海印寺の「八萬大蔵経」

2015/11/21 - 2015/11/22

1泊2日で慶州南道にある晋州〜山清〜海印寺を周ってきました。
1週間早いと紅葉も楽しめたようですが、なにせ雨女の私、今回も雨に降られた旅行となりました。

今回の旅の目的は｢海印寺｣へ行くことだったのですが、ソウルを出発する際に、本来向かう予定だった陜川(ハプチョン)行きのバスに乗れなかったところから、大幅に予定変更となりました。
でも結果的に行ったことのなかった晋州へも立ち寄ることが出来たのでちょっと得した気持ちになりましたね。

２日目....いよいよ「海印寺」を代表する【八萬大蔵経】のある場所へ！

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海印寺にやってきたので、まずは本殿にあたる「大寂光殿」で三拝をして、そこから「八萬大蔵経」に進むことにしました。

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

本殿の周囲にはご覧のような緻密に図柄が施された石畳となっていて、なんだか踏んで歩くのに気が引けます(^_^;)

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

本殿の裏手にある階段の先にこの門があり、こちらがその8万枚もの高麗大蔵経板が収蔵されているという「八萬大蔵経」になります。

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

収蔵されている場所は大きく2箇所となっていて一般観覧ルートから見ることが出来るのは、この「脩多羅蔵」のみ。
この後ろには同じ構造の「法宝」もありますが、その姿は観覧ルートからは見えないんですよね(^_^;)

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

以前まではこれらの中に入れたそうですが、ユネスコ世界遺産になってからは、その保全や保安のため外観のみの観覧となったそうです。
特別な装置もなく、ただ隙間を開けた窓だけで1200年以上も湿気からカビや腐敗を防いでいるのはすごい知恵ですよね。

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

この「脩多羅蔵」と「法宝」は高麗時代から現代までほぼ原型を変えずに保存されているそうで、過去にこの海印寺が何度か火事にあってもここだけは被害から免れているんだとか。

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

「八萬大蔵経」のエリアから出ると独聖閣があります。

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

独聖閣の近くには、非常に珍しい、対になった昆盧遮那仏を奉っているという「大毘盧殿」があります。
ここに灯籠を奉納すると永遠の愛が約束されるんだそうですよ！

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会

海印寺 (八萬大蔵経) 寺院・教会