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今日は岐阜県の中津川市福岡町と加茂郡白川町の境にある二ツ森山(ふたつもりやま。1223m)に登ってきました。前回は2009年2月の厳冬期にも登っていますが、その時は登山道が凍結していて滑ったりして怖い目にあっています。今はまだ暖かいので雪もないと思って出かけました。<br /> <br />名古屋から国道41号線を下呂市に向かって走ります。途中の加茂郡白川町から県道70号線に入り、山の中の道を切越峠(きりこしとうげ)を目指します。白川町は昨年「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が発表した2040年人口推計結果で、20歳から39歳までの若年女性の減少率が2010年比で70.3%となり、「消滅可能性都市」とされた町ですが、山奥にも広がる集落は買い物も不便で生活の厳しさを感じさせる町です。町のどんづまりの中津川市に入る直前に切越峠があります。ここに二ツ森山の登山口と駐車場があります。すでに車が5台ほど停まっていました。前回は他には誰も登っていなかったので意外な気がしました。こんなマイナーな山にも登る人がいるのですね。車のナンバーは岐阜県と愛知県のものだけでした。<br /> <br />午前10時に出発。気温はここまで来る間0〜2度前後でした。空は真っ青で、ひょっとしたら御嶽山がきれいに見えるのでは・・・と期待させられます。雪が少しだけ見られる登山道をほぼ直線にひたすら登ります。白川町と中津川市との境界線に登山道は重なっていますが、白川町側はヒノキの植林、中津川市側は自然林で葉は落ちた後で、野鳥の食べ物になるものはなく、鳥はほとんどいませんでした。せいぜいエナガとルリビタキの声がいくつか聞こえただけです。途中にある第一展望台も第二展望台も周囲の木が伸びてほとんど展望は利きません。地図にあり、案内板にもある「天然記念物 だなのシャクナゲ群生地」にはシャクナゲは一本もありません。十数年前に出たガイドブックにも「ない」と書いてあることから、昔からどういうわけかなかったようです。ひょっとして全部盗掘された?のでしょうか。<br /> <br />85分で頂上に到着しましたが、あいにく曇っており、遠くの山には雲がかかってはっきり見えません。頂上休憩舎があり、懐かしくて中に入りました。だいぶ傷んできておりますが、ランチを摂るには十分です。窓からは御嶽山の白い姿が見えますが上部は雲で噴煙は見えません。残念です。気温は9度になっており無風で穏やかな山頂です。他の登山者と山の情報を交換したりして30分ほど過ごしました。雲が晴れる気配もないので下山開始です。<br /> <br />下り道は雪が融けて濡れており、また落ち葉が木の根を隠しているため登山道に平行する根を踏むと滑りやすく、慎重に下ります。そのため下りは70分ほどもかかってしまいました。<br /> <br />頂上で会った地元からの登山者の話では、今月上旬にはかなり積雪があったらしいのですが、先週の異常高温で融けたようです。おかげで雪道を歩かなくて済みました。雪のない登山は今年はこれで最後でしょうか。

マイナーな山 二ツ森山に登る

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2015/12/20 - 2015/12/20

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地酒大好きさん

今日は岐阜県の中津川市福岡町と加茂郡白川町の境にある二ツ森山(ふたつもりやま。1223m)に登ってきました。前回は2009年2月の厳冬期にも登っていますが、その時は登山道が凍結していて滑ったりして怖い目にあっています。今はまだ暖かいので雪もないと思って出かけました。

名古屋から国道41号線を下呂市に向かって走ります。途中の加茂郡白川町から県道70号線に入り、山の中の道を切越峠(きりこしとうげ)を目指します。白川町は昨年「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が発表した2040年人口推計結果で、20歳から39歳までの若年女性の減少率が2010年比で70.3%となり、「消滅可能性都市」とされた町ですが、山奥にも広がる集落は買い物も不便で生活の厳しさを感じさせる町です。町のどんづまりの中津川市に入る直前に切越峠があります。ここに二ツ森山の登山口と駐車場があります。すでに車が5台ほど停まっていました。前回は他には誰も登っていなかったので意外な気がしました。こんなマイナーな山にも登る人がいるのですね。車のナンバーは岐阜県と愛知県のものだけでした。

午前10時に出発。気温はここまで来る間0〜2度前後でした。空は真っ青で、ひょっとしたら御嶽山がきれいに見えるのでは・・・と期待させられます。雪が少しだけ見られる登山道をほぼ直線にひたすら登ります。白川町と中津川市との境界線に登山道は重なっていますが、白川町側はヒノキの植林、中津川市側は自然林で葉は落ちた後で、野鳥の食べ物になるものはなく、鳥はほとんどいませんでした。せいぜいエナガとルリビタキの声がいくつか聞こえただけです。途中にある第一展望台も第二展望台も周囲の木が伸びてほとんど展望は利きません。地図にあり、案内板にもある「天然記念物 だなのシャクナゲ群生地」にはシャクナゲは一本もありません。十数年前に出たガイドブックにも「ない」と書いてあることから、昔からどういうわけかなかったようです。ひょっとして全部盗掘された?のでしょうか。

85分で頂上に到着しましたが、あいにく曇っており、遠くの山には雲がかかってはっきり見えません。頂上休憩舎があり、懐かしくて中に入りました。だいぶ傷んできておりますが、ランチを摂るには十分です。窓からは御嶽山の白い姿が見えますが上部は雲で噴煙は見えません。残念です。気温は9度になっており無風で穏やかな山頂です。他の登山者と山の情報を交換したりして30分ほど過ごしました。雲が晴れる気配もないので下山開始です。

下り道は雪が融けて濡れており、また落ち葉が木の根を隠しているため登山道に平行する根を踏むと滑りやすく、慎重に下ります。そのため下りは70分ほどもかかってしまいました。

頂上で会った地元からの登山者の話では、今月上旬にはかなり積雪があったらしいのですが、先週の異常高温で融けたようです。おかげで雪道を歩かなくて済みました。雪のない登山は今年はこれで最後でしょうか。

旅行の満足度
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 切越峠(きりこしとうげ)から二ツ森山への登山ルートです。<br /><br />一番上(北)の切越峠から下(南)の二ツ森山までほぼ一直線の登山道です。

    切越峠(きりこしとうげ)から二ツ森山への登山ルートです。

    一番上(北)の切越峠から下(南)の二ツ森山までほぼ一直線の登山道です。

  • 岐阜県加茂郡白川町にある登山口ですが、ここからすぐ左へ10mも行くと中津川市です。

    岐阜県加茂郡白川町にある登山口ですが、ここからすぐ左へ10mも行くと中津川市です。

  • 登山口にある登山ルートや注意事項を書いた看板です。

    登山口にある登山ルートや注意事項を書いた看板です。

  • しばらくはこんな登山道が続きます。木の根がごつごつしていて、滑り止めになります。(滑る根もあり危険です)

    しばらくはこんな登山道が続きます。木の根がごつごつしていて、滑り止めになります。(滑る根もあり危険です)

  • 「第一展望台」に着きましたが、周囲は木が伸びて展望はほとんど利きません。

    「第一展望台」に着きましたが、周囲は木が伸びて展望はほとんど利きません。

  • 次は「第二展望台」が現れますが、ここも周囲の木が伸びて展望はまったく利きません。絶望台ですね(笑)。

    次は「第二展望台」が現れますが、ここも周囲の木が伸びて展望はまったく利きません。絶望台ですね(笑)。

  • さらに進むと「天然記念物 だなのシャクナゲ群生」に着きます。が、シャクナゲなどは一本も見当たりません。15年ほど前のガイドブックにも「ない」と書いてありますから、20年ぐらい以前にはあったかも知れません。どうしてなくなってしまったのでしょうか? 天然記念なら保護されているべきですが、反故にされたのでしょうか(下手な洒落)。<br /><br />推測するに、たぶん盗掘にあったのではないでしょうか。<br /><br />ところで「だな」とは何でしょうね。地名でしょうか、方言で別の意味があるのでしょうか。

    さらに進むと「天然記念物 だなのシャクナゲ群生」に着きます。が、シャクナゲなどは一本も見当たりません。15年ほど前のガイドブックにも「ない」と書いてありますから、20年ぐらい以前にはあったかも知れません。どうしてなくなってしまったのでしょうか? 天然記念なら保護されているべきですが、反故にされたのでしょうか(下手な洒落)。

    推測するに、たぶん盗掘にあったのではないでしょうか。

    ところで「だな」とは何でしょうね。地名でしょうか、方言で別の意味があるのでしょうか。

  • だんだん頂上に近づきますが、積雪はこのとおり少ないままです。

    だんだん頂上に近づきますが、積雪はこのとおり少ないままです。

  • 85分で頂上に到着。周囲の山々は見えますが、それらの山の頂上付近には雲がかかっていました。<br /><br />無風で、気温は9度あり、快適な山頂でした。

    85分で頂上に到着。周囲の山々は見えますが、それらの山の頂上付近には雲がかかっていました。

    無風で、気温は9度あり、快適な山頂でした。

  • 頂上にある休憩舎です。窓にはガラスがなく、吹きっさらしですが、今日は寒くありません。ここでランチです。<br /><br />ここで会った若い男性と山の情報交換をしました。彼は東北や九州の山にまで足を伸ばしているそうですが、飛行機や新幹線は運賃が高いので、車で、しかも高速道路の通行料金が高いので、一般道だけを走って行くという話を聞いて感心しました。

    頂上にある休憩舎です。窓にはガラスがなく、吹きっさらしですが、今日は寒くありません。ここでランチです。

    ここで会った若い男性と山の情報交換をしました。彼は東北や九州の山にまで足を伸ばしているそうですが、飛行機や新幹線は運賃が高いので、車で、しかも高速道路の通行料金が高いので、一般道だけを走って行くという話を聞いて感心しました。

  • 一番の目当ての御嶽山は頂上部が雲に隠れて噴煙は見えませんでした。中央遠方に見える白い山が御嶽山です。<br /><br />恵那山も頂上部は見えませんでした。中央アルプスや南アルプスも白い山が見えましたが、やはり頂上部は雲に隠れていました。

    一番の目当ての御嶽山は頂上部が雲に隠れて噴煙は見えませんでした。中央遠方に見える白い山が御嶽山です。

    恵那山も頂上部は見えませんでした。中央アルプスや南アルプスも白い山が見えましたが、やはり頂上部は雲に隠れていました。

  • 下りは落ち葉が積もって滑りやすく危険です。特に写真のような登山道に平行して伸びる根の上に乗ると必ず滑ります。今の時期は根の上に落ち葉がかぶさって根が見えないため、知らずに足をかけると滑って転倒します。

    下りは落ち葉が積もって滑りやすく危険です。特に写真のような登山道に平行して伸びる根の上に乗ると必ず滑ります。今の時期は根の上に落ち葉がかぶさって根が見えないため、知らずに足をかけると滑って転倒します。

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