野鳥撮影記録（2015年12月出水平野）

2015/12/08 - 2015/12/09

いつかは絶対に行ってみたいと思っていた出水平野のツル越冬地
１１月上旬からは１万羽を超える数になっていることが確認され８日９日は天候も晴れとのことで前日に行くことを決意
バタバタと準備開始
大当たりとまではいかなかったものの満足のいく２日間（現地滞在２２時間）を過ごしてきました
大型の鳥で数も多いとなれば普段はあまり撮影する機会もないことからカメラ機材も各種用意したかったのですが今回は一人で公共の交通機関を利用するので装備は最低限ででかけました
ツル以外の野鳥との出会いもありあっという間の楽しい気ままな一人旅となりました

表紙は出水のゆるきゃら『つるのしん』です。当地は武家屋敷とツルが売りですから分かりやすいですね

エリア 出水・伊佐(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円

出水の玄関口でもある出水駅
新幹線がほぼ一時間に一本停車しますが、私は今回鹿児島空港からのバスを利用してここまでたどり着きました
羽田からＡＮＡシニア割を利用、乗りたかった便に空席があり順調に出水までたどりつきました

ツル以外に武家屋敷で有名な出水市です
ここで大河ドラマ『篤姫』のロケも行われたそうです

乗れたら乗ろうと思っていたツル越冬地までの周遊バスがわずかの差で乗れずガックリ
でもこの１日４便しかない地元のふれあいバスに乗ることができ近くまで連れて行ってもらいました

到着後に観察センター展望所に登って見た光景
どうしても一度見てみたかった光景ですがこれでもここのツルの一部です
周辺の田んぼに相当数が展開しているようです

マナヅル（初見初撮り）のファミリーです
ツルは夫婦、家族は仲が良くいつも一緒に行動しています

ファミリーで飛ぶマナヅル

まるで２人羽織
とにかく仲がいいマナヅルのカップルです

こちらはナベヅルの羽ばたき

この周辺はカモの群れも多くてよく集団で飛行するのが見られます
これはオナガガモの群れ

ナベヅル
鳴きながら飛んでいきました

マナヅルのドアップ

上空にタゲリ

周辺の田んぼにツクシガモの群れ
関東ではめったに見られませんがここでは普通にいるようです

ツクシガモの背中が綺麗です

ツクシガモの五人囃子

ツクシガモの飛翔姿

親子でマナヅルが飛んでいきます

こちらはナベヅル

マナヅルの連隊飛行

夕日で空が赤く染まってきました

もうナベヅルかマナヅルかはっきりはしません

あちこちに散らばっていたツルたちが観察センターの近くに用意されたねぐらにもどってきます

夕日のツルたちを堪能して観察センターのすぐ横の民宿『新ツルミ見亭』へ戻って夕食
ここが今夜の宿です
部屋の窓からもツルのネグラが観察できます
出水のツルの功労者＝故又野末春氏のご息女が民宿の切り盛りをされているようです

これを待っていました
夜明け前からカメラをセットして待った甲斐がありました
一斉にツルたちが飛び出しました

息をのむほど素晴らしい光景です
このシーンが見られただけで鹿児島までやってきた価値があります
数日滞在しても夕日や朝日が見られない宿泊客もいるようです
天気予報を調べて出かけてきたとはいえ実にラッキーだったと思います

朝食後に民宿でご一緒したご夫婦の車で東干拓地のほうへ連れて行ってまらいました
海の近くでここもツルたちの餌場になっています

夜明け７時前後に係りの人がエサを農道にまくのが日課になっています

カナダヅルの４羽の集団発見！

東の干拓地の堤防をバックに飛ぶカナダヅル

ヘラサギです
小さくて顔が見えないのはクロツラヘラサギ
やはり関東ではなかなかお目にかかれません

クロツラヘラサギ
離れた１羽が顔を上げてくれていました

このヘラサギがいる水場にはツクシガモもいてそこにオグロシギも舞い降りてきました
この出水平野は本当にいろいろな野鳥に恵まれています
大満足で出水の探鳥を終えることとなりました
そうそう、クロヅルが５羽入っているとの情報でしたが見つけられずそれだけが心残りでした

帰りも出水からバスで鹿児島空港へ
８０分のバス旅でしたが、乗客は私一人・・・・
これじゃあ燃費も出ないとちょっと心配になるくらいです
飛行機は窓側座席を確保、おかげで駿河湾の向こうに富士が見えました

少しして伊豆大島
三原山の火口が眼下に見下ろせました
帰りはＪＡＬで、やはりシニア割を利用
夕方には自宅
あっという間の鹿児島行でしたが充実した時間が過ごせました