2014/06/05 - 2014/06/09
213位(同エリア1010件中)
Qかまさん
2014年カンボジア紀行
~まったりトホホなプノンペン篇
■行程■
6/5:福岡→韓国・インチョン
6/5:インチョン→カンボジア・プノンペン
6/6:プノンペン→シェムリアップ
6/7:シェムリアップ→プノンペン
6/8:プノンペン→インチョン
6/9:インチョン→福岡
○今回はプノンペンから帰国までの旅行記です♪
【南の翼~South Wings】 http://www.southwings.info/
管理人「Qかま」のドタバタ顛末記です~
どうぞお気楽にお読みくださいませ(^^)v
基本的に、セレブ旅・リゾート旅とはまるで無縁のポンコツ旅行記です。
まぁ、読者の皆様のご期待には添えないと思いますので、ヒマでヒマでやるコトのない時に読まれるコトをお勧めします♪
それでも「読む」という奇特なお方はどうぞいらっしゃいませヾ(^^;
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 航空会社
- エア・カンボジア アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アンコールワットの前で待っていたゴリさんと合流(^^)/お待たせ〜
オイラが「このまま空港へ向かってくれ」と伝えると、ゴリさんは"え?"といった表情で、「アンコールトムへは行かないのか?」と聞いてきた(苦笑)
空を指差して「雨が降りそうだから・・・」と答えると、少し頷いて「OK!」とだけ応え、ブレない無口な彼は、相変わらず黙々と走り始めました。
アンコールワットからシェムリアップ空港までは、舗装された1本道を西へ走り続けるだけ(^-^)
しかし・・・心なしか身体に当たる風の湿度が極端に高い気がします(汗) -
道路の両側には小規模な集落が点在しており、トゥクトゥクでのんびり走っていると、道路の真ん中に犬が寝ていたり、ニワトリの集団が飛び出して来たり、何故か婆さんが棒を持って何やら叫んで追いかけてきたり、様々な障害物に出くわすことができ、たとえ単調な1本道であっても、オイラを飽きさせてくはくれません(爆)
『クヴィアン小学校・共生中学校』
日本の支援で建てられたとおぼしき学校の門を発見(・ω・*
よく見ると"埼玉・浦和学院高校支援"と書かれております。。。
オイラはこの時「お金でカンボジア人の心を買うコトはできない」という、今朝ホテルで話したウェイトレスの言葉を思い出しておりました( ̄- ̄*
将来この学校の卒業生が日本とカンボジアとの架け橋になってくれるコトを祈りつつ、棒を持って道路に仁王立ちの婆さんが後方に遠ざかるのを、オイラはひたすら見つめておりました(汗) -
アンコールワットからわずか10分ほどで空港に到着♪
空港入口のゲートの前で降ろしてもらい、ゴリさんにお礼を言って記念撮影。
ちなみに、早朝を含めて今日1日のトゥクトゥクのチャーター料が30ドルでした(笑)
ダメ元でアンコールトムへ行かなかった分の減額を試みますが、「最初の約束だから」という理由で却下(^^;
変更はオイラの気まぐれなので、まぁ仕方ありませんね(苦笑)
世界的観光地だけあって、カンボジアにしては結構な高額。。。
はたして大門オヤジとポッポとゴリさんの3人で、この30ドルがどのように分配されるのか少々気になるトコロではありますが・・・下衆な勘ぐりはやめときましょう(^_^;ゞ -
オイラはおもむろにリュックを担いて歩いて空港へ。
それにしても、湿度が高く汗が乾いてくれないので、全身オーバーヒート状態(´Д`;;;
空港ゲートの係員がヨレヨレのオイラをジロジロと執拗に睨んできて、今にも職質を掛けられそうな気配を漂わせていましたが・・・
この小汚い風貌の日本人が、ただの貧乏トラベラーだと正しく認識してくれたらしく、無事に空港の敷地内へ侵入できたのでした(泣)
いやぁ〜それにしても、実に立派で美しい空港ターミナルではありませんか(^^)v -
早速ターミナルの中に入ると、冷房の噴出し口近くのベンチに腰掛けて急速冷却(涼〜)
ああ〜生き返るわぁ〜(´o`;A
オイラは冷房を発明してくれた偉人に感謝をしつつ、ターミナルの内部を観察してみることに。。。
近代的で整然としたチェックインカウンターには、大勢の外国人が列を作っております・・・
中には日本人団体客の姿もあり、どうやらこれからベトナム経由で帰国するようでした(苦笑)
日本からの直行便が無いカンボジアですが、日本人観光客やビジネス客は確実に増えているのですから、日系航空会社も是非定期便の就航を検討してみては?(^^)b -
さて、オイラはこれからプノンペン行きの国内線を利用するのですが、どうやらここは国際線ターミナルで、国内線は少し離れた別のターミナルになるようです。。。
オーバーヒート気味の身体の冷却も終わり、ようやくベンチから立ち上がる決心がついたオイラの目に飛び込んできたのは、時折激しく光る雷光と地面を叩きつけるような猛烈なスコールの光景がっ!
( ̄□ ̄;ありゃ
いやぁ〜遺跡観光を途中で切り上げて正解でした(汗)
予定通りアンコールトムに行っていたら、今頃屋根もない遺跡でこの雨に打たれて、ボロ雑巾のようにグチャグチャになって空港に向かう羽目になるところでした(苦笑)
・・・とはいえ、この雨が止むまで国内線ターミナルへも行くことが出来なくなったオイラσ(^^;
仕方ないので、ここで昼食をとることにしましょ♪
なにしろ予定を切り上げたおかげで、時間ならたっぷりとありますからねぇ(´Д`; -
・・・と言うわけで、カフェでベーコンサンドを頂くコトにしました〜
「いただきま〜す!(^0^)/」
味は至って普通で可もなく不可もなく・・・
まぁ〜ここまで何の変哲も無いサンドイッチは、むしろカンボジアでは珍しいかも(笑)
ただし、ここは外国人相手の殿様商売、たったこのサンドイッチ2片で6.5ドルという恐ろしい価格設定、しかもこれ以外に選べる商品は甘い菓子類のみ(汗)
オイラは、自公民維が相乗りで推薦する立候補者に投票するが如く、選択肢の無い悲壮感に似た心境で、唯一の昼食になり得るサンドイッチを頂戴したのでした(^^; -
お腹もそこそこ満足したところで、外の様子をうかがってみると・・・
おおっ!さっきの土砂降りが嘘のように、空が明るさを取り戻しているではありませんか♪
しかし上空にはまだ黒い雲が連なっており、またいつスコールが来てもおかしくない状況(^^;
オイラは足早に、雨あがりの蒸せるような匂いが猛烈に立ちこめている空港前の歩道を国内線ターミナルへと歩きだしたのでした(笑)
ところで、空港前に停まっていたタクシーなんですけど(^_^;
どういうワケか、カンボジアではブレーキキャリパーを蛍光色に塗るのが流行っている様子でして(笑)
まぁ百歩譲って前輪のディスクブレーキはまだ許せるとして、後輪のドラムブレーキまで派手に塗っちゃうってのはどうしたモンでしょうねぇ(´Д`* -
国際線と国内線は隣接しているのですが、実は歩くと結構離れており/_~_)/
この蒸し暑い中で荷物を抱えて歩いていると、結構しんどいのであります。。。
しかも鬱陶しいコトに、客待ちのタクシーの運ちゃんは、オイラを見かけると「アンコールワット?」「オールドマーケット?」と、商魂たくましく客引きに余念が無い(苦笑)
オイラが「ドメスティック・ターミナル!」と答えると、運ちゃんたちは皆、親切に「あっちだよ!」と指差して教えてくれるので、しつこい客引きもなんだか憎めないワケで(^_^;ゞ
・・・そんなこんなで、やっとこさ国内線ターミナルに着いたオイラ(^^;
額にはわずか数分歩いただけで、すでにジワリと汗が滲んでおりました(苦笑) -
国内線ターミナルの中に入ると、国際線とは比較にならないほど閑古鳥が鳴いており、シーンとした屋内では、客と係員のヒソヒソとした会話だけが響いておりました(^^;
入口のカウンターには警備員が常駐しているのですが、これがまた"高木ブーさん"なみの安らかな寝顔でお休みになられておりました(汗)
これでは貧乏トラベラーはおろか、犬猫やテロリストも出入り自由であります(-"-;
カンボジアが平穏になった証拠ですねぇ・・・って、コレでいいのか???
さて、オイラも警備員の前をソロリとすり抜けて・・・(自爆)
チャックインカウンターの前で"ワイのポーズ"をした2人のカンボジア美女(ただし極薄)に迎えられながら、意気揚々とチェックインへと臨んだのでありました♪ -
実はオイラ、シェムリアップからプノンペンまでの帰りの航空券だけは事前に購入しておりまして・・・
と言うのも、行きはノープランでどうにかなると楽観していたのですが、帰りの手段までノープランだと本気で帰れなくなる危険性もあり、最悪の場合、帰国便に間に合わなくなる可能性も考慮したのでした(^^;
・・・今、コレ読んで「自由気ままな旅を気取っているワリに臆病だな」って笑ったアナタ;-_-)σ
ああそうさ、オイラはチキンさっ(汗)
でもね、オイラはキホン「臆病者でないと一人きりで海外旅行する資格は無い」と思っているんですよ。
海外一人旅で最も必要なのは"最低限の用意"と"撤退する勇気"を持ち合わせるコト( ̄_ ̄*
例え治安が良いと言われている国でも、日本では考えられないようなコト、時には命にも関わるコトも、あっさりと起きてしまうモノなのですから・・・(汗)
・・・と、まぁそんな話はさておき。
日本からカンボジア・アンコール航空のサイトで手に入れた航空券であります♪
とりあえず、ちゃんと間違いなく席が取れていたコトに一安心(^_^*
ちなみにシェムリアップ→プノンペンの航空運賃は約7,000円でありました♪ -
セキュリティチェックを通過して待合室に入ると、意外と大勢の客がいて少し面喰らいました(笑)
考えてもみればカンボジアの大動脈、日本で言えば東京-大阪なみの重要路線、バスで7時間もかけて揺られているヒマなんて無いビジネスマンだっているコトでしょう(^^;
オイラも忙しそうにPCを叩いているビジネスマンの隣の席に座り、搭乗まで窓の外を眺めておりました。。。
あれれ・・・また雨が降ってきた( ̄□ ̄;
雨は見る見るウチに激しさを増し、あっと言う間にスコール状態(´Д`;あ〜あ〜
荷物を積み込むグランドさんも、たまらず翼の下に退避しておりました・・・
空からは雷も鳴り響いております(怖) -
あまりの雨足に、しばらくパイロットも待合室で足止めを食っておりましたが・・・(苦笑)
少し雨の勢いが衰えたトコロで、すかさず搭乗案内のアナウンスが行われ、目前に停まっている飛行機に搭乗するにも関わらず、乗客はひとまずバスへの案内されたのでした。
その後、雨の中をわずか30mほどバスが進み、乗降扉が開いたその先にカンボジア・アンコール航空のATR72-500の搭乗ハッチが口を開けて待っておりました(^^)v
・・・とは言え、何かおかしくね?(-_-;
この機体のカラー、どっかで見たような・・・そうだ!ベトナム航空の旧塗装だ!
帰国後にウィキペディアで調べたトコロ、このカンボジア・アンコール航空はカンボジア政府とベトナム航空の共同出資らしく、実質ベトナム航空が運行を行っているような状況らしいです。
・・・つまり、このATR72はベトナム航空のお下がりと言うコトですなぁ(汗) -
なにはともあれ、オイラはこのATR72初搭乗なのであります(^o^)v
何しろ日本では飛んでいないレアな機材ですから、なかなか貴重な体験♪
この時、初めて乗る機材のワクワク感に浸っていたオイラは、たとえテーブルが壊れていても、たとえ照明カバーが割れていても、全〜く気にならないのでありました(´Д`;ゞ
うーん何でしょう?
このハンパ無い緊張感。
とにかく、無事にプノンペンまで飛んでおくれ〜(号泣) -
何とも落ち着かない気分を紛らわすように、オイラは座席ポケットの装備品をゴソゴソと取り出して、観察してみるコトに・・・ヾ(´Д`*
「安全のしおり」は、何の迷いもなく「ベトナム航空」のモノが差し込まれておりました(苦笑)
ただし、ちょっと気になるのが・・・
航空券を予約するときも発券するときも何の説明も無く、カンボジア・アンコール航空のサイトはおろか航空券にすら、一言もベトナム航空の機材で運行する旨の説明が無いのである(-_-;
おまけに機材には、ご丁寧にベトナム籍を意味するVNのレジ番が付けられており、カンボジア・アンコール航空の機材でないコトは明白なのです。
・・・とは言え、ココは大らかさがウリのカンボジア王国、日本の隣国の数多くの捏造歴史に比べればまだ可愛いモノ(笑)
まぁ〜あまり物事を四角四面に考えない方が良さそうです〜
カンボジア・アンコール航空とベトナム航空の関係性を考えたら、こういうコトが起こるくらい予測して空気読めって話ですかい?(^^;ゞ -
ドアクローズして、いよいよ覚悟を決めたオイラ( ̄□ ̄;
ところどころ機内装備品が壊れているとはいえ、世界中のエアラインで採用されているこのATR72は、非常に信頼性の高い安全な飛行機。。。
まぁ"堕ちても死ぬことはないだろう"と、ワケのわからない論理で自分を納得させて、機体が動き出すのをジッと待っていたのであります・・・が。
・・・全っ然、動かない・・・(-"-;
あの〜ドアクローズしてから、かれこれ15分以上エプロンに留まっているんですが?(汗)
しばらくして、さすがに乗客もざわつき始めた頃、ようやく機長からアナウンスが・・・
「只今待機中です・・・ブチッ!(マイクを切る音)」
へぇ〜そうなんだ、待機中かぁ・・・って、あ、の、なぁ〜ヽ(`Д´)ノ
んなこたぁ〜分かっているんだよ!理由を言えっ!理由を!!!
これほど質問の主旨を掴み損ねた回答を平然とやってのけるのは、日本では朝日新聞くらいなモノ(怒)
ただし・・・朝日の場合は確信犯なので余計にタチが悪い・・・
憮然としたオイラの目の前に、本来のカンボジア・アンコール航空の機体が停まりました。
オイラの目論見では、あの機材に乗るハズだったのですけどねぇ(´Д`; -
雨が弱まって空が明るくなりはじめた頃、ようやく飛行機は動きだしました・・・
結局、飛行機に搭乗してから30分ほど待たされたのですが、要するに単なる天候待ちだったようです(・・・だと思ったよ(-_-*)
オイラを乗せたATR72は、雨のシェムリアップ空港の滑走路を延々と端までタキシングし、やがてR/W23から水しぶきを上げながら豪快にテイクオフ♪
しばらく気流が悪くて大きな揺れが続いて生きた心地がしなかったものの、トンレサップ湖が眼下に見えた頃にはベルトサインも消え、安定飛行へ移行したのでした(^^)
さらばシェムリアップ!
さらばアンコールワット!〜(^^)/~ -
しばらく巨大なトンレサップ湖を右の眼下に眺めながら飛行を続けたあと、機体は南へと進路を変え、わずか15分ほどの水平飛行でもうディセントを開始しました。
あのぉ・・・待機時間の方が遥かに長かったんですけど(^^;
シェムリアップからプノンペンまでのフライトスケジュールはわずか40分。
丁度、福岡〜鹿児島くらいの距離ですねぇ〜
夕陽が湿地帯に反射して美しい風景を演出しておりました(^^)v
やがて、グングンと高度を下げた飛行機がメコン川やトンレサップ川を渡ったら、いよいよプノンペン空港へのファイナルアプローチであります・・・
さぁ〜このまま最後までナニゴトも無く着陸しておくれ(汗) -
ヘタレなオイラの心配をよそに、あっさりとプノンペン空港に着陸/*_~_)/
飛行機を降りてエプロンへ出たオイラは、2日ぶりにプノンペンの風に吹かれていたのでした♪
それにしても・・・
昨日はバスで7時間以上かけて移動したというのに、飛行機ならサクッと40分で着いちゃうとは(失笑)
この圧倒的な速度差をまざまざと見せつけられ、エプロンで機体を撮っているオイラの心には、もはや畏敬の念すら湧き上がってくるのでありました( ̄- ̄*
・・・つーか、いろいろけなしてゴメンね(和解の瞬間) -
飛行機を降りた乗客は、エプロンを歩いて国内線ターミナルの到着口へ向かいます♪
とは言え、ターミナルに入ったからといって仕切りなどがあるワケではなく、今にもワニが出てきそうな池の上に造られた渡り廊下のような通路の先にバゲッジクレームがあるだけ(^^;
良く言うと開放的でトロピカルなターミナルo(^o^)o
悪く言うと風まかせのクソ暑いターミナル(´Д`;A
・・・って言うか、飛行機を降りてからこの暑い中を延々と歩かされているのだから、せめて冷房の効いたターミナルに入れ欲しいっス(爆汗) -
さて、先日初めてカンボジアに着いた時は、真夜中だったので空港ターミナルの全容は見えなかったのですが、こうして見るとかなり立派なターミナルであるコトがわかります( ̄□ ̄*ほほう〜
しかし、空港のエントランスは相変わらずカオスな状況でして・・・
オイラがいかにも"旅行者ですオーラ"を振り撒きながら、荷物を抱えてターミナルから出てくると、間髪入れずに「タクシー?タクシー?」「トゥクトゥク?トゥクトゥク?」「バイク?バイク?」と、お約束でドライバーが群がってくる(汗)
さながら、出待ちされているジャニーズの気分ではあるが、ジャニーズと決定的に違うのは、待っているのが男ばかりだというコトと、こっちが金を払う側だというコトと、オイラの容姿がブサイクだというコトである(´д`;
・・・ほっといてくれ!(怒) -
あれ?(・ω・;
オイラは空港ターミナルの一角に、何やら見慣れたオレンジ色のテナントを見つけました。。。
こ、これはっ・・・(苦笑)
もはや日本の国民食、牛丼一筋の"吉野家"ではないですかぁ*^o^)σ
いやぁ〜日本からプノンペンへの直行便も存在しないというのに、どうしてまたこんなトコロに出店しようと思われたのでしょう?
思わぬトコロで馴染み深い吉野家に遭遇し、オイラは少しだけ「カンボジアに住んでも生きていけそうだ」という、ありがた迷惑な安堵感を得たのでした(汗) -
さて、只今の時刻は午後6時前〜
とりあえず市内まで出て、ホテルへ向かうコトに(^^)b
オイラは平静を装いながら、先ほどの出待ち集団に近づき、さっきの喧騒の中で最も控えめだったトゥクトゥクオヤジを捕まえて「プノンペン・ホテルまで、いくら?」と耳打ちしました・・・
すると「9ドルだ」と、あからさまに吹っ掛けてきたので、オイラが大魔神のような超不機嫌顔に変化すると「OK、OK(汗)・・・8ドルだよ」といきなりのプライスダウン(笑)
オイラが「それはタクシープライスだよ」と言うと、オヤジは「いやいや〜タクシーは10ドルだよ、こっちは2ドル安いよぉ」と反撃してきた(-"-;
市内までの相場が7ドルだと知っているオイラは、もう交渉の余地は無いと判断し「グッバイ!」と言って、他のドライバーを探すことに・・・
すると、焦ったトゥクトゥクオヤジは突然「ちょっと待った!分かった!7ドルだ!7ドルなら文句無いだろ?」と、ようやく適正価格を提示してくれました(´Д`;
最初からそう言えばいいのに・・・ヤレヤレ(汗)
トゥクトゥクに乗り込もうとすると、オヤジが「はい、どうぞ」と言って7ドルと印刷された領収書を差し出してきた(-_-*
ね、ハナっから"7ドルの領収書"を持っているあたりが余計に腹立つでしょ?(苦笑) -
颯爽と走り出したトゥクトゥクでしたが、空港を出て市街地向けの幹線道路に入った途端、いきなりの大渋滞にハマってしまいました(´Д`;ありゃ
あっという間に周囲は車とバイクに取り囲まれ、にっちもさっちも行かない状況に・・・
暑い、臭い、息苦しい。。。
走行中のトゥクトゥクは風が吹き込んですこぶる気持ちいいのですが、夕方になっても蒸し暑いカンボジア、渋滞中のトゥクトゥクはハッキリ言って最低最悪(爆汗)
風が無くて暑いし、排気ガスは臭いし、人の熱気で息苦しいし。。。
とりわけこの排気ガスの臭さは、室井佑月のコメントに匹敵する不愉快さであります(x_x;
嗚呼、なんだか・・・だんだん気分が悪くなってきた(涙) -
「おいおいおい!当たるって!おいっ!ヾ(>_<*」
思わずオイラが叫んでしまうほど、強引な割り込みや車線変更(・・・と言っても、そもそも彼らには車線なんて概念はない)や直前横断のオンパレード(爆汗)
ほんの少しでも隙間があれば、彼らは車の間だろうが対向車線だろうが歩道だろうが、容赦なく"我先に"と突っ込んでいくのであります(>_<*
そして彼らの車両感覚は、大型二種免持ちのオイラが舌を巻くほどに素晴らしく「よくもまぁこれだけ皆が好き勝手に運転して接触事故が起きないもんだ」と、ほとほと感心するほど(苦笑)
特に、バイクより横幅の広い客席を後ろに牽引しているトゥクトゥクは、車両感覚を掴むのは至難の業だと思うのですが、彼らはまるで後頭部にも目が付いているかの如く、車と車の間をすり抜けて行くのでありました(^^;ゞ -
首都プノンペンの市街地へ向かう幹線道路であるというのに、信号機が設置されている交差点はまだ少なく、信号の無い交差点は行ったモン勝ちの弱肉強食の無法状態となっており、こんなトコロで決してバスは運転したくないと改めて思ったオイラ(笑)
それにしても、カンボジアでのトヨタ車の人気は凄まじく・・・
タクシーから自家用車まで、とにかくトヨタ、トヨタ、たまにレクサスでありました(^^)
しかし、そんな中にもチラホラと新車のヒュンダイが走っていたり、空港近くには近代的な韓国車メーカーのショールームがあったりと、じわじわと韓国勢の足音が(汗)
オイラが話したカンボジア人は、キッパリと「トヨタはいい車。けど韓国車は安い」と口を揃えます。
やはり、品質にこだわる日本人としては、パクリしか能の無い韓国車には、心情的に負けて欲しくありませんねぇ〜 -
流れては渋滞にハマり、また流れては渋滞にハマる・・・
まぁ〜なんとかこの繰り返しで、徐々に市街地に近づいているようであります(^o^;
おおっ〜と!
改編特番の「交通警察24時」で、深夜にパトカーが追いかけている車載カメラーのシーンで見たような衝撃的な光景が・・・(爆)
カンボジアでは、ノーヘルで2ケツ3ケツは当たり前(^^;ゞ
バイクは庶民の味方、タクシーやトゥクトゥクよりも安くで利用できるんだそうですが、やっぱり事故が怖くて、オイラは結局一度も利用するコトはありませんでした(汗)
ところで「警察24時」の番組の中で暴走族(集団で市街地で爆音鳴らしているだけのヘタレ珍走団)がパトカーを振り切ってしまい、ナレーションで『警察は映像を元に現在も捜査を続けている』なんて中途半端に終わってしまうと、「結局、逃げ得かよっ!」と思って腹が立つのは、オイラだけでしょうか?(-_-; -
こ、これは・・・(絶句)
さすがに、これにはオイラもリアルに引きました・・・(´△`;
もし接触事故でも起こしてバイクごとコケたらと思うと・・・想像するだけで恐ろしい(怖)
急速な経済発展を続けるカンボジアですが、インフラ整備がまだまだ未発達であるがゆえに、交通ルールの法整備など、先進国との差は大きいとつくづく感じました。。。
せっかく血を血で洗うような悲惨な内戦が終わって、この国にも平和が訪れたのですから、命は大切にして欲しいとオイラは願うばかりであります(´Д`* -
空港を出てかれこれ20分ほど経過したのですが、所々で起こっている激しい渋滞の影響で、あまり前に進んでいないような気がします(^^;ゞ
ご覧の通り、幹線道路は上下線とも車とバイクとトゥクトゥクでひしめき合っており・・・
特に市街地向けは、先ほどからまた渋滞にハマってしまい、ピクリとも動かない(汗)
オイラは半ば諦めたように、背もたれに倒れこんで空を見上げておりました\( ̄□ ̄)/
と、その時・・・
突然、事件発生っ!!
オイラの乗っているトゥクトゥクのエンジンのアイドリングが、いきなりバラツキだして、今にもエンストしそうな瀕死の状態に陥ったのです(涙)
「だ、大丈夫か?」心配顔で前を覗きこむオイラ。。。
すると、そんなオイラの不安を察知したのか、オヤジが振り向いて親指を立てて「問題ない!」と作り笑顔を見せてくれたのですが・・・その目は明らかに焦りに満ちているぞぉ(´Д`* -
「こりゃ〜やばいんじゃないの?(´・ω・`;」
オイラがそう思った矢先、ついにエンジンが完全に死にました(汗)
慌てたオヤジが何度も何度もスターターを回すが、セルが回るだけでエンジンが掛からない。
今度は降りてキックスタートを試みるが、やはりエンジンは無反応でありました・・・
「・・・つーか、どーすんのよ?(爆汗)」
幹線道路のど真ん中、一番中央分離帯寄りの車線で立ち往生しているオイラのトゥクトゥクは、明らかに他のドライバーの非難の矛先に満場一致で認定されております(-公-*;;;;
横をすり抜けるドライバー達の目が、好奇と怒りに溢れており、いてもたってもいられない状況(涙)
「とにかく、ここから今すぐ逃げよう!」ヽ(`Д´*)ノ -
オイラとトゥクトゥクオヤジは、バルサのイニエスタとメッシのような一瞬のアイ・コンタクトで、共にトゥクトゥクを歩道まで押して避難させるコトにしたのです(涙)
オイラは後ろから重いトゥクトゥクを押しながら、接近する後続の車に大きく手を振って道を開けてもらい、汗だくになりながらも何とか道路3車線分を横断して歩道まで避難させたのでした(爆汗)
しかも慌ててトゥクトゥクから降りたモンだから、ズボンの膝の部分が突起物に引っ掛かって破れてしまうという悲しい惨事も起こってしまい、もうオイラのテンションはもうダダ下がり・゚・(ノД`; )・゚・
・・・なんで、オイラがこんな目に遭わないといけないんだ(号泣) -
命懸けで歩道に逃れると、トゥクトゥクオヤジによる修理が始まりました。
何度も何度もキックスタートを試みますが、エンジンは息を吹き返しません(´Д`;ゞ←焦るオヤジ
せっかく捕まえた客であるオイラが「何やってんだよっ(怒)他のトゥクトゥクを探すぜっ!このウスノロ野郎!あばよ!ヽ(#゜Д゜)ノ┌┛Σ(ノ´Д`)ノ」とでも言い放って去っていくのではないかと、きっとオヤジは内心は焦りながら修理しているコトでしょう(苦笑)
まぁ〜もはやオイラには、新たなトゥクトゥクを探して値段交渉する元気すら残っていませんので、心配せずに心置きなく修理に没頭して下さいな( ̄_ ̄;
それにしても、喉が渇いたなぁ〜
辺りを見渡して売店などを探してみますが、周囲に店などは一切無く、ただ幹線道路を無数の車やバイクが濃度の濃い排気ガスを撒き散らしながら、ひたすら行き交うだけなのでした(泣) -
修理開始から10分ほどが経過したところで、オイラがバイクの様子を見てみると・・・
エンストはプラグケーブルの断線が原因だと判明、オヤジがケーブルの線を剥いて、断線箇所のケーブルを繋げ直そうとするところでありました(^^;
とりあえず復旧の目途が立ったようで一安心(苦笑)
ところでこのバイク。。。
台湾のサンヤン工業というメーカーでして、本田技研の技術協力でバイク製造を始めたメーカーなんだそうです。
日本ではあまり見かける機会のないメーカーですが、どこか懐かしいフォルムに、日本の高度経済成長期の古き良き時代の気配を感じていたのは、どうも偶然ではなかったようですね(^^)b -
「よしOK!もう大丈夫だ!」そう言って、ニッと笑って指で丸を作ったオヤジ・・・b(^_-)☆
顧客のオイラに向かって「どうだ凄いだろう」とでも言いたげな得意満面の表情のオヤジでありますが、それはもちろん甚だしい勘違いであります(-"-*
そもそも普通のトゥクトゥクは、こんなトコロで止まったりしないんだよっ(怒)
とにかく、エンジンが掛かって良かったという安堵感と、15分ものタイムロスを強いられた怒りと、いい旅行記ネタができたという"ほくそ笑み"とが複雑に入り混じったオイラは、怒りとも笑みともつかない神妙な面持ちでトゥクトゥクに乗り込んだのでありました(´・ω・`*
・・・というワケで、再びオイラは排気ガスにまみれになりながら市街地を目指すコトに。。。
全く・・・いったい何時になったら市街地に到着するのでしょうか?(´Д`; -
ところで・・・
オイラは今、一眼レフカメラで撮影しながらトゥクトゥクに乗っており、いつ何時湧き起こるかもしれないハプニングに備えて、常に膝の上に抱えてスタンバイしているのですが・・・(^^;
そんな外国人オーラ満載のオイラは、周りを走る人たちから過剰なまでの注目を集めており、先進国日本ではあり得ないホドの小汚い服装も、こちらではそこそこ小奇麗に見えるのであります(悲笑)
渋滞で横に並んだトゥクトゥクに乗った家族が、しきりに「私たちを撮って!」とオイラにアピールするので、カメラを向けて一枚パチリ♪
すると、彼女たちは嬉しそうな満面の笑顔を携えて去っていきました(笑)
・・・つーかさぁ、こっちの人って、やたらと「私を撮ってくれ!」と懇願するくせに「現像した写真をくれ!」とかあんまり言わないんですよねぇ(^^;
撮られるだけで満足する心理って、オイラにはさっぱり理解できないのですが・・・? -
市街地に近づくとますます渋滞は激しさを増し、気が付くと、辺りはすっかり夜の帳が下りてきておりました。
ホント、毎度毎度、全っ然先に進まない旅行記でゴメンナサイ(涙)
もう〜かれこれ空港から40分以上が経過しております(-_-;ゞあ〜疲れた
すると、オイラの目の前を不意に横切って行った白いクルマが・・・
「おおっ!これはっ!Σ(゚Д゚;」
フロントのボンネットの荒々しいエアダクトを確認し・・・
今回は日本で留守番をしている我が相棒、麗しき『三菱・ランサー・エボリューションX』だと、一瞬で認識したオイラは、暗くて光量の乏しい中で必死に激写したのであります(>_<;
・・・が(笑)
帰国してよくよく画像をチェックしてみると、いろいろと不自然な点が・・・(苦笑)
「なんか、フェンダーの張り出しがしょぼくない?」
どうやら、コヤツは似て非なるモノでありました・・・(^^;ゞ -
果てしなく続く渋滞の帯と、アチコチからけたたましく鳴り響くクラクションの洪水(´Д`;
プノンペンの市街地に入っても、相変わらずの大渋滞。。。
「今夜は祭りでもあるの?」と、トゥクトゥクオヤジに聞いてみると・・・
「いつものことだよ」と諦めたようなサバサバとした返事(悲笑)
グッタリしたオイラの目前には、颯爽とバイクに跨った女性の姿(・ω・*おおっ?
さながら、後ろ姿は"荒んだ交通戦争の最中に舞い降りた女神"といった雰囲気・・・
この後、正面からお顔を拝見させて頂きましたが・・・まぁ〜物事には知らない方が幸せなコトもあると、改めて学んだ瞬間でありました( ̄▽ ̄;
・・・失礼しましたぁ(苦笑) -
ナンだカンだと擦った揉んだの末、ようやく今宵の宿である「プノンペン・ホテル」に到着しました(汗)
このプノンペン・ホテルは、カンボジアで指折りの老舗ホテルで、4つ星ホテルであります(^^)b
プノンペンの中心部に位置するホテル。 近隣には大使館があり、有名なワット・プノン・パゴダは車で5分ほど、プノンペン国際空港は20分ほどの距離にある。
・・・とまぁ、ガイドブックのまる写しでこのホテルの説明をしましたが、カンボジア最後の宿くらい、奮発していいホテルに泊まろうということで、こちらをチョイス♪
なかなか風格ある外観のホテルでありますなぁ〜 -
ズラリと高級自動車が停められている、ホテル正面のエントランスにトゥクトゥクを横付けさせ、約束の7ドルを財布から出したオイラ* ̄o ̄)/〜ありがとさん♪
すると・・・オヤジは何を思ったか「それじゃ〜足りないよ!ここまで何分かかったと思っているんだい?8ドルだよ!」と、あろうことか増額を要求してきました(怒)
もちろん、バイク修理に長々と時間を費やされた上に、ズボンまで破ってトゥクトゥクを押して汗だくになったオイラだって、一歩たりとも引く気はありません(-"-*カチーン!
オイラ「それはお疲れ様でした。バット!故障はオイラのせいじゃないだろう?」
オヤジ「でも、ここまでずいぶん時間がかかった。アンタも知ってるだろう?」
オイラ「ああ知ってるさ。でも、料金はすでに交渉済みでしょうが!」
"交渉済み"という言葉に、オヤジは一瞬顔をしかめて何か言おうとしたものの、すぐに「仕方ない」という顔で頷き、オイラから素直に7ドルを受け取りました。。。
・・・というワケで、最後は握手して、若干悲しげな表情で撮影に応じてくれたオヤジ(苦笑)
この時、大理石に囲まれた4つ星ホテルのエントランスで"たった1ドル"を巡って決死の攻防を繰り返していたオイラを、ホテルのポーターが冷ややかな顔で眺めていたのでした(^^;ゞ -
汗まみれのTシャツに破れたズボン、クタクタのリュックと汚れたサンダル履き、最も高級ホテルに相応しくない人間としてユネスコに世界遺産認定されてもおかしくないオイラσ(^_^;
しかし物怖じする事も無くフロントカウンターにズカズカと詰め寄ると、ビシッとスーツを着こなしたホテルマンが、あからさまな作り笑顔で迎えてくれました(爆)
「グ、グッドイブニング・・・ミスター」(´∀`;
「グッドイブニング♪チェックイン、プリーズ!」ヾ(^o^*
もうこんなコトくらいで気後れする自分ではないコトに、誇らしくもあり悲しくもあり・・・
オイラは、少しでも旅慣れた雰囲気を醸し出すために、言われる前からパスポートと予約確認票を提示して努めて涼しい顔で手続きを待っておりました(笑)
しかし・・・そんな旅慣れたオイラに向かって、部屋のカードキーを差し出され「カードキーの使い方はご存じですか?」と失礼な質問をしてきたモンだ。
「お〜イエス!オイラはこう見えてセレブな旅人なのです。カードキーは日本の高級ホテル"東横イン"で経験済みで〜す」と、自信満々に答えて受け取ったのでしたo(^o^)v -
そして・・・
部屋の前に着き、カードキーを差し込んでドアを開けようとするが(´・ω・`*あり?
「全然反応しないんですけど???」
カードの緑の矢印の方向に何度抜き差ししても全く無反応なドアに、オイラのイライラもピークに達したところで、再び重い荷物を担いてフロントまで行ってヘルプ・ミー!どないなってまんねん!
するとホテルマンは呆れ顔で「だ、か、ら、カードキーの使い方は知ってますかとわざわざ聞いたのですよ。いいですか?このカードは裏返しにして使うんですよ、アンダスタン?」
「へ?そうなの?」・・・つーか、そんなルール知らねぇつーのっ(´口`;
ちゃんと緑の方向に差し込んだのですが、まさか裏返して使うとは(苦笑) -
多少納得いかないものの、なんとか無事に部屋のドアが開いたトコロで、今度は部屋の電源スイッチを兼ねたカードホルダーにカードキーを差し込むと・・・???
一瞬電気が点いたと思ったら、すぐに消え、また点いて、すぐに消える・・・この繰り返し(悲)
おいおいおい( ̄□ ̄;
やっぱりこのカード、おかしいんじゃないか?
オイラは、ここぞとばかりにフロントに電話をかけて再び抗議(怒)
すると、今度はさっきの3倍くらいの呆れ顔のホテルマンが部屋にやって来て、ホルダーに差し込まれたカードを見て、それはそれは大きなため息をついた(´□`*はぁ〜
「いいですかミスター!ここにはドアを開けた向きとは、逆向きでカードを差し込まないといけないのですよ。だから"使い方をご存じですか?"と、さっきもYOUに聞いたでしょう?」
ちびまる子ちゃんの花輪クン以上に嫌味たっぷりな口調で、思いっきり諭されたオイラ/_~_)/
あのさ・・・世の中には、オイラみたいな旅慣れていない知ったかぶりのお馬鹿な客もいるのですから、せめてカードに使い方を"挿絵付き"で書いといてくれませんかね?(涙) -
さて、自分の失敗を全然反省しないコトが自慢のオイラは、カードキーのクダリなどすっかり忘れ、部屋に荷物を放り投げて晩飯を食いに出掛けることにしました(^^)v
ホテル前に停まっていたトゥクトゥクを捕まえたものの、どこに行けば飯が食えるのかさっぱり分からなかったので、とりあえず有名な「セントラル・マーケットまで!」とトゥクトゥクオヤジに伝えると「この時間は閉まってるよ」と、けんもほろろな回答(苦笑)
「あっそう・・・じゃ、この辺にナイト・マーケットは無いかな?」と、あてずっぽうに言ってみると・・・
「OK!3ドルだ」と答えたので「まぁ〜いいか」と乗り込むことに(^^;
どこに連れていかれるのか多少不安ではありましたが、どうせ3ドルで行ける範囲なら近所だろうと、すっかりカンボジアの雰囲気にも慣れてリラックスムードのオイラなのでした♪
昼間とは打って変わって、夜風がとっても気持ちいいプノンペンの夜(^^)
・・・画像がブレブレですみません(苦笑) -
夜のプノンペンの街をトゥクトゥクで走るコト約5分・・・(・ω・*
何やら賑やかな音楽が大音量で流れる広場に、無数のテントが張られており、その周囲には夥しい数の人の姿がウヨウヨと溢れかえっております(汗)
トゥクトゥクオヤジは、そんな大盛り上がりの広場の横に停め、オイラに向かって「あそこがナイト・マーケットだ!」と言って広場の入口を指差しました。
つーか、ナイト・マーケットと言うよりお祭り状態(^^;
ナイト・マーケットの中に足を踏み入れると、それはもうスゴい人の数(苦笑)
衣類や雑貨などを売る露店がビッシリと軒(テント)を連ね、通路は買物客で大渋滞しており、あまりの熱気に圧倒されてしまいます。 -
人を掻き分けながらマーケット内をウロウロしていると、あるコトに気付きましたΣ(・ω・*お?
「あれれ??オイラここに一度来たことがある気がするぞ・・・」
見上げたビルの看板とその風景に、何故か見覚えがあったのです。
オイラは低容量の脳ミソをフル回転させて、カンボジアに着いてからの自分の行動を思い返してみると・・・
「あっ、思い出した!」ココって、昨日の早朝シェムリアップ行きのバスに乗り込んだ、バスターミナルもどきの道路の隣にあった公園ではありませんか!(^^)b
なるほど、ようやく自分の現在地がだいたい分かってきた。。。
広場の中心まで来ると、ステージ上にはミニスカートのアイドルが歌を披露しており、その前でカンボジアのアイドル・オタクが声援を送っておりました(*^-^*)
肝心の歌はというと・・・まぁアイドルですから(笑) -
昼間は猛暑の東南アジアの人々が外を活動的に動き回るのは、太陽が沈んだ後の涼しい時間。
若者はもちろんお年寄りや小さな子供までも深夜まで外で遊んでおり、特に子供の深夜徘徊を厳しく禁じられている日本育ちのオイラとしては、やっぱり違和感を感じます(^_^;ゞ
オイラが20代の頃、初めての海外旅行で香港に行ったとき、深夜1時過ぎにラーメン屋の店番を子供がしていたのを見た時に受けたカルチャーショック以来、未だにその感覚に慣れないでいるワケでして(苦笑)
日本で深夜まで起きている子供といえは"小池さんの息子"くらいのモノなのであります(^∀^*
えっ「誰だ?」ですって?あのオバQのラーメン大好き小池さんの息子ですよっ! -
さて、ステージを挟んで反対側のエリアには、食べ物の屋台が広がっておりました(嬉)
オイラが屋台の人だかりの隙間から、人々が注文する様子を観察してみると・・・
どうやら、目の前にある食材を適当に選んで籠の中に入れて店の人に渡すと、それぞれを揚げたり焼いたりして調理してくれるようです(・_・*ほほう
また、麺は米粉や小麦粉麺などから選んで、さらに調理方法を指定するコトもできるようです♪
早速、オイラも見よう見まねで食材を籠に入れて店の人に渡し、併せて麺を選んでフライド・ヌードルを注文したのでした(^o^)v -
料理を受け取って辺りを見渡すと、露店の前には地べたにゴザの敷かれたエリアがあり、皆さんそこに座って食べておられる様子。
郷に入っては郷に従え♪
オイラも空いている場所を見つけて地べたに座り、少し遅い夕食を頂くコトにしました(^^)
しかし、座った途端、何故かお尻が熱いのなんの(汗)
ゴザの下は歩道にありがちなカラフルなコンクリブロックが敷き詰められており、それが昼間の太陽の熱を備蓄しているのでありました(^^;
お尻から腰にかけてジンジンと熱が伝わり、腰痛にはかなり良さそうですが、長く座っていると汗が噴き出してくるほどの温熱効果・・・
みんなよく座ってられますねぇ。。。 -
でもって、オイラが注文した食事がコレ(^o^)/
生春巻きに焼いた鶏肉や揚げシュウマイっぽい料理など、どれも飾り気のない、しかし正真正銘の地元食♪
では、早速いただきます〜(^□^*
うぉっ!生春巻き美味っ!
具のエビや野菜の味と食感がとてもバランスよく、米粉で作った皮との相性もバツグン(嬉)
付いてきたスウィートチリソースをかけて、さっぱりと頂きました♪
鶏肉はしっかりと味が付いていて柔らかくてジューシーでしたし、揚げシュウマイっぽいヤツは、中身がサトイモみたいなヤツで食べごたえがありました〜 -
一方、フライド・ヌードルはというと・・・
チンゲン菜と小麦粉中太麺を炒めただけのシンプルな料理ながら、スパイシーで香りがよく、いくらでも食べられそうなくらい美味しい〜(^∀^)b
日本の露店なら間違いなくソースで炒めて画一的に”ソース焼きそば”に仕上がるのでしょうが、麺文化ではコチラが一枚も二枚も上手でして、麺を選びその調理法を選べるところが東南アジアの懐の広さ。
結構油っこかったのですが、チンゲン菜がシャッキリしているので、スルスルと完食させて頂きました(^-^)
いやぁ〜カンボジアに来て、いまだに食い物だけはハズレが無い♪
ここはオイラにとって、まさに食の楽園でありますなぁ(嬉) -
さて、食べ物に満足すれば、次は飲み物が欲しくなるモノ(笑)
まして、このクソ暑いカンボジアの地を動き回って汗だくになったオイラとしては、ここらで冷たいビールでもキュッと喉に流し込みたいトコロ・・・
ところが、いくら露店を探してもビールはおろかアルコールの類がまるで見つからない。
さほどイスラム色が強くないカンボジアで、ビールが手に入らないなんてコトがあるのでしょうか?
昨夜はシェムリアップの屋台でビールにありつけたというのに・・・
仕方なく万国共通の炭酸飲料コカ・コーラ買おうとした時、見慣れない飲料に目が止まりました(・ω・;
・・・この黒いラベルの「SAMURAI」って何だ???
手に取ってみると、エナジードリンクって書いてあり、どうやら炭酸飲料っぽいのですが、一応コカ・コーラブランドの飲料のようであります(´Д`*はて?
ネーミングが「サムライ」なのに、我らが侍の国の日本では見たことないぞ(苦笑)
・・・と言うワケで飲んでみるコトにしました♪
「おばちゃん、これ1本ちょうだい!(^o^)/」
1本1ドルという露店価格でありましたが・・・さて、そのお味はいかに??? -
赤色の炭酸飲料といった風貌の「サムライ」を一口ゴクリ・・・
おおっ!これは美味い♪
一言で説明すると、ストロベリー味の炭酸飲料(^-^)v
ストロベリー特有の酸味があって、飲んだ後に口がサッパリとするのがよろし。
喉がカラカラだったので、ゴクゴクと一気に飲み干したあと、カップを見てさらに驚き(爆)
まさかこんなトコロで、旭日旗にお目にかかれるとは・・・オイラ思わず敬礼(^^)ゞ
説明するまでもなく、旭日旗は「天晴れ」という意味が込められた、実におめでたい日本の準国旗であります。
カンボジアの皆さんが、このおめでたい絵柄を自然に受け入れてくれてるのが嬉しいですね〜
まぁ〜このデザインの意味も知らずに、馬鹿みたいに怒り狂うどこかの国とは知性も民度も違いますなぁ(笑) -
しばらくマッタリとゴザの上に胡坐をかき、カンボジア人ウォッチングをしていたオイラ。。。
すると、オイラの目の前に掃除係が来て、ゴザの上に落ちた食べこぼしやゴミを箒で掃きだした(・ω・*
その様子を見ていると、ゴザの隅にゴミが集められて捨てられるのかと思いきや、掃除係がゴザの端をヒョイと持ち上げて、その下にゴミを掃きいれて何事も無かったように作業が終了した(苦笑)
それって掃除じゃなくて、ただゴザの下にゴミを隠しただけじゃん(^^;
さて、お腹も満たされて今朝も早朝から歩き回っていたオイラに、ドッと疲れが押し寄せてきました。
帰りしなサトウキビの生しぼりジュースを買い、そこらでウロついていたトゥクトゥクを拾って、相変わらず心地よい夜風に吹かれながらジュースを飲み、オイラは満足げにホテルへと戻ってきたのでした(*^-^*) -
シャワーを浴びてテレビを点けると、NHKを観ることができました(^_^;
日本の最新ニュースでも観ようと思ったのですが、この時間にやってたのが「ケータイ大喜利」(爆)
野暮ったいイメージのNHKの中で、数少ないヒット番組であります。
しかしまぁ〜まさかカンボジアで板尾さんのお顔を拝見するとは思ってもおりませんでした(嬉)
おかげさまで、ホテルの部屋でひとしきり爆笑した後、オイラのプノンペンの夜は幕を閉じたのでありました♪
「ではっ!おやすみなさ〜い(^^)/」 -
おはようございます(^∀^)/
ついにカンボジア最終日の朝を迎えました〜
今朝のプノンペンの空は晴れ模様、今日も暑くなりそうです(汗)
さて、今日は深夜の便でプノンペンを発つ予定ですので、夜まではここで観光を楽しめます♪
しかしこれだけの暑さ、一日中屋外で動き回っていられるワケもなく、また飛行機に乗る前にシャワーも浴びたいので、19時までのレイトチェックアウトをホテルに要請するコトにしました(^^;
追加料金で50ドル(高っ!)も取られましたが、まぁ背に腹は代えられません。
その分、朝食で元を取るコトにしましょう(笑) -
カンボジアで指折りの老舗ホテルとあって、さすがに朝食バイキングの品揃えは充実しております♪
とにかく美味しそうなモノを手当たり次第に盛り付けたオイラ(笑)
「朝からそんなに食うの?」と思った貴方、まだまだ甘いです〜
この後、たっぷりと食後のデザートを頂きました(笑)
それにしても、オイラが食べ終わった皿を間髪入れずに持ち去っていくウエイターたち(-"-*
あのぉ〜もうちょっと落ち着いて食べさせてくれませんかね? -
さて、部屋に戻って貴重品だけを小さなバッグに詰め込み、プノンペンの街に繰り出すことにします。
冷房のガンガンに効いたホテルから一歩外に出ると、湿気を含んだモワッとした熱風と強烈な日差しが、容赦なくオイラに襲いかかり、思わず眩暈でクラクラ・・・
このクラクラ感は、子供の頃、宮崎美子がビキニになる瞬間を激写するというミノルタのCMを初めて見た時の衝撃に似ております(^^;
しかし、今は女性が水着に着替える姿を激写したら逮捕される時代であり、「昔は大らかで良かったなぁ」と、ミラクル9でオバさんパワー全開の宮崎さんを見るたびに、オイラはつくづく思うのであります(爆)
兎にも角にもホテルを出て歩き出したオイラ(´Д`;ゞ
街路の美しい花たちが、そんなケナゲなオイラを見送ってくれたのでした(苦笑) -
歩道に出て3歩目でトゥクトゥクがオイラに近寄って「ヘイ!トゥクトゥク?」と声を掛けてきた(-_-;
まったく、コイツ等は目ざとい連中ですなぁ(汗)
彼らは「ノーサンキュ!アイムウォーキング!」と答えると、あっさりと引き下がるのですが、1台が去ったと思ったらすぐに他のトゥクトゥクがやって来て「トゥクトゥク?」と声を掛けてくる。
「ノーサンキュ!アイムウォーキング!」と言うと、去って行って、またすぐ他のトゥクトゥクが来る。
あのなぁ〜オメーら今のやり取りを見てただろう?
オイラは歩くんだ!リーブミーアローン!ヾ(`Д´*ノ
こうなったら、普段のオイラが空港や線路脇で撮影時に発する、お得意の"俺に話しかけるなオーラ"を全開にして、超不機嫌顔で歩くことにします。
すると・・・あら不思議(爆)
さっきまでトゥクトゥクオヤジの入れ食い状態だったのに、ピタリと話しかけられなくなりました(^^;
うーん、オイラの"話しかけるなオーラ"は、カンボジアでも通用するコトが証明されたようです〜 -
ホテルを出て少し歩いたところにプノンペン駅があります(^^)b
鉄道好きのオイラとしては、カンボジアの鉄道事情には多少なりとも興味があるところ・・・
しかし、ご覧の通り立派な駅舎なのですが、どうも閑散として人の気配が感じられない(汗)
それもそのはず、ネットの情報によると、なんと首都プノンペンの中心駅であるにも関わらず、列車が運行されるのが1週間に1本のみ・・・
あまりの衝撃なので、もう一度言います・・・(-"-*
1週間に1本しか列車が来ないんです(驚)
しかも、その1本ですら劣悪な線路状況や車両整備不備から運休になることもしばしば・・・
もはや公共輸送手段としての体は成しておらず、観光客はおろか、地元のカンボジア人にすら鉄道の存在は忘れ去られているのでありました(´Д`; -
あまりの閑散ぶりに少々躊躇しましたが、オイラは思い切って正面玄関まで行ってみるコトに・・・
無意味にトゥクトゥクやらバイクやらがたむろしている駅前広場を斜めに突っ切って、ズンズンと歩いていくと、お約束でトゥクトゥクオヤジが矢継ぎ早に声を掛けてくる(-_-;
オイラは「駅に用があるんだ!」と連中に叫びながら手を振ると、彼らからは「列車はいないぞ!閉まってるぞ!」と、まぁ〜返す言葉も無い至極正論が返ってくるのでした(笑)
・・・でもって、駅の玄関は固く閉ざされており、会話を楽しむ現地民の"憩いの場"と化しており(^^;
デジカメでパシャパシャ撮っていると、彼らの鋭い眼光に晒されるのでありました(怖)
オイラは「怪しいモノではありませんオーラ」を最大限に発しながら、駅を観察し続けたのであります。 -
そんなプノンペン中央駅の、フェンスで閉ざされた正面入口からコンコースを撮影してみると・・・
ガランとした駅構内の奥に簡素なプラットホームが1本見えるだけ(^^;
改札口上の時計も壊れて止まっております(悲)
そう言えばネット上に、ひとつ面白い情報が載っていました。
あまりにも線路上を列車が走らないため、沿線の住民がエンジン付きの機関車や客車を自作し、勝手に線路を走らせて荷物や乗客を運んで料金を取っているそうです(^_^;
また、線路がプノンペン空港の近くを通るので、空港近くの踏切まで行く完全無許可の「空港アクセス特急」もあるんだそうで(爆)
是非オイラも乗ってみたかったのですが・・・
はたしてどこから乗っていいのやら、あまりにも情報が少なくて断念しました(^^;ゞ -
駅を後にして幹線道路の大きな交差点に差し掛かると、その角にガソリンスタンドがあります。
これと言って日本のGSの風景と変わったトコロはないのですが・・・
しばし見学していると、とにかくバイク客の多いこと多いこと(^_^;
セルフではないので、次々にやってくるバイクの対応で従業員が走り回っております・・・
学生の時にオイラの友人がGSでバイトしており、バイクが給油に来ると「チマチマと給油するの面倒くせぇ」と言ってあからさまに嫌な顔をしておりましたが、もしそいつがここでバイトしたら、おそらく勤務開始数分でブチ切れるであろうと思われます(´Д`* -
さらに歩くこと数分、オイラの目の届く所にドーム型の大きな建物が見えてきました( ̄- ̄*
奥の黄色い建物が、プノンペン最大の市場「セントラル・マーケット」であります(^^)b
ヘロヘロになりながら歩いているオイラに、すかさず若いトゥクトゥク兄ちゃんが声を掛けてきた。
「ヘイ〜日本人デスカ?ドコイキマスカ?ヾ(^-^*」
オイラが「セントラル・マーケット」と返事すると、すかさず「OK!3ドルデス!ドウゾ〜」とオイラの前に回り込んでトゥクトゥクを停めた(?)
オイラはそいつの意味不明の行動に、思いっきり「はぁ?」ってな顔でポカーンとなり、直後に「セントラル・マーケットはすぐソコじゃねーか!ヾ(`Д´*ノ」と突っ込みを入れると・・・
トゥクトゥク兄ちゃんは笑いながら逃げるように去っていった(怒)
まったく油断もスキもあったモンじゃない(-"-* -
さて、オイラの目前に現れたセントラル・マーケットは、美しいモスクのような佇まい(^^)v
周囲には人や車でごった返しており、まさに"プノンペンの台所"と言うべき賑わいをみせております。
オイラは暑さも忘れて、しばしその圧倒的な外観に目を奪われておりました(笑)
ここはフランス統治時代からあり、相当古い建築物なのだということですが・・・どうも最近キレイに外観を塗り直したらしく、近代化の進む街の中でも一際存在感を誇示しております(^^)
早速、中に入ってみようと思いますが、せっかくなので堂々と正門から入るコトにしましょう〜
大学受験は推薦入学、最初の就職はコネ入社だったオイラ、こんな時くらい正門から堂々と入りたいのであります(涙) -
生鮮食料品売りが軒を連ね、足元ビチャビチャの外周を足を滑らせながら正面に回り込むと、カンボジア国旗が誇らしげに掲げられた立派なエントランスが見えてまいりました♪
入口の奥からは、えも言われぬ熱気が"どよよん〜"と漂っております(^o^;
いやぁ〜テンションが上がりますなぁ(爆)
ところで、何故オイラがセントラル・マーケットにやって来たかというと・・・
まぁ〜特に理由は無いのですが、ぶっちゃけ、プノンペンって特に見所が無い街なんですよ(失礼!)
とりあえず市場で土産でも探してみるべ・・・的なノリで(^^;
あと、オイラは海外に行くと必ず"疑似居住"を楽しむクセがあり、ある設定を設けて、その街の住民になりきって街歩きをするのが好きなんですね(笑)
今回のオイラは「脱サラしてカンボジアに永住した」という設定で、忙しい日本と決別して、この国で緩やかな時間を穏やかに過ごしている一人の男に成りきっておりました( ̄ー ̄*
ま、実際に体験してみると、のべつ幕無しに言い寄って来る、しつこいバイク野郎やトゥクトゥク野郎にキレまくって、穏やかな生活には程遠い状況でしたけどねぇ(爆) -
中に入ってみると、意外に涼しいのに驚かされます( ̄- ̄*
実はこのセントラル・マーケットの構造に秘密がありまして・・・
フロアの熱気が高い天井に昇っていき、しかも建物上部には無数の通気口があって常に風を通してくれるので、上手に熱気を外に追い出してくれる構造となっているのであります♪
だから熱気が屋内に籠らずに快適でいられるワケ(^^)b
ドームの真ん中には時計が建っており、なかなかオシャレな雰囲気ですなぁ〜
アーチ型の梁のおかげで、高い天井のワリに売り場には柱が無くてスッキリ(^^)
古き良き美しい構造物に、オイラは見上げたまま、ウットリと見惚れていたのでした〜 -
さて、この建物の中では何が売られているかといいますと・・・
実はガラスのショーケースの中に、時計や貴金属がビッシリと入っているのでありました(汗)
しかも、オイラがショーケースの前を通ると、必ず店員の若いお姉さんが「オニイサン!チョットミテイッテクダサ〜イ!」と、カタコトの日本語で話しかけられるのである(^^;
うーん・・・なんかこの感じ、日本でも聞き覚えがあるような・・・???
はっ!Σ(゚Д゚;・・・ちょっと、ここでは言えない場所だった(爆) -
まぁ〜時計なんて買う気は無いオイラですが、ナニゲに眺めていると・・・
なにーっ!ロレックスの腕時計が100ドルだってぇ!すっげー安いっ!マジかよっ!
オイラはセレブ御用達のロレックスを手に入れられる喜びで、矢も盾もたまらず財布の中のドル札をかき集め、その高級腕時計をゲット・・・するワケ無く(爆)
よくもまぁ〜こんな偽物を白昼堂々と売るモンだと、ひたすら苦笑いを浮かべて眺めていたのでした(^_^;ゞ
それに、時計は日本製が一番です(^^)b
オイラがデジカメで撮ると「シャシンダメヨ!」と、速攻で怒られました(苦笑)
撮られたらまずいモノでもあるのかしら? -
セントラル・マーケットは、メインの建物の周囲にも店が所狭しと並んでおり、主に生鮮食料品や衣類や小物などが売られております。
何を買うでもなく、ブラブラとマーケットの中を歩くのは楽しいモノ(^-^)
売り手と買い手、地元の人同士の大声で活気あるやり取りを聞いていると、整然と並んだ商品を黙って買い物カートに入れ、レジで電子音が鳴り響くだけの静かな日本での買い物に、物足らなさを感じてしまうのは、オイラが東南アジア病にかかっているからでしょうか?
果物や鮮魚などが加工や装飾されるコト無く、ただ無造作に積まれているのを見るにつけ、生きるコトに妙にリアリティを感じてしまうのであります(^_^;
旅とは日常から逃避して現実を知るモノなのであります。。。 -
マーケットの片隅に、なにやら不思議なモノを発見しました(笑)
えっと?これは一体何でしょう??
前には無数の線香が焚かれており、横には賽銭箱があってたくさんお金が入れられております(^^;
どうやらこの方々は"神様"のようであります(汗)
まぁ〜何を崇めようとその人の勝手で、外野がとやかく言う筋合いは無いのでしょうが・・・
もうちょっと神様らしい威厳のある顔に出来なかったのでしょうか?
これじゃ〜通天閣のビリケンさんとたいして変らないじゃないでしょーに(-_-;
・・・と言いつつ、オイラもしっかりと手を合わせて旅の安全を祈願させて頂いたのでした(爆) -
日本へのお土産を買うために小物店へ。。。
店に入るや否や、世界中から嘲笑・・・もとい人気を集めた韓国のヒーロー"プサイ"のオモチャが売れ残って・・・もとい陳列されておりました(笑)
店に入っていきなり出鼻をくじかれた感はありますが、そこは気を取り直して土産を物色(^^;
カンボジアらしいボールペンや小物入れなど、数点を選んで店のオヤジに値段交渉。。。
表示価格は全部で15ドルだったのですが、オイラはダメ元で10ドルにして欲しいと言ってみた(笑)
するとオヤジは「14ドル」と言って譲らないので、オイラは「じゃ、いらない」と言って店を出るフリをしたら「13ドルだ」と言ってきた。
それならと、オイラは「12ドル」と歩み寄ってみる(^^;
しばらく悩んだオヤジは、ようやくふて腐れた顔で「12ドルでいいよ」と言ってきた(嬉)
「よっしゃ!(^∀^)」とオイラが喜々としてお金を払い、オヤジに握手を求めると・・・
あろうことかオヤジは握手を拒否、終始不機嫌な顔でオイラに投げるように商品を渡したのでした(-"-*
全く・・・中国のキンペー君なみの度量の小ささでありますなぁ(怒) -
さあて、マーケット内も一通り見て回ったコトですし、そろそろおいとましましょう(^^)
その前に・・・
さっきのオヤジとの攻防ですっかり喉が渇いたオイラは、カンボジアに来てすっかり気に入った「サムライ」で喉を潤すコトにしたのでした(笑)
セントラル・マーケットは、人間臭いカオスな空間でありました(^^;
その土地を知るには、その土地の食材を見よ。
オイラはカンボジアという国について、また少し理解が深まった気がします(^-^)b
・・・とまぁ、キレイに納めてみましたとさ(笑) -
セントラル・マーケットを出ると、すぐ近くに近代的なデパートがあります(^^)b
オイラは冷房を求めて思わずフラフラと入店することに・・・
デパート入口に掲げられた各フロアの案内板を見てみると、テナントは有名レコード店やピザ屋やフライドチキン店など欧米化された典型的な若者好みのラインナップ♪
客層も明らかにセントラル・マーケットとは違い、平均年齢が低くてオシャレな若者が多い(^^;
つーか、明らかに日本人のオイラの方が、よっぽど小汚い恰好なのでありました(汗) -
中に入っていきなりビックリw( ̄Д ̄*w
日本でもお馴染み「三菱アウトランダー」の展示会が行われているではありませんか〜
オイラが興味深く見ていると、コンパニオンのお姉さんが何やら一生懸命説明を始めました(苦笑)
いや、あの・・・せめて英語で話してくれませんかね?
クメール語では何を言ってるのかさっぱり・・・(´Д`*
一通り説明を終えた後で、きょとんとしているオイラを見て少々ガッカリ顔のお姉さん(悲)
オイラが「日本人旅行者だ」と伝えると、彼女は諦めたような苦笑いをしながら「日本では何に乗ってるの?」と英語で聞いてきた。
そこでオイラは、少しでも話を盛り上げようと「同じ三菱だぜ!ランサーエボリューションXなのだヾ(^-^*」と、少し自慢げに身振りを交えて話したのですが・・・
彼女は「ふーん」といった感じで、完全にノーリアクション(あれれ?)
そして、なんとも噛み合わない二人の会話は、あっけなく終わりを告げたのでありました/_~_)/ -
真新しいデパートの中にいると、自分が今カンボジアに来ていることを忘れてしまいそうになります。
なにしろピカピカに磨かれた床の上で、オイラのサンダルがよく滑るのなんのo(▽`)o=з=з
オイラが羽生結弦なみの軽やかなステップシークエンスで観客を魅了しながら館内を滑っていると、店の従業員たちが何やら通路にテーブルを出しはじめた・・・はて?
いったい何事かと見ていたら、なんとお惣菜を広げて昼食が始まったではないですか(´Д`;ゞ
そのすぐ横を買い物客らが行き来しており、なんだか恥ずかしそうな気もしますが・・・
オイラの驚きをよそに、彼女たちは周りを気にすることなく黙々と昼食を食べているのでありました。
文化の違いと言うか・・・やっぱりここはカンボジアだと再認識(苦笑) -
そしてオイラはデパート最上階の展望フロアへ〜♪
冷房の効いた屋内から熱気あふれる屋外デッキに出ると、瞬く間に額から汗が噴き出してきます。
ここからしばしプノンペンの街並みを眺めてみるm(^∀^)m
隙間なく建ち並ぶ古い住宅が、いかにも東南アジアらしい雰囲気〜
実は、カンボジアの首都プノンペンは人口約220万人の大都市でして、日本で言えばちょうど愛知県の名古屋市とほぼ同規模であります(^^)b
・・・にも関わらず(汗)
この街の公共交通は、鉄道はおろか路線バスすらもまともに走っていないのが現状でして・・・
そら市街地向けの道路が毎日大渋滞するハズですわ(^_^; -
屋外デッキで展望を楽しんでいたものの、太陽と冷房の室外機の熱気で10分が限界(>_<;A
こりゃ〜ほとんどサウナ風呂状態ですなぁ〜
たまらずに屋内に逃げ込むと、そこにはフードコートがあって、メニューにはハンバーガーやラーメンといった日本にあるフードコートとなんら変わらないありきたりな食品で埋め尽くされておりました。
そんな中、フードコートで飲むココナッツは、なんとも不思議な感覚でありました(*^-^*)美味い♪ -
最上階からエスカレーターで下っていると家電コーナーを発見。
大型の薄型テレビが大人気で、各メーカーのテレビが数多く陳列されておりました(^^)v
しかし、やはりまだまだ低所得層が多数を占めるこの国では、性能よりも安価なテレビが人気でして、サムスンやLGといった二流メーカーのテレビが売り場の大多数を占めており。。。
そんな完全アウェーの中で、ソニーやパナソニックやシャープといった日本の老舗メーカーも販売ブースを設けて、奮闘しておりましたo(^o^)o
性能では日本の家電の方が圧倒的に上なのですから、なんとか頑張って欲しいですなぁ♪
ところで・・・オイラが気になったのがソニーのブラビアの展示モニターに映し出されていた映像(笑)
2012年のサッカー「クラブ・ワールドカップ」の決勝戦のダイジェストが延々と流れており・・・
この年のCWCの決勝戦はブラジルのコリンチャンスVSイングランドのチェルシーで、結果はコリンチャンスが1-0でチェルシーを下して優勝を飾ったゲームでした〜
で、何が気になったのかと言うと・・・?
負けたチェルシーのスポンサーって、実はサムスンなんですよね( ̄ー ̄*ニヤリ
コリンチャンスに負けて、ガッカリと肩を落とすチェルシーの選手のユニフォームの真ん中には、デカデカとSAMSUNGと書かれているのでありました(笑)
まぁ〜これが恣意的なモノかどうかは分かりませんが、この時のオイラは色んなコトを想像しながら、この映像を見て、一人ほくそ笑んでいた次第(^-^* -
さて、デパートを出て昼飯でも食おうかと街をウロウロしていると・・・
路上に停まっているヘンな車の集団を見つけました(・ω・*おっ?
こ、これはっ・・・(汗)
原型をとどめないほどに、ゴツゴツとエアロパーツやらパテやらでデコレートされたこれらの車は、間違いなくニッサン・フェアレディZではありませんか(>_<;
おそらく察するに・・・これをデコレートしている本人は、フェラーリを意識してゴテゴテと盛ってるのだと思いますが、まぁ〜残念ながらそうは見えませんよねぇ(苦笑)
後ろのヤツなんか完全にボディの横幅を広げちゃってますけど、車検制度もないカンボジアでなら、これもアリなのかもしれませんねぇ。。。
日本で生まれた名車が、意外なトコロでとんでもない運命を辿っているコトに妙な悲哀を感じつつ、オイラは昼飯が食べられそうなトコロを探して彷徨っていたのでした(^^; -
路地裏に入り込んで迷っていると、とある一角に人だかりができておりました(・ω・*
「なんだ?」と思って覗いてみると・・・
テレビでボクシング中継が行われており、その前には大の大人が大挙して押し寄せて歓声を上げて盛り上がっておりました(苦笑)
その中に混じってボクシング中継をしばし観ていると、耳にイヤホンをつけたオヤジが寄ってきて「お前、どっちに賭けるんだ?」と、オイラに耳打ちしてきたではありませんかΣ(´Д`ノ)ノ
オイラは慌てて「NO!」と言って逃げるように退散(汗)
なるほど、ここは賭場だったようです。。。
そんなコトも知らずに無神経に写真を撮りまくっていたオイラ・・・危ねーなぁ(´Д`* -
そんなこんなで・・・
交差点の角にレストランを見つけたので、吸い寄せられるように入店(^^)v
歩道にテーブルと椅子を並べたオープンな店構えですが、噴霧器のおかげでだいぶ涼しく感じます。
ところで、画像でパソコンに向かっている髪の長い男性ですが、彼はこの店のオーナーらしく、偉そうに座ったまま店員に指示を出しておりました(笑)
いったい何をパソコンで見ているのかと思い、ろくろ首のように首を伸ばして見てみると・・・
どうやら料理の写真のようでして、ネットに掲載するのかメニューを作っているのか知りませんが、彼は一生懸命に画像を選んでいるのでした(^^;
カンボジアでも確実にITの波が押し寄せているようであります〜 -
オイラが注文したのは、もはやこの旅行記から切っても切れない関係、カンボジアの定番ににして鉄板料理であるフライドライス&フライドエッグ(^-^)b
しかも今日は豪華にチキンを添えであります♪
パラパラに炒められた焼き飯と冷えたビールのコンビは、間違いなくカンボジア最強の組み合わせ(^^)v
そして、トッピングの鳥の手羽焼きがまた美味しくて、骨の隙間の肉まで残さずにキレイに頂きました。
オイラは日本人代表として「世界の山ちゃん」で鍛え上げた手羽先の分解術を、これみよがしに披露したのであります(笑)
ほうら〜手羽先のココとココを持って、こうやって捻ると肉を完璧に食べられるんだぜぇ〜
皿を下げに来たウエイトレスは、あまりに完璧に残された骨に、きっと驚愕するコトであろう( ̄- ̄* -
さて、お腹も満たされたコトですし、とりあえずホテルに戻るコトにします(^^*
買物やら何やらで炎天下を歩いて汗だくですから、シャワーを浴びてクールダウンするコトに・・・
レストランを出て、ヒマそうなトゥクトゥクを探しながらフラフラと道端を散歩。
なのに、不思議とこういう時に限って誰もオイラに声を掛けて来ないσ(^^;
それにしても、なんだろうこの心地よさは・・・
カンボジアに来て以来、食事はハズレなしだし人は皆暖かくて親切だし(アホは何人かいたが・・・)、英語は普通に通じるし、吉野家もあるし(笑)オイラって案外カンボジアと相性がいいのかもしれませんねぇ(^^)
そんなコトを想っていたら、体よくトゥクトゥクオヤジに声を掛けられたのでした♪ -
ホテルに戻ったオイラを気持ち良さげなプールが誘惑しておりました(爆)
「うーん、プール入ろっかなぁ〜(^_^;」
本来、オイラの旅のスタンスは地元民体験型の貧民旅行であり、ホテルのプールでリゾート感覚でバカンス三昧なんて全く無縁であり、目に入っても敢えて無視し続けてきたのですが・・・
これだけ汗をかいて不快指数メーターがピークを指し続けていると、そんな安っぽいオイラの旅のポリシーなんて一気に吹っ飛ぶのであります(苦笑)
ならばっ、善は急げでフロントへ駆け込み、プールの受付と海パンがレンタルできるか尋ねてみました。
すると「受付は2階のプール入口だよ。海パンはそこで聞いてくれ」との回答でありました・・・
仕方ないので2階のプール入口に行ってみると・・・そこには誰もいない(´Д`;はぁ?
プールサイドにドリンクバーがあって、その中にいた従業員に聞いてみると今度は「2階エレベーター横のレセプションへ行け」と言われてしまった(´Д`;なにぃ?
そして、そこに行ってみると「フロントへ行け!」と言われた(´Д`;・・・。
・・・これって完璧なる、たらい回しだよね?(怒)
散々ホテル内を歩かされたオイラは、そのまま部屋に戻ってふて寝しました(-"-*
ふん!プールでリゾートなんて、どうせ貧相なオイラにゃ不釣合いなのさ。
どうもカンボジアに来て唯一、このホテルだけは相性が悪いみたいです(涙) -
シャワーを浴びて部屋でゴロゴロしていたら、いつの間にか辺りはすっかり夕暮れに包まれておりました(相変わらずいい加減な旅行記でスミマセン(^^;ゞ)
チェックアウトを済ませてホテルから外へ出ると、日中の蒸せるような熱気とは違い、時折吹く爽やかな夜風が、実に心地良いのであります( ̄- ̄*
とりあえず、オイラはホテル前でたむろしていたトゥクトゥクを捕まえて、昨夜と同じナイト・マーケットへ向かうことにしました〜
ついに今夜23時30分の便でプノンペンを発つのであります。
非常に名残惜しいですが、カンボジアでの最後の晩餐をたっぷりと楽しむコトにしましょうo(^o^)o -
昨夜と全く同じ場所でトゥクトゥクが停まり、オヤジが「あそこがナイト・マーケットだ」と、これまた昨日のオヤジと全く同じようなポーズで指差してくれた(笑)
オイラが金を払うと、トゥクトゥクオヤジは「おい!アンタ、さっきカメラで色々撮っていただろう?俺も撮ってくれよ」と言うので、仕方なくオヤジの写真を撮ってあげました(^^;
なんとも人懐っこいこの国の連中に、最初はウザいと思っていましたが、今夜カンボジアから出国すると思うと、今となっては可愛く思えて仕方ない(爆)
騙そうとしているワケでも、からかおうと思っているワケでもない、純粋に好奇心から声を掛けてくるカンボジアの人たちに、オイラはいつしか漠然とした愛着心を抱いていたのでした♪ -
昨日に引き続き、ナイト・マーケットは相変わらずの大盛況ぶり(汗)
そんな中で、雑貨店の店先にはキティちゃん風の猫と、クレヨンしんちゃん風の男の子のキャラクターグッズが、ワガモノ顔で陳列されているのでありました(^^;
まぁ〜当然のコトながら・・・しかるべき法に従って、これらのキャラクターが合法的に使用されているとは、到底考えにくいワケでして(苦笑)
それにしても、しんちゃん風の男の子はまだしも、キティちゃん風の猫はどう見ても手を抜きすぎだろ!
ヒゲが目じりのシワに見えるので、ただの年増の猫にしか見えないし/_~_)/ -
一通りマーケット内をうろついた後、オイラは今夜もここで夕食を食べるコトにしました(^^)b
日本人向けのガイドブックや海外旅行通の方のブログを読んでも、もれなく「東南アジアで屋台飯は危険なので避けよう!」と警告を発しております。
それはひとえに衛生面の問題であり、日頃から衛生管理の徹底された食生活を送る日本人は、屋台飯に潜む細菌やばい菌によって、お腹を壊すリスクが高いためなのであります(怖)
確かに、火は通しているとはいえ、お世辞にも衛生的とは言えない屋台飯ではありますが・・・
まぁ〜こう見えても、オイラはこれまで東南アジアを何度も訪問して、食事でお腹を壊したなんて経験はありませんし、旅先では郷に入っては郷に従えで、地元民と同じ飯を食うコトをポリシーとしている以上、避けて通れないオイラの運命(運命と書いて"さだめ"と読む)なのであります(^-^)v -
・・・というワケで。
おおっ!これは美味そうですなぁ〜
早速、このイカを焼いているオヤジに一つ注文して焼き上がりを待つコトに(^v^*
イカの中に刺してある緑色の食材は何かと言いますと、なんとキュウリでありました(笑)
これを一緒に串に刺して炭火で焼くなんて、日本ではあまり見かけない組み合わせですが・・・
まぁでも、なんだかビジュアル的にはアリそうですけどねぇ(^^; -
注文してから焼き始め、オヤジが念入りにじっくりと焼いていたので、かなり待たされましたが・・・
ようやく完成!ではっ、いただきます〜
イカとキュウリの炭火焼きの感想は・・・はい!これは"ナシ"です(爆)
見事なまでにバラバラで、ヤツらを一緒に焼く意味がわからない(-公-;
微かに塩味が効いているのですが、そもそもそんなのは問題にならないくらい、ただひたすらイカの生臭さとキュウリの青臭さがケンカしているだけなのでありました(涙)
おそらく・・・「イカを焼く時に串を刺しやすいようキュウリを使ってみた」というのが実情では無いかとオイラは想像するワケであります(^^; -
当然、串だけでは全然足りないオイラは、口直しにフォーを注文。
おおっ!これは美味い♪
器の中には鶏の出汁が効いたスープに鶏肉と香草とモヤシ、そこへスダチの絞り汁を入れて、米麺を一気にすすり込むと、あとは夢中で完食して汗だくになっておりました(笑)
やっぱり、カンボジアで麺はハズレなし(^^)b -
さて夕食も終わり、いい気分で屋台をウロウロしていると、何やら珍しいモノを発見(・ω・*
"フライド・オレオ"???(苦笑)
目の前には、衣を付けてサックリと揚げられたオレオが鎮座しておりました(^^;ゞ
オイラが「オレオを揚げたの?」と聞くと、若い女性店員が「そうですよ〜美味しいですよ」と勧めてきたので、一つ買ってみました♪
一口食べると、サクッとした衣の中でオレオのクッキー部分がドロッと柔らかくて、さらにクリームがトロトロになっててなかなか美味しい(^^)
これは日本のお祭りなんかで出したら、きっと売れるでしょうねぇ(笑) -
さらに、フライド・オレオの隣にスムージーの店を発見o(^o^)o
しかも注文を受けてから生の果物から作るので、まさにフレッシュジュースのスムージー♪
オイラは矢も盾もたまらず、速攻でスイカのスムージーを注文(^^)b
すると、オバちゃんがおもむろにスイカの赤い実をミキサーに放り込み、その上にクーラーボックスの細かい氷をスコップで投入、さらにシロップを追加してミキサーでガーッ(笑)
待つコト5分で出来上がり(^^)v -
早速飲んでみると、うーん♪スイカの味が濃くて実に美味しい!
頭がキンキンになりながら、スムージーを一気にむさぼり飲んだオイラなのでした(笑)
・・・しかし、まさかこれが後に悪夢を引き起こすコトになろうとは。。。
この時のオイラは、想像だにしなかったのであります((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル -
道路を挟んだ隣の区画にはオールド・マーケットがあります。
ここでは主に生活用品や生鮮食料品が売られており、華やかで賑やかなナイト・マーケットとは対照的に、ヒッソリと静まり返っておりました(^-^)
台の上に並べられた、日本では見たコトも無い野菜たちを眺めながらテレテレと歩いていると、店先のオバちゃんから「閉店前だから安くするよ!ホレ買っていきな!」と声を掛けられました(笑)
思わず苦笑いを浮かべて手を横に振ったオイラ。。。
今夜帰るオイラは、この時心の中で「やっぱ生野菜は検閲でアウトだよなぁ〜」と、真面目に考えていたのでした(^^; -
うおっ!鶏さんだΣ(´Д`ノ)ノ
日本ではこのような生々しい姿で売られていることは殆どないので、一瞬目を逸らしたくなりますが・・・
我々は他の動植物の命を摂取しながら生きているんだと、改めて実感させられるワケなのです。
以前どこかの小学校で、クラスで豚を育てて大きくなったトコロで殺して食べるという授業をやって、世間の賛否が割れたことがありましたけど(´Д`*
皆で愛情を注いで育てた豚を殺す時の子供たちの心境たるや、動物好きのオイラには想像するだけで胸が張り裂けるような気分になるワケなのですが・・・
子供たちにとっては、普段ナニゲなくスーパーで買ってきて食べているモノが、全て大切な命であるというコトを知るいい機会になったコトでしょう。
命の価値は動物も植物も同じであり、まして人間側の勝手な解釈で"摂取してよい命"と"そうでない命"を決めて差別するコトは、命への冒涜であると思うのであります(暗に反捕鯨派批判) -
腕時計に目をやると、只今の時刻は夜8時30分。
大変名残惜しいのですが、そろそろ空港へ向かうコトにしましょう(´Д`;
暗い裏道を抜けて表通りに出ると、交差点で出会い頭にトゥクトゥクに出くわしたので、そのまま乗車するコトにしました♪
気前のいいトゥクトゥクオヤジは、空港まで6ドルで行ってくれると言い、オイラを乗せるとプノンペンの夜の街をいきなり爆走し始めました(^^; -
「あ、あのぉ?とても怖いんですけど?(涙)」
・・・とにかく飛ばす飛ばす(>_<*
車だろうがバイクだろうがお構いなしにブチ抜いて、前の道路が渋滞で塞がっているとみるや、いきなり歩道に乗り上げてゴボウ抜き、信号が赤になったらガソリンスタンドを横切って交差点をショートカット(苦笑)
対向車線に出て豪快に追い越しを始めたと思ったら、対向車がやってきて慌てて車線に戻ろうとするが、オイラの乗っている荷台は対向車線にハミ出したままで、すぐ脇を対向車が猛スピードで通過して怖いのなんの・・・
「あのさぁ!ヾ(`Д´*ノ後ろの荷台にお客様が乗っているんだから、もう少し考えて・・・ドン!バタッ!・・・ふぎゃっ!(急発進して背もたれに倒れこんだオイラ)」 -
オイラが最後のプノンペンの夜景を、激揺れ状態で必死に撮りまくっていると、渋滞に詰まったトゥクトゥクオヤジが突然振り返って「俺も撮ってくれよ」とアピールしてきたσ(^^*
・・・というワケで、これがカンボジアの爆走王の顔であります(爆)
皆さんもプノンペンで、この顔には充分ご注意ください(スリルを味わいたい方にはお勧めです)
つーか・・・どんだけ写真撮られるの好きやねん!この国の連中はっ!(´Д`* -
市街中心部から空港までは約30分で到着(汗)
道路が混んでたワリには、爆走王のおかげで意外と早く着く事が出来ました〜
まぁ〜とりあえず何にしても、無事に着いてホッとしたオイラ(^_^;
空港ターミナル前のエントランスエリアには、この夜もワンサカ人が集まっております。
出迎えにしては到着口を気にしてないし、これから搭乗にしては荷物も持っていないし・・・
冷房の効いた立派なターミナルに入ることもできずに、いったい彼らはココで何をしているのでしょうか?
・・・ホント謎です(-_-; -
ターミナルの入口には警備員が立っており、不用な人間が中に入らないよう監視しておりました。
ただ、特に搭乗券やパスポートを確認することはなく、完全に「見た目」で判断している様子でしたので、貧乏くさい格好のオイラに、警備員が当落線上のキワドイ判断を迫られたコトとお察し致しますσ(^o^;ゞ
さて、今夜は11時55分発のアシアナ航空で韓国インチョンまで飛び、福岡行に乗り継ぐ予定♪
土産でパンパンに詰まったオイラのリュックは、カウンター前にいる"巻き職人"に3ドル払ってデカいラップのようなビニールでグルグルに包んで福岡まで預けるコトにします(笑)
実はインチョン到着は明日の早朝で乗継の福岡行は夕方の便にしたので、明日はソウル市内を散策するため、手荷物は最小限にするコトにしたのでした。。。 -
チェックインを済ませると、オイラは再びターミナルから外に出て、最後のカンボジアの夜を慈しむかのように、ベンチで夜風に吹かれながら、売店で買ったサムライを飲んでおりました(^^)v
これが最後のサムライ、そう〜まさに「ラスト・サムライ」なのであります(笑)
・・・と、感傷に浸っていたオイラでしたが、突然何やら身体に違和感が・・・・? -
ゴロゴロゴロ・・・グルルルルル・・・(痛)
こ、これはひょっとして・・・腹痛?
やはり東南アジアの屋台飯は危険だという、ありふれた常識に屈する時が来たのか?
ついに認めたくない現実がオイラに襲いかかってきたというのか?
いやっ!違うな!これは帰国したくないオイラの心の叫びが、胃痛となって表れ・・・はうっ!痛いっ!(ベンチでお腹を押さえて突っ伏したオイラ(x_x;イデデ)
・・・あ、明らかにお腹が痛い・・・(涙) -
と、とりあえず(爆汗)
トイレに駆け込んで出すものを出したオイラ・・・つ*_~_)つ
いつもの腹痛パターンなら、これで痛みは治まるハズですが・・・
しかし依然として胃から腸にかけての違和感はとれず終い(涙)
不安を抱えながら出国手続きを済ませて、免税店をウロウロ。
すると・・・再び激痛がオイラの腹を襲ってきた(x_x*
まるで胃袋をワシ掴みにされているような痛みに、たまらずラウンジのトイレに直行〜
それで少し痛みが治まって、しばらくするとまた痛みがやってきてトイレへ・・・
ソファーでグッタリしながらミネラルウォーターで水分補給をし、搭乗時間まで耐え忍んだのでありました(涙)
当然、プノンペン空港のラウンジを楽しむ余裕など、この時のオイラには無かったのであります(´Д`; -
やがて時間がやってきて、お尻を押さえながら搭乗(^^;
腹痛の激痛波にヤラれまくっていたオイラは、グッタリと生気無くシートに埋もれたまま、プノンペン国際空港を離陸したのでありました。。。
・・・さらば!カンボジア(^^)/・・・トホホ(涙) -
幸いオイラの隣席が空いていたので、下腹部にストレスがたまらないような体制で耐えていると・・・
また再び激痛が襲ってきた(>_<*
しかし今はまだ離陸上昇中(爆汗)
たのむ・・・早くシートベルト着用サインが消えてくれ・・・
脂汗をかきながら耐え続けるコト15分、ようやくベルトサインが消えて安定飛行に入るや否や、オイラは猛然とトイレにダ〜ッシュε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ヽ( @_@)ノ
結局。
ソウル到着までの5時間以上、トイレと座席との往復の繰り返しでありました(悲)
オイラあまりにも通いすぎて、トイレ前の席の韓国人とちょっとした知り合いになってしまったほど(^_^;ゞ -
そして・・・
翌朝には、韓国のインチョン空港に無事到着(´Д`*
フライト中は機内食に一切手を付けず、ひたすら水を飲んでトイレに駆け込みながら腹痛と耐え続けたオイラは、完全に生ける屍状態でありました。
この後、カンボジアで破れてしまったズボンを買いに、ソウル市内のユニクロに向かったのでありました(爆)
明洞のお粥店の店員の優しさに癒されながらも、ユニクロの店員や出国審査官の横柄で勝手極まりない言動に腹を立て、やはり"オイラは韓国とは相性が悪い"と改めて実感したのでした(^^; -
ちなみに・・・
日本に帰国後約1週間もの間、この激しい腹痛に悩まされ続け、たまらず病院に駆け込んだトコロ、細菌性胃腸炎との診断でありました(´Д`;
処方してもらった抗菌剤を飲み続けて、どうにか完治した次第(笑)
原因は、屋台で飲んだ「スイカのスムージーの氷が生水であった可能性が高い」との結論であります。
カンボジアに限らず、東南アジアを旅行される方は、くれぐれもご注意を(^^;
・・・というワケで長々と旅行記を認めてまいりましたが、これにてオイラの『カンボジア紀行』は完結(^^)
拙い文章とアホみたいなエピソードを、最後まで懲りずにお読み頂きまして、誠にありがとうございました♪
2014'カンボジア紀行
おしまい。
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