ニューヨーク，メトロポリタン・オペラ＆ぶらぶら／③ハーレム・ラインでボタニカル・ガーデンへ

2015/10/13 - 2015/10/18

グランド・セントラル・ステーション（以下GCSと略）発の列車の旅２日目（17日）は，
ハーレム線でのニューヨーク（以下NYCと略）・ボタニカル・ガーデン（植物園）行きだ。
森，小川，丘，野原，草花の庭などが点在し，キッズガーデンもある。
また，園内には美術館も併設されており，その時々で特別展もやっているという。
NYCにあるとは思えないような場所だが，前回（２０１５年４月）のブロンクス動物園を
経験した身にとっては，なるほどNYCならあり得るねといったところ。
ここも動物園と同じブロンクス地区にある。
１回目のビーコンと同様日本人観光客にはなじみがない観光地だろう。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道

メトロ・ノースの乗車券
１回目のハドソン・ラインのときは，乗って写真に撮る間もなく
車掌に切符乗車券を回収されてしまった。
車掌は席に下車駅を書いたメモだけを残して行ってしまった。
このメモも降りるときには車掌が回収することに
なっているらしい（往路は回収に来なかったが，復路では来た）。
今回は往復乗車券にしたので，往路では回収されることもなく
写真に撮ることができた。

ボタニカル・ガーデン駅
GCSからは20分ほどで着。

ボタニカル・ガーデン入口の切符売り場
駅から徒歩１，２分でゲートに着く。
切符売り場はこじんまりとしている。
ここのほかにも数か所のゲートがあるが，
ここのゲートが旅行者にとっては
いちばん便利でわかりやすいのではないだろうか。
ゲートの横には大きな看板（タイトル写真）もあるし
間違えようはない。

園内の案内図パンフ
園内は広大な森を中心に，ブロンクス川が横切り，
特定の草花を集めた庭，岩山，原っぱ，
キッズ・ガーデンなどが点在し，
その広さは東京の代々木公園の２倍という。

花の見ごろはいつ？
園内に咲く花の見ごろを記載したパンフ。
これは６月から１１月用。

園内周遊のトラムに乗って
園内は入り口から見たよりさらに奥行きが深く，
正にNYC近郊の森である。サファリパークのように
途中乗り降り自由の周遊トラムが走っている。
トラム乗り場は入り口からまっすぐ奥に進んだところにある。
歩いて周遊できそうなのは入り口周辺の特別施設だけに
限られるが，園内すべてに周遊路は張り巡らされているので，
ゆっくり時間をかけて周遊することも可能だ。

森は深そうだ
園内の紅葉はまだまだ。ブロンクス川に向かって
小川が流れ，森は奥が見通せないほど深い。
園内マップによれば森の中にも遊歩道が続いている。

ロックフェラーのばら園
周遊トラムの途中のバラ園スポットで下車。
ロックフェラー財団の寄付で維持されているらしい。
さまざまな品種のバラが咲いていたが，
シーズンではないので全体的にはさびしかった。

この日目立ったバラ
品種改良された新種のようだ。
つくった人の名前とともに植えられていた

森の定番リス
セントラルパークの森と同様に，身近にリスが現れる。

フリーダ・カーロ展
園内の美術館でやっていた特別展。
美術館は入り口から徒歩３分ほどのところにあり，
トラムの終点にもなっていた。
フリーダはメキシコの現代美術を代表する女流画家で，
「情熱の画家」と呼ばれたそうだ。
自画像をたくさん残しており，この特別展の
自画像は代表作の一つといわれている。
自画像をたくさん描いたことについて，
「自画像には自分の人生のすべての喜怒哀楽が
詰まっているから」と言っていたという。

特別展をアピール中
メキシコの民族衣装を着てフリーダ・カーロ展を
アピール。記念撮影にも気軽に対応していた。

どこでもフリーダ
園内の施設には，この時期すべてにフリーダの
ポスターが貼り出されている。この巨大な
熱帯植物の温室は写真の裏にも別棟が続く大きな温室。
この温室、特別展の美術館、レストランは
それぞれゲートから５分ほどのところにあった。
美術館で特別展を見る，温室内を散歩，
周遊カートで一周，レストランで食事なら
そんなに時間をかけることなくボタニカル・ガーデンを満喫できるかも。

メキシコのサボテン
フリーダにちなむメキシコのサボテンが
温室の一か所に集められていた。

ランの一種？
温室の中はランの天国。さまざまなランが
咲きほこっていた。このランは名前不詳。

ハドソン・ガーデン・レストラン
ガーデン内の唯一のレストラン。ただ一つの難点は，
予約なしでは利用できないということ。
幸いNYCの友人が予約を入れてくれていた。