2015Winter　世界三大仏教遺跡制覇に向けミャンマー・バガンへ　②いよいよバガンへ　初日足慣らしに自転車でサラッとオールドバガンを巡る

2015/12/19 - 2015/12/23

2015年最後の海外旅行はミャンマーに行って来ました。
今回の目的は世界三大仏教遺跡の一つであるバガンへの訪問。
これでボロブドゥール、アンコールと合わせて、世界三大仏教遺跡制覇となります。
合わせてASEANもこれで9か国目となり、後はフィリピンを残すのみ。

二日目はヤンゴンからいよいよバガンへ移動です。
午前中に着いてオールドバガンのホテルにチェックインした後、暑くても自転車なら何とか回れそうな距離にあるオールドバガンにある遺跡を周ってみましたが、少し回っただけでここは本当に苦労して来る価値のある場所だと実感したバガン一日目の様子をご覧下さい。

itinerary
12/18　0日目　羽田
12/19　1日目　羽田→バンコク→ヤンゴン　ヤンゴン泊
12/20　2日目　ヤンゴン→バガン　バガン泊
12/21　3日目　終日バガン　　バガン泊
12/22　4日目　バガン→ヤンゴン　ヤンゴン泊
12/23　5日目　ヤンゴン→バンコク→羽田

エリア バガン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 自転車 タクシー 徒歩 バイク 飛行機
• 航空会社: JAL バンコクエアウェイズ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ホテルズドットコム

2日目の朝
バガン行きの飛行機は8:00発。

多分大丈夫なんだろうけど、何があるかわからんので、昨日空港から乗せてもらったタクシーに5:30ホテルに来てもらうように依頼し、4:45起きで準備を済ませ、迎えに来たタクシーに乗車。

街はまだ真っ暗です。

昨日は渋滞もあり空港―ホテル間で1時間以上かかったが、さすがに早朝はスムーズ、40分せずに到着。

金払おうとしたら、早朝料金だからと言って吹っかけて来やがった。
なんだよ〜！そんな事しなくてもサービスしようと思ったのに〜！
とは言え、昨日と合わせて、空港−ホテル往復合計がドル建て$15換算なら、まぁいい方かな。

折角楽しみにしてたところいくんだったら、ポジティブシンキングで行かないとね！
写真は国内線ターミナル入口。

今回乗るバガン行きエアカンボーザ（AIR KBZ)のカウンターです。
プリントアウトしたeチケット見せて、手続きはあっという間に完了。

ヤンゴン−バガン間のチケット手配はサラトラベルミャンマーさんにお願いしました。リコンファーム対応や時間変更の際の連絡等行って頂けるので楽でした。

サラトラベルミャンマー：http://www.sara-tour.com/

時間があるので少し空港内でも散策しようと思ったが、店開いて無いし特に見るべき物もないので、中入っちゃいます。

他の航空会社カウンターもにぎわってきました。
日本人もチラホラ。

左の所奥にセキュリティチェックがあります。
天井とか見ると少し昔の感じの建物ですね。

中の待合室。
ゲートがここだけなので、他の便待つ客と合わせて結構な人の数です。

待合室に雀でしょうか、小鳥が迷い込んでくるのどかな空港です。

あ、これ私の右肩です。
こんな感じで搭乗するエアラインのシール貼らされます。

奥の方に階段が見えます。
何かあるのでしょうか、まだ時間があるので行ってみましょう。

階段上がった所には喫茶店的なレストランがありました。
朝飯食べてないので、ここでサンドイッチ購入。
この反対側にも同じような店が1件あります。

レストランとは全く関係ありませんが、どうやらここで蚊に刺されたみたいで、しばらく痒みにうなされてました。

後は搭乗を待つだけ。
食事中に多くの客が飛行機へと移動したみたいで、人数少なくなってました。

搭乗口は実質1つだし、ボードも無いので、係員が案内した際、同じシールを張った乗客の動きを見ろという事が旅行記に書かれてあったような気がしましたが、実際の所、エアライン別のバスがゲートにやって来るので、何となく雰囲気でこれだなっていうのがわかります。

当たりでした。
さて乗り込みますかね。

バスで飛行機まで移動し、最初の乗客が乗り込もうとしたところでこの状態。
何？何？何が起こった？

原因はこの突然発生した霧。
視界が悪く管制塔からの指令で離陸できないので、一度待合室に戻ることに。
さてどうなることやら。

30分後、先ほど数十メートル先も見えないような霧がスカッと晴れました。
改めて出発です。

真ん中、宮殿の様な建物が国内線ターミナルで、奥の普通のビルっぽい建物が国際線ターミナルとなります。

機内。半分行くか行かないか位の搭乗率でした。
窓側にはクリスマスという事なのでしょうか、ちょっとした飾りつけが。

何事も無く離陸し、あっという間に機内食配布。
さっき似たようなサンドウィッチ食べたんだけどなぁ〜。
朝食としては十分な内容でした。
銀紙に包まれているのはチョコレートです。

バガンに近づいてきました。
もやっとした暑さが伝わってくるような感じです。

バガン最寄りのニャウンウー空港到着。
右に見えるターミナルまで大した距離はないのですが、なぜかバスに乗せられて移動です。

ニャウンウー空港 (パガン空港) (NYU) 空港

バガン・ニャウンウー空港というのが本当の名前なのかな。

建物入ってすぐのこのスペースに機内に預けた荷物が運ばれてきます。

荷物ピックアウトして、フロアに出るとすぐこのカウンターがありますので、ここでバガン入域料の$20を払います。

5日間有効。
1日１回程度ですが所々でチェックされるので、ここで受け取ったチケットは常に持っているように。

そういや送迎頼んでいたんだけどいないなぁ〜。

建物の中にはいないなぁと思い、出ようとしたターミナルの出口の所で待っていてくれました。良かった良かった。

これがバガン・ニャウンウー空港建物外観です。

今回お世話になるのは「バガン・ティリピセヤ・サンクチュアリ・リゾート」

ちょっとだけ奮発しましたが、それでも他リゾート地のホテルに比べたら、何とかなる値段でした。

空港から20分程で、ホテル到着。
チェックインし、無事部屋に入る事ができました。ありがたや。

しばし休憩後、まずは軽〜くホテル散策。
この建物が今回泊まったスーペリアルームの建物。
まぁ一番安いタイプですけどね。1人ですから・・・

ホテル敷地内にも、ちょっとしたパヤー（仏塔）があります。

こっち行くとプールみたいなので、ちょっと覗いていきます。

あら！やはりこんな所なのね。
いわゆるリゾートホテルっつーのに来ちゃいました。
いいじゃないのぉ〜

こりゃ一度プール入らんといかんねぇ〜。
水着持ってきて良かった。

結局一度も入らなかったけど・・・

真ん中の寺院みたいなところがレセプションで、左がレストラン。
何か本当に凄い所に泊まっちゃったね。成し遂げた人みたいだよ。

でも本当値段はリーズナブルです。

バガン ティリピセヤ サンクチュアリ リゾート ホテル

エーヤワディ川に臨んだこの雰囲気も素晴らしい。
基本街歩きとか遺跡巡りとか動きたいタイプなのですが、あそこのブランコでのんびり過ごしてもいいかなと思っちゃいました。

朝食、夕食時はこのテラスにテーブル席が置かれ、景色を見ながら食事ができます。

こんな感じですね。
マンションのCMにこんな風景無かったでしたっけ？

このままだと本来の目的を忘れそうなので、遺跡巡りに向かいたいと思います。

ここがレセプション。
自転車借りて、とりあえずはオールドバガン周辺を巡ります。
4時間で$5だったかな。
一応4時間と言ってますが、多分少しくらい超過しても大丈夫だと思います。

ホテルはオールドバガンの少し外側にあります。
道はメインとなる通りだけはこのように舗装されていますが、結構ボコボコです。

このようなマップが色んな所に設置されているので、それほど迷う事は無いかと思います。

ガイドブック（地○の歩き方）に、オールドバガンハイライトMAPとして見所が書かれているので、それに素直に従っておこうと思います。

案内標識もこんな感じで設置されています。
まずは標識左側に書かれているBUPAYAからバガン巡り開始します。

ブー・パヤー（Bu Paya）到着。
オールドバガンの北、川に面したところにあります。

有名な寺院・パヤーには英語の案内板があります。

「ブー・パヤー」
7〜8世紀とバガンの数ある遺跡の中で最も古い時代に建てられた金色に輝く仏塔。一度地震で被害を受けた後、修復されたそうです。

でも、前の写真だとAD３００って書いてあるなぁ〜。

ブーパヤー 寺院・教会

ブー・パヤーの下は船着場になっていて、このように観光用ボートがズラリと並んでいます。

当然この近くに行くと、もれなく勧誘がやって来ます。
まぁここはそれほどしつこく無かったですけどね。

少し川岸に降りた所から、見上げるような感じで見るのがいいですかね。ここは。
あまり１つの所に時間かけると周りきれないので、そろそろ次の所へ。

続いてはマハーボディー・パヤー（Mahabodhi Paya）
案内にはテンプルって書いてありますね。
まぁこの辺りは適当なのかも。

マハーボディーパヤー 寺院・教会

マハーボディー・パヤー
1215年に建てられた、インドの仏教聖地ブッダガヤにある寺院を模したもの。
インド風の寺院って事ですね。

三角錐の仏塔の周りを細かい装飾が施されています。
1215年だとバガンにある遺跡としては新しい方みたいです。

入口の脇には大きな菩提樹が植えられていました。
雰囲気を察してもらえればと思うのですが、とにかく暑いっす。

黄金王宮と王宮考古博物館
ここは有料（$5)となります。

こんな感じで王宮を再現した建物があるだけで、他は特に何があるという訳でもなく、正直見るべきものはほとんどありませんでした。
なのでとっとと次の場所に。

黄金王宮と王宮考古博物館 城・宮殿

オールドバガンへの入口、タラバー門です。
9世紀に建てられたもので、門だけでは無く城壁も少し残っています。

この先はニャウンウーの方に繋がっています。

反対側から。
こっちがオールドバガンの街に入る方となります。
両脇にはバガンの守護神である兄妹の精霊マハーギリ・ナッが祀られているとの事。ガイドブックに従い書いてます。

タラバー門 史跡・遺跡

門の外には堀の跡の様なものがありました。

流石に腹も減ってきたので昼食です。
タラバー門そばにあるサラバーに入ってみます。

観光客向けの店で一人でも入りやすいです。
とりあえず間違いないものを注文しました。
カレーチャーハンとトマトのサラダですね。
普通に美味しかったですよ。

いくらだったかは忘れましたが、まぁそんなにかからなかったはずです。

サラバー 中華

店内の様子。
まぁ東南アジア観光地によくあるような雰囲気のレストランです。

店の入口。
隣りにも姉妹店があるみたいです。

さて腹も満ち足りたので散策再開しますか。

このタラバー門を出た辺りに飲食店や、レンタサイクルの店が沢山あります。

次の目的地アーナンダ寺院はここから直ぐの所にあります。

バガン観光の必見スポット、アーナンダ寺院です。

必見スポットという事で観光客もてんこ盛り。
ガイドブックにも「ここに行かずしてバガンに行ったというべからず」とまで書いてあるスポットです。

本殿までに通路部分にはこのように土産物屋が並んでいます。
商魂たくましいというかなんというか・・・

アーナンダ寺院の特徴は、中心に立つ高さ約9.5ｍの過去四仏との事。

という事で１体目なんですが、いきなり修復作業中ってなんだよ！

アーナンダ寺院 寺院・教会

なので、次のスポットへ。
通路の両脇にもレリーフやら仏像やら色々飾られています。

アーナンダ寺院 寺院・教会

やっとそのお姿を見る事ができました。

これは北に位置する拘楼孫仏。
「くるそんぶつ」って読むんですね。

神々しい雰囲気が漂ってきました。

アーナンダ寺院 寺院・教会

東に位置する拘那含牟尼
「くなごんむに」と読みます。

アーナンダ寺院 寺院・教会

南に位置する迦葉仏
読みは「かしょうぶつ」

アーナンダ寺院 寺院・教会

という事はここにいるのは西の釈迦牟尼ですね。
読みは「しゃかむに」ですが、釈迦如来と同意ですね。
４体見られなかったのは残念ですが仕方ありません。

アーナンダ寺院 寺院・教会

中の仏像に目をとらわれてましたが、その外観も素晴らしいです。
暑いのかわかりませんが、あれだけいた観光客も外観見て周るひとは少なかったですね。

こちらも1975年の地震で大きな被害を受けた後修復されています。
建てられたのは1090年と言われています。

まだ一部修復中でしたが、バガンの必見スポットという言葉に偽りは無かったです。

次はあの太陽の下にある寺院。
太陽光が暑いです・・・

ここからは舗装された道では無くこのような道を進むことになります。
確かに雨降ったときは自転車とかバイクだと厳しいかも。

先ほど太陽の下に見えていた目的の寺院であるタビィニュ寺院に到着。

バガンで最も高い寺院となります。

タビィニュとは全知者を指し、つまりは仏陀を意味しているとの事。
まずは寺院の中に。

寺院の１階部にはこういった金色の仏像が沢山鎮座しています。

タビニュ寺院 寺院・教会

先ほどと同じようですが、微妙に違います。

タビニュ寺院 寺院・教会

まぁこういった感じですね。
後は外観を撮ろうと思うのですが・・・

タビニュ寺院 寺院・教会

逆光だし、なんせデカいので、ちょっと離れた所から撮った方が、この寺院の美しさがわかるかと思います。

逆光にならないように撮ってみましたが、まだ近いですね。
建物自体は１１４４年に建てられたとの事。

この辺りにタンドーヂャ石仏があるという事なのですが・・・この建物みたいなんだけど案内板が無かったのでよくわからず。
次のスポットへ。

タンドーヂャ石仏 史跡・遺跡

そのタンドーヂャ石仏があると思われる所から撮ったタビィニュ寺院。
もう少し離れた所から撮った方がいいですね。

タビニュ寺院 寺院・教会

次はシュエグーヂー寺院へ。

ここは観光客多いです。なぜかと言うと・・・

中の階段登って行ってテラスに上がる事ができます。
つまりは・・・

シュエグーヂー寺院 寺院・教会

そう、高い所から寺院・パヤーが多数点在している、ザ・バガンといった風景を見る事が出来る訳なんですよ。

先ほどのタビィニュ寺院です。
この位の距離があると、その凄さがわかるという物です。

でも電線が邪魔だなぁ〜。

あ〜、これです、これ！
旅行記やらテレビやらでよく見た風景です。
やっと見る事ができましたよ。

まだ日が高いですが、これでも十分雰囲気は出ています。
でも、写真だと伝わんないんだよなぁ〜。この感動！

テラスはこんな感じで、スペースはありますが、敷居は低いです。
向こうにマハーホディー・パヤーが見えます。

バガンに来て良かったと実感する事が出来ました。
さて、まだ時間はあるので行けるだけ行ってみましょう。

左にあるのが先ほど訪れたアーナンダ寺院。

その他、ピラミッド型のような大きな寺院等は明日ゆっくり回る事にします。

ちなみにこれがシュエグーヂー寺院ですが、逆光なのでまた別に角度から撮りたいと思います。

ちょっと自転車だと辛くなってきました。
明日はE-bikeにしよ。

ナッラウン僧院にやって来ましたが、その近くに上に登る事がができるパヤーがあったので、行ってみます。
名前は付いているみたいですが忘れました。
既に先客がいますね。

手前の白い建物が先ほどいったシュエグーヂー寺院。
よ〜く見ると人影がチラホラ見えます。

そしてタビィニュ寺院。
ようやくその全体像が見えました。

左にあるのがナッラウン僧院です。
下に降りて見てみます。

ナッラウン僧院内。
ここはバガンで唯一のヒンドゥー教僧院との事。
シヴァ神が祀られています。

ナッラウン僧院 寺院・教会

ナッラウン僧院の外観。

この日いくつかの寺院を訪れましたが、ここにいた売り子が今日一でしつこかったです。
勝手に説明しだすしね。

なので逃げるように退散です。
お、月が出てますね。

ナッラウン僧院 寺院・教会

今日最後の訪問スポットとなるゴドーパリィン寺院です。
ここはバガンで２番目に高い寺院との事。

ここも逆光なので、これが限界。

中はタビィニュ寺院同様に金の仏像が鎮座していました。

ゴドーパリィン寺院 寺院・教会

建物裏側に回ってみました。
ここも少し離れた所から撮った方がいいな。

1203年に建てられており、バガンの寺院としては比較的新しい方です。
さてそろそろ夕焼けが近づいてきましたので、見られるとこ行ってみましょうか。

バガンの夕暮れ見るスポットといえばここ！
という事でシュエサンドー・パヤーに行ってみましたが、すでに多数の観光客が陣取っていました。後から来る人も多いです。

まぁ場所はわかったし、明日もあるから今日はホテル戻ります。

ホテルに向かう道路。
敷地が広いっす。

レセプションに自転車を返して、部屋に戻ったのちプールサイドへ。
この時間になると結構涼しくなってプール入っている人はいませんでした。

今日はここから沈む夕陽を見ようと思います。

ベンチに腰掛けてぼーっと、川に沈む夕陽を眺める。
あぁなんて贅沢な時間。

本当に時間が止まったかのような感覚になります。
寺院はありませんが、これだけの夕陽が見られれば満足です。

川をゆっくりと進む船をじーっと眺めていると、仕事の事なんかすっかり忘れてしまいます。
何もしてませんが、とても有意義な時間を過ごしてます。

30分位ぼーっと見てました。
もう大分沈みましたね。
今日一日お疲れ様でした。

ライトアップされています。
今更ですが、何か凄いホテルに来ちゃったなと思いました。

本当はこの時間にプール入りたかったんだけどなぁ〜。
多分風邪ひきます。

朝早かったので、今日はこのまま部屋でゆっくりします。
バガン二日目は、少し行動範囲を広げてみようかと。
中身は次の旅行記で。