2015/12/06 - 2015/12/06
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morisukeさん
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オッサンネコです。
今回はバンコクから南西に160kmほどに位置する地方都市ペッチャブリーに行って来ました。
ペッチャブリーは歴代の王様が避暑地として幾つもの宮殿を建てた由緒ある街であり、
タイで最も有名な鍾乳洞の一つであるカオ・ルアン洞窟寺院が見どころになってます。
タイで一番気候が穏やかになる12月の日曜日、カメラを片手にペッチャブリーの街を探索してきました。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バンコクの戦勝記念塔から出るミニバスに揺られる事2時間、
本日の目的地ペッチャブリーに到着です。
気になるお値段は片道100バーツ(350円)、やっぱミニバスは安いや。
ペッチャブリーは位置的にマレー半島の付け根、タイ南部の入り口の街とされ、
さらに南へ1時間ほど下るとビーチリゾートで有名なホアヒンがあります。
ペッチャブリーは短くして「ペッブリー」。これはダイヤモンドの街という意味です。
ミニバス乗り場はタイ国鉄のペッチャブリー駅のほどよく近く。
ここが街歩きの起点になります♪ -
まずはペッチャブリーの顔、プラ・ナコーン・キーリー歴史公園に行ってみましょう。
ミニバス乗り場からは歩いて20分ほど、ほど良いお散歩の時間でございます(゚∀゚)b
プラ・ナコーン・キーリー歴史公園は別名カオワン(宮殿の丘)と呼ばれており、
そのカオワンは写真奥の街を見下ろす小高い丘の上にあります。
ペッチャブリーには歴代の王様の宮殿がある事で有名な街でもあるのです。 -
12月5日は現プミポン国王の誕生日。
今年のテーマは「BIKE FOR DAD」。
タイの至る所でこのTシャツを着たチャリダーが街中を疾走していました。 -
プラ・ナコーン・キーリー(カオワン)の麓までやって来ました。
ここから標高100m程をよったら上って行きます。
さてこの先に料金所があるのですが、なんと150バーツ(500円強)に値上がりしとるがな…
実はタイにはタイ数字というのがあって、外国人価格を設定している料金所とかには
外国人には分からないようにさりげなくこのタイ数字で料金を分けているのです。
それだとタイ人は何と20バーツ… おいおい外国人料金を強気に設定しすぎだろ…
当然料金所でお前は150バーツだと言われますが、結局20バーツで押し通しました。
絶対に負けられない戦いがそこにはあるんです… (;´Д`) クゥー -
このカオワンは猿がめっちゃ多いです。
子ザルは可愛いなぁ、なんて思っていたら大間違い(゚Д゚;)
子ザルこそ好奇心旺盛で視線が合うだけで調子こいて飛びかかってきます。
あくまでも野生の畜生道、オッサンにとっては間違いなく「敵」でござる。 -
ウダウダな坂道を登る事15分、カオワンの頂上付近に到着。観光客だらけやな…
本当は東側にケーブルカーもあるんですが、山は自分の足で歩くもの、
山ヤとしてのプライドがタイに来てもまだ残っている様です。
残念ながらラーマ4世の宮殿(博物館)は改装中により立入り不可でした、あらら残念。 -
カオワンからの眺め。
丘の上は良い風が吹いています。暑い時期の居住地には確かにピッタリかも。 -
噛みそうな名前ですが、チャチャワン・ウィエンチャイの楼閣。
古くは王様が天体観測用に建てたドーム型の楼閣ですが、この最上部で火を灯して、
どこからでも位置が確認できる灯台の様な役割も果たしたそうです。 -
楼閣から見たプラ・ナコーン・キーリー宮殿。
宮殿はラーマ4世により1860年には完成していたらしく、非常に歴史のある建物になります。 -
プラ・ナコーン・キーリー宮殿。
これは宮殿と言ってもプラサート(仏像などを祀る祠)になり、居住区はまた別にあります。
漆喰造りの白壁が青い空と見事に調和しております。
ここは多くの観光客の撮影スポットになっていました。 -
宮殿の壁に彫られた彫刻も独特で見事です。
外壁、屋根などは何となく中国の伝統様式を汲んでる気がするのですが、気のせいかな… -
宮殿横の通路。曇っていたので晴れるまでここでプラプラしていました。
-
イチオシ
宮殿横の通路からもう一枚。タイらしくないちょっと不思議な造りだなぁ。
-
カオワンはとにかく猿が多くて、こんなお猿さん注意の看板が至る所にあります。
ちょっと訳してみましょう。
猿たちは時々人を攻撃してきます。だから気を付けてね。
荷物を奪ってきます。引っ掻いてきます。噛み付いてきます。
で… どうやって気を付ければいいのさ… -
で、荷物を奪われるとこうなります。
木の上で猿が観光客から強奪した缶ジュースをグビグビ飲んでますね(笑)
まぁ要するに食い物や飲み物を一切隠していけば全く襲われないわけです。
しかし小憎たらしい顔をしとりますなぁ。 -
寝とるがな… ま、いい天気だしね。
-
続きまして市内で一際目立つ仏塔のあるワット・マハタートに行ってみましょう。
先ほどのカオワンから南へてくてく15分、看板の案内もあるので道には迷いません。 -
ワット・マハタート・ウォラウィハーン。
真っ白な5基の仏塔が特徴的ですが、中央の一番高いものは50mを超すそうな。
トウモロコシ型の仏塔(プラーン)はクメール様式で、
元々ペッチャブリーがクメール帝国の統治下にあった事の名残となります。 -
ワット・マハタートの本堂。
多くの参拝客で賑わってますね〜。
タイの寺院は日本と違ってすごくオープンで誰でも入れる雰囲気を持っています。
どことなく仏様の表情も穏やかでユニークに見えますね。
また内部の装飾も質素で控えめな日本式の様相とは異なり、
絢爛な派手な仏画で壁が埋め尽くされているのもタイ寺院の特徴の一つです。 -
仏塔の周りの回廊から。
この仏像が何体も鎮座する光景もタイならではのもんですねェ。 -
本堂の破風。
ここも精緻な彫り物がしっかりされています。
よーく見ると… -
おおっ… 斬新だ ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!
なんか天上人がキノコのようにニョキニョキ生えてますがな。よくこんなの造りますなぁ。 -
続いてプラ・ラーム・ラーチャニウェート宮殿に行きます。
が、Google Mapを頼りに行くと、陸軍の基地の中を指してるじゃありませんか (゚ロ゚;)!?
これはどういう事…?
中に入るとすぐに守衛の軍人に呼び止められましたが、
宮殿が見たいと伝えると持ち物検査後に通してくれました。あー怖かった…
どうやら宮殿は陸軍の基地内にあるらしく、現在は陸軍が宮殿を管理している様です。 -
で、これがプラ・ラーム・ラーチャニウェート宮殿。
今度はラーマ5世が雨期を過ごすために造らせた宮殿になるんですが、
完成までは6年の歳月がかかり、結局ラーマ5世は完成を待たずして崩御されます。
入場は50バーツ。内部は撮影禁止でした。うーん残念。 -
宮殿内ですが、洋風でありながら南国気候に適した通風取りがよく考えられています。
また内部に曲線(クネクネした螺旋階段とか…)がわざとらしく強調されていますので、
タイの古典様式とアールヌーボー様式の混合建築様式である事が分かります。
中は当時の家具とかが色々置いてあるのですが、生活感がなく素っ気ない感じ。
正直見て回っている間に飽きてしまって、あまり面白いとは感じませんでした (´∞` ) -
宮殿を後にしてカオワンから今度は北へ3km、本日のハイライト、カオ・ルアン洞窟です。
流石に歩き疲れたのでバイタクのお世話になりました。
カオ・ルアン洞窟はタイで最も有名な洞窟寺院の一つでもあり、歴代の王様もこの洞窟で瞑想を捧げたという謂れがあります。 -
カオ・ルアン洞窟は小高い丘の上にあります。
こーんなお猿さんたちがウヨウヨしている階段を上がって、いざ洞窟に向かいます。 -
階段を登り切ると、今度はそこから30m程地下に降りていきます。
どんな洞窟世界が待っているんだろう… ちょっとドキドキ ヾ(´▽`*)ゝフヒョヒョヒョ♪ -
鍾乳石のアーチを潜ると洞窟寺院の真髄が見えてきます。
オオオオオ━━━w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w━━ッッッ こりゃすげぇ。
カルスト地形に良くある、天井が崩落した陥落ドリーネのパターンですね。
天上から差し込む陽光がとにかく神秘的です。ほほー。
真ん中に人が立っているので、どれだけスケールが大きいか分かってもらえるかと。 -
振り返ると色々な形をした鍾乳石が。
ライトアップされた鍾乳石が、まるで地底世界のモンスターの様に浮かび上がっています。
こりゃすごいや <(゚-゚=)(=゚-゚)ゞ -
洞窟内が少し霞んで見えますが、これは線香の煙によるものです。
この御香の匂いが充満しているのも、洞窟内の異様さを際立てております。
こう見ると安置されている仏像も小さく見えますが、実際は4m位ある巨大なものなのです。 -
洞窟内には多くの仏像が周りを取り囲んでいます。
その数100以上… とにかく多いんです。
ちょっとずつ表情も違うので、見て回るのも相応に楽しいです。 -
続いて涅槃仏。全長は10m程でしょうか。
洞窟の壁にちょうど収まるように静置されている姿を見ると、
スリランカにある世界遺産 ダンブッラの涅槃像を彷彿させます。
こちらも程よくライトアップされて、神聖な雰囲気を漂わせていますぞ。 -
洞窟の奥にも崩落地が何点かあります。
光が作る陰影に圧倒されますわい。 -
洞窟の奥にも大小幾つもの仏像があります。
-
イチオシ
カオ・ルアンを脱出する前にもう一枚パシャリ。
採光や撮る場所によって、こんなに青い世界も撮る事ができます。むふふ。
いつまでも眺めていたい気持ちを抑えて、洞窟を後にします (´∀`;)ヤレヤレ。 -
カオ・ルアンから市街地まで約3km、帰りは徒歩にててくてく移動します。
その途中で見つけた煌びやかな寺院、ワット・ブーンタウィー。
元々タイのお寺はド派手なんですが、この寺院はさらにその上を行くような気がします。
ガイドブックには載っていない、地元の人たちのためのローカルな寺院です。
うんうん、中々雰囲気の良いお寺じゃないか、なーんて思っていたら… -
ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!
えっっ!? 何このコンセプト!?
これはひょっとしてアッチ系のお寺かしら… と思いつつ気にしない事にしました。 -
ヒツジ・ナイス・スマイルゥ。癒やされるぅ。
-
線路を渡ると駅はもうすぐ。
カオワンが遠くに見えて、とてもいい風景です。
こういう景色を見ると、旅してて良かったなんておセンチな気持ちになります。
-
ペッチャブリー駅に着きました。
列車の到着を乗客がホームで待ってる様ですが、このルーズな風景が大好きです。
ホントに「世界の車窓から」に出てきそうな風景でちょっと感動… -
午後4時17分 列車が警笛を鳴らしながらゆっくりとペッチャブリー駅に入ってきました。
タイ国鉄南本線のペッチャブリー駅は100年以上前からある路線で、
古くはバンコクから発車する列車の終着駅でした。 -
イチオシ
この親子はバンコクへ向かう途中でしょうか。
日が暮れかけているとはいえ、まだまだ暑い列車の中。
少しでも風を取り入れるため、常に窓は全開にされています。 -
4時22分 発車ベルが鳴り響き、列車は1時間遅れで再びバンコクへと発車します。
ベンチに佇む男性は何を思うのでしょうか。
バンコクまではあと少し。南からの長い旅ももうすぐ終わります。
人々の色々な思いを乗せて、列車は再び黄昏の中に消えて行きます。
以上、「世界の車窓」風味でお送りしました (´∞` ) -
イチオシ
帰りのバスまで少し時間があったので、もう少し街中を探索しに行きます。
という事で着いた寺院がこちら、ワット・ヤイ・スワンナーラーム。
ペッブリーでも有数の古刹で、古くは17世紀のアユタヤ朝時代に建てられた寺院です。
歴史を感じさせるやや傾いた鐘楼、赤地に漆喰調の屋根を持つ社殿は見応え満載ッス。
敷地内に犬のフンがやたら多い事が難点ですが… -
お坊さまがお勤めをする風景。
うーん、絵になる絵になる(´∀`;) -
社殿に入る事も出来ちゃいます。
特に何があるわけでもないんですが、タイの古い寺院の趣を楽しむ事ができます。 -
ぼんやり日が落ちて行き、街の通りが夜の装いに変わっていきます。
夜の屋台の準備をしているのでしょうか、まだまだ喧騒は続いていきそうな予感です。 -
イチオシ
街中からカオワンが見えるポイントを探していたのですが、遂に見つけましたよ。
ヾ(´▽`*)ゝフヒョヒョヒョ♪ いやーベストアングルだ。
遠くに見えるカオワンが今も昔も変わらない風景だと思うと、少しジーンとくる夕暮れ時です。 -
さて川を渡ればミニバス乗り場はもうすぐ。
夕焼けの黄色に染まる風景を横目にペッチャブリーともお別れです。
ペッチャブリーは決して派手さはない街ではありますが、
カオ・ルアンや歴代の王様の宮殿など、見どころがいっぱいなのには驚きました。
小さくて素朴な街ですが、良い街歩きができて満足でございます (゚∀゚)b
それではまた。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 705さん 2016/01/28 16:56:05
- 度々失礼します(>_<)
- 何度もエラーメッセージが出て出来てないと思ったら、全て投稿されてしまいました。
お手数お掛けして申し訳ありませんが、お気づきになりましたら、こちらのコメントも含めて、余計な部分は削除願いますm(__)m
申し訳ありませんでした(>_<)
-
- 705さん 2016/01/28 16:21:58
- はじめまして!
- 来月、バンコクへ旅行の予定です。
記事を拝見させていただいて、お猿の鍾乳洞が気になりました!
凄く行ってみたいです!!
涅槃像などもペッチャブリーという街にあるのですか?
現地のツアーでなく、個人で行かれたようですが、バス?以外は、タクシーしかないでしょうか?
宜しければ教えていただけませんでしょうか!?(>_<)
- morisukeさん からの返信 2016/01/29 04:03:01
- RE: はじめまして!
- 705 さん
こんばんは&はじめまして。
2月のバンコク旅行、良いですね。気温は徐々に暑くなってくる時期ですが、好天に恵まれるかと思います ^^)
さてペッチャブリーまでの行き方ですが、バンコクからのツアーバスというものは見た事がないです。私の場合は写真にあるようにロットゥーと呼ばれるミニバスで行きましたが、ミニバス以外は鉄道という手があります。フアランポーン駅を8時過ぎに出る特急があったかと思うのですが、特急料金がかかるので少し割高です。
ロットゥーの場合、BTSの戦勝記念塔駅で降りてSUZUKIのショールームの角を曲がって下さい。そこに信頼の出来るロットゥーが集まっています。そこ以外はおススメできません。ペッチャブリー行きは市内行きと市外行きがあるので、必ず市内(City)だと告げてください。市外だととんでもないところで降ろされます(笑)
最後にペッチャブリー内での移動ですが、この田舎町はタクシーがありません。手っ取り早いのはバイタクですが、少し足元を見て来る輩が多いです。決して歩けない距離ではないので、行きだけバイタクを使って、帰りは歩きでも全然問題ないかと思います。
カオルアン洞窟は初めてならきっと圧倒されるかと思います。写真の涅槃仏なども全て同じ洞窟内にあります。良い旅をお祈りしています ^^)
Mori Neko
- 705さん からの返信 2016/01/29 12:35:37
- RE: RE: はじめまして!
- ご返信ありがとうございますm(__)m
morisuke様に、信頼のできるロットゥーの乗り場も教えていただいたので、友人とバスを検討してみたいと思います(^^)
洞窟が幻想的で、凄く行ってみたいです!!
何年か前に、一度バンコクへ行き、ワット巡りはしたのですが、この涅槃像は初めて見ましたので、実物がとても楽しみです!
詳しく、丁寧なご返信、感謝いたします。
ありがとうございましたm(__)m
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