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2012年から2014年にかけてアジア、中東、中南米を放浪しました。<br />その記録です<br />

放浪記 シュラバナ・ベルゴラ。ジャイナ教の聖者編

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2013/03/19 - 2013/03/22

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石ちゃん

石ちゃんさん

2012年から2014年にかけてアジア、中東、中南米を放浪しました。
その記録です

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • ラーメシュワラム〜バンガロール〜マイソール〜CRパトナ、そしてシュラバナベルゴラにバスを乗り継いでやってきました。<br /><br />ジャイナ教の聖地の一つです。

    ラーメシュワラム〜バンガロール〜マイソール〜CRパトナ、そしてシュラバナベルゴラにバスを乗り継いでやってきました。

    ジャイナ教の聖地の一つです。

  • こんな感じの岩山が幾つか有り、その上に遺跡があります。

    こんな感じの岩山が幾つか有り、その上に遺跡があります。

  • 階段を歩いて登ります。<br /><br />土足禁止なので、麓の小屋に靴を預けていきます。<br /><br />結構キツイ階段です。

    階段を歩いて登ります。

    土足禁止なので、麓の小屋に靴を預けていきます。

    結構キツイ階段です。

  • こんなのに乗ってる人も居ました。<br /><br />

    こんなのに乗ってる人も居ました。

  • 上からの景色です。

    上からの景色です。

  • 頂上の寺院に向かうと、いきなり顔が出ていました。<br /><br />表紙にもある石造です。<br /><br />かなり大きいです、18M位あるみたいです。

    頂上の寺院に向かうと、いきなり顔が出ていました。

    表紙にもある石造です。

    かなり大きいです、18M位あるみたいです。

  • 寺院通路。<br /><br />左手の上に出てるのは、雨どい?

    寺院通路。

    左手の上に出てるのは、雨どい?

  • その他。<br /><br />さて今回ここに来たのは、ジャイナ教の聖者に会えないかな〜という理由です。<br /><br />ジャイナ教のディガンバラ(裸行派)、という全裸で暮らしている僧侶がここに居るらしいのです。<br /><br />地元の人に「ジェインムニ(ジャイナの僧侶)に会いたい」<br />と聞くと、<br /><br />「明日の朝9時に階段の下で待ってれば会えるよ」<br /><br />との事でした。<br /><br />ちなみに、「ジャイナ」では無く「ジェイン」と皆言ってます。<br /><br />

    その他。

    さて今回ここに来たのは、ジャイナ教の聖者に会えないかな〜という理由です。

    ジャイナ教のディガンバラ(裸行派)、という全裸で暮らしている僧侶がここに居るらしいのです。

    地元の人に「ジェインムニ(ジャイナの僧侶)に会いたい」
    と聞くと、

    「明日の朝9時に階段の下で待ってれば会えるよ」

    との事でした。

    ちなみに、「ジャイナ」では無く「ジェイン」と皆言ってます。

  • 翌日待っていると、上から裸っぽい人が駆け足で降りてきます。<br /><br />「あっ、ほんとだ!」<br /><br />というのがその時の感想でした。

    翌日待っていると、上から裸っぽい人が駆け足で降りてきます。

    「あっ、ほんとだ!」

    というのがその時の感想でした。

  • この方が、ジェインムニのニジャナンダさんです。

    この方が、ジェインムニのニジャナンダさんです。

  • 話しかけてみると、とても気さくな人で<br /><br />「お寺に戻るからついて来なさい」<br /><br />と。

    話しかけてみると、とても気さくな人で

    「お寺に戻るからついて来なさい」

    と。

  • お寺は山から歩いて5分位なのですが、ニジャナンダさんは歩くのがとても速く、ちょっとよそ見してると置いてかれます。<br /><br />この写真だけ見ると、なんとも言えない光景です。<br /><br />彼が持っているのは、ヤシの実で作った水筒と、孔雀の羽根で出来たほうきです。

    お寺は山から歩いて5分位なのですが、ニジャナンダさんは歩くのがとても速く、ちょっとよそ見してると置いてかれます。

    この写真だけ見ると、なんとも言えない光景です。

    彼が持っているのは、ヤシの実で作った水筒と、孔雀の羽根で出来たほうきです。

  • お寺に着きました。

    お寺に着きました。

  • ちょっとお勤めがあるので待っていて下さいとの事なので、寺院内を勝手に見て回りました。<br /><br />この人も佐々井さんと同じく<br /><br />「好きな様に写真を撮って下さい」<br /><br />と言うので遠慮なく撮っています。

    ちょっとお勤めがあるので待っていて下さいとの事なので、寺院内を勝手に見て回りました。

    この人も佐々井さんと同じく

    「好きな様に写真を撮って下さい」

    と言うので遠慮なく撮っています。

  • 信者が集まっています。<br /><br />白い服を着ているのが、お寺に仕えている人です。<br /><br />彼は自分の事を「プリースト」<br /><br />ニジャナンダさんを「モンク」<br /><br />と言っていました。

    信者が集まっています。

    白い服を着ているのが、お寺に仕えている人です。

    彼は自分の事を「プリースト」

    ニジャナンダさんを「モンク」

    と言っていました。

  • なにやら絵が描かれています。

    なにやら絵が描かれています。

  • 曼荼羅?

    曼荼羅?

  • ポスターも有りました。<br /><br />彼等が全裸なのは「無所有」という考えからきているもので、<br /><br />服すら持たないというのは、凄いな!と。<br /><br />もの凄い価値観の放棄というか、生まれつきならともかく、人生の<br /><br />途中からそれを選ぶのは、自分には絶対に出来ない事だと思いました。

    ポスターも有りました。

    彼等が全裸なのは「無所有」という考えからきているもので、

    服すら持たないというのは、凄いな!と。

    もの凄い価値観の放棄というか、生まれつきならともかく、人生の

    途中からそれを選ぶのは、自分には絶対に出来ない事だと思いました。

  • その後、お寺の裏にある彼の部屋へ行きました。<br /><br />世話係の子供がいました。<br /><br />歩くのがとにかく早くて、子供も<br /><br />「待って下さい」<br /><br />といった感じでした。

    その後、お寺の裏にある彼の部屋へ行きました。

    世話係の子供がいました。

    歩くのがとにかく早くて、子供も

    「待って下さい」

    といった感じでした。

  • シンプルな部屋です。<br /><br />写真を沢山撮ったのですが、全裸なのでここに載せられるのがあまり無いです。<br /><br />彼は1981年から全裸で暮らしていて、すでに30年以上この状態です。<br /><br />「なんのためらいも無かったですか?」<br /><br />と聞くと<br /><br />「最初はまだ20代半ばだったので、少し困ったなという事はありましたが、他には何も問題ないです。」<br /><br />との事。

    シンプルな部屋です。

    写真を沢山撮ったのですが、全裸なのでここに載せられるのがあまり無いです。

    彼は1981年から全裸で暮らしていて、すでに30年以上この状態です。

    「なんのためらいも無かったですか?」

    と聞くと

    「最初はまだ20代半ばだったので、少し困ったなという事はありましたが、他には何も問題ないです。」

    との事。

  • 彼と話していると、だんだん彼が裸でいる事の違和感が無くなっていきます。<br /><br />優しく、穏やかな雰囲気で、なんでも受け入れてくれるような大きさを感じました。<br /><br />なんというか、まさに聖なる人というか...。<br /><br />不思議です。<br /><br />さて、彼は<br /><br />「これから食事をします」<br /><br />と言って、このポーズをキープします。

    彼と話していると、だんだん彼が裸でいる事の違和感が無くなっていきます。

    優しく、穏やかな雰囲気で、なんでも受け入れてくれるような大きさを感じました。

    なんというか、まさに聖なる人というか...。

    不思議です。

    さて、彼は

    「これから食事をします」

    と言って、このポーズをキープします。

  • ついて行くのですが、彼はこのポーズをとってから喋らなくなりました。<br /><br />「う〜」とか「あ〜」とか、顔の仕草で合図してきます。<br /><br />どうやら、このポーズは喋っちゃいけないポーズみたいです。<br /><br />そういえば、日没以降は喋っちゃいけない戒律があると聞いた覚えがあります。<br /><br />う〜ん、面白い。<br /><br />新しい事を知って、嬉しくなってきます。

    ついて行くのですが、彼はこのポーズをとってから喋らなくなりました。

    「う〜」とか「あ〜」とか、顔の仕草で合図してきます。

    どうやら、このポーズは喋っちゃいけないポーズみたいです。

    そういえば、日没以降は喋っちゃいけない戒律があると聞いた覚えがあります。

    う〜ん、面白い。

    新しい事を知って、嬉しくなってきます。

  • 食事は別な建物に行きます。

    食事は別な建物に行きます。

  • 人が待っていました。

    人が待っていました。

  • ニジャナンダさんの周りをぐるぐる周っています。<br /><br />食前の儀式のようです。

    ニジャナンダさんの周りをぐるぐる周っています。

    食前の儀式のようです。

  • 食事が始まりました。<br /><br />彼自身は食器も持っていないので、手によそって食べます。

    食事が始まりました。

    彼自身は食器も持っていないので、手によそって食べます。

  • 徹底してますね。<br /><br />僕は、この食事の部屋には入れないので外から撮影しています。

    徹底してますね。

    僕は、この食事の部屋には入れないので外から撮影しています。

  • その後、部屋に戻り、色々な話を聞き、歌を唄ったりしました。<br /><br />4か月毎に、インド各地のお寺を周っているそうです。<br /><br />何千キロも。<br /><br />電車や車には一切乗らないみたいですが、ちょっと大きめの車いすがあって、それで移動しているそうです。<br /><br />また本も色々見せてもらいました。<br /><br />「ハッピーデスフェスティバル」と書いてあります。<br /><br />彼等の究極の理想は、断食をしてそのまま餓死する。<br /><br />というものらしく、ここまで徹底するのは本当に凄い。<br /><br />

    その後、部屋に戻り、色々な話を聞き、歌を唄ったりしました。

    4か月毎に、インド各地のお寺を周っているそうです。

    何千キロも。

    電車や車には一切乗らないみたいですが、ちょっと大きめの車いすがあって、それで移動しているそうです。

    また本も色々見せてもらいました。

    「ハッピーデスフェスティバル」と書いてあります。

    彼等の究極の理想は、断食をしてそのまま餓死する。

    というものらしく、ここまで徹底するのは本当に凄い。

  • 最後に手紙を書いて渡してくれました。<br /><br />何故か彼の前に居ると、素直に言う事を聞いてしまいます。<br /><br />ここへ来るのに、興味本位の部分も少なからず有ったのですが(とい<br /><br />うよりもただの好奇心で)彼のストイックな生活、優しさに溢れる<br /><br />人柄に感激しました。<br /><br />タイプは違うのですが、佐々井さんと同じ雰囲気を持っていました。<br /><br />なんというか、この人の言う事をつい聞いてしまう。<br /><br />お寺や、彼の部屋、周りに熱心な信者がいる状況もあるせいか、自<br /><br />然とそうなってしまうのか、尊敬の念が湧いてくるような感じでした。<br /><br />宗教的な体験でしたね。<br /><br />後日、佐々井さんにこの話をしたら、<br /><br />「そりゃそうだろう、30年以上もやってるんだから。宗教的実践者<br /><br />とはそういうものだ。<br /><br />だから悪い方へ人を誘導してはいけないんだよ。<br /><br />そして、あんたもそれが分かったんなら、珍しい人が居るという様<br /><br />な、見世物のような形で言いふらしてはいかんよ。<br /><br />命がけで真剣にやってるんだから。」<br /><br />と言われました。<br /><br />その通りだと思います、さすがですね。<br /><br />さて、長くなってしまいましたが、ジャイナ編はこれで終わります。<br /><br />次はインドの北西部、チベット人のコロニーである、ムンゴッドへ向かいます。<br /><br />ここも強烈でした。

    最後に手紙を書いて渡してくれました。

    何故か彼の前に居ると、素直に言う事を聞いてしまいます。

    ここへ来るのに、興味本位の部分も少なからず有ったのですが(とい

    うよりもただの好奇心で)彼のストイックな生活、優しさに溢れる

    人柄に感激しました。

    タイプは違うのですが、佐々井さんと同じ雰囲気を持っていました。

    なんというか、この人の言う事をつい聞いてしまう。

    お寺や、彼の部屋、周りに熱心な信者がいる状況もあるせいか、自

    然とそうなってしまうのか、尊敬の念が湧いてくるような感じでした。

    宗教的な体験でしたね。

    後日、佐々井さんにこの話をしたら、

    「そりゃそうだろう、30年以上もやってるんだから。宗教的実践者

    とはそういうものだ。

    だから悪い方へ人を誘導してはいけないんだよ。

    そして、あんたもそれが分かったんなら、珍しい人が居るという様

    な、見世物のような形で言いふらしてはいかんよ。

    命がけで真剣にやってるんだから。」

    と言われました。

    その通りだと思います、さすがですね。

    さて、長くなってしまいましたが、ジャイナ編はこれで終わります。

    次はインドの北西部、チベット人のコロニーである、ムンゴッドへ向かいます。

    ここも強烈でした。

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