真冬のレッサーパンダ紀行【１】 甲府市遊亀公園附属動物園＆よこはま動物園ズーラシア　レン君、茶太郎君、そして、イチゴちゃん！！ 新天地での活躍が期待される３匹との再会！！

2016/01/16 - 2016/01/16

シンガポールから早朝の羽田空港に帰国して、今日はそのまま首都圏西部の２園・・・甲府市遊亀公園附属動物園とよこはま動物園ズーラシアを訪問しました。

この２園で会えたのは、遊亀のレン君、ズーラシアのチャタロウ君とイチゴちゃんの３匹でした。
奇遇にも、この３匹に僕は以前の飼育園では会ったことがありましたが、それぞれの移動後の新天地では３匹共にはじめましてになりました。

新天地での活躍は期待される３匹に再会することが出来てとても嬉しいです。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 港北・長津田・青葉(神奈川)

シンガポールから早朝の羽田空港に到着し、そのまま新宿駅から特急「スーパーあずさ５号」で甲府駅へ移動です。

「スーパーあずさ５号」は甲府駅９時２８分着、遊亀公園附属動物園の開園は９時３０分なので、今回は駅から路線バスではなくタクシーで遊亀公園へ。

タクシーでも路線バスでも甲府駅から１０分程度、バスは１７０円、タクシーでは１、１８０円掛かりました。

遊亀公園内の付属動物園は入園料は大人３２０円ととってもリーゾナブル。

入園するとすぐに橋がありその先にアジアゾウのテルちゃん。

気温は低いですが日差しがあるので暖かいです。

もう一度、別の橋を渡ったところにレッサーパンダ舎があります。

屋内展示室と屋外放飼場が１つずつあります。

甲府市遊亀公園附属動物園には２匹のレッサーパンダが暮らしています。

２００４年６月１７日長野市茶臼山動物園生まれのレン君と、
２００８年７月３日静岡市日本平動物園生まれのクウちゃんです。

屋内展示室には誰もいなかったので屋外放飼場を覗いてみると・・・、

レン君が１匹だけでいました。

この時期なのでてっきり同居展示だと思い込んでいたのでちょっと落胆・・・。

レン君も右頬の脱毛跡はお母さんのセイナちゃん（現、長野市茶臼山動物園）からの愛されマーク・・・赤ちゃんの時に毛繕いされすぎて出来た愛情のハゲハゲです。

茶臼山のモモちゃんにもこの愛されマークがありますね。

以前はこの遊亀公園ではクウちゃんとチャタロウ君がペアを組んでいましたが、残念ながら子宝に恵まれず、２０１４年１０月２７日にチャタロウ君がよこはま動物園ズーラシアへ移動、そして同日、レン君がズーラシアからここ甲府に移動してきました。

→http://www2.hama-zoo.org/upload/zoorasia/pdf/H26nendo/141024panda2

今日はレン君とクウちゃんの同居が見れると楽しみにしてたんだけどなぁ。

ちょっと時間が経てばクウちゃんも出てくるかもしれないので暫くは他の子たちに会いに行くことにしましょう。

ベンガルトラ信玄君・・・もちろん甲斐の虎ですから信玄なのです。

アフリカタテガミヤマアラシ。　

奥にいるのが茶臼山動物園から移動してきたアマギちゃんの様に思えます・・・何となく雰囲気が・・・。

園内を一周して戻ってもクウちゃんは出ておらず、レン君はすでにお昼寝に入ってました。

結局、この日は残念ながらクウちゃんには会えませんでした。

クウちゃんの姿は見えませんでしたが、寝室で竹の葉が激しく揺れているのは見えましたので元気なようです・・・出来れば屋内展示室でもいいので会いたかったなぁ。

遊亀公園から路線バス、特急「あずさ１２号」、横浜線快速電車を乗り継ぎ中山駅へ、中山駅から再び路線バスでやってきたのはよこはま動物園ズーラシアです

ズーラシアの入園料は大人８００円です。

まっすぐレッサー舎に向かいたいところですが・・・何かと誘惑の多いズーラシア（笑）

１３時１５分からのアフリカゾウの飼育員のとっておきタイムを観覧。
いつ見ても楽しくかっこいいラスクマル君です。

チャメリーちゃんもシュリーちゃんも元気でしたよ。

続いて１３時３０分からのスマトラトラの入れ替えに遭遇。

ガンター父さんが放飼場から寝室に戻り、

デルお母さんとダマイちゃん、ミンピちゃんが出てきました。

僕はてっきりダマイちゃんは男の子と思い込んでいたのですが・・・女の子だったのですね。

ダマイちゃんとミンピちゃんの成長記録です。

ズーラシアのスマトラトラブログによると、２月上旬から中旬に掛けていよいよ親子分けが行われるそうです→http://www2.hama-zoo.org/blog/sumatoratora/search/post/search_key/201611

やっと辿り着いたレッサーパンダ舎。

以前は屋外放飼場１面で、しかも、基本的に単独展示だったのでファンとしてはなかなか多くの子に会うのに難儀したズーラシアですが、現在は放飼場を２つに分けて展示出来るようになりました。

ガラス張り側の放飼場には・・・誰かな？

ズーラシアには現在５匹のレッサーパンダが暮らしていますが、上の写真の毛並み＆雰囲気はコウセイ君、デールちゃん、チャタロウ君、ララちゃんではないことは直観で分りました

と言うことは、この子は・・・、

やはり１２月１７日に周南市徳山動物園から移動してきたイチゴちゃんでした！！
展示デビューしていたんですね〜。

イチゴちゃんは２０１２年７月２８日周南市徳山動物園生まれ、お母さんは風花ちゃん（現、周南市徳山動物園）、お父さんは賢健君（現、横浜市野毛山動物園）です。

ズーラシアにとっては久々に導入された若い個体・・・期待の星です。

こちらがメイン放飼場側です。

こちらの子がチャタロウ君、２００３年６月２６日多摩動物公園生まれです。

先ほどの甲府市遊亀公園の時にご紹介しましたが、チャタロウ君は２０１４年１０月２７日に甲府からここズーラシアに移動してきました。

昨年はララちゃんとチャタロウ君でのペアリングとなりましたが、今年はどうなるのでしょう？

個人的にはララちゃん＆チャタロウ君、イチゴちゃん＆チャタロウ君のＷペアでのペアリングを期待したいです。
将来的にはイチゴちゃんのお婿さんに若い男の子をお願いしたいですね。

放飼場を闊歩するチャタロウ君。

上野動物園で暮らすキタロウ君とは双子の兄弟になります。

本名は漢字で茶太郎と黄太郎・・・双子の毛色が名前の由来となりました。

木の上に登って、

葉っぱを食べていました・・・お腹空いたのかな？

公式イベントではないのですがズーラシアでは１４時頃にレッサーパンダにおやつをあげることが多いので、その前に前菜をと言ったところですかね？

毎日って訳ではないようですが予想通り１４時過ぎに軽くリンゴタイムがありました。

まずはチャタロウ君から。

手で受け取るのではなく、直接口に入れてもらってるようです・・・チャタロウ君は意外と甘えたさん？

イチゴちゃんにもリンゴタイムがありました。

展示場やキーパーさんにまだ完全には慣れていないようで、キーパーさんが近づいてくると小刻みに震えていたイチゴちゃんですが・・・、

大好物のリンゴを手渡しで受け取って少し落ち着いたようです。

部屋の中を暫くうろうろしたあとで、

意を決して外に出て、キーパーさんのいる方に向かって歩き出しました。

キーパーさんのところに集まる２匹。

こちら側がチャタロウ君で向こう側がイチゴちゃんです。

落ち着いた表情で放飼場を探索するイチゴちゃん。
キーパーさんからリンゴを手渡しで受け取ってからイチゴちゃんの動きが明らかに変わりました。

素敵な瞬間に立ち会うことができました！！

ズーラシアで最大の関心事だったイチゴちゃんの様子も見れましたし、他の子たちに会いに行くことにしましょう。

ユーラシアカワウソ舎は残念ながら整備のためにクローズ中。

アムールヒョウのダッシュ君。

彼にはお嫁さんが来ないのかな？
日本に暮らすアムールヒョウはほとんどが彼の親戚筋なので難しいかもしれませんが、是非、海外からのブリーディングローンをお願いしたいものです・・・あるいは彼を海外に出すか・・・。

今日のホッキョクグマ舎はの担当は、

お籠りから久々復帰のバリーバさんでした。

時期はまだ発表されていませんが、釧路市動物園からツヨシちゃんが近々お嫁入りしてくる事が決まっており、バリーバさんの去就が気になっていましたが、１月２８日にバリーバさんの愛媛県立とべ動物園への帰還が発表されました→http://www2.hama-zoo.org/upload/zoorasia/pdf/H27nendo/riri-su/160128

バリーバさん、４年間の横浜出張お疲れ様でした。
次は砥部でお会いしましょうね。