2015/12/15 - 2015/12/18
888位(同エリア1378件中)
まりも母さん
北九州レトロをめぐる旅3 門司港レトロ歩き後半
http://4travel.jp/travelogue/11090786
の続きです。
「門司港レトロ」の建物見物は 急ぎ足ではありましたが
そのおかげで 2日目の午前中に余裕ができました。
当初は予定していなかった 関門海峡を渡り、下関側へも行ってみる事に。
ホテルに荷物を預け 関門海峡を人道トンネル利用で 徒歩で渡りました。
その後は 唐戸エリアでレトロ探し。
おいしいお寿司を食べ、見ごたえのある建物が見られました。
唐戸のレトロ建物めぐりも充実の内容だったので
前後半での旅行記掲載にします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス スカイマーク 徒歩
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-
そもそも 下関側へは行くつもりが無かったのに
下調べをしている時に「人道トンネル」なるものがあり
「徒歩で関門海峡を渡る事ができる」と知ったのがスイッチオンでした。
鉄道か車じゃないと渡れない・・・と 思っていたのに
海の中のトンネルで 歩いて渡れるなんて~ 景色見えなくても歩いてみたいじゃないか~。
で、トンネル歩きたくて 門司港のレトロ建物見物も1日目だけに詰め込んだ訳です。
さて 門司港ホテルから関門海峡人道トンネルまでどうやって行くか・・・。
北九州レトロラインが運行していれば
それに乗ってトンネル入り口そばまで行かれたのに~。
すでに運行終了・そもそも 平日は乗れない・・・。
徒歩でも 歩けない距離ではありませんが その後、町歩きをするつもりなので
無駄に歩きたくはない。
で、バスを利用です。
ただし 路線を調べてみると 関門トンネル人道口まで行く路線が少ない・・・。
ホテル近くのレトロ桟橋通(4)バス停から西鉄バス [74] 和布刈行の1時間に1本位しかないバスで向かいました。(料金は230円 約10分です)
バスの路線を調べるのって なかなか面倒だけど
PC版のナビタイムが結構使えましたよ。
完璧ではなかったけど時刻表も見られます。 -
バスを降りると 人道口入り口はすぐ目の前でした。
この赤いひさしの建物前に続く通路にトイレもあります。 -
当然 関門海峡橋が良く見えます。上は関門自動車道の通る車専用道です。
-
海底トンネルまではエレベーターで下ります。
地下60mまで下りてていきます。
料金は 人間は無料。
原付バイクと自転車は20円ですが 乗っては通れず 押して進むのです。(犬など動物はダメだそう) -
エレベーターを降りると・・・お~~トンネルが~~~。
記念スタンプを 門司側分を押して その紙を持って歩き始めます。
(スタンプの向きが結構わかり難いのだけど~ちゃんと押すと船のあわせ図となります。)
すこ~し下り坂。県境まで下るようです。 -
人道トンネルの距離は大体800m位。
壁には所々にお魚や海草などの絵がついていたりもします。
たまに金属の扉らしいものがあり そこから車の音が聞こえます。
トンネルの途中で県境。福岡県と山口県の境界となり
観光客はここでお約束の「2県をまたいだ私」の図を写真に収めます。
ここには載せないけど まりも母もやりましたよん。 -
トンネルの断面はこうなってるそうです。
上に車が通ってます。
人道部分の脇は「新鮮は空気を送る」と書いてありますけど 人道トンネル内びみょ~~に排気ガス臭いです。
でも、ウォーキング やってる人結構いましたよ。
荷物も持たずに(トンネル出口のエレベーターホールに置いておき)ここを往復して歩いてるみたい。 -
下関側に着いて 記念スタンプの残り半分を押します。
あ~ まりも母の左右がずれちゃったよ~。
記念スタンプを両方で押して 下関駅、観光案内所など何箇所かの指定場所へ持って行くと「関門TOPPA!記念証」というものがもらえるのだそうです。(私はもらわなかったけど・・・) -
お~この道は国道2号だったのか!大阪から始まって 門司区内に終点があるそうです。
山陽道を継承する道が国道2号だそうで。
だから、関東ではよく「国道2号って知らないよね」と言われるのです。 -
再び 大きなエレベーターで地上へ。
出た所は “みもすそ川公園”
壇之浦古戦場はこのまん前。
源平ゆかりの地と言う事で 源義経・平知盛の像が。
数年前の大河ドラマの出演者の手形もありましたね。 -
左の方には、屋根の下に天保製長州砲
戦利品として外国へ運び去られていた青銅砲で、1984年貸与の形でフランスより里帰りし それを元に模造したものだそうです。 -
隣には攘夷戦争や下関戦争で使用された長州砲の複製が 並んでいます。
-
ここから 唐戸の中心街まで歩いてきます。
海峡橋を下から覗くと こんな様子。
部分的に工事が行われていて 橋脚には工事用のエレベーターも設置されていました。
人道トンネル口から唐戸の中心街に続く 国道9号沿いの歩道も工事中。
高潮対策と観光用歩道整備が同時に行われています。
程なく 広い遊歩道が出来上がるみたいでした。 -
立石稲荷の鳥居の正面 道路の反対側 海の中にしめ縄のついた石が。
これは 烏帽子岩と言って 立石稲荷のご神体だと言われているそうです。 -
海峡沿いの道を歩いていると Wや数字の光る灯台が見えました。
これは 昨日 ホテルの窓や門司港からも良く見えて
ダンナと「あの灯台は何を示してるんだろうね??」と話していたのです。
関門海峡は 一番狭い場所で幅が700m程。
狭い分 潮流が早く 潮の満ち引きと合わさり 複雑な流れが時間によって変化する航海の難所です。
多くの船が運航するので 潮流の状況を知らせる潮流信号と言うものなのだそう。
アルファベットはEとWがあって 東流、西流の潮の流れ
数字は流速の速さを示すノット。
↑は今後の傾向で 早くなる時は上向き、遅くなる時は下向き
と いう内容を示しているものなんだって。
なるほど 平家を滅ぼした変わりやすい潮流は今も変わらず海峡を流れているって事だ。
そういえば 昨夜は×も見たように思ったが・・・と調べてみると
港に入港する船舶の許可として×とかI(inの略で入港のみ許可)などの船舶通航信号もあるそうです。 -
唐戸市場のあるカモンワーフあたりまでとりあえずまっすぐ進むのですが
もう少し歩くと 道路と海峡の間のせま~い場所に 沢山住宅らしい建物が並んでいるのです。
横道があったので入ってみると 鳥居と赤い欄干のついた橋が。
手前に船溜まりがあり 橋を渡った先には護岸が。
このあたりは漁師さんのお住まいが並ぶ地域なのかな?と思いました。 -
振り返ると 船だまりに面した家々は 1階が海に続いている舟屋っぽい造りになっているのでした。
もう そこは使っていないようなお宅も多かったですが きっと昔は各家々の下から船に乗り込めるような構造になっていたんだろうなぁ。
解説してくれる人は居ないので 自分達でそうじゃないかな~~と 思っただけですけどね~。 -
国道沿いに戻って進むと 右手に 赤間神宮の竜宮城のような大きな水天門にびっくり!
壇ノ浦の合戦で破れ 関門海峡に入水した平清盛の孫 安徳天皇を祀っています。
他に「耳無し芳一」の芳一堂もあるそう。
なんか どっちも怖い話だな・・・。 -
唐戸市場までやってきました。
この市場 ふぐはもちろんですが 地元の漁師さんが直接販売もしているとかで
毎週金曜日~日曜日は海鮮屋台やお店でも すぐに食べられるお魚料理を売ったりして観光客にも大人気だとか・・・。
残念ながら 今日はやってないですけど・・・。 -
それでも、海産物や加工品を買う事ができます。まぁ 私はこの後まだ数日は帰らないので生っぽいものは買えませんけど~。なんか・・やや小ぶりだけど、サザエかなり安くないか??
-
カモンワーフの方が お店が多いのでそこで早めの昼食にお魚料理を食べようかと思ったのですが
市場の2階にも食べ物のお店があるそうなので とりあえず、チェックしに行ってみます。
2階の通路から見た市場内。 -
2階には飲食店が3軒。1店舗は水曜日がお休みで 1店舗は営業が12時かららしい。
回転寿司のお店は11時からなので あと15分ほどだから待ってここでお昼を食べようと言う事にしました。
海転からと市場寿司
http://www.kaitenkaratoichibazusi.com/
開店前だけどもう並んでいます。
最初 名前を書くのに気づかず しばらくしてから書いたので
開店直前に名前を呼ばれて「1順目はもう満席なので、その次になります」と言われているのを聞き ありゃ~私たちもダメかも?と。
だって 私たちの後に中国人の団体(?)とにかく30人位の方たちがやってきたからねぇ・・・。 -
なんとか最初の1回転目の席には収まれました。
均一料金ではなく 110円~520円までの7段階(?)値段別お皿。
ネタ名の書かれた札と一緒に廻ってくる。壁のメニューで注文もOK。
これはマグロとトラフグ。(トラフグは2貫420円)も~~何を食べても うまーい!!!
下関だからね。ふぐの赤だしも頼んじゃった。
あ~おいしかった~。やっぱ、唐戸に来たら海鮮食べない手はないですね。 -
早々とお昼を済ませる事ができたので、いよいよ、レトロな建物を見て廻ります。
カモンワーフにも寄ってみたいけど 今日の目的は買い物ではないですからね。 -
最初に来たのは
旧下関英国領事館 明治39年(1906) 国指定重要文化財
ウィリアム・コーワン(英国政府工務局上海事務所建築技師長)設計 -
昭和16年(1941)まで英国領事館として使用され 後 昭和29年(1954)に下関市の所有に移り下関警察署唐戸派出所として使用された事も。
保存・改修工事を行い2014年再オープン。 -
階段裏側にまで天井飾りがついているのは初めて見たように思います。
-
赤レンガ室(旧海事監督官室)
1階には展示室とショップ、2階には喫茶・食事の出来るカフェ。
それに付属屋と中庭は貸しスペースになっています。 -
ピーターラビットがこの建物の公式キャラクター。
色々な所にぬいぐるみや人形が飾られていて とてもかわいいのです。
マントルピースはいかにも英国風のすてきなデザイン。 -
暖炉内は このまま使われていたような様子です。
5年半も休館して解体・改修工事が行われていますので 古いままではないと思いますが・・・。 -
本館の他に使用人達が使っていた付属屋もあります。
-
事務所兼ショップのお部屋(旧書記室)
英国直輸入っぽいキーホルダーや雑貨、ピーターラビットグッズなど結構かわいいものが売られていましたよ。 -
マントルピースのデザインがそれぞれ違って素敵なので 注目です。
これは ショップになっているお部屋のものですが
商品棚の脇でちょっと撮り難かったけど・・・。 -
ヒストリールーム(旧文書室及び待合室)
-
このマントルピースも素敵です。各お部屋でデザインが異なっています。
-
旧領事室の天井
窓の枠が素敵。 -
さすが、領事室のマントルピースが一番豪華な彫刻付きですね。
タイルの色もきれい。 -
旧領事室にはデスクが置かれ その隣にはライトだけのクリスマスツリー。
おば様グループが この前で写真を撮りあっていたので
しばらく終わるまで待って撮りました。 -
2階は飲食スペース。さっき食事をしてきた私たちには 入れなかった・・・。
後で時間があれば お茶しに戻って来たいけど・・・。
2階から更に上に せま~い階段が。屋根裏部屋があるのかな?もちろん 今は入る事は出来そうにありません。
しかし、狭くて急な階段です。 -
そんなに大きな建物ではないので 外国人の住宅って感じの規模です。
階段やドアは濃いブラウンで 英国っぽさを感じる内装でした。 -
中庭の植え込みにもピーターラビット。
かわいいキャラクターです。品の良さを感じますし 子供っぽ過ぎない所もいいですね~。 -
旧英国領事館を 近くの歩道橋の上から見ると 建物全体が良く見えます。
美しい建物ですね。
現存する最古の領事館建築物だそうです。 -
下関南部町(なべちょう)郵便局 明治33年(1900)逓信省(ていしんしょう)
技師三橋四郎設計 国指定登録有形文化財
元々は赤間関郵便電信局(現・下関東郵便局)として建てられたもの。
今も郵便局として営業しています。 -
郵便局なので中も入って見る事が出来ますね。
入り口アーチに飾られた唐草の透かしがきれいです。 -
郵便局内の天井。
華美な装飾はありませんが、蛇腹引きの飾りが少しついています。 -
1階は普通に郵便局ですが 一部 展示スペースがあります。
改修工事の際に外された部材でしょう。 -
局員さんに 他に建物の見られる部分を聞いてみたら
「中庭があるのですが 今は工事中なのです。それでもよければ見てください」との事だったので入ってみました。
足場が組まれて 良く見えませんが
大規模な改修工事が行われているようですね。
後から知りましたが この郵便局 レトロな建物を利用し「ポストギャラリーレトロ」として ウエディングまで出来ちゃうのだそうです。
郵便局で結婚式とは~~そんな郵便局があったんだ~。 -
良く判らず 局員さんがよいというので 中庭まで行ってしまいましたが
実は、中庭の手前のお部屋はカフェスペースでした。
(一応カフェの方に中庭を見せて頂きたいのですが とはお断りしましたが・・・)
食事も出来るカフェ。“カフェ 多羅葉”
まだお昼には早いのか誰も居なくてよかったけど ここ 見学だけで入ってよかったのか・・・?
ポストギャラリーレトロ のサイトはこちら。
http://postgallery-retro.com/ -
カフェの入り口はこちら。郵便局内からも入れますが。
カフェは ギャラリースペースとしても使われるようです。
この後は
北九州レトロをめぐる旅5 関門海峡徒歩で渡って、唐戸レトロ探し後半
隣の旧秋田商会ビルから連絡線で門司港へ戻るまでを旅行記に記載いたします。
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