2015/12/08 - 2015/12/08
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nonさん
この日はワイキキにある「US Army Museum of Hawaii」ハワイ・陸軍博物館を訪れます。
パールハーバーは旧日本軍による奇襲攻撃に焦点が置かれていますが、この陸軍博物館は日系二世部隊の活躍が主なテーマとなっていました。
日系二世部隊は、主に第442連隊、第100歩兵大隊、アメリカ陸軍情報部の3部隊に配属されました。その勇猛果敢な働きは、死傷率314%という数字が示しており、アメリカ合衆国史上もっとも多くの勲章を受けた部隊です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まだ月と明けの明星が空に見えます。
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徐々に夜が明けていきます。
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ダイヤモンドヘッドの夜明け
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この時間の海は波もなく、とても穏やかです。
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東の空が明るくなってきました。
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ダイヤモンドヘッドの頂に人影のようなものが確認できます。
ハワイの日の出を拝むのも気持ち良さそうですね。
でもこんな早朝にゲートは開いているのでしょうか。 -
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陸軍博物館のオープンは09:00。
少し前に着くように、ヒルトンハワイアンビレッジを出発。 -
ホテルの中庭からビーチへ抜けます。
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目の前はすぐにビーチが拡がります。散歩する人もいれば、もう泳いでいる人も見かけます。
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レインボータワー。
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この週末にホノルルマラソンが開催されるので、調整をするランナーもいます。
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ヒルトンハワイアンビレッジの隣に広がる公園は、フォート・デ・ルッシー・ビーチ・パーク。
米軍用の施設です。 -
アトランティス・サブマリン号。
確か、これは沖合いで潜水艦に乗るツアーかな? -
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このビーチウォークを歩いて行けば、15分ほどで行けます。
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この米軍の施設、軍人やその家族には安く泊まれるようになっているのかといえばそうではなくて、結構高いようです。
なので、米軍の人も別のワイキキのホテルに泊まるのだとか。 -
ビーチバレーのコート。
ここは、名前をサインすれば誰でも利用できる、と日本のテレビ番組で紹介されていました。 -
この綺麗な芝生の公園に入っていくと・・
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右に曲がる道があり、
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ありました!
旧日本軍の軽戦車です。ハワイには上陸していないので、別の場所にあったものでしょうか。 -
こんな完全な状態の旧日本軍の戦車を見るのは初めて。
しかし、ユニークな塗装です。
直ぐに見つかって標的にされそうですが、ジャングル戦用の塗装だったのかもしれませんね。 -
鉄板は溶接ではなくてリベットでしょうか。
キャタピラの幅が現代の車のタイヤよりも細いけど大丈夫なのか?と心配してしまいます。
37mm砲。 -
隣にあったのは米軍の重戦車と思いきや、軽戦車と紹介されています。
この違い、日本の戦車の装甲がブリキ板のように感じます。 -
軽戦車ということは、南方の島にも上陸して小さな日本の戦車と戦ったと想像しますが、どこかの島では、日本の戦車部隊もかなり健闘したようです。
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写真だと、昔作ったプラモデルのようにも見えますね。
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フロントの装甲部分に何やらハッチのようなものがあります。
これは、脱出用というよりも、メカニックの点検用の扉でしょうか。 -
M24 75mm砲 時速56km
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これは、米軍の105mm砲です。射程距離7km。
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博物館が、オープンするまでまだ時間があるので、屋外展示物を見学します。
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砲身内部に溝が掘ってあるのは、砲弾に回転を付けて真っ直ぐ飛ばすためでしょうか。
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これは、戦車と同じ塗装がされているので、旧日本軍のものですね。
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対戦車砲のようです。
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これは何でしょうか。一人要塞にも見えます。
下の円柱部分は地中に埋まっていたそうです。 -
施設の屋上にヘリコプターが見えます。これはベトナム戦争時のものでしょうか。
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屋外展示物を見学していた他の人たちも全員建物の中に入ったので、オープン時間になったようです。
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入館料は無料。エントランスに寄付金箱が設置されています。
受付で署名をすると、日系人のおばあちゃんでしょうか。詳しく館内の説明をしてくれました。夫が元二世部隊だったのか、父親がそうだったのか。
因みに、最後の二世部隊の人が最近お亡くなりになったそうです。
今、元スタートレックのミスター加藤が舞台で日系二世の役を演じていますが、彼は終戦時まだ幼少だったとのことです。二世部隊が活躍したのは、もう戦後70年で遥か昔のことになってしまったのですね。
しかし、今なお、彼らのことがこうやって博物館に残っているのは素晴らしいことだと思います。 -
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最初の部屋は、アメリカの秘密兵器と称し、日系二世部隊の活躍が紹介されています。
いくつかの逸話が残されています。北アフリカからイタリアのサレルノに上陸した日系二世部隊は、多大な犠牲を払いながらもドイツ軍との激戦を勝ち抜き、いよいよローマ入場という段階になります。しかし、突然軍上層部の停止命令が出て、後続の白人部隊が入場してローマ開放の栄誉を手にしました。 -
6,000人の日系アメリカ人が100万人の米国人を救ったとのことです。
フランスのボージュの森でドイツ軍に包囲されていた211名のテキサス大隊を救出するために、216人の第442連隊の日系人兵士が戦死。テキサス部隊の少佐が「なんだジャップか」と発言したことに対し、「俺たちはアメリカ陸軍442部隊だ!」と激怒し掴みかかり、少佐は謝罪して敬礼しました。 -
これはハワイ報知新聞。日系人向けの新聞でしょうか。
12月8日(月)、米国は日本帝国に宣戦。 -
日系部隊の活躍
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日米のテレグラフ・キー。
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サンフランシスコの新聞
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カラカウオ王が来日した時、明治天皇にハワイのプランテーション労働力として日本からの移民をアピールし、1885年に開始されました。
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1942年、ルーズベルト大統領の命により、米国内の日本人は収容所へ集められました。
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右上の写真、スマホやインターネットが存在する以前は、カードゲーム(特にポーカー)とサイコロでのギャンブルがGIの間で人気だったとあります。
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カメハメハ大王がハワイを統一する前の領土分布
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カメハメハは、ハワイ島の出身で、ハワイ島で権力を得た後、マウイ島を制圧します。
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その後、カメハメハは、オアフ島に攻め込みます。
観光ポイントでもあるヌウアヌパリ展望台は、1795年、断崖に追い詰められたオアフ軍が次々と300メートルもの崖下へ落とされた場所といわれています。 -
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カメハメハ大王のハワイ統一戦争
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ハワイ王朝時代のライフル。
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戦時中、沖合いを守るための大砲が設置されていました。
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旧日本軍のピストル、ナンブ
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1932年当時の日本軍の大砲。
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真珠湾攻撃時のゼロ式艦上戦闘機。
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真珠湾攻撃、日本では12月8日ですが、ハワイは時差で1日遅く7日のはずですが、英語表記で8日というのは違和感あるかも…
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と思ったら、日本の記事の翻訳でした。
トラトラトラが、tiger, tiger, tigerでしたので。 -
ゼロ戦のコクピットにあった時計。
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零戦の20mm機関砲です。
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航空機に設置されていたものの、かなり重量がありそうです。
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ホノルルの被弾エリア。
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最悪に備えろ、とガスマスクの用意。
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戦争が始まって、市民が金属を集めている写真です。
戦時中の日本だけのことかと思っていましたが、物量豊富な米国でも同じ運動があったとは驚きました。 -
車のヘッドライト・カバー、灰皿、カードなどなど・・
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米軍部隊の配置。要塞やキャンプ、トレーニングセンターが急遽設置されました。
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米軍の物騒な兵器。
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日系人部隊が活躍したヨーロッパ戦線。
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捕虜となったドイツ軍の前を歩くのは、日系二世部隊です。
おそらく、当時のドイツ人にとってアジア人を直接見るのは初めてのことだったと思います。日独は同盟国なのに、何故日本人が敵にいるのか混乱したのではないでしょうか。
日系二世部隊はフランスからドイツ国内へ侵攻した際、ミュンヘン近郊のダッハウ強制収容所の解放を行いましたが、日系人部隊が強制収容所を解放した事実は1992年まで公にされることはありませんでした。 -
イタリア、フランスでも日系二世は戦いました。
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ワルサーP38がありますね。ルパン三世を思い出します。
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ソビエトのサブマシンガンもあります。
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ハワイ部隊は戦後もベトナム戦争等の予備役に従事したようです。
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ベトナム戦争のコーナーが少しありました。
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2階に上がると日系二世部隊の写真が飾られていました。
亡くなった時期は1940年代で、イタリアの地名が書かれてあるものが多いです。 -
2階から先ほど見た戦車の展示を眺めます。
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このアングルはなかなか見ることができません。
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ベトナム戦争時代のヘリコプターでしょうか。
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博物館を出て正面に回ります。
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こちらが本当の正面。U.S. ARMY MUSEUM
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陸軍博物館は、単なる戦争博物館ではなく、日本人、日系人、ハワイの歴史を学ぶところでした。
館内では、修学旅行の自由時間で訪れた高校生らしき日本人男子たちも見かけましたが、ぜひ若い人にハワイと日本人の関係を知ってもらいたいと思います。
20年前にハワイを訪れた頃は、日系色をとても強く感じたのですが、今や3世、4世、5世の時代になって日系色が薄れたのも否めません。
今後もこの陸軍博物館は日系二世の歴史を学ぶ場所として変わらないでいて欲しいと願います。
ドライブ in Hawaii (自然満喫 カウアイ島&オアフ島)出国〜カウアイ島到着
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