2015/12/07 - 2015/12/07
131位(同エリア228件中)
まさたびさん
あまりにも天気が良いので、急に思い立って以前からちょっと気になっていた竪破山(たつわれさん)へ行ってみました。
竪破山はマイナーな低山ですが、「茨城」の名が生まれた地でもあるようです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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竪破山駐車場には山頂までのルート標識があります。
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要所要所に標識があり、まず迷うことはなさそうです。
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こういった杉林の中を歩いてゆきます。
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歩き始めてすぐに出てくるのがこの後生車。
ポイントポイントでは、名前だけでなく簡単な説明も書かれているので、これを読んでゆくのも結構楽しいです。 -
ガイド等によるとこのルートは往復一時間半程度の簡単なルートとのことですが、意外と急な登りが続きます。
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不動石。
「盤上に不動明王の石像が祀られ、その足元をきれいな清水が流れ落ちています。この石像は明治になってから祀られたもので、石そのものはもともと黒前神社の祭神が浜降りの時、神輿の休み場所であったと言われています」 -
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烏帽子石。
「八幡太郎義家が竪破山の神霊に参拝した時、かぶっていた烏帽子に似ていたことから名がつきました」 -
手形石。
「石いっぱいに右手の5本の指の跡が深くえぐられているように見えます。八幡太郎源義家が石を押したときについた手形と言われています」 -
畳石。
「畳を積み重ねたように大きな石が4段に裂けるように割れています。八幡太郎義家が腰を下ろして休んだので、『腰かけ畳石』と呼ばれたことに由来しています」 -
所々にこういった水場もあります。
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畳石の上の方、少しだけ紅葉が残っていました。
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木を下から眺めるのが好きなんです。
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要所要所に休憩所もあります。
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あかめやき窯。
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弁天池。ここにもベンチがありました。
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明神鳥居と仁王門。
山頂へはこの鳥居を通ってショートカットもできますが、このルートのハイライトとも言える太刀割石を見るため、ショートカットはせずに進みます。 -
明神鳥居を過ぎると遠くに大岩が見えました。
計算していたわけではありませんが、陽の光が当たって輝いているように見えます。 -
太刀割石。断面が7m×6mあるとのこと。
「寛治元年(1087年)、八幡太郎源義家が、奥州征伐の折、戦勝祈願のために竪破山に立ち寄り、巨石の前で陣を引いて野宿していると、夢の中に「黒坂命」が現れ大太刀を差し出しました。目覚めた義家が自分の前におかれた大太刀を一振りすると、巨石が真っ二つに割れたと言われています。元禄3年(1690年)に隠居した水戸光圀翁が元禄6年(1693年)にこの山に登った折、「最も奇なり」と感銘し石の名をつけたと言われています。以前は「磐座(いわくら)」と言って、神の宿る石として信仰され、石の回りにしめ縄を張りめぐらし、みだりに石の上に登ることはできませんでした」 -
太刀割石を過ぎてすぐ、左側に真っ暗な杉林が現れました。
写真ではわかりにくいですが、突然不気味な杉林が出てきたので、一瞬ぞっとしました。 -
釈迦堂が見えてきました。
右側にあるのは甲石。 -
甲石。
石の裂け目から木が生えています。木が成長すると太刀割石のように真っ二つになるのでしょうか。
「元禄以前は「竪破和光石」と呼ばれ、薬師如来が隠されている石として信仰され、正面に石をくりぬいた祠があり、その中に薬師如来の12神将像が祀られています。水戸光圀翁が仏教色の強い「竪破和光石」を「甲石」に改名したと言われています」 -
船石。
「甲石の前にあり、土に半分埋まっているような舟型の石でその形が珍しいとされています」 -
山頂はもうすぐ。この急な階段を登ってゆきます。
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黒前神社本殿。
祭神である黒坂命が蝦夷を平定するため、「茨棘(うばら)」で穴を塞ぎ、敵を攻め滅ぼしたことにちなんで、「茨城」の地名が生まれたとのこと。 -
竪破山山頂。展望台があります。
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標高658m。
以前、日立市の最高峰は高鈴山(623m)だったのですが、十王町との合併により、こちらが日立市最高峰になったようです。 -
二等三角点もありました。
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展望台からは富士山も見えるようですが、この日は見られず。
那須の茶臼岳や太平洋は見えました。 -
山頂を降りて釈迦堂へ。
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モミの木が生えていました。
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仁王門。屋根に枯れ葉がどっさり乗っていました。
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太刀割石からは神楽石経由のルートをとることにします。
途中、なぜか杉が1本だけ根元から倒れていました。 -
軍配石。
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このルートも杉林の中を歩いてゆくコースです。
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神楽石。
「「竪破山絵図」では「まいまい石」と言われ、竪破山の神霊が浜降りの際、折橋の氏子にこの場所で神輿を渡し、一休みのためにお神楽を奏し神楽舞をしたとされ、石の名になりました」 -
折角なので、奈々久良の滝にも行ってみることにします。
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引き続き杉林の中を歩いてゆきます。
行ったことはないですが、熊野古道もこんな感じなのかなと思ったりしました。 -
奈々久良の滝。
ちょっと期待外れでした。 -
出発が遅かったので、駐車場に戻ったのは16:00近く。
2台停まっていた車はいなくなっていました。
駐車場近くではススキが夕日に染まっていました。
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