2015/11/03 - 2015/11/04
1279位(同エリア2816件中)
ミナトさん
ワイン好きがユーラシア大陸の西端あたりを巡ってきました。
ひとり旅、節約旅、言葉話せない旅ですが、とっても面白かったですよ(^^)b
アルバム代わりに旅行記を書きました。交通など参考になれば。。
全体の旅行期間:2015/10/26~11/10
今回は乗り物編。コルドバ⇒マドリッド⇒リスボンへの移動です。
最も苦労したのは「マドリッドでの時間つぶし」ですが。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
そう、今日はこれから大移動しちゃいます。
コルドバ⇒マドリッド⇒リスボン(ポルトガル)
全部列車で移動します。
陸路で国境越え。こいつぁロマンじゃないですか(>ω<)! -
コルドバ駅。
まずはスペインの新幹線AVEでマドリッドまで移動します。
コルドバ⇒マドリッド (プリファンテクラス)
【レイルヨーロッパ】で予約しました。
プリンタで印刷したチケットがそのまま乗車券になります。
コルドバ駅、コンパクトで分かりやすい構造です。
WiFiも入りました(おそらくカフェのだけれど)。
AVEのホームに行く手前にセキュリティチェックがあります。 -
2時間かからない移動なので、2等車。
でも充分過ぎるくらい快適!
座席にはコンセントが付いていて、充電し放題です。
……そのおかげでこの旅最大のピンチに陥りました。
うっかりウォークマンの充電器を差したまま席を外したら、ほんの1分くらいの間に知らない人に席を奪われていました。
「ここ私の席なんですけど……」
と(身振りで)示すと「あ、ごめんね」みたいな感じで移動してくれました。
よかったよかった、と安堵して席に着くと、あれ?
……じっ、充電器が無い!?
充電器とコード、それから海外コンセント用のアレが忽然と消えているではないか! -
唖然とする私へ、隣の席の兄ちゃんが焦燥交じりの英語で
「ごめん、君は降りると思ったんだ。忘れものだと思って乗務員にコードを渡しちゃったよ!」
「えっ……あっ、分かった!返してもらってくる!」
「ごめんね!ブロンドの女性乗務員だよ!」
それから半ばパニック状態に陥りながらも、ウォークマンの翻訳アプリを駆使し、何とか充電器を奪還しました。
探し物は……バー車両にある忘れ物ボックスに入れられていました。
あぁぁぁ、よかったぁ!
突然乗り込んできたスペイン語通じない異邦人を助けてくれた1等車の乗務員さん、ありがとうございました!
そんな時間。
窓の外を流れていたのは、広い広いラ・マンチャの大地。 -
自分の不注意だったので、極々反省です。
そんなこんなで、あっという間にマドリッドに到着しました。
【アトーチャ駅】です。
この駅は南スペイン方面の長距離列車が発着する【プエルタ・デ・アトーチャ駅】と、renfe近郊線の【アトーチャ・セルカニアス駅】がくっついています。
ゆえにデカいです。 -
人の流れに乗って進んでいくと、セルカニアスの改札が見えました。
寝台列車は【チャマルティン駅】から出るため、セルカニアス(もしくはメトロ)で移動する必要があります。
よし、ココに来れば乗れるのね。
でも今はコインロッカーを探しておるのだ(・・; -
寝台列車の時間まで、あと6時間もあるのです。
その間、スーツケースを引きっぱなしと言うワケには行きません。
アトーチャ駅にコインロッカーがあるらしいので、預けて身軽になるつもりなんですが……
目印の植物園が見当たらない!
ウロウロしているうちに駅舎の外に出てしまいました。
あ、もしかしてあっち(右)の建物なの? -
あっ、植物園あった!
植物園の奥にコインロッカー部屋を発見。よかったー。
入るとすぐにセキュリティチェックがありました。
かなり部屋の中には、ロッカーがズラリ。大きさも3つか4つありました。
一番小さなロッカー 3.1ユーロ
システムが日本とかなり違います。
カードキー発行機?のイラストを見ながら、何とかクリア。 -
さて身軽になりました。
これから6時間かぁ……とほほ。一人で潰すには長すぎる待ち時間。
とりあえず移動しましょうか。
先ほど乗ったAVEのチケットにはコンビナード・セルカニアスと言う特別きっぷが付いています。
これは【AVEの駅へorAVEの駅から移動するためのチケット】。
一定の時間・区間のセルカニアスに無料で乗車できちゃうのです。
これを使ってアトーチャ駅⇒レコレトス駅へ。 -
レコレトス駅から西へ10分ほど歩き、着いたのがコチラ!
-
傘屋さん、ではなく(^^;
【サン・アントン市場】です。
?地元御用達のグルメ市場?とガイドブックで紹介されていました。
ひとまず覗いてみましょうか。 -
何だか楽しげなボード。
入っているお店の名前かなー。
ココは1階:スーパー、2階:市場、3階:フードコート、4階:レストランになっているそうです。 -
まず1階から。ここはホントに普通のスーパーでした(^^;
しかもエル・コルテ・イングレス系列のもよう。
ナッツ売り場にあった?オリエンタル?はどう見ても?おかきバラエティパック? -
2階の市場へ。
色んな食材の専門店が並んでいます。コチラはスパイス屋さん。 -
チーズ屋さん。
ちらほらお客さんがいますが、時間帯もあってか人口密度はかなり低め。
……ちょっと淋しいなぁ。 -
3階はサン・ミゲル市場の縮小版みたいな感じでした。
やっぱり人は少ない。。そして微妙に寒い。
4階のレストランの雰囲気が良かったので、そちらでお茶休憩にしました。
全面ガラス張りで開放的♪ちょうど夕焼け空が見えました。
カフェ・コン・レチェ 2.0ユーロ
そう言えばスペインで初めて頼んだなぁ、カフェラテ。
目の前でミルクを注いでくれるんですね(^^ -
元気になった所で行動再開!
と、その前に1階のスーパーで非常食を購入。
ドライフルーツミックス 1.4ユーロ
これと持っていたアーモンドを混ぜて自家製トレイルミックスに。
今日は体力勝負だと悟りました。
来た道を戻り、レコレトス通りへ。 -
トレイルミックスを食べつつ、テクテク南下します。
-
シベーレス宮殿。
夕日がちょうど当たって薄ピンクに。カワイイぞ♪ -
お向かいのスペイン銀行。
-
更に進んでプラド通りへ。
-
この辺は一度通っています。
そう、プラド美術館のエリア。
18時からプラド美術館が無料開放タイムになるんですよ!
見逃した展示も見られるし、かなりグッドな時間調整じゃありませんか(^▽^) -
18時前にプラド美術館へ到着。
既に長蛇の列ができていました。
ありゃー。
でもちょうど良かった。美術館のすぐ近くに気になる教会があったんだ。
それが↑の写真です。美術館を見下ろす位置に建っています。 -
じっくり20分ほど見学し、外に出たら列もほとんどはけていました。
窓口でチケットをもらうだけだからドンドコ進むんですねー。
フリー入場でもセキュリティチェックがありました。
それから、フリーのチケットでは一部入れない展示室があります。
見たい方は要注意。
館内はもう、めちゃくちゃ賑わっていました。
ほどほど鑑賞し、外に出たら、あら真っ暗。 -
ついに暗くなったか……ここからが本番だ。
プラド通りを通ってアトーチャ駅へ戻ります。
時間帯的に警戒度マックス。
幸いにも周りを歩いているのは至って普通の人々でした。
犬の散歩のお姉さんやジョギングカップルもいます。 -
アトーチャ駅が見えてきました。
この辺りは人通りも車通りも多く、かなり明るいです。 -
観光客を悟られてはイカン!
と産業スパイのように激撮した夜のアトーチャ駅。 -
コインロッカーで荷物を取り、セルカニアスでチャマルティン駅まで移動しました。
アトーチャ駅⇒チャマルティン駅 1.7ユーロ
さて寝台特急の時間にはまだ2時間近くあるんですが……
ふふ、ここまで来れば勝ったも同然!
寝台特急ルシタニアは特等、1等、2等……と分かれるクラス制。
うち特等・一等の乗客は、発車の2時間前からラウンジが使えるのです。
むろん一等を予約しましたよ!
(ちなみに特等と一等の差は部屋にシャワー&トイレがあるか否かです)
あー、あったかーい! -
ラウンジではドリンク(ビールあり)、お菓子がフリー。
カフェラテと、自家製トレイルミックスでほっと一息。
ラウンジ内はソファがたくさんあり、まったりできます。
WiFi、コンセントも使用可。トイレもキレイです。
あぁ、辿りつけてホントによかったぁ……
途中ちょっと途方に暮れかけたけれど、これで無事にスペイン出国できそうです。 -
さて、時間と相成りました。
ホームに行くと、列車がお出迎え。
スペイン国鉄とポルトガル国鉄の両方のマークがあります。
列車に乗る前に、乗務員さんにチケットをピッとやってもらいます。 -
部屋番号の見方がイマイチ分からず、教えてもらって部屋に辿りつきました。
(部屋番号だと思っていた数字はベッドの番号でした) -
「上のベッドは使う?」
と聞かれ、首を振るとパタンと収納してくれました。
見通しが一気に良くなりました。なかなか広々してるぞ♪ -
あっ、洗面台ある!これは嬉しい。
スーツケースを開くと足の踏み場が無くなるけれど、広さは充分。
初・寝台特急。かなり快適に過ごせそうです。
発車時刻になり、列車が動き始めました。
ぬぅ、ベッドに腰掛けたら逆方向か!
進行方向には反発されたけれど、まぁ良いさ。
「早く寝ておきなさい」
というお告げでしょう。
明日からポルトガル。
スペインのガイドブックをスーツケースの奥にしまい、おやすみなさい。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Pメテオラさん 2017/10/07 18:10:45
- 貴重な体験
- いまやヨーロッパ先進国でも寝台列車は風前のともしび。貴重な体験をご披露ありがとうございました。リスボンまで9時間くらいでしたっけ?旅情あふれる、なんて旅行誌やTVは薦めても、現実には時間に追われて、ゆっくりした夜行列車なんか実際は乗らないので、貴重です。
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