ゼロ戦舞う

2016/01/27 - 2016/01/27

世界で飛べるゼロ戦は数機しか残っていない。
日本人所有（ニュージーランド在住）のゼロ戦が鹿屋基地で飛行するので見に行かないかと友人からから誘われた。
ゼロ戦は「永遠のゼロ」や「風立ちぬ」で映画化され関心もあった。

エリア 大隅半島（鹿屋・垂水・志布志・肝属）(鹿児島)

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー 新幹線

１月26日（火）、九州新幹線で鹿児島に行った。
八代から川内までは車窓には23日から24日に降った雪が残っていた。

鹿児島市内で泊まり、翌早朝レンタカーで鹿屋に向かう。
フェリーで対岸に、桜島も白くなっていた。

９時前に鹿屋基地に到着。
滑走路横の空き地にすでに関東や北海道ナンバーの車も駐車してあり、すでにレンズを構えている人も多い。

手前にフェンスがあり、皆さん用意がいい。
私は最大250mmのズームレンズしかもっていない。
脚立ももっていないし、撮影は勝負にならない。

ゼロ戦が何時に飛ぶか情報は得てなかった。
基地に離着陸する自衛隊機を撮って時間をつぶした。

海上自衛隊のヘリ

対潜哨戒機
ここは東シナ海への最前線基地

ゼロ戦の飛行、明日、明後日を予備日としている。
友人のＦ君と「今日は取りやめたのかなぁ」など話していたら、誰かが「ニコ生」で１時から中継するらしい。スマホで確認すると確か。
だが時間は過ぎたがその気配はない・・。

午後２時過ぎ、周囲が騒ぎ出した。
と思ったら、一気に舞い上がってきた。
マニュアルフォーカスのままでピントがあっているかどうか不安。

乾いた空冷のエンジン音。
軽快に上空を２度旋回。
「永遠のゼロ」の撮影に使われたゼロ戦は見たが・・もう感動。

わずか５分ほどのフライトであった。
撮れたかどうか・・。

見ていた人が帰りだした。これで終わったのか・・・
あっけなかった。
３時、まだ帰らない人もいる。情報が全く分からない。
３時過ぎ、たぶん管制無線を傍受していた人の情報だと思うが、「飛ぶ」と回りの人が言った。あわててカメラを用意。

二度目のフライトだ。待ってて良かった。

美しいフォルムだ。
青空であればなお・・と思った。

今度は15分ほど、遠く高く、錦江湾の方まで行った。
パイロットはゼロ戦の操縦資格をもっているアメリカ人。

２度目のフライトを終えて着陸。
一度飛ばすのに何百万円か経費がかかるそうだ。
特攻機として強く印象に残るゼロ戦、戦時中には10000機以上つくられた日本を代表する名機。
70数年前これほどの航空技術力があったことを教えてくれた。
所有者によると日本各地で飛ばしたいと語っている。
大空に舞うゼロ戦は本当に美しかった。