2015年越しサハラ・モーリタニア～#3砂、砂漠シンゲッティー

2015/12/26 - 2016/01/01

8年ほど前に砂漠写真展を見に行った時のこと。
世界中の砂漠を訪ねた写真家から、世界各地の砂漠でイチオシの場所を聞いたところ、彼女の答えは断然モーリタニアと。七色の砂漠が広がる景色…それはそれは圧巻だという。
その時からずっと旅行先の候補にしてましたが、治安やルートの組みにくさでなかなか渡航チャンスに恵まれませんでした。

そして昨年の年越しの候補にしました。
まず8月にターキッシュエアライン（TK)でモーリタニアから近いモロッコ往復を押さえます。TKでイスタンブールから直接入れますが、変更不可の格安券のため、万が一いけなくなったことを考えて第2の候補モロッコまで。
出発まで1か月を切り、渡航を決断。ロイヤルエアモロッコでカサブランカ～ヌアクショット往復を購入しました。

表紙の写真は、世界遺産シンゲッティーの砂丘

☆両替レート
1USドル=320ウギア、1ウギア（UM）が約0.37円
（2015年12月、ホテルで両替）　

☆旅程
12月26日　カサブランカ‐ヌアクショット　Casablanca-Nouakchott
　　　　　ロイヤルエアモロッコ
　　　　　Maison d'hotes Jeloua泊

12月27日　ヌアクショット‐アタール　Nouakchott-Atar
　　　　　乗り合いタクシー5,000UM
　　　　　Bab Sahara泊

12月28日　アタール‐ワダン-シンゲッティー　Hilux pickupチャーター
　　　　　Atar-Ouadane-Chinguetti
　　　　　Rose de Sables泊

12月29日　シンゲッティー-テルジット-アタール　Hilux pickupチャーター
　　　　　Chinguetti-Terjit-Atar
　　　　　Bab Sahara泊
　　　　　
12月30日　アタール-ヌアクショット　乗合バン
　　　　　Maison d’hôtes la Bienvenue泊

12月31日　ヌアクショット
　　　　　Maison d’hôtes la Bienvenue泊

1月1日　　ヌアクショット-カサブランカ-イスタンブール

1月2日　　イスタンブール‐関空　関空泊

1月3日　　関空-羽田　　　　　　

エリア その他の都市(モーリタニア)

• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ

ワダンからオフロードを走ること3時間。

日本を出発しヌアクショットからワダンまでの道のり
http://4travel.jp/travelogue/11094936

砂丘が近づいてきた

風紋が綺麗。。

我々の車も、砂丘の頂上目指して一気に上昇を始めた。

す、、すごい。。。

車から飛び降り、砂の上を駆けてく。

そして砂の中にダイブ！

さらっさらのパウダーサンド。

人の姿が見えない。
貸切♪

ずっと向こうまで、砂丘しか見えない。
モーリタニアの砂漠、シンゲッティ。

おきまりのポーズ！

シンゲッティー。
これまで見てきた砂漠の中でも別格。
オマーンのサラーラから行ったルブアルハリ砂漠も果てしなかった。

ただ、砂が七色かどうかは、ここじゃわからないね。
何日もかけて奥地まで行かなきゃ。

明日の朝、サンライズが見たい！
早速翌朝の希望をリクエスト。

まだまだ佇んでいたいけど、
そろそろシンゲッティーへ向かいますか。

明日の朝、早起きしてサンライズ見るぞ〜!!

今夜の宿は、Auberge la rose de Sables

マットレスだけの部屋は6,000UM、
夜ごはん2,500、朝ご飯1,000は別料金。
モーリタニアは別料金で夕飯も宿でたべることが多いが、どこもなかなか美味い。

ここもオーナーのCheikhの料理が美味。

夕飯の前にシンゲッティーの街を散歩。

シンゲッティーのモスク。
すぐ隣はマルシェ。
小さな店が並んでいるが、夕方のこの時間、あまり品物もない。

ジュースを買おうと店に入ると、砂かぶった缶が出てきた。

そう、ここシンゲッティーは砂に埋もれゆく街なのだ。。

モスクでお祈りしていた男性。

鮮やかな青い衣装がいい。

ちょっと間に合わなかったが、日の入り直後の夕焼空。

夜になると街灯がなく真っ暗で、星が眩いばかりに光っていた。
星のシャンデリア☆

Cheikhお手製のチキンとたっぷりの野菜のクスクス。
素朴で美味しい。

宿には、明日からラクダと砂漠ツアー行くフランス人グループがいた。
食後のチャイをいただきながら、情報ノートを読む。
日本人も書き込みしていたが、ほとんど長期旅行者で、この後モロッコかセネガルに抜けるルートだった。サラリーマンの短い旅行だとここまで来るのは厳しいよね。

翌朝、6時起き。

朝6:30に砂漠に向けて出発。
日の出は7:25頃だった。

車から外に出るも、風が冷たくて5分でギブアップ。

日の出まで車の中で待機。

太陽が地平線に姿を表す。

本当はここで、あけましておめでとう、したかったなぁ。
でも、1月3日帰国にまにあわないので断念。

朝ごはんは焼きたてのモーリタニアのパン。形は細長い四角形で
中がもちもち。

8時にフランス人グループと今日から砂漠に旅に出るラクダ達がやってきた。

月とラクダ。

砂漠にいってらっしゃい！

さて、準備ができたら、シンゲッティーの旧市街に移動。

新市街と旧市街を隔てる砂の川。

古代の図書館Biblithequeを見学。
シンゲッティーは古代の学術都市だったので、5千を超える古書が残されているという。

管理人のガイドの男性の説明。

おじさんはあまり英語が話せず十分な説明ができないと申し訳なさそうで、
お金を受け取ってくれなかった。

これは、貴重な文化遺産保存のためだと、1,000UM置いてきた。

テルジット経由で、atarに戻る日。

ガソリン満タンにして出発。
45リットルが18,000UM、1リットル400の計算。

オアシスの村テルジット通って行く
その手前の村

道路の舗装工事が進んでいて、
こんな滑らかな道を走るので快適。

テルジットには、周りの乾ききった大地が嘘のように、水場がある。

川が流れ、岩に染み入った水滴が川にぽたぽた落ちてくる。

入場料1,500UMはやや高いか。

アタールで1泊し、翌日ヌアクショットへ戻る。

アタール中心にある各地へのシェアタクシーやミニバン、バス乗り場のあるラウンドアバウト。
すぐ前は、マルシェで、売り物を並べて準備中。

8時過ぎにアタールを出発。
道路はきれいだし一人掛けの席を確保できたため快適。

行きのシェアタクシーは 助手席に2人掛けで不快過ぎた。

10:25 Akjoujt 休憩。

13時過ぎには到着。アタールから5時間。
乗り合いバンなので、外国人も目立たず、Fiche も3枚ほどで済んだ。

Fiche
モーリタニア国内移動中のチェックポイントで要求される身分証のようなもの。
パスポートコピーに、ビザ番号、旅程、訪問先、滞在先などが必要。

街の中心までシェアタクシーで200UM。
グランドモスク前で降ろしてもらう。

ヌアクショットの砂漠。
いつか数日かけて彷徨いたいな、でもラクダより車かなw

帰路のカサブランカで、ビール。
モーリタニアでは、お酒にありつけなかった。
カジノ付きの一部のホテルでは飲めるよ。

その後、悪夢のイスタンブールトランジット。

雪によるフライトキャンセルやディレイが相次ぎ、行き場を失った人で溢れて、空港が悲惨なことになっていた。
ラウンジでも席の取り合い。シャワーは2〜3時間待ち。

元旦発の成田行きがキャンセルになり、2日発と、年明けで空いてるはずの成田発の振替便のカタール航空も混雑したようだ。

ともあれ無事に帰国できてよし。
日本で数日過ごしたあと、2016 年最初の3連休はタイ＆ラオス。

この旅行記へのコメント （2）

• ぶんさん 2016/02/28 22:33:10

  最後は大変でしたね

  sunnyさん、
  こんばんは、ご無沙汰しております。
  
  私も同じ日のＴＫ４６で帰国しました。
  すいません、まったく気づきませんでしたm(__)m。
  ちなみに座席は７Ａです。
  
  あの日の空港のカオスっぷりを思い出すと
  今でも笑ってしまいます（笑）。
  
  私はground floorにある200番台ゲート前の
  ベンチを確保して３時過ぎまで横になって
  いました。
  あまり人がいなくて穴場だったように思います。
  
  それでは約１ケ月後、宜しくお願いします。
  
  ぶん
  
  

  sunnyさん からの返信 2016/02/29 21:48:17

  RE: 悪夢のようでしたね

  ぶんさん
  
  こんばんは！
  なんと同じ便でしたか。私は後方K席でした。
  恐らく待ちくたびれて亡霊のようでしたので、判別不明だったと思います^^;
  その後は関空泊が待ってました。。
  
  アタチュルク、イミグレ手前の制限エリアは入国できない人たちでいっぱいで、
  食べ物や飲み物は、どうしてるんだろうと。
  年末は、暖かい国経由がいいですね。
  
  はい、4月楽しみましょう!よろしくお願いします。
  
  sunny