【静岡】桜の季節の大井川鐵道

2009/04/05 - 2009/04/06

掛川駅から金谷駅、千頭駅、そして井川駅へ。
宿は寸又峡温泉。
桜と車窓とご当地の食を満喫しました。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

掛川駅より金谷駅着！
「大井川全線フリーキップ」（2日間有効、当時6600円）を購入。
※大井川本線（普通電車）、南アルプスあぷとライン（千頭〜井川）、寸又峡温泉行きバスが乗り降り自由
※2015年8月現在、あぷとラインの接岨峡温泉駅〜井川駅が土砂崩れのため不通。このフリーキップの取り扱いはないようです。

大井川本線といえばいまや蒸気機関車やトーマス号で有名かもしれませんが、全国の私鉄で走っていた引退車両を整備して走らせているんですよ。

大井川本線には全部で19の駅があり、のどかな昔ながらの風景が楽しめます。

千頭駅着。アプト式電車に乗り換えです。
61ものトンネルを抜けて終着駅の「井川駅」まで向かいます。
約３時間の列車の旅です。

アプトラインは水力発電所を建設するための資材運搬用として敷かれたレールです。カーブも多くトンネルや道も細い。そのためちょっぴりスマートな車両になっています。

車掌さんのアナウンスも名物。聞き逃し注意！

レトロな車内。

赤い椅子もあります

車内

車窓からの茶畑。このへんは日本三大銘茶「川根茶」が名物。

桜と茶畑。

大井川の景色。大井川は南アルプスに水源地があり、駿河湾へと流れていく全長約168kmの河川です。

「アプトいちしろ駅」にてアプト式機関車と連結します。乗客は見物のため下車。

アプト式とは、アプトさんという人が発明した急勾配をのぼるための鉄道システム。アプト式機関車には「ラックホイールピニオン」という歯車が付いており、「ラックレール」という線路についた歯形レールと噛み合わせることで坂道を上り下りできるようになるんだそうです。

アプト式との連結。おーらいおーらい〜。
車掌さんは旗を振って合図しています。

がしょーん

アプト式機関車に押されて頑張って登ります。

車窓からは長島ダム。公園などがありこぎれいなダムでした。

大井川鐵道沿いにはいくつものダムが見つかります。
ダム好きにもたまらない路線ですね。

「奥大井湖上駅」です。湖の上にある駅。ハイカーの人の乗り降りがありました。

途中で見つけたジェットコースターのような乗り物。

おそらく川辺に降りてダムの点検などをしにいくための乗り物ではないかと。

山はどんどん深くなります。

線路ぎりぎりのところで昼寝中の地元民（集団）もみかけました。このへんの山で作業していたのでしょう。にしても近い。心臓が強いなと思いました。

関の沢橋梁通過中。
アプトラインの尾盛駅〜閑蔵駅間にあり、大井川の底からの高さが70.8m！
日本一高い鉄道橋です！

現実感のない風景でした。ゆっくり徐行。

「山の十二単でございます」
と車窓さんの粋なアナウンスが流れる山の眺め。

車窓から見えた井川ダム。

渋く雄大な佇まいにほれました。水力発電が行われています。昭和32年から稼働。

井川駅着！終点です。

南アルプスの登山口なんですね。

気になった名物。

駅のお土産売り場。

駅近く、土砂崩れがあったようです。

奥泉駅にあった公衆トイレ。
ここからバスに乗って寸又峡温泉へ。

寸又峡温泉の名所「夢の吊り橋」

一気に歩いていいのは１０人まで。

下の湖は大間ダムにせきとめられた人造湖。
エメラルドグリーンです。

紅竹食堂で「渓流そば」を食し、、露天風呂のある旅館へ日帰り入浴。

寸又峡温泉の街並み

今日の宿「民宿 深山」

食事が評判ということで選んだ民宿！

手作り豆腐

鹿鍋

山菜などのてんぷら

田舎そば

朝ごはんもてんこもりでした

翌日はもう一度井川ダムを拝んでから金谷方面へ戻りました。
「川根両国駅」下車。駅舎があるというより、線路の上に下車する感じ。

構内を散策できます。

車庫があるんですね。引き込み線と桜。

駅近くの吊り橋。

大井川本線の家山駅へ

川根茶をたっぷり使った「たい焼き」を買いに「たいやきや」さんへ。

静岡おでんもいっぱい！

駅に戻るとちょうどSL通過。

家山駅の桜並木。