庭

広い浴室の割に湯船が小さいですが、大正時代にシャワーがあるのが凄い。

台所

炭のコンロや氷を使った冷蔵庫

野田商誘銀行

キッコーマンの創業家である高梨、茂木一族を中心に設立。

名前は駄洒落で、しょうゆう銀行

興風会館

こな金で昼食

かき揚げそば

醤油の町にあるためか濃い目の味

キッコーマン本社

本社裏手には黒板塀

お屋敷

大きな蔵

キッコーマン研究本部

他にもキッコーマン分析センターやキッコーマン体育館にキッコーマン病院等が点在。
まさに企業城下町です。

電柱や消火栓にもキッコーマンが

本日のメインであるキッコーマンもの知りしょうゆ館へ

巨大なタンクにわくわくしてきます。

門で見学の申し込みをします。

事前に予約していませんでしたが、当日申し込みでも見学可能でした。

宮内庁に納める醤油を造っている御用蔵

見学は平日のみ。

壁面のポスターや説明書きを眺めながら進んで行くと、作業着姿の社員さんがお出迎え。
お土産に醤油と根菜ごはんの素を頂きました。

工場内は写真撮影禁止。
視覚だけでなく嗅覚でも醤油の醸造過程を感じることが出来ます。
子供連れの家族が多かったですが、大人も充分楽しめます。

キッコーマンもの知りしょうゆ館 美術館・博物館

こちらの第１工場で作られた醤油は、パイプラインを使って線路の反対側にある第２工場へ運ばれるそうです。

工場内にある、まめカフェで休憩。

うどんと、もろみ入り豚汁

ズラリと並んだ醤油やポン酢

豆腐を注文して味比べ。

最後に売店でお土産を購入。

野田市駅

帰りは東武らしいカラーリングの車両

工場見学のお土産に頂いた、昆布しょうゆと根菜ごはんの素。

大阪出身の妻は、野田を訪れる前に「関西ではうすくち醤油、メーカーはヒガシマル醤油！」と力説していましたが、
帰る頃には「キッコーマンもありやな。」と変化していました（笑）