2016/01/19 - 2016/01/22
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hayaojisanさん
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妻を連れて金沢へ行くことにした。金沢は私にとって3度目だが、今回も冬になってしまった。金沢2泊、そのまま帰るのはもったいないので加賀温泉郷の宿に1泊して帰ろうと思う。
ただ低気圧が発達して、北陸地方は大荒れの天気が予想されている。どうなることかと思っていたら、出発前々日に東京で大雪となってしまった。旅行前に雪用の靴を用意しておいたので早速役立った。当日は関東は天気上々。だが北陸はどうだろう。行ってみると不思議なことに、他の場所に比べ金沢はむしろ穏やかで、新潟の大雪に対しまるで能登半島が防波堤になっているのかと思わされた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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今回の目的の一つは北陸新幹線に乗ることだ。私は電車は遅い方が好きなので、「はくたか」を選んだ。大宮発10:10、金沢着12:55である。着いたらすぐ観光できるように、大宮駅で弁当を買い込み出発。室内のデザインは加賀を思わせる色合い、座席間の距離もゆったりしている。
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到着、やはり寒いと感じた。バスで武蔵が辻へ。ホテル・リソル・トリニティへチェックイン。ぐずぐずしていると、すぐに時間がなくなるので、奮発してタクシーで石川県立美術館へ向かう。運転手から21世紀美術館ではないのかと念を押される。同館は以前に訪れており、感心しなかった。
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この博物館の代表的作品はチケットに載っている、野々村仁清の手による国宝「色絵雉香炉」である。実は雌雄一対で雌の香炉もあり、重要文化財「色絵雌雉香炉」がそれである。実物は両手を広げて持つほどの大きなもので驚く。このほかに富本健吉ら有名作家を含む陶磁器や見事な漆器類も並ぶ。さらに彫刻や油彩画の部屋もあり、宮本三郎や中川一政らの作品が展示されていた。
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ミュージアム・ショップでは収蔵品のレプリカや金沢の名産品が買える。
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付属のCafe de H(カフェ・ド・アッシュ)の入り口で様子を見ていると、女店員がやってきて「チケットお持ちの方は200円引きです」と呼び込む。次いで、「甘いものはいかがですか」と誘惑する。有名パティシエがプロデュースするだけあって、ガラスケースには美味しそうなスイーツが並ぶ。しかし夕食に近い時間だったのでカフェ・オレだけにした。するとうれしいサプライズ、飲み物にサービスのバウム・クーヘンが添えられてきた!
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雪道を歩いて「本店いたる」へ。30分前に到着すると誰もいない。しかし5時半の開店後は客が引きも切らず、次次と支店へ回されていった。さて写真は刺身小おけ盛り(ブリ、カジキ、生だこ、甘エビ)で2600円也。
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のどぐろは高いので写真を取るだけにした。人気店だが再訪したいとは感じなかった。
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翌日、兼六園まで徒歩で向かっていると「黒門前緑地」という表示、とにかく入ってみる。
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タカジアスターゼの創製で知られる高峰譲吉博士ゆかりの家屋だそうな。
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兼六園目指してひたすら歩く。
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堀にもうっすらと氷が。
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開いていなかったが、よさそうな喫茶店。
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静かな世界だ。
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寒そうな堀では水鳥が遊ぶ。
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白と黒の世界。
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兼六園
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苔むした古びた木。
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水墨画のような世界に早咲きの梅が紅一点を添える。
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歩いていくと建物があった。時雨亭である。
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ここで抹茶をいただくことにする。
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抹茶銘は「蓮池の香り」だが、お茶の香りしかしなかった。生菓子つきで720円。安く済ませたい人は和菓子つきの煎茶310円を。
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時雨亭よりの景色。
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時雨亭より長谷池をのぞむ。
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時雨亭より。
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座敷。時雨亭は茶室ではないが英語の表記ではTea Houseとなっている。
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どこを歩いてもモノトーンの世界だ。
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園に隣接して石川県立伝統産業工芸館がある。
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ここには久谷焼、輪島塗をはじめ太鼓やろうそくに至るまでの様々な石川県の工芸品が置かれてあり面白い。
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ショップ
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金城霊沢。兼六園を随身坂から出るとすぐそば。かつて湧泉から砂金が出たことから「金洗いの沢」と呼ばれるようになり金沢の地名が生まれたそうな。
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昼食は奮発してフランス料理だ。しいのき迎賓館にあるジャルダン・ポール・ボキューズにおもむく。
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内部はスタイリッシュで壁にはミロのリトグラフが掛かる。
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窓際に並ぶテーブルからは金沢城の城壁が一望できる。なかなか素敵な場所だ。
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これは前菜でこのあとメインがくる。くわしくはレストランの口コミをどうぞ。
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さて3日目。緑陰の道経由で鈴木大拙館を目指す。いかにも山奥の感じだが右手は町中である。
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鈴木大拙館到着。こういう場所は人があまりいないことが重要だ。建物も禅の精神を感じさせる。
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長い廊下を通るのは思索の深みへといざなうためか。
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静謐な世界を感じる。
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禅的な景色
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心ある人はここで座禅を組むのだろう。
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この木がここに立っているのも実は宇宙を体現しているのだ。
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ここに来る前は鈴木大拙には何の興味もなかった私だが、本の1冊でも読んでみようかという気にはなった。これも旅の効用というものだ。
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近くに日本銀行の支店があったので1枚のせておく。これも金沢という町の重要性の証だろう。しかし玄関前で1日立っている人の胸中やいかに?こんな仕事はしたくないものだ。
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長町武家屋敷。壁を守るためにコモをかぶせてある。
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こう人通りが少ないと江戸時代にタイムスリップして武士がでてきそうな気がしてくる。
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武家屋敷
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立派な門構え。
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鏑木商舗は長町にある九谷焼の老舗だ。販売のほか博物館や食事スペースもある。
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ここで私は選ぶのに苦労した末、自分のためにコーヒーカップを買い求めた。2100円也。
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現代的なデザインで気に入っている。銀箔を使用しているのでレンジにかけると駄目になるし食洗機にも入れられない。
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大野庄用水が流れる。
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武家屋敷跡・野村家の門構え
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前田利家の家臣・野村伝兵衛以来明治に至る由緒ある家柄である。
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座敷
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庭園
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上段の間。これはもともとここにあったものではなく、ある商人が藩主を招くため建造したものを移築したもの。
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上段の間
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豪華さが分かりますね。
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庭園
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茶室
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茶室
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茶室へのアプローチ
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何度かお世話になった金沢周遊バス
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犀川大橋
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大橋より犀川を望む。
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西茶屋街
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西茶屋資料館
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近江市場
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一般の人も多いようだ。
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のどぐろの開き
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私はこの旅行に金沢出身の作家、室尾犀星の小説の文庫本「おさないころ、あにいもうと」を携えた。舞台になった土地で読む小説は興味が増す。文芸館は通りかかったが入らなかった。80年前に建てられ、元は銀行だったそうでずいぶん立派な建築と思った。金沢にはこういう場所がたくさんある。
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明治25年と記された橋。
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今回の金沢への旅で私が一番行きたかったのは金沢蓄音器館であった。日ごろ音楽に親しんでいる者として、録音や再生の歴史には興味がある。また全国的にも蓄音器に特化している博物館は貴重な存在である。何よりもここでは古い骨董品を展示しているだけでなく、実際に聞かせてくれるというのである。私は旅行最終日の4日目にここを訪れた。とても幸運なことに11:00の実演が、ちょうど始まるところであった。エジソンの蝋管用蓄音器に始まり、ビクター木製ラッパ付き蓄音器ほか、歴史をたどりながら展示された何種類もの蓄音器をさまざまな音楽で聞き比べることができた。
これらの器械はすべて手巻きで、電気を使わず作動する。針音をラッパで拡大するさまは楽器に近いといえる。その音は予想外に立派なもので、音量も家庭用ステレオに遜色ないほど。こどものころ、家にあった電話のような音の蓄音器とは大違いであった。演奏された中ではクライスラー自作自演の美しきロズマリンが印象深かった。
演奏が終わって館内を見学していると、若い男性が1人入ってきて見始め、すぐに行ってしまった。ここでは展示を見るだけでは面白くない。 -
残念ながら撮影はゆるされなかったので入場券を載せておく。以下にアクセスしてみて下さい。
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/listening/index.html -
すぐそばに柳宗理記念デザイン研究所があった。無料なので入ってみる。
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柳宗理はインダストリアルデザインで有名な人。金沢美術工芸大学で教鞭をとった。父は民芸運動で高名な柳宗悦。
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ごく当たり前に見えるがわれわれも意識せずとも彼のデザインの恩恵にあずかっているのだろう。
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柳宗理デザインの道具の数々。
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金沢美術工芸大学の学生による、片手だけで扱える器物の展示が行われていた。考えてみると、ほとんどの道具は、片手で持つものでも両手の存在を前提としているようで、これは非常に有用な工夫と思う。
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金沢から加賀温泉まで列車で普通列車で約1時間。そこから送迎バスで山中温泉へ。まさに山の中である。旅館は「お花見久兵衛」。花吹雪でお出迎えと思っていたら本当の吹雪の中の到着とあいなった。
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窓からの景色はよい。しかし鶴仙峡とは大げさな。
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ヌーヴェル加賀料理だそうだが。
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レストランでの夕食。前菜はチーズ豆腐、烏賊の塩辛、旬采のお浸しだ。
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和牛の治部煮はオリジナルで宿の自慢、右はのどぐろ茶碗蒸し。よくある水増し的料理(品数を増やすためのカツなど)はなく、おなかがいっぱいになりすぎないのはよい。
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